水橋パルスィ

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水橋パルスィ - (2012/01/01 (日) 16:10:52) の編集履歴(バックアップ)



「地上の光が妬ましい。巡る風が妬ましい。貴方には恨みはないけど、

 私が貴方を討つ理由など幾らでも作れるわ」

『東方Project』登場キャラクター。初出は『東方地霊殿』の2面ボスとしての登場。
「パルィ」ではない。二つ名は「地殻の下の嫉妬心」「緑色の眼をした怪物」。
「嫉妬心を操る程度の能力」を持つ妖怪。専用BGMは「緑眼のジェラシー」。

+ 詳細な原作設定
容姿は金髪のショートボブ。東方キャラとしては珍しく帽子やリボンの類が無い。
その代わり耳は先の尖ったいわゆるエルフ耳であるように見える。髪の毛で隠れてそう見えるだけかもしれない(ZUN絵で)。
目の色は二つ名や専用BGM名にもあるとおり緑目で、これはシェイクスピアの戯曲『オセロ』が由来と思われる。
イアーゴー「お気をつけ下さい、将軍(=オセロ)、嫉妬というものに。それは緑色の目をした怪物で、ひとの心をなぶりものにして、餌食にするのです」
緑色は嫉妬を示しており、西欧で古くからある表現らしい。また嫉妬や恐怖などで血の気が引いた状態も指す。
服はペルシア人女性の礼装であるペルシアンドレスに近い。作中でパチュリーに「嫉妬深いペルシャ人」とも形容されている。
また、服の裾やスカートの縁には、橋姫伝説の舞台である宇治橋を髣髴とさせるような橋の形をした模様や装飾が施されている。

本来は地上と地下を行き来する橋を渡るものを見守っているが、嫉妬深い性格の所為で通行者にちょっかいをかけてくることもある。
魔理沙の場合は普通に追い返すために襲いかかってくるが、霊夢の場合は楽しそうにしていたのが妬ましいとのことで襲いかかってくる。

「嫉妬心を操る程度の能力」嫉妬が嫉妬を呼ぶことで、他人の嫉妬心を煽ることができる。
人間関係を容易く破壊できるという意味では恐ろしい能力である。
しかし、その能力を使うことはないようで、もっぱら自分が他人に嫉妬しているだけである。
それもダブルスポイラーで「パフォーマンスではないか」とも言われている。

スペルカードは上記にもある『オセロ』や、日本の昔話『舌切雀』『花咲か爺さん』等
嫉妬に関係のある寓話、説話を元にしたものばかり。中には 某漫画 に出てくる魔術やこいつの必殺技も。リア充爆発しろ

+ 橋姫について
古代において大きな橋を守護する神として祀られている水神の一種。
嫉妬深い性格と言われており、橋の上で他の橋を褒め讃えたりすると恐ろしい目に合うと言われている。
最も有名なのは「宇治の橋姫」と呼ばれるもので、公家の娘が夫への嫉妬にとらわれ鬼と化す物語がある。
この時の鬼となった娘の姿が丑の刻参りの元になったとも言われている。
スペルカードにもズバリ『恨符「丑の刻参り」』(Hard以降だと「~七日目」となる)が存在する。
撃たれた針弾(=釘?)が壁に当たると弾けて光る弾になりばらまかれる様はまさに怨念の呪い。立ちション言うな

上述の通り日本の妖怪・神に発祥があるわけだが、彼女の容姿はペルシャ人と呼ばれる程日本人離れしている。
ちなみに名前のパルスィ(Parsee)は本来Parsiというスペルを使う、ペルシャ人の意味。
また、ペルシャ人のことを日本語で波斯人(はしひと)といい、ここから着想を得た模様。
ZUN「橋姫(はしひめ)のハシは、要は波斯人(はしひと)でペルシャ人のことを指してるのかなっていうような
   あえて橋姫をペルシャっぽい人にしてみることでおもしろいかなと」
(『キャラ☆メルVol.7』付属DVD 地霊殿インタビュー前編より ZUN氏の発言)

+ 二次創作での扱い
とにかく何に対しても「妬ましい妬ましい」と嫉妬しまくる。が、本来の能力である「他人の嫉妬心を煽る」という描写は多くない。
単に「妬ましい」と言いたいだけとか言われたりもする。
また「 ぱるぱる 」という擬音が嫉妬している様の表現として定着、他キャラがぱるぱるしていることも。
終いにはパルスィ自身の口癖になっていることがあるが本編では一言も発していない。

服装が農作業着みたいだとか腕カバーが事務員を髣髴とさせるとか、
金髪に丑の刻参り、更には(主に二次で)仲間に対してやかましやなとこがアリスとかぶるんじゃね?
とか登場初期は色々言われたがとりあえずキャラとしては創作で普通に立っている。
また髪を後ろで結っているなどといった髪型のアレンジもよく見受けられる。
バレンタインデーやクリスマスが近付くと彼女の恋愛に対するネガティブな言動・行動を描いたイラストやSSが投稿されるのは毎年恒例である。
あと、弾幕発射時のとあるポーズがもろにアレなのをネタにされたりもした。

「嫉妬」というマイナス感情のアイデンティティか、キャラ付としてはツンデレ・ヤンデレ属性を付加されることが多い。
「ぱるぱる」が嫉妬を意味するスラングとして普及してしまったせいもあってか、単にネタキャラとして扱われることも多い。
…しかしイラストでは暗い表情が多いが、原作絵は パッチリお目々で満面の笑み である。やはり性格的に前者のイメージが強すぎて忘れられているのか。
まあ実際原作でまるで「嫉妬はスポーツ」とでも言わんばかりに爽やかに妬んでいるしねえ。今日もどこかでスレを監視している。

何かにつけて妬ましがってくるが、「それは裏を返せば他人の長所探しの天才じゃないのか」と逆に褒められて悶絶するパターンも。
どうやら疎まれ慣れはすれど幸せ慣れはしていないようだ。かわいい。

絡みとしては星熊勇儀とのカップリング(勇パル)が人気。勇儀の嫁
公式においては風神録でのにと雛と同様、2ボス3ボスと近隣に位置するという以上の接点は存在しない。
(一応両者金髪で、鬼と鬼女(橋姫は鬼の一種)という項はあるが。まあそれを言ったらこいつらも鬼というキーワードが関係しているが)
しかしカップリング的観点に立つと、豪放磊落で包容力のある姉御肌タイプとして描かれることが多い勇儀と、「嫉妬深い」すなわち「やきもち焼き」、
転じて「孤独」「寂しがり屋」という強力なヒロイン属性を持つパルスィの相性は計ったように抜群と言わざるを得ない
ツンツンしつつも本心は構ってほしいパルスィと、それを知りつつ笑って受け止める勇儀という構図が基本。
あれ?どっかでそんな金髪カップリング聞いたような

他には能力とか性格が厄かったり、互いに孤独属性持ちだったりする関係か、鍵山雛とのカップリングも見られる。
カップリングの登場はダブルスポイラー以前だが、ダブルスポイラーでは実際にLEVEL2被写体として共演した。
いずれにしてもパルスィに必要なのは、嫉妬深い自分を肯定し受け入れてくれる存在なのかもしれない。

また元ネタの一つである宇治の橋姫から、元人妻キャラとして扱われることもある。

ニコニコ動画においては、クリスマスやバレンタインによく下記の動画がランキングに上がる。


戦闘力に関しては大き過ぎず小さ過ぎずの並といったところ。
巨乳を普通に妬み、貧乳も身軽さやマニア人気で妬む。そして当人は整ったバランスの美乳として妬まれる。嫉妬の連鎖である。

(以上、ニコニコ大百科より転載、改変)


MUGENにおける水橋パルスィ

へちょ氏が制作したものが公開されている。現在は一応の完成版。
ドットのベースは十六夜咲夜で、ナイフではなく釘を投げる。
3コススペカ「グリーンアイドモンスター」がどこかで見たモンスターだが気にしてはいけない。
一部スペカが某忍者の技そのままだが何、気にすることは無い
独自の天候「時雨」も搭載されており、効果は「妬ましい程度の天気」相手と自分の体力を同じように調整する。
(相手がリードしている時は相手の体力が減りこちらの体力が回復、逆の時はまた逆になる)
デフォAIは改変元のものがそのまま搭載されているため、あまりよい動きはしない。

Air氏によるAIが∞ろだにて公開されている。

余談だが、東方MUGEN界隈では地霊殿勢、否全体を見通しても(旧作や書籍勢を除けば)彼女は異例のMUGEN入りの遅さをたびたびネタにされていたりした
水橋???「普通に原作格ゲーで出られる奴も予定通りに制作進行される奴もだいきらい!」
彼女が公開されたことにより、地霊殿勢のキャラが全員MUGENに揃うこととなった。

また、この前にものりものとしても製作されていた。
こちらは名前繋がりでスクーター(ホンダのパル)に乗っている。

出場大会

【のりもの】

出演ストーリー