「では、虚言の夜を始めよう」
身長:180cm
体重:67kg
誕生日:5月30日
血液型:O型
『
MELTY BLOOD』シリーズに登場するキャラクター。
死徒と呼ばれる吸血鬼で、最も強力とされる「死徒二十七祖」の第十三位。
「ワラキアの夜」とはとある事情で周囲から付けられた俗称であり、名前は諸事情で無い。
別名“タタリ”。また、一度に摂取する血液の量が半端ではないため、「飲血鬼」と呼ばれることも。
「情報」を操る力と、「周囲の人間の心をカタチにする」力を持ち、
周囲の人間(ないしそれに類する知能を持ったモノ)の不安やイメージ、恐れや妄想を具現化して纏い、殺戮を繰り返す。
つまりは周囲の人の不安やイメージ、恐れや妄想の通りの姿(能力もコピーする)に変身することができるという能力。
現れるたびに違った姿・能力になるため、正体不在(アンノウン)とも通称される。
その特性故に確かに存在する筈の死徒であるが「誰も見たことがない」とされてきた。
本人が変身するのみならず、元から存在する人物に取り憑くカタチで人々の不安や恐怖を実在化させることや、
噂や記憶から「本物と変わらない偽者」を作り出すことも可能で、
存在し得ないはずの
七夜志貴や
暴走アルクェイド、原作中で死んでいる
ネロ・カオス、
本来戦闘能力が無いはずの
琥珀や
翡翠などが格闘キャラとして参戦しているのも彼の能力が関係している。
彼が殺戮を行う夜は「タタリの夜」とも称され、関係者からは恐れられている。
ちなみに、タタリの語源は「
祟り」、要するに日本語であり、英語表記でもわざわざ「TATARI」になっている。
他にも能について知っていたりと、エジプト出身の割に結構な
日本かぶれのご様子。
+
|
ワラキアの夜の正体ネタバレ |
その正体はある吸血鬼が成立させた、特定の条件が揃った地域に具現化する「現象」。
簡単に言えば「周囲の人間の心のカタチをカタチにする」力を持った一種の固有結界“タタリ”が、
特定の地域に現われることを指す。
本来13位に位置していた吸血鬼が作り出したというだけで、
既にその吸血鬼は存在していないため死徒としての名前を持たず、現象としての名や俗称でのみ呼ばれる。
「ワラキアの夜」の俗称は「人間が恐れた姿」が具現化され、
人々を襲うホラー映画じみた一夜である“タタリ”が初めて現われた地域の地名から取られた名称。
タタリと呼ばれるモノは大きく分けて2つあり、1つは特定地域の噂や恐れを煽り、流布させ、
閉じたコミュニティーにおける明確な共有常識にまで育て上げ確定させる「システム」であり、
もう1つは上記のシステムや、実在する存在に対してそれを実体験として知る人物が抱くことで、
普遍性を持つまでに明確化された噂や不安を実現させる、
あるいは実現されたことで具現化した「死徒(吸血能力を持つとは限らない)」を指す。
タタリが具現化される噂は現れる地域に広がる噂によって異なるため決まったカタチを持たず、
時には実在の殺人鬼、時には現実には有り得ない山をも潰す巨獣として現れる。
タタリが具現化出来る噂の内容は問わず、
殺人鬼や化け物といった明らかに人間に有害な噂に限らず、 時には病気の治療や豊作への願いなども具現化する。
しかし、“タタリ”として具現化された時点でその噂は「人々の思った通りの姿と能力」を得ると共に、
吸血鬼であるワラキアとしての知識・嗜好も取り戻す。
そのため、具現化する噂がどのようなものでも 「タタリの元となった噂の発生源の人間を皆殺しにする」という方向性で“タタリ”として具現化されてしまう
(例えば流行病の防止を願えば、病気の蔓延を止めるためにその土地の人間を皆殺しにし、
豊作を願えば、作物の養分とするためにその土地の人間を皆殺しにして土に埋める)。
極稀な例外として、取り憑く対象の人物がタタリと 非常に相性の良い人物だった場合は、
「(実現可能な範囲で)何もかもがその人物の思い通りに進む」といった形でタタリが発現し、殺戮が起こらない場合もある。
タタリが発生する条件は以下の4つ。
- 噂となるものは個体、できれば人間の延長でなければならない。
これは絶対条件ではなく、元々人間であるワラキアの夜が知性を働かせるため。
- 伝説が広まる区域は社会的に孤立していなければならない。
- 噂が広まる区域の中には一名もしくは数名の受け取り手がいなくてはならない。
- 噂が広まる区域はあらかじめタタリが定めた場所でなければならない。
この現象は例えるなら 天気のようなモノであり、例え台風が消えても大気がある限りまた現れるように、
情報元である人間がいる限り条件さえ揃えばカタチをいくら消されても再び現われるため、一種の永遠とも言える存在。
例え 直死の魔眼であろうとも、「具現化されたタタリ」を殺すことは出来ても「現象としてのタタリ」の死は理解出来ないため、
具現化されたタタリが死亡し再び現象に戻ってしまえば「死の線」すら見えず、完全に消滅させることは不可能。
元々この現象は一介の吸血鬼であり、その頃の名前はズェピア・エルトナム・オベローン。
名前に「エルトナム」が共通する所から分かる通り、 シオン・エルトナム・アトラシアの先祖。
上記の画像も現象になる前の姿であり、本来は失われて久しい。
元はシオンと同じく、アトラス院の錬金術師であり院長を務めていた。
しかし優秀な錬金術師であったがゆえに、初代アトラス院院長が証明してしまった「人類の自滅による世界の滅亡」と言う未来に彼もまた辿り着いてしまい、
それを覆すための方法を模索して 考えて考えて考え抜いた結果、結局覆すことができずに狂ってしまった。
その後も答えを覆すために、第六法と呼ばれる奇跡を目指し、自己の強化のために吸血鬼となって挑むが敗北。
彼を構成していた霊子は世界中に霧散し、ズェピアはこの世から消滅してしまう。
しかしそれ以前に、保険として“タタリ”の駆動式を完成させ、霧散した霊子の流れを予測した航海図を作り、死徒アルトルージュと契約を交わしていたため、
ズェピアの知能も意識も失い霧散し霊子は消滅せずに一定の法則で世界を漂い続け、上記の条件が揃った地域に収束し、
“タタリ”の起動式を発動させる法則を得た。
結果としてこの世から一旦は消えた彼は、ある周期で条件を満たした場所に、“タタリ”として具現化される一つの「現象」となった。
アルトルージュと交わした契約の終了条件である「千年後の朱い月」と遭遇するまでは前述の通り、タタリという名の「現象」であり続ける。
現在はタタリとして具現化され殺戮を行いつつ、強大な力を持つ 真祖のタタリとなり、再び第六法に挑むことを目論んでいる。
(Wikipediaより引用・改変)
上記の設定があるため、現象「タタリ」は死徒「ズェピア」とは全くの別物であり、
本来、「ワラキアの夜」としての彼は決して「ズェピア・エルトナム・オべローン」の姿を取ることはない。
『MELTY BLOOD』に「ズェピアの姿をしたワラキア」あるいは「タタリではない、ズェピアという単なる吸血鬼」が登場しているのは、
言わば全て他者から彼への(彼自身の望まない)干渉のせいなのであり、タタリ自身にとっては屈辱以外の何者でもない。
また、上記にある通り吸血鬼ズェピアはタタリとなる以前より二十七祖の十三位であり、
タタリとしての力を用いずとも、死徒としてはトップクラスの戦闘力を誇るらしい。
ちなみにワラキア曰く、「タタリは決まったカタチを持たないがゆえに千差万別の姿をとれる」というのが強みであると同時に誇りでもあり、
故にタタリとして生まれていながらも「 レンであること」に固執した 白レンを、自分の中に残る心の弱さを象徴した「汚点」と評した。
が、こちらとしてはむしろ 良くやったと誉めてやりたいところだ。ツンデレおいしいです。
死徒二十七祖タタリ、「ワラキアの夜」自体は悪であったことに違いは無い。
ただ、ワラキアに成る過程までもが悪とは言い切れない部分がある。
+
|
──以下娘シオンと曽祖父ワラキア(ズェピア)の最後の会話──ネタバレ注意 |
「………………ワラキア。貴方は、何故」
「吸血鬼に、なったのですか」
「────?」
「……罵迦だな、私は。ああなったワラキアに問いかけて、答えなんて────」
「────────────────────────────────────────
─────────────────────────────それはね、シオン。答えを見たからだよ」
「え────」
「答えを見たんだ、シオン。私は答えを見た。そして君も、いつかはその果てに辿り着くだろう」
「優れた錬金術師ならば誰でも辿りつける。私たちは魔法使いたちのような出し惜しみはない。
ちゃんと世界の全てを知り、きちんと計算をすれば誰だってたどり着けるよ。その、変えようのない終わりというものに。
アトラスは狂人の蔵なんだ。未来に避けられない滅びがあると知り、あらゆる手段をもって対抗策を作る。
けれど対抗策を作れば作るほど、滅びはおぞましさを増して私たちを打ちのめした。何をしようと救いなどない。
私たちはあらゆる人間に平等な世界をもたらす為、未来を読んで世界を運営しようとした。
なのに、まず初めに出てきたのは滅びなんだ。
考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。考えた。
考えた、考えた、考えた、考えた考えた、考えた考えた考えた……!!そう、あらゆる方法をシミュレートした!
なのに手を尽くせば手を尽くすほど、私たちは余計ひどくてメチャクチャでグロテスクな未来を運営するだけだったんだ!
狂った。滅びの未来に至った錬金術師はみな狂った。狂ったように未来に挑んだ。そして本当に気が触れた。
───ああ、君もアトラシアの名を冠したのなら、いずれあの穴蔵に落ちるだろう。
歴代のアトラシア、狂いながら新しい滅びを計算する錬金術師を押し込めたあの地獄に!
私は───それに挑んだんだ。不可能を可能にするのがアトラシアの称号だ
結論として吸血種となり自身の能力を強化させ、奇跡へと至る事だった」
「……ワラキア、貴方は……」
「キ……キキ、キキキキキキキ!タベロタベロタベロタベロ、骨ノ髄マデ食イ尽クセ!
救いナンテありはシナイ娯楽なんてアリハしない、ツマらないツマラナイ、人間ナンテツマラナイ!
ツマラナイクダラナイ、ウバイアイコロシアイ!ソウシテ自滅シロ自滅シロ、ツマラナイナラ自滅シロ!
キ、キキ、キキキ、キキキキキキキキキキキキキ───キキ、キ、キ。ひ。ひひひ、あははははははは!
ソウダ、ワタシ、ワタしハ、そウ───ただ、計算しきれぬ未来こそガ、欲しかった────」
アルクと志貴によって打倒され、崩れ落ち行く体で、娘シオンの問いかけにとっくの昔に失われた理性で答えた、曽祖父ズェピア。
彼が考えていたことは「人類の破滅を回避すること」だけだった。
それをいかなる手段を用いても叶えようとしたにも拘らず叶わなかった。だからこそ狂った。
ワラキアが第六法に挑む過程において、多くの人命を奪ったのは間違いない。
だが、ズェピアという個人は人類を救おうとした人間の一人である。
彼が善人だったのか、と言われると素直に頷くことはできない。
TYPE-MOON世界の魔術師は、 基本的に「如何にして『』に辿り着くか」ということしか考えていない
(というか、 そういう風に考えられない魔術師は落ちこぼれ扱いを受ける)。
同様に、ズェピアを含むアトラスの錬金術師もまた、「どのような手段を用いても、人類の滅亡を回避する」ということしか考えないからである
(後述のオシリスの砂は、「人類滅亡回避」を諦め、目標を「人類救済」に切り替えた)。
それでも、タタリという現象は人類を救おうという志のために発生したことに変わりはない。
彼が単なる悪役でないことを留めておいて欲しい。
|
+
|
『MBAA』ネタバレ |
『MBAA』ワラキアルートのラスボスである"冥界の砂"ことオシリスの砂( シオンの項を参照)との会話では、
結末は同じだが、選んだ道は違うとオシリスを牽制している。
ワラキア(ズェピア)は、初代アトラス院長が出した人類滅亡という答えを覆せずに狂った。
オシリス(シオンのIf)の場合、ズェピアと同じ演算結果に辿り着いたが、滅亡は回避できないと諦め、
その後の方法(人類が滅亡する前に自分の手で滅亡させ、優秀な個体データを保存する)に逃げだした。
ズェピアはこれを真逆の道と言いのけ(アルクェイドも同じ様なことを口にしている)、オシリスを否定した。
無印MBでも分かる様に、決して答えに屈せず抗い続けたズェピアにとって、簡単に諦めるオシリスが許せなかったのだろう。
この他にも、ロアの台詞に腹を立てたりと、今まで以上にズェピアという側面が如実に表れている。
とまぁ、ワラキアルートはこんな感じで以下はおまけモードの話。
初回ボスラッシュモードは最強ヒロイン決定戦という設定だが、男であるワラキアが何故登場しているのかというと、
琥珀さん曰「 「ドバイに行ってるシオンの代わり」。
……本編以外ではかなりの親属性なのか? たぶん琥珀さんの口からでまかせ。 *1
ちなみにそのシオンですが、ネタにはされてはいないもののちゃんとオシリスとして登場しています。
|
最初のタタリは15世紀のワラキア公国(現ルーマニア)。
あまりに過激な戦法から「吸血鬼ではないか」と疑われ恐れられた ブラド・ツペェシの死去した後、
領民達の間に広がった「領主が蘇って我々の血を吸いに来るのではないか」という噂を具現化。人々が噂した通りの「吸血鬼ブラド」 *2として、
人間の血液を含めた村の水分をことごとく吸い尽くした(これが「ワラキアの夜」と呼ばれる理由)。
一つ前のタタリは3年前にイタリアの片田舎で発生し、討伐にやってきたシオンと リーズバイフェを返り討ちにする。
その際にリーズバイフェを殺害しシオンを吸血、半死徒へと変えている。
次は 遠野志貴達の住む日本の三咲町で発生。その次のタタリは20年後のオーストラリアか30年後のトランシルヴァニアらしい。
|
生前の趣味なのか、自身が巻き起こす惨劇の一夜を舞台劇に例えており、何かと芝居がかった、
劇監督のような物言いが多い。
ワラキアが具現化する偽者達の多くもその影響を受けており、一夜で消える偽者である自分達は「タタリの夜」の役者であるような認識なので、
自分たちの行動が義務であるかのような言動や、本物に比べ芝居がかった口調を多用する。
…七夜があんなキャラ付けである原因の一部はワラキアにあると言えなくもない。
いつもは比較的紳士的なのだが、
必殺技やアークドライブ、ラストアークなどを使うと、
急に狂ったように笑い出したり早口になったり理解し難い言葉を連発する。
発狂したようにカットカット廻せ廻せと連呼するアークドライブやラストアーク、難解を通り越して完全に壊れている
勝利台詞など、増谷氏の巧みな演技が光る。
なんとこの方、
こんな面倒な台詞満載なのに一回もNGを出さなかったらしく、シナリオ担当からも驚愕されている。
なお、ラストアークの台詞は2パターンあり、
- 「鼠よ廻せ!秒針を逆しまに誕生を逆しまに世界を逆しまに!廻セ廻セ廻セ廻セ廻セ廻セェェェ!!」
- 「開幕直後より鮮血乱舞。烏合迎合の果て名優の奮戦は荼毘に伏す!廻セ廻セ廻セ廻セ廻セ廻セェェェ!!」
の2種類。
『Actress Again』ではアークドライブの台詞も増え、従来の
- 「カット…カットカットカットカットカットカットカットカットカットカットカットォ……!」
に加え、アナザーアークドライブが
- 「cut , …… life led break down , beckon for the fiction! 駄作!!」
となった。
ちなみに、17回カットと連呼した監督というのは、かの黒澤明氏のことらしい。
初代(無印)
ストーリーモードで、多くのルートの中ボス・
ラスボスを務めるが、その際は暴走アルクェイド、七夜、ネロ・カオス、
遠野秋葉などの姿で登場する。
“ワラキアの夜”の本来の姿と戦うには、初期段階で見ることが出来る6種類のエンディングを全て見た上で、
全ての戦いに勝利して最終
ステージに突入する必要がある。
条件を満たした場合のみ、最終ステージ「虚言の王」が「幻影の夏、虚言の王」に変化し、このキャラクターと戦える。
最後のおまけ扱いである「真・最強の敵」を除けば一番最後のルートでのラスボスだからか、はたまた初代故の
調整不足によるものか、
初代のワラキアがアークドライブの最後の一撃のみを当てると相手は即死する。そして
通常投げからアークドライブに繋ぐと最後のみ当たる。
つまり
投げからアークドライブに繋げるだけで即死というとんでもないものだった(
この人のように
ゲージMAXの
必殺技で即死する例は他にもあるが)。
一応正確に説明しておくと、本来は最後の一撃までにかなりの多段ヒットとなりヒット数による
補正が大きくなる為、
演出も含め最後の一撃でそれなりのダメージを与えようとした結果、最後の一撃の設定値が異常に高くなったのである。
『Re・Act』以降
(選択キャラによるが)ラスボスではなくなり、調整もされている。
爪や圧縮された情報の具現化やマントでの攻撃により、プレイヤーキャラクターの中では長いリーチと高性能の技を持つスピードキャラ。
無敵技もあり、強制解放も
判定が広く、
コンボのゲージ回収率も高いので守りもなかなか。
ただしリーチが長い代わりに判定が弱い技が多く、状況別に取れる火力が少ないのでリターン負けしやすいのが弱点。
特に切り返しの手段に乏しく、弱攻撃の
発生も遅いため、
壁際に押し込まれるとゲージを犠牲にする強制開放やサーキットスパークに頼らざるを得なくなり、後の展開が苦しくなりがち。
さらに彼の長いリーチを支えているマントにはしっかりと
喰らい判定があるので、敵の動きをある程度読んで戦う必要がある。
またネロ・カオスと並んで『メルブラ』の中では喰らい判定が大きく、さらに
根性値の問題で柔らかい部類のキャラクターなため、
一度のミスが勝敗に大きく影響するキャラでもある。
Actress Again
+
|
各スタイルでの特徴 |
- クレセントムーン
- 基本的に前作からの動作を引き継いでいるがコンボルートが増えている。
- 中でも大きいのが、6Cを溜めると中段になること。レプリカネロに重ねる形で出すと中々見えない。ねんがんのちゅうだんをてにいれたぞ!
- 他には空中でバッドニュース(ライ)、各種レプリカントコーディネーターが出せるようになった。
- 空中を3方向へダッシュできる移動技オン・ステージが追加された。
- 前作でワラキアを使っていた人も問題なく使えるはず。
- ハーフムーン
- こちらも前作に近いが対空に強い技が多い。
- 自動開放とゲージ回収率の高さにより粘り強く、自動開放中は強気に崩しに攻められるので強力。
- ただし切り返しが開放頼りのワラキアにとってオートスパーク機能は邪魔者以外の何者でもなく、攻められた時の脆さはクレセント以上。
- しかしながら、立ちBのモーション・性能が大幅に変更され、対空性能とジャンプ防止性能はUPしたが、
- 代償としてしゃがみ状態の相手(それもほぼ全キャラ)に当たらなくなってしまった為、別スタイルと同じ感覚で使うと死が見える。
- 故に、崩しにはしゃがみAとしゃがみBをメインに使うのだが、どちらも下段シールドに弱いため、相対的に崩しは弱体化
- (立ちC?発生が遅いし起き攻めに使う技ではないので…)。
- 元々立ちBは相殺狙いの開放潰し・ダッシュからの暴れ潰し・下段シールド潰しと、ワラキアの通常技の中で様々な役割を持っていた為、
- それが機能しなくなるのは非常に痛い変更点であった。
- 上記の点から、機動力・起き攻め等の性能がクレセントより低下しているが、前述の自動開放などにより待ち戦法に向いている。
- フルムーン
- 地上ダッシュがホバーダッシュになり、各通常技・必殺技がかなり変わっている。
- リーチが長いので牽制は優秀。ヒット数も多いのでゲージも溜まりやすいが、
- 必殺技の性能は他のスタイルに比べて崩し、切り返し要素のどちらにも欠ける。
- …特に、追加技のウイルス・エッグは、ガードゲージを減らす為かダメージがたったの100。
- おまけにEX版は、ガードゲージを大幅に減らす変わりに当たっても相手がのけぞらないという謎仕様。
- なんでエコールはこうもワラキアを苛めるのだろうか。
- また、今まで対空として機能していたしゃがみBの対空性能が、技性能の変更により皆無になったのが痛い。
- 立ちCの新規モーションはかなりかっこいいのに…。
- ダウンさせてホバーダッシュによる起き攻めを軸に戦う。上級者向け。
- AD、LA共にクレセントから変化が無いが、レプリカントコーディネイターが削除されているのに、
- AAD時にはそんなの関係ねぇ!とばかりに大量のレプリカが出てくるのは気にしてはいけない。
-
|
全スタイル共通で根性値の低下や強制開放、サーキットスパークの衝撃波の範囲縮小などの弱体化が施されてしまった。
特に根性値の低下による
紙装甲の悪化は凄まじく、フルムーンスタイルの
都古のフルコンを二回決められると
蒸発する。
空中での横カット&各種レプリカの生成が可能になったり、特殊な空中移動技オン・ステージの追加などにより、
奇襲・空中戦能力が強化されたクレセントとは裏腹に、ハーフ・フルはどちらも持ち味を生かすには性能面で辛い部分が目立つため、
大会等ではクレセント以外は中々お目にかかれない。
総合
ダイヤグラムでは白レン、ロアと並ぶ三弱に入っているが、
大抵のキャラ相手に五分~微不利をつけているので、全く戦えない性能というわけではない。
他のキャラには無い光る物を多数持っているのも事実で、プレイヤースキルで弱点をカバーすれば上位キャラも充分食える性能を持っている。
Actress Again Current Code
インフレ気味だったゲーム全体の火力が抑えられ多くのキャラクターが弱体化したが、
ワラキアは弱体化した部分が殆どなかった為、中堅~上位キャラとされる。
MUGENにおけるワラキアの夜
数体が製作されているが、既に公開終了していたり、サイトが消滅したりして手に入らなくなってしまったキャラも多い。
+
|
とま氏製作 無印仕様 |
現在は氏のHP閉鎖により入手は不可能。
挙動が無印版に近く、非常にもっさりしている。また、 ヒットエフェクトや 音声、 効果音が原作と異なる。
オリジナル技も多数搭載しており、性能は高い。
AIについては、地上では喰らいステートに入った瞬間シールドバンカー( ガードキャンセル)を使ってくるように設定されているため非常に厄介。
シールドバンカー中は完全無敵なので多段ヒット技や画面全体攻撃を当ててもバンカーを繰り返すためまともにダメージを与えられない。
ただし、投げに対する対策が甘いため投げ範囲の広いキャラにそのまま殺されることもしばしば。
|
+
|
メカ氏製作 無印仕様 |
iswebライトのサービス終了により、現在はDL不可。
技の挙動などから察するに、とま氏のワラキアに一部の技を追加・音声・エフェクト修正を施したものと思われる。
AIは搭載されていない。
|
+
|
1024byte氏製作 MBAC仕様 |
『MBAC』の 原作再現キャラということで一部未実装な部分があるものの完成度は高い。
また、独自のアレンジとしてRe:Actの屈みラストアークが搭載されている(スイッチでON・OFF可能)。
デフォルトでのAIは入っていないが、HAL氏によるAIパッチが公開されている。
本体の不具合なども一部修正され、多少使いやすくなるので、AIが必要ない人でもダウンロード推奨。
|
+
|
⑨氏製作 MBAC仕様 |
原作プレイヤーからすれば一番違和感が少ないと思われる。
6C打ち上げからのアークドライブなど原作のコンボのほとんどが可能。
残念ながらネロ起き攻めはMUGENの仕様上起き上がりに重ならないが…。
非常に優秀なAIも搭載されており、強さのレベルを変更することも可能。
また、KELN氏によるAIパッチも公開されていた。牽制や突き放しにバッドニュース(ライ)を多用する立ち回りが特徴。
AADを積極的に狙う傾向があり、更にBLOODHEAT時、体力半分以下の際にLAを無条件で使用するスイッチも用意されていた。
このスイッチをONにした場合プレイヤー操作時には不可能なガード不能のLAぶっぱなしが可能となるため注意。
ことあるごとに狂い笑いを発する、ある意味ワラキアらしいAIとなっている。
現在はMBAA仕様に移行したため公開停止になっており、2011年12月1日以降の動画での使用は禁止されている
(12月1日より前に開かれた大会での継続使用は許可されている)。
+
|
大会ネタバレ注意 |
【直感とネタで】タッグ戦するよーでは エディと「影二つ」というタッグで出場。
二人ともコンボゲー出身なためか連携が非常に上手く、特に壁際でのラッシュは強力で見事三位に輝いた。
「一番タッグというものを体現しているペアだった」と評されるほどで、途中で脅威の 195Hitという鬼畜コンボを叩き出したことからもそれが窺える。
なお、ワラキアとエディのタッグはその後も他の大会でちょくちょく見かけるようになった。
男女ペアではないタッグが流行るのは珍しいのではないだろうか。
|
|
+
|
⑨氏製作 MBAA仕様 |
『MBAA』の仕様の再現を目指して作られたワラキア。
原作通りの3スタイルに加え、ボス専用のイクリプスも搭載。
しかも、固有システム、基本行動、必殺技の3種類がそれぞれその4スタイルを選択できるようになっている。
ちなみに、EX版「ウィルス・エッグ(デマゴギー)」は本来、ヒットしても相手が喰らい状態にならないのだが、
MUGENの仕様上どうしても再現ができず、相手の動作をキャンセルさせてしまっているという点に注意。
2012年3月13日の更新でMUGEN1.0専用になった。
AC版と違いデフォルトのAIは未搭載だが、KELN氏によるAIパッチが公開されている。
なお、このAIパッチを使用するとDisplayNameがZuepia(ズェピア)に変更されるという細かい芸が仕込まれている。
また、とまそん氏が家庭用MBAAの籠ったボイスを改善する音声パッチを作成していたが、公開を終了している。
|
+
|
レイス氏製作 アレンジ仕様 |
リーチが長くコンボが繋がりやすいという原作性能を重視し、改良されている。
原作より技の出が早くなっており、コンボもさらに繋がりやすくなっている。
技も無印からVer.Bまでの技が搭載されており、スペックは高い。
……というか、発生、判定、威力、補正、 硬直の悉くが異常に強化されており、原作を知る人間からは ワラキアの皮を被ったナニカ扱いされることも。
ただしAIは比較的大人しいため、動画に出てきても無双するようなことはない。恐らく。
通常版でも空中で22コマンドの「ファンブルコード」が発動可能になっている等のアレンジが各所に施されている。
そしてこのワラキアを語る上で欠かせないのが設置系の技を強化したExモード。
さまざまなトーナメント動画で活躍し、優秀な記録を残している。
動画でよく見るのは新しく公開された新バージョン。
若干ながら性能が低下しているが、AIは強化されている。昨今のAIインフレに付いていける程ではないが。
一部のエフェクト類も旧バージョンとは異なる。
EXは何故か テスタメント風。
レイス氏が言っている通りバランスブレイカー…というかセコい。
飛び道具はゼイネストで防ぎ、遠距離からひたすら カンフーマンやら ネロ・カオスを召喚して相手を近付けない様は圧巻。
ゼイネストの発生が非常に早く、これを連発して攻撃を加えるだけで大抵のキャラには勝てるから困る。
人がワラキア_exを使うとこんな感じになる。
現在は製作者のサイトが閉鎖されたため、某所で代理公開中。その某所も5月21日に… クソッ三木谷め!!
…しかし、2013年4月20日に沼の爪氏の試作AIと同梱される形で代理公開された。
そして2015年11月19日に沼の爪氏のAIが更新された。
AIレベル9の最大設定では動画内の マスターギースに勝利している。
ランクは凶最上位から狂下位辺り
そんな沼の爪氏AIだが、人で挑戦してもそこそこの力を見せてくれている。
|
+
|
586氏製作 アレンジ仕様 |
現在はHAL氏のサイトで代理公開されている。
非常にオリジナル色が強いが、それでいて「ワラキアの夜」というキャラクターの雰囲気を完璧に再現してくれている。
一応AC版準拠…らしいが、通常攻撃と一部の必殺技位しか原作の面影が残っていない。
ファンブルコードやレプリカントコーディネイター等にかなり気合を入れたアレンジが施されている。
特にレプリカントコーディネイターは、異なる種類のレプリカなら 何人でも同時に出せるというかなりブっ飛んだアレンジが施されている。
通常のワラキアと比べ呼び出せるレプリカの種類が倍以上に増加しているため
並みのキャラクター相手だと人操作で レプリカを召喚し続けているだけで封殺できてしまう場合も。
ひたすら奇声を上げながらレプリカを召喚し続けるワラキアは何か必死に見えるがきっと気のせい。カット!キャスト!キャスト!キャスト!カット!カッ(ry
さらに1024byte氏のワラキアと同じく屈みLAを搭載。
また、空中でのクリーチャーチャンネル(エス)、地上でのクリーチャーチャンネル(ノイド)も可能
(通常だと421コマンドの空中入力でノイド、地上でエス)。
これにより空中でワープしたり地上で高速回転しながら相手に突っ込んだり等、通常では考えられない運用が可能。 なんなんだアンタ。
何故かフォースロマンキャンセルまで搭載している。マジでなんなんだアンタ。
加えて、ラストアークの演出は蒼崎青子や暴走アルクェイドを基調としたアレンジ仕様。もうホントなんなんだアンタ。
AIは簡易的なものが入っている。
|
これらの他にも、RajaaBoy氏のアレンジ版や、アーダムベルト氏の「虚言の王」という改変キャラが存在する。
前者は氏恒例のカプコン風アレンジ仕様であったが、2017年に公開サイトが消滅した事により、現在は入手不可。
後者は主に狂クラスで、カラー次第では
神キャラにもなる。なお、12Pは
動画使用禁止なので注意しよう。
+
|
お勧めコンボ |
コマンド |
備考 |
2A→2B→2C→6C→(jc)→空C→(jc)→空C→空投げ |
空投げの代わりに421Cでも可(ただし1ゲージ消費) |
|
+
|
ニコニコMUGENでの扱い |
設定や台詞からかニコMUGENでの彼の扱いは、 長い演出を編集してくれる人と言う認識が広く定着している。
視聴者に配慮する親切な人と言うよりは動画を製作しているスタッフの一人みたいな印象であり、
コメントが一定数ある動画で長い演出をそのまま動画にしていれば確実に「ワラキア仕事しろ」「ワラキー早くカットしろ」などのコメントが流れ、
逆に仕事をしている(?)ような状況では「ワラキア乙」「ワラキー乙」と勤労を労われる。いい意味でも悪い意味でも 彼が何をした。
動画編集者がカットを入れる際にワラキアを登場させるという逆転現象も時たま見られる。
勿論、動画を編集しないからと言って本気でワラキアに対して憤るような人は居ない。 一種の形式美に近いものである。
また、如何にとんでもなく長い演出だろうとその演出を頑張って製作したキャラ製作者のことを思えば、余りカットを催促するのも考え物である。
ワラキアに労働を促す前に今一度そのキャラクターをじっくりと眺めてみると違う感想が出てくるかもしれない。
|
「蛮脳ハ改革シ衆生コレニ賛同スルコト一千年。
学ビ食シ生カシ殺シ称エル事サラニ一千。
麗シキカナ、毒素ツイニ四肢ヲ侵シ汝ラヲ畜生ヘ進化進化進化セシメン……!」
出場大会
+
|
一覧 |
+
|
ワラキアの夜 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
|
+
|
虚言の王 |
【虚言の王】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
|
|
出演ストーリー
プレイヤー操作
その他
*1
但し、吸血鬼としての定義ならば原作でも親子である。
+
|
『Fate』シリーズネタバレ |
『 Fate/EXTRA』及び『 Fate/Apocrypha』ではその噂の元になったご本人が ランサーの英霊として登場している。
串刺し刑用の杭を槍として。アリなのかそれ。
『EXTRA』では吸血鬼の側面が強い姿で、『Apocrypha』では本来のヴラドIII世の姿である。
詳細はそれぞれの作品などを参照のこと。
ワラキアについてはソーシャルゲーム『 Fate/Grand Order』にて出演。
死徒とは別の吸血種となっており、現代でも生存していたり、シオンと義理の親子になっている。
親子仲は悪くなさそうである。
|
ちなみに、あまりワラキアを怒らせない方が超音波(奇声)は少なめで済む…はず。
「カットカットカットカットォォォ!ダメだなシオン君!
君はアレか!?ハムか!?大根か!?ソーセージかね!!?」
意味不明な勝利台詞だが、ハムとは「実力も伴っていない癖に戯曲『ハムレット』を演じたがる下手な役者」を指す言葉。
シェイクスピア四大悲劇の一つとして鉄板の作品で、主人公ハムレットを演じておけばとりあえず箔が付く。
そういう意味で「役者不足」と言っているわけである。
大根の方は所謂日本でもお馴染みの語句「大根役者」からだろう。大根は他の食べ物のように悪くならず胃に優しく当たらない、
転じて「当たらない(ヒットしない)で泣かず飛ばずの役者」を指す言葉である。
最終更新:2023年09月14日 20:00