プロフィール
本名は
ヘンリー・ピム(
彼や
DCの人と同様に
ハンク・ピムとも)。
自ら発見した「ピム粒子」によって体を縮小する事に成功、さらに
蟻と意思疎通を可能にするヘルメットを製作し、
ヒーロー「アントマン」として活動する。後に体を逆に拡大した「
ジャイアントマン」、その他「ゴライアス」「
イエロージャケット」を名乗った事もある。
元はヒーローコミックスでなくSFコミック出身で、体を縮小化したは良いものの、
元に戻れなくなってしまった科学者が、
蟻に助けられ体を元に戻す短編の主人公だったが、
人気が出たため連続シリーズの主人公となった。
能力は前述の通り身体の縮小・巨大化能力と蟻を操作する能力だが、それ以上に科学者としての知能が最大の武器である。
アイアンマン・
Mr.ファンタスティック・
Dr.ドゥームの三人と並んで宇宙でも有数の頭脳の持ち主なのだとか。
とはいえアイアンマン達と比較すると微妙に劣るようで、
アイアンマンとMr.ファンタスティックの会話に付いていけずにストレスを溜めたり、
本人も「自分はリードやトニーと比較すると劣る」とはっきり明言した事もあった。
一方で宇宙の超存在からは、地球最高の科学者として「
ソーサラースプリーム(至高の魔術師)」の対となる、
「サイエンティストスプリーム(至高の科学者)」と認定されてもいる。
上記のように元が単なる一科学者であるためかヒーロー活動に対する精神的な重圧も大きく、
心理的抑圧などから問題行動を起こす事が度々あり、
彼が製作したアンドロイド「ウルトロン」が敵に回って大惨事を引き起こしたり、
自分が優秀だと周囲に認めさせるため
こっそりアベンジャーズ襲撃用ロボットを開発し、そいつを自分がやっつけるという自作自演計画を立てて、
止めようとした妻のワスプに暴力を振るったり、
マーベルユニバース切ってのトラブルメーカーとして悪い意味でも有名である。
長期シリーズを維持するためには、
冷静かつ速やかに事態を解決する盤石なヒーローよりも、
事態を引っ掻き回して物語に波風を立てる問題児が必要とされたという舞台裏事情もあろうが……嗚呼、古参はつらいよ。
近年ではこのように、過去にやらかした事のあるヒーロー(他には
クイックシルバーやスピードボール)として集められて、
逆に失敗した経験があるからこそそれを正しい方向に生かしてほしいと若手ヒーローの教育機関であるアベンジャーズアカデミーの講師を務めていた。
実際自身の経験を反面教師にしつつ、苦労しながらも教師役を務め上げており、生徒にとっても、そして自分自身にとっても道を示す事が出来ている。
ピムの他にも、装備と名称を引き継いだ二代目アントマン(スコット・ラング)、三代目アントマン(エリック・オグレディ)が存在する。
また、
スクラル人による大規模侵略『シークレット・インベーション』において、元妻のワスプが人間爆弾にされてしまい、
起爆する前に
ソーの手によって命を絶たれた際には、彼女の遺志を継ぐべく暫くはピムがワスプを名乗っていた時期もある。
後日、実は別次元に飛ばされていたワスプの生存が確認され、無事救出されると、ピムはワスプの名義をやめアントマンに戻っている。
誰かが死んで名義を別の人が受け継ぐけどやっぱり生きてて元の木阿弥ってアメコミそんなのばっかりだな!
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ディスクウォーズでは |
アニメ『ディスクウォーズ:アベンジャーズ』ではワスプ(ジャネット・ヴァン・ダイン)がレギュラーキャラとして登場しているものの、
ハンクの方は姿が影も形も見られず マッコイの方ならいきなり出てたが、
「ハンク?…いえ、知らない人ですね」といった状態が長らく続いていたが、3クール目後半にしてようやく登場を果たした。
声は ワラキアや 真・三國無双シリーズの 関羽、魏延、 ナレーションでお馴染みの増谷康紀氏。
アベンジャーズで巨大化ヒーローのジャイアントマンとして活動していたが、
ワスプを助ける為に無理をしたため巨大化すると激痛が走るようになってしまい引退。
科学者の本分に戻っていたが、原作通り自分が作った ウルトロンが暴走してしまう。
そこから紆余曲折ありながらも、 トニーの励ましを受けて彼はウルトロンを停止させるウィルスプログラムを作成。
自らも激痛を押してジャイアントマンに変身、オメガウルトロン(巨大ボディとなったウルトロン)と取っ組み合いを敢行し、
ウィルスを進入させるまでの時間稼ぎを行い、見事ウルトロンを停止させた。
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実写シリーズのアントマン |
『 アイアンマン』から連なるMCUシリーズでは、ハンクではなく2代目のスコットが「アントマン」として登場。
初代であるハンクはかつてアントマンとして戦った老科学者という位置付けになっている。
二人とも、形は違えど「最愛の家族と距離がある」「悪い人間では無いが周囲を顧みない変わり者」という面が強調されたキャラ付けになっている。
能力はコミックと同じく、ピム粒子による自身を含む物質の縮小/巨大化(ただし自身の巨大化は負荷が大きく、最悪その場で失神してしまう)。
この能力を活かしたユーモラスで大胆な映像が大きなウリの一つになっている。
デビュー作『アントマン』では、ハンクが厳重な警備の敷かれた家に忍び込んだスコットの腕を見込んで2代目アントマンに任命し、
ピム粒子の悪用を目論むイエロージャケット/ダレン・クロスと戦った。
その後『 シビルウォー/キャプテン・アメリカ』ではキャップ側の援軍としてゲスト参戦し、
縮小・巨大化能力を生かして戦場を引っ掻き回す活躍をしたが、投獄されてしまう。
主演第2作『アントマン&ワスプ』では獄中からこそ出られたものの厳しい監視下で軟禁生活を送っていたが、紆余曲折を経てヒーロー業に復帰。
ハンクの娘である2代目ワスプ/ホープ・ヴァン・ダインとバディを組み、謎の敵ゴーストや武器ディーラーのソニー・バーチと戦った。
しかし、ラストシーンで同時期に起こっていた『 アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の影響でスコットはただ一人量子世界に取り残されてしまう。
フェーズ3を締め括る『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではなんとか量子世界を脱出した所、
外の世界ではそれよりも長い5年の歳月が経過している事に気付き、ヒーロー達の大反攻作戦「タイム泥棒作戦」の切っ掛けを作った。
なお、この際アントマンスーツが量産されている。 俺が!俺達が!アントマンだ!
余談だが、アントマンがMCUに参戦したのは『 アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の直後。
そのためウルトロンを開発したのがハンクではなくトニー・スタークとなっており、
MCUにおけるトニーの「意図せずとも直接的、間接的に事件の原因を作ってしまう」というキャラを助長する結果となった。
そのため一部ファンからは「ハンクがトニーに罪をなすり付けた」などとネタにされる羽目に。なんでや!
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格闘ゲームにおけるアントマン(マーベル)
アントマンとしての出演ではないが、デコ制作の『
アベンジャーズ・イン・ギャラクティックストーム』にジャイアントマンとして出演。
プレイアブルキャラではなくアシスト専門だった。でかすぎるので画面に入り切らず、
巨大な手首が現れて敵を攻撃してくれるという、
何故プレイアブルキャラから外されたのか一目瞭然の仕様である。
このゲームのアシストキャラは
アイアンマン、
ソー、
ヴィジョン、ジャイアントマンという一軍クラスの豪華な顔ぶれ。
むしろこいつらが前線で戦うべきだ。
このようにプレイアブルキャラとしての出演には恵まれないが、
基本的に画面に入りきらないほどでかいか、視認すら難しいほど小さいかのどちらかなので、
普通に格ゲー出来ないという事情があるのだ。
MUGENにおけるアントマン(マーベル)
Arkady氏によるものが存在する。
MUGEN1.0専用で、『
MVC』風仕様の6ボタン方式。
スプライトの素体は
サイクロップスの様である。
二代目の名前とサイクの本名が同じだからだろうか
流石に
常時縮小状態で戦うと問題があるので、普通の人間サイズで戦うキャラになっている。
原作では小さいかでかいかどっちかなのだが、これは
格ゲー移植にあたってやむを得なかった所なのだろう。
ジャイアントマンとしてアポカリプスサイズで戦うわけにはいかなかったのだろうか
必殺技で大きくなったり小さくなったりして攻撃する事は出来るが、
変身している時間の分だけ無茶苦茶出るのが遅い。
ゲージ技でイエロージャケットの姿で突進する技もあり、歴代ピムの要素を多く再現している。
アシストキャラとしてジョカスタを呼ぶ技があり、さらにゲージ技では
ウルトロンを数体呼び出して攻撃させる。
誰かこの男を止めろ。
AIは搭載されていない。厳密には起動用の設定とvar(59)の準備はしてあるのだが、AIが起動したらどう動くのかの記述が無い。
Colosse氏によるAIパッチが存在し、現在はhamer氏によって対応する本体同梱で代理公開されている。
その後、2015年12月11日に大幅な改変がされたセカンドバージョンが公開された。
「The Mugen Multiverse」や「infinity mugen team」のフォーラムで公開されていたのだが、残念ながら現在はデータが消失している。
上述のアシストキャラやウルトロンによる攻撃が削除されてしまい、若干地味になってしまった感があるものの、
相手を縮小させる光線や、一定時間透明化するSneak Modeなどが代わりに搭載されている。
また、演出も氏独自のコンプゲー風のものに変更されている。
こちらもデフォルトAIは未搭載。
紹介動画(公開先のURLは古いものなので注意)
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出場大会