モノリスモンスター


アメリカで1957年に公開されたSF特撮『モノリスの怪物 宇宙からの脅威』(原題:The Monolith Monsters)に登場する宇宙鉱物。
SF作品でリスペクトされる『2001年宇宙の旅』のそれよりも早く世に出ていたりする。
当然「モノリス、ゲットだぜ!」だったり完全体とか究極体とかがいたりもしない


小さな町サンアンジェロ付近に隕石として落下した鉱物。
シリコンを吸収する性質がある他、水に触れると体積を増殖させる性質があり、
成長すると高さ数十メートルの石板(モノリス)のような姿になる。
一定の大きさまで成長した鉱物はやがて自壊するが、
その破片もまた1つ1つが水を吸収すると同じように増殖して、ネズミ算式に増えていく。
そしてこの鉱物は触れた生物の体組織を硬質化して死に至らしめる性質があり、
増殖を止めなければ、地球の生命は絶滅の危機に瀕する。

水が無くなれば増殖は止まるが、運悪くサンアンジェロに大きな低気圧が接近し、
豪雨を浴びて急成長したモノリスは、雨が止んでも土に溜まった水分を糧に増殖と自壊と繰り返しながら、
まさしく怪物の如くサンアンジェロに迫った。
しかし、研究者の尽力により塩水を浴びせると増殖は永久的に止まり無害化することが判明。
最終的にはモノリスが増殖した谷の入り口にありったけの塩をかき集めた所で、
ダムを爆破して濁流で塩を押し流して谷を塩水で満たすという方法により、危機は回避された。
…この後、サンアンジェロが大規模な塩害に見舞われそうだが、地球生命が滅亡するよりはマシだから仕方がない
最初から(地表の七割を占める)海に落ちてくれればよかったのに

原題には「Monsters」とあるが、鉱物自体に意思は無く、怪獣映画というよりもディザスター(自然災害)パニック映画に近い
そのためWikipediaや書籍などではSF映画にカテゴリされている。


MUGENにおけるモノリスモンスター

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
弾丸マックス氏提供のスプライトを加筆・修正して作られている。
コマンド技は無いが攻撃技の無いサンドバッグキャラではなく、自動でモノリスが成長して一定サイズで倒壊して敵を攻撃する仕様となっており、
モノリスは攻撃によって破壊は可能だが、壊し切れなかった場合次に発生するモノリスの数がどんどん増えていき、やがて手が付けられなくなる。
このため、複数で倒壊攻撃される前に倒し切らなければならない、ボーナスステージのようなキャラとなっている。
モノリスを倒すごとにライフが減り、0になると対戦相手の勝利となる。
なお、12Pでは最初から複数発生する。
参考動画

出場大会

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最終更新:2022年09月23日 03:29
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