テッドブロイラー

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テッドブロイラー - (2010/06/14 (月) 08:13:44) の編集履歴(バックアップ)


「テッド・ファイヤー!がががっ!」

データイースト発売の名作RPG『メタルマックス2』に登場するバイアス・グラップラー四天王の一人。
主人公の育ての親マリアと仲間の女ソルジャーの兄フェイの仇でもある。
真っ白い顔で真っ赤なモヒカンにたらこ唇とニワトリを思わせる容貌(名前の「ブロイラー」も鶏の品種名)で、
青い全身スーツに身を包み強力な火炎放射器を背負っている。
人体実験のため人間狩りを繰り返し、無能な部下は容赦なく丸焼きにするなど、性格は非情。汚物は消毒だぁ~!!
なお、時々「ッドブロイラー」と間違えられるが、正しくは「ッド」である。

作中ではオープニングで一度戦い、腕利きのハンター4人(と主人公)を相手に圧倒的な力で返り討ちにする。
所謂負けイベントであり、どう頑張っても勝つことは出来ない。

その後、ラストダンジョンで主人公と戦うのだが、この時の戦闘は作品の象徴とも言える戦車が使えない
(直前の通路に戦車が通過出来ない障害物があるため)。
モヒカンを投げつけるモヒカンスラッガー、火炎放射器で味方全員を焼き尽くすテッドファイヤーなど、
どれもこれも凶悪な威力の技をガンガン使ってくるため、実質的なラスボスはコイツとまで言われている。
生身で戦う相手としてはその強さはあまりにも飛び抜けており、それどころか例え戦車があっても間違いなく強敵と言えるほどで
他の四天王(スカンクス、ブルフロッグ、カリョストロ)は戦車で戦える事もあって
プレイヤーは皆「どうにかして戦車で戦う方法があるに違いない!」と血眼で抜け道を探したそうな。
……無駄な努力に終わったが(スタッフの配置ミスだったらしい)←誤り。本当にこの強さ、人間のみで良いのかマスターアップ直前まで調整していたと宮岡氏は語る。
ストーリー中での存在感といい、ボスとしての絶望的な強さといい、本作どころか本シリーズにおける最強のカリスマボスと言っても過言ではない。
プレーヤーからは畏怖と敬意を込めて「テッド様」と呼ばれることが多い。
ちなみにラスボス戦では戦車に乗ったまま戦えるため、テッドブロイラーより幾分か楽が出来る。
もっとも、とある仕掛けを解除しないと毎ターンHPが全快する無理ゲーと化すが、まぁそれはまた別の話。

防御が高く、普通に進めて来た場合のレベルではハンターやメカニックの攻撃は殆ど通らずソルジャーが最強の武器を使った攻撃でやっと通るほど。
攻撃面でもテッドファイヤー及び通常攻撃(火炎放射による2回攻撃)は「LOVEマシン」*1で熱バリアを張ればほぼ無効化できるのだが、
クリティカルの場合は熱バリアを貫通してくる為油断は出来ない。
また、モヒカンスラッガーも物理攻撃のため無効化出来ない。幸い、使用頻度はあまり高くないが。
そして苦労して体力を削っても「まんたーんドリンクっ!」のかけ声と共に(一回だけだが)HP全回復のアイテム”満タンドリンク”を使ってくる為、絶望したプレイヤーは数知れず。
ちなみに、内部処理ではターン毎に一定量のHPが自動回復しているらしく、「数百ターンかけて削ってるのに倒せない!」というプレーヤーたちの悲鳴も多数上がっていた。


*1:「LOVEマシン」とは、本体に各地に散らばる「L」「O」「V」「E」の四つのチップを組み合わせることで完成するアイテムの名前。
それぞれのアルファベットごとに「L1-ICチップ」、「L2-ICチップ」といった感じに3種類ずつ存在し、組み合わせごとに異なる効果を発揮する。
例えば「1・1・1・2」なら「味方一人のマヒを治す」、「2・2・3・3」なら「「アーハハハ」という笑い声が響く」などなど、
使えるものから使えないものまで全81種類の組み合わせがある。
件の「味方全体に熱バリアを張る」は「3・3・2・2」で使用可能。
なお、ゲーム中にヒントは一切無い
ほとんど裏技の部類であり、攻略本や攻略サイト無しで見つけるのはほぼ不可能と言っていいだろう。


MUGENにおけるテッドブロイラー

MUGENにおいては世紀末救世車の飛び道具としてが初出だが、
直接戦うものとしてはしるひー氏が製作した原作ドットのものが存在する。
最初はグラップラー軍団の雑魚と戦い、勝利するとテッドブロイラーが現れる。
モヒカンスラッガーやテッドファイヤーを原作を思わせるセリフ枠と共に繰り出す姿は、とても原作らしい。
デフォルトではCPU専用なので、アーケードのボスに設定などしてみてはいかがだろう。