ブチュ

格闘ゲームの開祖的な存在であるコナミのレトロゲーム『イー・アル・カンフー』のキャラクター。
アーケード版の最初のステージに登場する敵キャラである(ただし最弱は5面(全11面)のフィードルとされている)。

見た目と名前のモデルは実在プロレスラーのアブドーラ・ザ・ブッチャー氏からであろう
(「ブッチャー」とはお肉屋さん屠殺人」と言う意味。
 「アブドーラ」はアラビア語圏の一般的な人名(生まれも育ちもカナダだが、ギミック(設定)ではスーダン出身を名乗っている))。
人気悪役レスラーだったため、ブチュ以外にもキラー・ザ・ブッチャーや、ハート様といった悪役のモデルにも成っている。
逆に『愛しのボッチャー』の主人公・ボッチャーは「ギミックとして悪役レスラーをやっている」だけなので、
素顔は「対戦相手には敬意を払いファンも大切にする良い人」である。
まぁ「悪役レスラーが本物の悪人だったら洒落では済まない」という意見もあるし…。当然アブドーラ氏も悪人ではない。

半裸に白いズボンを着用しているスキンヘッドの大男。
武器を使わず飛び跳ねながらフライングボディアタックを仕掛けてくるが、動きは遅い。
技名はフライングボディアタックだが、動きは放物線状に飛んでくるのでは無く水平移動で真横に突進し、
あたかも彼には飛行能力がありパンチで攻撃しているように見える。
格ゲー史としてはスーパー頭突きサイコクラッシャーアタックの祖にあたる存在と言えよう。

ちなみにMSX版やファミコン版の敵「チャーハン一族」にも、この技を繰り出す謎の男「呉(ウー)」がいるのだが、
なんと5人いる敵の5番目、つまり(一応の)ラスボス扱いに格上げされている。

(以上、Wikipediaより引用・改変)


MUGENにおけるブチュ

同作のリー・ウーロンも手掛けたCrisk氏によるものが存在。
氏のサイトは消滅しているが、MediaFireのデータは健在であり現在も入手可能。
ドットは原作のものを拡大し、通常技のモーションを描き足すなどして格ゲーキャラに落とし込んでいる。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。

操作方法はシンプルな4ボタン方式で、原作でも披露していたフライングボディアタックに加え、
炎の放屁攻撃といったオリジナルの技も追加されている。
ちなみに『イーアルカンフー』の続編『イーガー皇帝の逆襲』の3面の敵(ブチュと同じく肥満体型の男)が放屁攻撃を行ってくる。
guykazama氏による外部AIも公開中。

出場大会



最終更新:2025年03月04日 02:12