『NEXT』から解禁機体として登場。コストは2000。当たり前だが、ゴッドガンダム同様MFらしい格闘機である。
ゴッドと比べると、メイン射撃が足は止まるが使いやすい飛び道具のシャイニングショットに変更され、
コストも下がったことでMF系機体の中でも扱いやすいマイルドな機体に仕上がっている。
格闘はそのほとんどがゴッドからのモーション流用だが、火力とダウン値が変更。
全体的に火力が落ち、ダウン値が上昇したことでダメージは伸ばしにくい。
アシストは ドラゴンガンダム。短射程だが判定が広い火炎放射(ドラゴンファイヤー)で援護してくれる。
弾数は少ないが起き攻め、近距離での攻め手などに利用でき、総じて優秀である。
ゴッドとの大きな差別化点として、時間経過で発動可能となるスーパーモード、
及びスーパーモード時に使用できるシャイニングフィンガーソード(以下SFS)が搭載されている。
スーパーモード時はサブ射撃がビームを照射するシャイニングフィンガーに変化、
そして特射でSFSを抜刀、専用の格闘が使用可能になる。
SFSを使った格闘はかなりのリーチと火力を備えており、ワンコンボでかなりのダメージを狙えるほか、
反則的なリーチの横格はコンボには繋げられないが近距離では無類の強さを発揮する。
体力減少をトリガーに発動する明鏡止水はスーパーモード時限定。
「通常時はMFらしく格闘を狙って立ち回り、スーパーモード時にSFSを狙う」というシンプルなコンセプトから
前述したようにMFの中でも扱いやすいが、「通常時の火力が低くダメージレースで不利」
「シャイニングショットは優秀だが弾数1で連射できない」など、無視できない欠点も多い。
SFSは強力だが抜刀を必要とする分相手からも狙っていることが読まれやすく、SFSに対策を講じられると
強みを封じられてしまい、ダメージレースで負けてそのままジリジリ敗北へ…という嫌な展開にもなりがち。
ある程度レベルの高い対戦で勝つにはMF系機体に対する理解と相方とのチームワークが重要になってくる。
ちなみにゴッドガンダム同様ドモンが叫ぶ。叫びまくる。かぁくごおおおぉぉぉおおお!
新シリーズ『EXTREME VS.』では一旦姿を消すが、『マキシブースト』では稼働前からキービジュアルに登場し、14年12月に参戦。
NEXT時代から500コストが上昇し、2500コストの格闘機として復活参戦を果たした。
基本的にはNEXT時代と同じ、通常時とスーパーモードを行き来する換装持ちの格闘機。
通常時は2500としては力不足でお世辞にも強力とは言えないが、自然増加に加えて被・与ダメージで上昇するゲージを満タンにするか、
エクストリームバースト(覚醒)の発動によってスーパーモードに換装することが可能になる。
本作からは追加武装として、二種の攻撃を使い分けわれる クーロンガンダム呼び出しが追加。
誘導の強い超級覇王電影弾か、クーロンクロスによる薙ぎ払いのどちらかで援護してくれる。
NEXTと違い、スーパーモードになると自動的にシャイニングフィンガーソード(SFS)を抜刀。
抜刀時には前期オープニングの再現で、刀身に書かれた「G.GUNDAM」の銘が浮かび上がる。
NEXTと同じくSFSはその巨大な刀身による広い判定と高火力を誇り、前作同様いかにこれを当てられるかがシャイニングのキモ。
特に火力はゲーム中トップクラスで、簡単なコンボでも大ダメージを狙うことができ、
覚醒やドライブを絡めると 基礎コンで350(ダメージ補正でこれ以上は大きな減算が掛かる)以上のダメージを持っていけるという 頭のおかしい火力を発揮する。
覚醒技は「シャイニングフィンガーソード【最大出力】」。 エピオンの覚醒技のようにSFSを斬り下ろす一段技。
性能もほぼエピオンのそれと同様で、コンボの〆に使用するのが一般的。
要は他の強化換装機体と同じく「通常時は我慢して、換装してダメージを取っていく」タイプの機体なのだが、
本作ではNEXTに輪をかけてピーキーな仕様になっており、特に 通常時は2000格闘機以下の低性能というのが足を引っ張る。
具体的に言えば足回りは2000コストMFの ドラゴンガンダム、ノーベルガンダムに劣り、
格闘も当てた後の選択肢は豊富だが初段性能は2000並で格闘で押していけるとも言いがたく、
加えて射撃が「足が止まる割にそこまで強くない+ブーストも使い、格闘の布石にも使いにくいシャイニングショット」
「凡庸なバルカン」「誘導は強いが見られているとステップ一発で即無力化するクーロンガンダム(超級覇王電影弾)」と、
決して強いとはいえないラインナップのため、極めて放置されやすいのが辛い所。
機体の強みは強力なスーパーモードに集約されており、一度換装さえしてしまえば2500相応の性能を発揮できるのだが、
そのスーパーモードはゲージ増加効率が凄まじく悪い上に持続は16秒と短く、一度の出撃では覚醒も含めて2度の発動が限界。
なのでスーパーモード中に射撃で寝かされでもしようものなら貴重なチャンスタイムを失い、一気に勝利が遠ざかる。
頼みのSFSも、刀身の巨大さから当てやすくはあるが「相手を刀身の中央に捉えてから剣を振り始める」ため、
意外にも強判定の格闘とかち合うと負けたり、至近距離では発生の遅さを突かれて振り切る前に潰されることもあり、決して万能ではない。
ただし初段が「突き」の前格だけは例外で、入力した瞬間から前にSFSを構えているため発生が速く、前方へのリーチも長いので負けにくい。
このようにNEXT時代からさらにピーキーな調整がされており、相方に掛かる負荷も大きく、
「SFSを叩き込んでワンチャンから流れを持っていくか、ワンチャンを逃してグダグダのまま負けるか」という、
よくも悪くも極端な試合展開になりやすく、安定して勝てるとは言い難い機体になっている。
(余談だが、その極端な試合展開は「クソゲー」と皮肉られることも多い)
しかし、他の格闘機とは一線を画す瞬間火力とその火力が生む逆転劇に魅せられるプレイヤーもまた多く、
カジュアルな対戦の場では一定数の使用者を見ることができる。
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