カプコンの狩りゲー『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスター。
1作目から登場している古株で、パッケージも飾っている。
シリーズほぼ全てに登場しており、名実共に『モンハン』を代表する存在である。
(スピンオフ作品『
アイルーでパズルー』のみ未登場)。
分類は飛竜種。両手が翼になっている所謂ワイバーン。
別名は「火竜」「雄火竜」。
朱の巌洞 火焔ごうごう
そこは領域 近づくなかれ
大地 焼き立つ 天の火は
空 統べる王の 鉄槌なるぞ
「空の王者」の
異名を持つ。
雌のリオレイア(こちらの通称は対となる「陸の女王」)と共に巣を守り、彼女は陸上を担当し、こちらは異名通り空を飛んで見張る。
火竜の別名通り口からは強力な火球を吐き、空を飛びながら地上を空爆することもある。
足の爪には毒が仕込まれており、急降下して二度蹴りを浴びせる事で、
ハンターを毒と気絶に追いやる。
翼を広げて行う突進攻撃も威力・攻撃範囲、誘導性全てが優れており、地形によっては回避不能になることも多い。
また、怒った際の攻撃力上昇値が高いうえに、下手にダメージを与えると事前動作を
キャンセルして咆哮からの怒り状態に移行するので性質が悪い。
咆哮で耳を塞いでしまい、その隙に怒り
補正のかかった突進やバックジャンプ火球で即死するデスコンボは多くのハンターに恐れられている。
派生種として、青い体色をした「亜種」と銀の体色を持つ「希少種」が存在する。
種類毎に弱点属性が異なり、原種は氷・龍、亜種は龍、希少種は水・雷となっている。
また、これらとはまた別に「黒炎王」と呼ばれる特殊なリオレウスも存在している。
見た目はかっこよく、コントローラーやゲーム機本体の限定デザインに採用される等、人気も高いのだが、
『MHP2G』まではやたら空を飛んでハンターが何も出来なくなるばかりか、
空から使うのは簡単に躱せる攻撃ばかりで時間の無駄以外の何者でもないため、戦闘面での評判は悪かった。
具体的に言うと、火炎ブレスと二度蹴りはリオレウスの真下にある影へ行けば当たらないし、
空を飛び回った後、急降下して突撃する通称「ワールドツアー」は攻撃までが長過ぎて、こちらから近付かない限りまず当たらない。
その戦法から「ヘタレウス」「チキン野郎」「雌のリオレイアに巣を任せて飛んでるだけのダメ亭主」という不名誉な蔑称まで付けられる始末である。
また、閃光玉で目眩にすれば、約30秒間その場から動かないので、完全に的になってしまう(ついでに言うと空を飛ばれても、これで墜落させられる)。
しかも当時の閃光玉は繰り返し浴びせても、モンスターに耐性が付かず効果時間が変わらない仕様だったため、効果が切れたら再度浴びせて攻撃を繰り返す、
所謂「閃光漬け」と呼ばれる戦法のカモだった(他には、ディアブロスやティガレックス等、多くの飛竜が該当する)。
もっとも、飛行に長けた能力を持つという設定である以上、地上に張り付きっぱなしというわけにもいかないのもごく自然の話。
そして『MHRise』においては飛行状態が完全撤廃され、それらは技の動作の一環として扱うという措置が取られた。
結果多くのプレイヤーから「強さと空の王者らしさが両立できている」と好評を博すようになった。
また、後続作品におけるOPや新モンスターの生態紹介及び登場ムービーの類において、
新モンスターの噛ませとして出てくることも少なくなく、その点でもヘタレ扱いを受けることもある。
尤も、それらのリオレウスを蹴落とすようなモンスターは作中屈指の脅威的存在である場合が多いので、相手が悪いとも言えるのだが。
他コンテンツとの絡みでは、
手塚治虫氏とのコラボ企画『CAPCOM vs.手塚治虫CHARACTERS』にて火の鳥と対になっている。
手塚プロのイラストレーター、つのがい氏がリオレウスを描き下ろしている他、
火の鳥は『モンハン』のデザイナーである北島サブミッションTypeD氏によってリオレウス風にアレンジされている
(ただイラスト集によれば「リオレイア希少種を火の鳥っぽくした」との事)。
このイラストにおけるリオレウスのポーズは、手塚氏の恐竜漫画『ロストワールド』を参考にしている。
また、『
大乱闘スマッシュブラザーズSP』ではアシストフィギュアとボスキャラとを兼任している。
2025年には『
デジタルモンスター』とのコラボで
グレイモンと合体したレウスグレイモンが登場した。
MUGENにおけるリオレウス
ELMANIC_GAMER16氏(ElManic16氏)による
MUGEN1.0以降専用キャラが公開中。
元々はA Palico氏が製作したリオレウスを改変したもので、Megaman氏とVirusComputerBad2003氏が手掛けた
スプライトを用いている。
フォルダ名は英名である「Rathalos」になっているので、検索する際は注意。
なお、Readmeの類は付属していないので、各種
コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。
操作方法は5ボタン方式。一般格ゲーの様なコマンド入力は存在せず、ボタン一つで技を出せるアクションゲームの様な操作性となっている。
ボスキャラとして製作されており、
巨大キャラで常時
ハイパーアーマーかつ、ジャンプは不可能。
BGMも原作におけるリオレウスのテーマ曲『咆哮/リオレウス』で固定される。
原作で使う火炎ブレス、空中火炎ブレス、突進、空中突進、咆哮が実装されている。
至近距離で咆哮を浴びせるとダメージを与えられる。
それはティガレックスの技なのだが…
AIも搭載されているが、上述した仕様もあり、
AI殺しな性能なので
プレイヤー操作で挑むボスキャラとして使うのが望ましいと思われる。
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2025年05月25日 15:58