「第二〇章九節。曲解した十字教のモチーフを確認。
上記の術式に対し最も有効な術式の構築を開始します。
命名、『神よ、何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)』発動準備完了。即時実行します」
教会によってインデックスに仕込まれていた魔術。禁書目録一巻の
ラスボス。
インデックスの魔力を全て動員しているらしく、この魔術のせいでインデックスは自分では魔術を行使出来ない。
インデックスの生命の危機や、「首輪」の防衛機構と連動しており、特定の条件下で起動する。
「自動書記」モード時にはインデックスの人格は完全に消えているらしく、本人の意思も記憶もなくなり、
口調も本の記述を引用しているかのような機械的で平坦なものになる。
10万3000冊から敵対者の魔術を自動解析・最も効率的な魔術でもって自動迎撃する。
初見の魔術であっても即興で対抗策を練り上げ、即実行する。
魔術や超能力に対してはほぼ無敵の「幻想殺し」を独自に解析し、
『聖(セント)ジョージの聖域』から発せられた『竜王の殺息(ドラゴン・ブレス)』で「幻想殺し」ごと上条の右手の指をへし折りかけ、
更に上条の記憶喪失を招いた。
ステイル曰く「彼女と戦うことは、一つの戦争を迎えることに等しい」とのこと。
最終的に上条の「幻想殺し」によって破壊されるも、後に自動初期を遠隔操作出来る霊装によって再起動してしまう。