「訂正しろ… ヴェルゴさんだ…」
表向きは「
鬼竹のヴェルゴ」と言う異名で海軍本部G-5支部基地長を務めている海軍本部中将で、
荒くれ者なメンバーだらけのG-5支部の中では例外的に紳士的な好漢として知られているが、
その正体は王下七武海の一人であるドンキホーテ・ドフラミンゴ率いるドンキホーテ海賊団の幹部格。
ドフラミンゴの指示で海軍に潜入し、約15年かけて中将にまで昇格した内通者で、
長年海軍として活動する傍らでドフラミンゴに情報を横流ししたり隠蔽・工作を進めていた。
また、過去にドンキホーテ・ロシナンテの内通を暴いた当事者であり、
トラファルガー・ローにとっては仇の1人である。
その本性は、犯罪の臭いに敏感な
スモーカーでさえすぐ近くで働きながらその正体に気付く事はできなかった程の演技力を誇るだけでなく、
仮初とはいえ長年共に戦い自分を慕う部下達さえ躊躇なく殺せるほどの冷酷な性格の持ち主である。
一方、長年のスパイ生活で周囲を欺いて偽りの自分を演じ続けているせいか、度々自分に無いはずのキャラ設定を口走る癖がある。
また、特に解説もされずに放ったらかしの食べたものの食べ残しや食事に使った食器がくっつく体質でもある
(昇格の時にも上司からツッコまれたがスルー)。
しかも「食べ残し」と言っても「ちょっとした食べカス」どころか齧った跡がある程度で殆ど手付かずであるため、
大きめのタコさんウィンナーやハンバーグなどがほぼそのまま貼り付いており、性格とのギャップも含めてその姿はインパクト抜群。
パンクハザード編にて、近隣の住民達から行方不明の子供の捜索を依頼されながら、
それを海難事故による事故死として隠蔽しつつ、
シーザー・クラウンの実験台として提供していた所へ、
パンクハザードに麦わら海賊団・スモーカー・ローが集結。
ローの狙いがドフラミンゴにとって最重要な取引相手で「SMILE」の原料である「SAD」の製造を担っていたシーザーであり、
さらにローと同盟を組んだルフィ達やスモーカー率いる海軍G-5支部にシーザーの違法な研究施設を知られたと把握し、
ローの阻止と目撃者全員の口封じのために行動を起こす。
一度は投獄したルフィ達が研究室から脱出して麦わらの一味やロー、海軍G-5支部と呉越同舟の形で共闘で反撃に転じると、
自らも戦いに参戦してG-5支部の面々も容赦なく殺そうとするが乱入した
サンジに妨害され、
蹴り技の応酬で彼の足にヒビを入れるなど追い詰めるも仕留め損ねる。
その後は単独行動をしていたローの元へ現れ、ローがシーザーとの取引で渡していた心臓を所持していた事で戦いを終始有利に進めていたが、
彼の助太刀に来たスモーカーが現れ、文字通り心臓を握っておりローよりもまずはスモーカーを倒すことを優先する。
煙化で体積を広げたスモーカーを高度な武装色の覇気で打ち倒すも、実はスモーカーの狙いが先の脱獄の際のローへの借りを返すべく、
勝利するのではなく煙幕代わりにモクモクの実の能力で目くらまししながらロー心臓を奪い返す事だったという事実に気付けず、
憂いの無くなったローが戦線復帰する事態を起こす。
化かし合いで出し抜かれるという、スパイとして最も屈辱的な目に会った事に加えて、
さらにヴェルゴが所持していた電伝虫越しにドフラミンゴを挑発したローに激怒して全身武装色で硬化して突撃するが、
覇気を乗せたオペオペの実の一撃により胴体を両断されて敗北。
その後、ローにより体をバラバラに分解され、毒ガスが立ちこめるパンクハザードに放置された。
後にパンクハザード付近に来たドフラミンゴ一派がヴェルゴを救出したような描写が無かったため、明確に断言されていないが生存は絶望的と思われる。
さらに後で同じく海軍本部中将であるスモーカーが後任としてG-5支部の基地長に就任しているため、海軍からも完全に失脚扱いされていると分かるが、
作中の世界政府の隠蔽体質を見るに、長年内通者に欺かれていた事実を素直に公表するとは考え辛い事、
そうでなくても上記の口封じの際にスモーカーやたしぎ以外の海兵からも「偽物」扱いされていた程の人望があった事からすると、
公表した所で民衆が信じるかは疑わしく、「直近でドフラミンゴの部下に殺されて偽物に成り代わられていた」などの方便が使われた可能性が高い。
曲がりなりにも七武海幹部だけあって非能力者ながら実力は高く、
ゲッコー・モリア配下の三怪人と異なり覇気の扱いにも長けており、
サンジですら驚愕する程の高度な武装色を扱える他、高等技術である全身武装色硬化も可能。
主に肉弾戦を多用し、海軍として活動する傍らで取得したのか、六式の「指銃」「剃」「月歩」を取得しているが、
一方で何の変哲も無い竹竿に覇気を纏わせて振るう戦法も好む(「鬼竹のヴェルゴ」の由来)。
ただし、上記の戦いではサンジは諸事情で本調子ではなく、スモーカーも勝敗度外視で戦っていたため、
ハンデ無しの状態で戦っていた場合は勝負がどう転んでいたかは不明。
また、「過剰な武装色の覇気は能力の干渉を阻害できる」という情報が明確に登場人物の口から初めて公言されたのもこのヴェルゴ戦だが、
ローの武装色がヴェルゴを凌駕していたため呆気なく防御を貫通されており、周囲の評価に反して半ばローのかませ同然の扱いを受けていた。
MUGENにおけるヴェルゴ
ANHTHAI氏の製作したキャラが公開中。
主に近接戦に長けた性能である一方で、吹き矢や飛ぶ斬撃などの
飛び道具もある他、
モネやシーザーを
ストライカーとして呼び出す技もある。
また、全身武装色硬化するモードチェンジ技もある。
AIもデフォルトで搭載されている。
出場大会
最終更新:2025年04月25日 12:59