風鳴翼

    

「Imyuteus amenohabakiri tron」

株式会社サテライト制作のアニメ『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズの登場人物。
現代に生きる「防人」である。これが由来となり、ファンからは「SAKIMORI」と呼ばれ親しまれている。
声優は 水樹奈々 氏。
水木氏は同作のOPの担当でもあり、TVシリーズ全期のみならず、ソーシャルゲーム『XD UNLIMITED』の主題歌まで担当している。

日本からイギリスに渡るほどの実力を持つトップアーティストで、ライブには毎回多くのファンが訪れる。
アーティストとしてのプロ意識は高く、雪音クリスに奢りを勧められた際「夜は食事を控えている」と断っている。
主人公である立花響が通う私立リディアン音楽院高等科の3回生でもある。
人類の脅威であるノイズ対策専門の政府機関である「特異災害対策機動部二課」に所属しており、シンフォギア奏者として戦っている。
司令官である風鳴弦十郎は叔父に当たる。
幼い頃から聖遺物「天羽々斬」の適合者として、その身を剣として修行を積んでおり、高い戦闘力を持つ。
バイクの操縦技術にも長けており、戦闘時にも専用のバイクを駆り高速戦闘を披露する。

任務を実直にこなす真面目な性格で他人にも自分にも厳しいが、根は寂しがり屋であることや、
響達と買い物に出かける際に楽しみに待つなど、年相応の女の子らしい一面も見せる。
幼い頃から歌の練習や奏者としての修行に明け暮れていたためか部屋を片付けるのが苦手で、
マネージャーである緒川慎次に整理整頓を完全に一任している。そのため、入院中には散らかり放題になっていた。
その惨状たるや、部屋を見た響から強盗被害にあったのかと勘違いされ、『XV』の公式サイトでは「一言で表すとだらしない」とまで書かれている始末である。
長らく帰っていない実家では、後述する理由から散らかったままになっている。
あっちの戦闘力に関しては、一期の頃はそこそこだったが、『G』以降になると何故か減退
一期終盤で暴走した響を止める際に胸でその拳を受けて止めている為、「あの時抉られた」とよくネタにされる。
最もこれは、『G』から登場するマリア(巨乳。当初は敵対していたが、後にライバル兼親友に)との対比という事もあるのだろうが。
尚、そのマリアとはお互いの胸を合わせてから放つ連携技があったりする。後に調との連携を披露した際は「貧乳コンビ」とネタにされた。
「人気歌手」「ストイック」「片付けが苦手」「胸の大きさ」「演歌好き」など、キャラクター設定のほとんどが演者である水樹氏を意識したものになっている。

クールで戦歴も長い先輩ポジションであるが、前述のように片付けが苦手だったり、古風なセリフ(通称「防人語」)が多かったりとネタ要素も多いため、
作中では大抵ボケ担当である(余談だが、AXZのBD/DVDCMではクリスが「ボケに対してツッコミ役が少なすぎだろ!」と語っている)。
ちなみに防人語については一種のキャラ付けに近く、本来は女性らしい言葉遣いである。

+TVシリーズでの活躍

初代

プロローグまでは、天羽奏と共にツインボーカルユニット「ツヴァイウイング」を結成し、
歌手活動に励む一方でシンフォギア奏者として共に戦っていたのだが、ライブ中に襲撃したノイズの大群相手に追い詰められてしまい、
奏の絶唱によって危機を脱したが、奏は絶唱の反動で戦死してしまう。
自身の弱さが原因で奏を失ったと思い、大切な人を二度と失いたくないという思いで戦い続けていた。
奏に救われた響に対しては当初、亡き奏のギア「ガングニール」を纏う彼女へ拒否感を示しており、
距離を置いていたが共に戦っていく内に響の戦う覚悟や成長を目の当たりにし、共に戦う仲間として認めていく。
最終決戦時にはカ・ディンギルの発射を阻止するために行った絶唱により力尽きたクリスを見て暴走した響を制し、
カ・ディンギルの破壊に成功する*1

「これは、束ねて繋げる力のはずだろ?
 立花…奏から継いだ力をそんな風に使わないでくれ…」

その後、リディアンの生徒達が歌を届けたことで、響・クリスと共に再起し、エクスドライブを発動する。
フィーネを倒した後、フィーネが地球に落とそうとした月の破片を破壊するために三人で宇宙に起ち、破壊に成功する。
それからしばらく、行方不明になっていたがノイズに襲われていた未来の元に三人で駆け付け、危機を救った。

G

前作から100日以上経ち、最大規模の音楽祭典「QUEENS of MUSIC」にて、
新進気鋭のアーティスト、マリア・カデンツァヴナ・イヴと一夜限りの共演を果たし、ライブを披露する。
その後、正体を明かし世界へ宣戦布告したマリアとその仲間である暁切歌、月読調を響・クリスと共に撃退する。
マリアたちとは戦いを繰り返しながらも、最終的には和解。
月の落下と新型ノイズの侵攻を共に阻止した。

GX

リディアン卒業後「世界を舞台に歌う」という夢を抱き、渡英しマリアと共に再びライブを行うが、
現地で錬金術師キャロル・マールス・ディーンハイムの刺客オートスコアラーの一人ファラに襲撃され、
日本にいた響達もオートスコアラーやアルカノイズに襲われたことから、再び戦いに身を投じる。

+出生(ネタバレ注意)
祖父である風鳴訃堂が「家の血」への固執から八紘の妻を寝取った結果産まれており、
そのことが、八紘との関係悪化にも繋がっている。
しかし、八紘自身も翼のことを憎悪に近い複雑な心境ながら、愛情を抱いていた。
風鳴家から敢えて遠ざけていたのは、「風鳴の道具にも剣にもならなくていい、夢を見続けることを恐れるな」
という紛れもない父親としての姿勢が根底にあったのである。
翼の部屋を片付けていなかったのも、娘との思い出を忘れないためであった。

ファラの哲学兵装ソードブレイカー(あらゆる「剣」を無効化して破壊する)によって天羽々斬を打ち破られるも、
八紘の激によって再起し、自らを「剣ではなく、夢に羽ばたくための翼」と再定義する事で新装備イグナイトモジュールでファラを撃破する。
が、各オートスコアラーたちの目的は「奏者たちをパワーアップさせて倒される事でその力を解析する」事であり、
復活したキャロルによる「世界の破壊と再構成による神秘の暴露」を響たちと共に阻止した。

AXZ

国連直轄組織「S.O.N.G」の一員として響達と共に戦い続けており、マリア共々アーティスト活動は休止している。
『GX』において生産されたアルカノイズがブラックマーケット等を通じてテロリストや過激派の手に渡り、戦う範囲が世界規模に広がっている。
切歌以外とのユニゾンに失敗し、塞ぎ込んでいた調に自身の過去を交えて諭し、息の合った連携でプレラーティを撃破する。

「月読の壁も、ただ相手を隔てる壁ではない。
 相手を思ってこその距離感だ。
 それはきっと、月読の優しさなのだろうな。」

XV

マリアに「ステージで歌うのも大切な役目」と言われ、二人で再びライブを披露する。
しかし、またしてもライブ中にノーブルレッドの一人ミラアルクに襲撃され、あまつさえ目の前で観客の少女を惨殺されてしまい、
奏を失って以来のトラウマを抱えてしまう。結果、シリーズ最悪の危機が翼を襲ったと言える。
また、この時の動揺から生じた隙を突かれミラアルクの能力である「不浄なる視線」を喰らい、後述の展開に繋がる。
この大惨事を訃動に責められるばかりか「歌で世界を救えるものか」とこれまでの戦いや歌手としての情熱を全否定されてしまう。
その後のミラアルクとの戦いでは自身の不安定な精神状態も相俟って、ミラアルクの幻覚に翻弄され本来の実力を発揮できなくなっている。
追い討ちをかけるかのように、訃動に「不浄なる視線」のトリガーを起動され、精神を制御されてしまう。
精神を掌握された翼は訃動の命令通りに動く駒となり、護国のための戦力としてシェム・ハを捕獲する。
訃動を拘束するために八紘が指揮する部隊とマリアが包囲するが、訃動に操られた翼が立ちふさがる。
マリアの手によって「不浄なる視線」は解除されるものの、今度は訃動自らが戦い、八紘は巻き込まれて死亡してしまう。
翼は我に返り訃動と戦い止めを刺しかけるも、家族殺しを避けるために弦十郎が割って入り、翼を止める。
ミラアルクとは前述の経緯もあってか、完全和解には至らず、ノーブルレッドらがその命を賭してシンフォギア奏者を助ける場面では、
複雑な表情で俯いていた。

最終決戦では、エクスドライブ時にメガロン・ファイヤー炎を纏った髪の毛で攻撃している。

状況が状況だけに八紘の葬式には出席できなかったものの、「真の絶唱」を敢行した際には奏と共にその魂と再会、涙をこぼしていた。
また、エピローグで仲間達と共に墓参りに行っている。

+使用ギア
  • 天羽々斬
第一号聖遺物。
日本神話にて、ヤマタノオロチを退治したと伝えられるスサノオノミコトの振るいし剣の欠片より造られた。
アームドギアは刀剣の形になっており、手持ちで使う他、脚部にも装備されている。
巨大化させたアームドギア共々、飛び蹴りを見舞う「天ノ逆鱗」や、
脚部の刃を展開し、逆立ちで開脚して回し蹴りを放つ「逆羅刹」などを使う。

天羽々斬に限った話ではないが、時系列ごとにデザインが異なっている。
これはシンフォギアに総数301,655,722種類のロックが施されており、
奏者の技量や戦い方に応じて系統的、段階的に限定解除される構造となっているためである。

  • グリッドナイトギア

『XD UNLIMITED』における『SSSS.GRIDMAN』とのコラボイベント「夢を唄う英雄」にて登場。
グリッドナイトとのアクセスフラッシュによって装着するギアであり、
さながら月刊ヒーローズの漫画『ULTRAMAN*2のウルトラマンスーツを彷彿とさせる造形となっている。
グリッドナイトの技「気円斬グリッドナイトサーキュラー」を使う。


  • 魔導士型ギア

『XD UNLIMITED』における『魔法少女リリカルなのは Detonation』とのコラボイベント「唄いつなぐ小さな魔法」にて登場。
フェイト・T・ハラオウンが使うデバイス「バルディッシュ・ホーネット」を元に発現したギア。
技名は「轟刃・ブリッツセイバー」。


  • レギオン型ギア

『XD UNLIMITED』の『ガメラ』とのコラボイベント、「ガメラ 大怪獣絶唱」にて登場。
レギオンの残骸から「二つの聖遺物(デュオ・レリック)」によって天羽々斬と重ね合わせて発現した。
必殺技は「マイクロ波シェル」。

+平行世界
「お前らって、平行世界のオレたち、なんじゃねぇか?」

『XD』イベント「BAYONET CHARGE」では平行世界での翼の姿が描かれた。
厳密には「翳り咲く閃光」にも出ているが、本編と全く変わらない姿のため割愛

本編世界以上に八紘との関係が悪化しており、弦十郎が風鳴家を出奔すると共に付いていき、
彼が立ち上げた組織「影護(かげもり)」の一員として戦っていた。
弦十郎の元でクリス共々激しい鍛錬を受けるなど、本編世界よりも弦十郎の影響が大きく、
一人称が「俺」であるなど、奏のような荒めな言葉遣いとなっており、髪型もショートカットと本編世界と比べて少年らしい容姿が特徴。
天羽々斬のデザインも変化しており、肩当てとマントが付いている他、戦法も本編世界とは異なっている。

『魔進戦隊キラメイジャー』とのコラボイベントではキラメイブルー/押切時雨の力を借りて変身する。
有名な人気芸能人、青い剣士で硬派ぶっているがネタキャラ扱いされる変人、と共通点も多く相性ピッタリである。

外部出演ではバンダイナムコのクロスオーバーゲーム『超ヒロイン戦記』に響、クリスと共に参戦。1話から登場し、仲間になる。

(以上、公式サイト・pixiv百科事典・ニコニコ大百科より一部引用・改変)


MUGENにおける風鳴翼

島風アクア様等を製作したmer氏によるキャラが存在する。MUGEN1.0専用。
容姿は『G』が基準になっている。
ニュートラルポーズでは原作を意識しているためか、歌っているように口が動いている。
AIもデフォルトで搭載済み。
また、相棒の天羽奏もmer氏によって製作・公開されている。

BGMを原作のキャラソンに設定して、雰囲気を出してみるのも一興だろう。

出場大会

  • 「[大会] [風鳴翼]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
このシーンはYouTubeのシンフォギアシリーズ公式チャンネルにおいてスタッフが名シーンを選ぶ企画、
「ベスト・オブ・シンフォギア」において水樹奈々氏が選出している。

*2
後に『ULTRAMAN』とのコラボも実現した。コラボギアはマリア、切歌、調が装着する。


「盾!?」
+...
「剣だ!」


最終更新:2021年02月26日 19:55