「筑波山の 鳥や 動物も カエルたちも
みんな マサカドのやつに 消されっちまうのか?」
「秋に実をつける リンゴの木や 栗の木も 菜の花も
みんな燃やされっちまうのか!!」
「そんなやつ ゆるしておけねえなあ!!」
ハドソンの人気RPG『天外魔境』シリーズの登場人物。読みは「ジライア」。漢字を見るとジライヤっぽいけどジライアが正しい。
これは英字表記した際の字面の見栄えを優先した結果らしい。
1989年の一作目『天外魔境 ZIRIA』の主人公。
火の一族の末裔で、ガマ族の勇者。
筑波山のガマ仙人の下で修業を積んでいたが、大門教の侵攻により旅立ち、同じ火の一族の末裔の
ツナデ・
オロチ丸と共に大門教と戦う。
声は全シリーズ共通で
岩田光央が声を当てているが、『天外魔境 ZIRIA』ではオープニングでしかしゃべっていない。
あとはジライアに化けた狸の台詞ぐらいのもの。
タイトル画面で放置すると流れるデモムービーでも喋るが、存在自体知らなかったという人も多い。
リメイク版の『天外魔境 ZIRIA 遥かなるジパング』では全編通して喋っている。
OVA『天外魔境 自来也おぼろ変』のテーマソングは自来也のキャラソンとして岩田光央が歌っている。正直下手
ゲーム中では
時期が近い同じ3人組PTの主人公とは違い、武器攻撃も術も使いこなせる器用万能タイプ。
通常攻撃力はツナデに譲りがちだが、終盤はとんでもない攻撃力の武器が手に入るのでぶっちぎりの最強火力を発揮できる。
特技は「盗む」。ただし最初は使用できず、兄弟子の大泥棒・雲切の親分から教えて貰うことになる。
ちなみに雲切の親分は他にも後々敵の技の力(MP)を盗む術の巻物をくれたり、行く先々で雲切の里という中継基地的な村を設置して配下に情報収集させていたりと手厚い援助をしてくれる。
さらに各地にいる
剣士達との勝負に勝つことで彼らの必殺剣を覚えられるが、通常攻撃時にたまに出るもので任意に使えはしない。出たらラッキーというか、そんな感じ。
中には発動さえすればラスボス含め、いかなる敵も
一撃で葬り去る文字通りの必殺もある。
『遥かなるジパング』ではいずれも任意で使用可能なダメージを与える技になった。
1995年発売の対戦格闘ゲーム『
天外魔境 真伝』でのプレイヤーキャラクターの一人でもある。
ラスボスは
ルシフェラーなのになぜかカーソルの初期位置はIIの主人公である
卍丸。
とはいえ、2Pの初期位置はジライアなので一応面目は保っている。
デモムービーではその他大勢キャラ扱いだけど…
天外魔境真伝における自来也
- 空中ガードが万能なゲームシステムにおいて、唯一それを狩る事が出来る空中投げを持っている事。
- 武器投げが専用クナイなので武器を捨てることが無い事(ただしクナイは落ちるので拾わないと再度投げられない)。
- 通常投げ後に無条件追撃が可能なため、投げから2.5割程度持っていける事。
- ダッシュ特大攻撃が発生・リーチともに優秀で確定反撃取る事が出来る技が多い事。
- 身長が低めにも関わらず防御力が等倍である事。
それらを総括して、上位~最強ランクと評されている事が多い。
ある攻略サイトでは「大きな発見がされない限りジライア最強、
絹最弱の位置だけは揺らがない」とまで断言されている程。
MUGENにおける自来也
大垣氏が製作。
他のゲームで超必殺技にあたる「術」は専用の術ゲージを用いて行う。
ゲージは一本で、どの術を使ってもゲージは必ず全部消費するが、その後のゲージの自然回復の早さが術によって異なるというもの。
術ゲージは自然回復を待つ以外に溜める方法はなく(原作では戦闘中にアイテムを拾って回復できるがMUGENでは搭載予定は無いとのこと)
一度使ったらしばらく術が使えなくなる。
しかしジライアには「盗み」という技があり、これを当てると相手の術ゲージが無くなり、自分の術ゲージが全快する。
(MUGENでは、いまのところ「ジライアの盗みを食らったら術ゲージが0になる」という処理を入れているのはジライア自身だけ)
この時デフォルトのパワーゲージも奪うため、術ゲージを持っていない多くのキャラに対して普通に機能してくれる。
ちなみにこの盗み、「パワーゲージを1本奪う」ではなく「自分ゲージMAX、相手ゲージ0」という状態にするので
ゲージ依存の高い相手に決めた時の精神的ダメージは原作以上である。
氏のキャラクターはゲームシステムに関係なくタッグ時では最大5ゲージなのでタッグ戦での有用性も高い。
勝利時に相手のステートを確保して相手に時間切れ負けポーズをさせる天外真伝の勝利画面も再現。
デフォルト
AIは搭載されていないがNS氏によるAIが公開されている。
出場大会