「俺はゼロであってゼロではない……そうだな…
ゼロダークネスとでもしておくか…!!」
円谷プロの特撮作品『ウルトラシリーズ』に登場する悪のウルトラ戦士。
初出は『ウルトラゼロファイト』で、
アーマードダークネスに憑依していた
ウルトラマンベリアルの魂が、
一瞬の隙をついて
ウルトラマンゼロの体に乗り移り、その体を乗っ取ることで誕生した存在。
肉体の主導権は完全にベリアルが支配しておう、声も性格もベリアルのものへと変わっている。
ゼロの意識は残っているものの、全く干渉できないばかりか、ゼロダークネスが行う光景から目を背ける事すらできない。
ゼロの強靭な身体とベリアルの戦闘技術が相乗して凄まじい戦闘能力を誇り、
掌から放つカッター「デスシウムショット」、ゼロツインシュートに相当する「ダークゼロツインシュート」などの光線を使用する他、
ダークゼロスラッガーを武器とする。
使用可能かどうかは不明だが、ウルティメイトブレスレットも黒く染まってしまっている。
その圧倒的な力で
ウルティメイトフォースゼロのメンバーを次々と惨殺し、
ベリアルの野望をさんざん邪魔したゼロにその光景を見せ付けることにより心を折り、
ヒッポリト星人地獄のジャタールを除くダークネスファイブと共に全宇宙制覇に乗り出そうとする。
しかし、
ピグモンや仲間達の魂の声に励まされ復活したゼロがシャイニングウルトラマンゼロへと覚醒。
その力にベリアルの魂はゼロの肉体から追い出され、成す術無く消滅していった。
……しかし、仲間を蘇生するべくシャイニングスタードライヴを使用したため、
ウルティメイトフォースゼロのメンバーだけでなく、ダークネスファイブはおろかベリアルまで肉体を保った状態で復活。
後に起きる宇宙警備隊とテラー・ザ・ベリアルとの戦争「
オメガ・アーマゲドン」が起こる発端となった。
他作品におけるゼロダークネス
- ウルトラギャラクシーファイトニュージェネレーションヒーローズ
本作の敵であるウルトラダークキラーにより、ウルトラ戦士のエネルギーとキラープラズマを組み合わせて生成された、
闇の戦士「ダークネス」の一員として登場。
こちらは「ウルトラマンゼロダークネス」という名称が使用されている。
このため、ベリアルの意思は持っていないが、ゼロの心の傷を元に具現化されているため、
他のダークネスとやや意匠が異なり、かつてのゼロダークネスと同じ姿をしている他、
首を鳴らしながら回す仕草を行うなど、ベリアルを思わせる特徴がある。
メタ的にはスーツを流用しただけなのだが。
幽閉先のダークキラーゾーンでエネルギーを吸い取られていたウルトラウーマングリージョを励ましつつ、
密かにエネルギーを分け与えていたため戦闘もままならないほど消耗していたゼロを窮地に陥れるが、
奮起したグリージョの力で光のエネルギーを取り戻した
ロッソとブルにウルトラマンルーブに合体されて形勢が逆転。
ワイドゼロショットと思しき光線も片手で弾かれるなどダークキラー共々圧倒され、ルーブボルテックバスターの直撃を受けて敗北。
しかし、
ウルトラマントレギアの干渉で復活するも、
ジードが生み出したニュージェネレーションカプセルによってゼロビヨンドと化したゼロに今度こそ倒されて消滅した。
また、ソーシャルゲーム『ウルトラ怪獣バトルブリーダーズ』でも実装されている。
チームに1体しか編成できない「レジェンド怪獣」という扱いで、貴重な無属性怪獣でもある。
固有スキル「ゼロであってゼロではない」は、1ターン目開始時に相手全体に小ダメージを与えて奇数ターン時2回行動を行うが、偶数ターン時気絶する。
攻撃した時は次のフェイズ終了時まで防御力が中アップし、待機した時は次のフェイズ終了時まで攻撃力が大アップするなど多彩な能力を持つ。
継承スキルもレジェンド特有の強力なものが揃っており、攻撃面の性能は極めて高い。
必殺技「ダークゼロツインシュート」も高威力な上に、敵全体の命中率や弱点属性が『闇』の相手のSPを低下させる能力を持つ。
MUGENにおけるゼロダークネス
BlackCat氏により製作されたキャラが公開中。
荒々しいコンボ攻撃を行う他、デスシウムショットなどの
飛び道具も備えている。
超必殺技ではダークゼロツインシュートなどの光線技を使用する他、
ダークネスファイブを
呼び出して攻撃したり、シャイニングウルトラマンゼロがベリアルの魂共々敵を消滅させる技がある。
徐的異界夏娜氏より提供された
AIがデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2024年01月20日 20:33