東洋の巨人

実在のプロレスラージャイアント馬場、および漫画作品で描かれた馬場、馬場をモデルにした漫画キャラクターを元に作られたMUGENキャラクター。

実在のレスラーをモデルに作られたキャラクターは、
など様々に存在するが、この「東洋の巨人」もまた「馬場をモデルに作られたキャラクター」である。本人ではない。


ジャイアント馬場について


「人生は、チャレンジだ」

本名、馬場正平
昭和における日本のプロレスを代表する、偉大なプロレスラー。
代表的な技は209cmの長身を生かして放つカウンター技「16文キック」
(取材した記者が「16と書かれた靴(アメリカで16号の靴と言ったら約33cm)」を見て「16文(38cm)」と勘違いしたのが原因であり、
 本当は14文しかない)。
元は読売ジャイアンツプロ野球選手(投手)で、二軍で二年連続最優秀投手賞を取って一軍に上がるも、
まもなくキャンプ中の負傷を機に引退、プロレスに転向する。
なおこのリングネームはジャイアンツにいたからではなく、シンプルにその体躯から、ビンス・マクマホンが名付けた。

アントニオ猪木と共にプロレスの一時代を築き上げ、二人のタッグは「BI砲」として人気を集めた。
後に猪木は「新日本プロレス」に移籍。二人のタッグは解消される。
「全日本プロレス」の代表となった馬場は、猪木が異種格闘技戦など様々な新しい分野に挑戦していくのに対し、
伝統的なプロレス興行のスタイルを守り続けた。

「みんなが格闘技に走るので、私、プロレスを独占させていただきます」

晩年は『クイズ世界はSHOW BY ショーバイ!!』の常連解答者としても、味のあるキャラクターでお茶の間に親しまれた。
生涯で通算5769試合を行い、1999年にこの世を去った。61歳であった。

漫画作品におけるジャイアント馬場

馬場を主役とした『ジャイアント台風』、
その他『プロレススーパースター列伝』『プロレス・スターウォーズ』など数多くのプロレス漫画に登場。
当時の子供達はこれらの漫画でプロレスラーの事を知っていき、
また、現在と違って外国の情報を手に入れる事が簡単でなかった当時においては、外人レスラーの詳細を知る事ができる貴重な漫画であった。
……ところがこれらの作品、読者が真実を知る術が無いのをいい事に嘘八百漫画作品ならではの誇張された表現や逸話が多く、
本当の情報が知られるようになった今日では散々ネタになっていたりする。

架空の作品では『タイガーマスク』等にも登場。
若き主人公を導く先輩格としてメインキャラクターの一人となっており、
タイガーマスクを助太刀するため覆面を被り「りっぱなしまうまザ・グレート・ゼブラ」と名乗り、
悪役団体「虎の穴」の強豪レスラー「ザ・ライオンマン」をも圧倒する戦いぶりを見せる。
最初は「グレート・ゼブラも虎の穴のレスラーで、3対1でなぶり殺しにするつもりか」と疑っていたタイガーマスクも、
試合の中でグレート・ゼブラの正々堂々の試合運びを見て真の仲間だと確信、共に虎の穴のレスラーを倒し、グレート・ゼブラの正体が馬場だと見抜いた。
馬場の尽力をマスコミに公表しようと言い出すタイガーマスクに対して、馬場は「人間は名を告げぬ、人知れぬ行ないこそ本物だ」と諭し、
誰にも知られる事なく孤児への援助を続けるタイガーマスクの行いを讃えた。
さらにタイガーマスクと虎の穴の最終決戦では、猪木など日本レスラーを率いて全員でタイガーマスクの格好をして虎の穴本部を襲撃。
タイガーマスクと力を合わせて虎の穴本部を壊滅させた。いいのかこの展開
漫画版とは最後の展開が異なるアニメ版『タイガーマスク』では、
虎の穴のボス「タイガー・ザ・グレート」とタイガーマスクの最終決戦をリングサイドで見守っている。

これが元で、ゲーム『全日本プロレス ファイトだポン!』では馬場が「しまうま仮面」に扮する場面がある。

また、1980年代当時から見た2008年を舞台とした漫画作品『ネオ格闘王伝説Jr.Wars』においても、
直接名前こそ言及されないが、アントニオ猪木と前田日明の最期の戦いを見届ける一人として登場している。

実は『キン肉マン』にも出演しており、運命の5王子の登場ですっかり気落ちしたキン肉マンが、
一時「キン肉星の王子をやめて人間のプロレスラーになり、馬場か猪木に使ってもらう」といった発言をしており、
超人プロレスと人間のプロレスの間にも何らかの人脈が存在した事を窺わせる。
キン肉マンが汚したパンツを洗濯するための洗濯板としてミートくんに利用された事は不問になったのだろうか

柳田理科雄氏の『空想科学読本2』では、なんと怪獣の強さを図る単位として登場。遂にものを測る基準になってしまったのだ。略してジャバ
これは怪獣の強さを測る物差しを探していた著者が、怪獣図鑑で「ゴジラの尻尾は、ジャイアント馬場5万人分の破壊力!」
という記述を発見して採用したもの。
他にも「王貞治のホームランバット〇本分の破壊力!」等、怪獣の強さの基準として挙げられているものはあるにも拘らず馬場が選ばれたのは、
柳田氏がプロレス好きという事も大いに関係していると思われる。
馬場の現役時代を知らない世代の人の中には、これでジャイアント馬場を知った人も多いのではないだろうか
(馬場の現役時代を知らない世代なら王の現役時代も知らないだろうが)。
余談だが『ポケットモンスター』では「インドぞう」がよく使われている
(怪獣図鑑でもゾウ(地上最大の生き物。ただしアフリカゾウ)やシロナガスクジラ(地球最大の生き物)は常連なので、単位として検討もされたのだが、
 「より怪獣の能力バランスに近い」という理由で馬場に決定したのである)。

「基本である1、2、3をきちんと練習しないで、いきなり4とか5をやるな」

ジャイアント馬場がモデルのキャラクター

本人名義ではなく、変名やパロディキャラも多く存在する。
+マウント斗羽(グラップラー刃牙
  • マウント斗羽(グラップラー刃牙)
ジャイアント馬場は既に引退した時期の作品だが、作中では現役のベテラン選手として登場する。
プロレスラーの圧倒的な身体能力、そしてプロレス技以外の技も駆使して戦う斗羽は初期の強豪として
まだあまり作品がおかしくなってなかった頃の刃牙をおおいに苦しめたが、膝の負傷を突かれて敗北。
後に参加した最大トーナメントにおいても烈海王と戦い、やはり膝の負傷のため敗れている。
その後、『刃牙外伝』でアントニオ猪狩(猪木がモデル)との戦いが描かれる。
現実では実現する事の無かった馬場と猪木の決戦を見事に描ききり、そして、感涙必至のハッピーエンドを迎えた。

+大巨人(浦安鉄筋家族)
  • 大巨人(浦安鉄筋家族)
『浦安鉄筋家族』でも馬場がモデルのキャラとして、記憶喪失の大男こと大巨人が登場。
のちに語られたエピソードによると馬場氏とは作中明言していないがどうやら彼も売れっ子プロレスラーであった様子。
試合中の相手からのパイルドライバーで気絶昏倒、搬送される最中その救急車が事故を起こし診療台ごと外へ投げ出される。
そこが主人公の小鉄達の遊び場の空き地であり、小鉄もとは初見で気付いたようだが、
「オメーは俺の子分だあああ!」と記憶喪失なのを良い事に使いっパシリとして彼を使っていく事になる。
小鉄が自分のリコーダーを吹くとどこであろうと「御主人様がお呼びババー」と駆け付けるようになっているが、
他人が小鉄のリコーダーを吹いてもその人のもとに駆け付けその人に従ってしまう。さながらランプの魔神である。
ちなみに呼ばれない時は河川のボロボートや製氷店の冷凍庫の中で休眠状態にある。
一時頭を打ち記憶を取り戻したらしく葉巻を吸いながら小鉄に尊大な態度を取ったりしたが、
その後すぐにまた頭をぶつけて元に戻っている。
…と思いきや浦安最強決定戦の回にて試合中に完全に記憶復活。試合放棄しそのまま所属陣営へ帰っていった。

+グレート司馬(ファイヤープロレスリング)
  • グレート司馬(ファイヤープロレスリング)
本シリーズは架空の団体・選手名に置き換えた事で実現したドリームマッチ、
並びにCPUの行動パターンまでも設定できる自由度の高いエディットモードをウリとしており、
今なお根強い人気を誇るプロレスゲームの老舗とも言うべきタイトルである。
本シリーズでも『スーパーファイヤープロレスリング』で満を持して出場。
ビクトリー武蔵(猪木がモデル)との「BI砲」ならぬ「SM砲」がその名を轟かせる。
…はずだったのだが、それを快く思わない人物がいた。
ジャイアント馬場夫人にして元全日本プロレス社長・馬場元子女史である。
この想定外の横槍により、グレート司馬はしばらく出場停止処分になってしまった。
それから約三年後、『スーパーファイヤープロレスリングSPECIAL』で隠しレスラーとして復活を果たし、
その後も皆勤とはいかないまでも何度か出場している。

そして2017年、パソコン並びにPlayStation4用ソフトとして『ファイヤープロレスリングワールド』が配信されシリーズ復活を果たすも、
選手の版権事情が厳しくなった関係上往年の名選手と共にリングを降りる事となる。
とはいえ、本作においてもエディットモードは健在な上に、
きちんと許可を取った上で高山善廣氏、並びに新日本プロレス、スターダム所属の選手達が実名で出場しているので、
自分だけの「グレート司馬」を作ってみるのも乙である。

+ジャイアント・ゼブラ(ゴッドハンド
  • ジャイアント・ゼブラ(ゴッドハンド)
STAGE4の金網電流爆破デスマッチにて、突如乱入してくるゼブラマスクの巨人。
動きは鈍重ながらチョップや16文キック、そして強力な掴み技「ココナッツクラッシュ」を使いこなす強敵である。
見事倒すと相手を気絶させる事ができる「伝説のチョップ」が手に入る。


「成り行きと言うと無責任なイメージを持つけどこれほど強いものはない。
 つまり、自然の流れに逆らわずに正直に生きるってこと」


MUGENにおける東洋の巨人

喧嘩芸アンディリョウ・ナガサキを手掛けたユメヒコ氏が製作。
グラフィックこそメサイヤのプロレスゲーム『全日本プロレス』シリーズのジャイアント馬場のものを使用しているが、
実在のジャイアント馬場の技だけでなく上記の様々なネタを詰め込んだ結果、
むしろ漫画のキャラクターのイメージが強くなっており名義上は本人ではなくオリジナルキャラクター「東洋の巨人」という体裁になっている。
キャラ同梱のドキュメントファイルも「ジャイアント馬場さんとは別人です」と念を入れてあるが、
その他のファイル名は全部baba.defとかbaba.cnsという名前になっている

表モードと裏モードがあり、表モードは実在および漫画版のネタを多く取り入れており、
裏モードは刃牙に登場したマウント斗羽を意識した技構成になっている。
大量のプロレス技を搭載したため専用やられポーズも膨大な数にのぼり、その数は実に25種類
本人はキン肉バスターにも対応している。

AIは未搭載だが、マカオとジョマや動画の演出で知られるカサイ氏による外部AIが、動画の出場にあたり公開された。
このAIは表モードと裏モードの技を両方使うようになっている。

また、キャノン娘氏による外部AIも公開されている。
公開当初は表モードにのみ対応であったが、後に裏モードにも対応。
これを適用すると武松とのBI砲タッグでの勝利時に特殊演出が入る。
AIの挙動など
特殊勝利演出(12:18~)

出場大会



+実は……
ジャイアント馬場本人もMUGEN入りしているらしい…のだが、どう見ても中の人は大門である
馬場さんに一体何があった。タイガーもクラークだし。

動画の説明文に「author = "Ahuron"Mr Gigante Baba」とあり、アフロン氏の大門を改変したらしいとは分かるのだが、
改変したのが誰なのか分からないため入手方法は不明。


最後に、当然の話だが東洋の巨人のモデルとなったジャイアント馬場氏は実在した人物である。
MUGENを含む二次創作を他所に持ち出し、当人の関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ、失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。
動画公開においても、18禁や不必要に残虐なものは禁止とされている。


最終更新:2021年10月27日 23:10