天貴星グリフォンのミーノス






 年齢:23才
 身長:184cm
 体重:72kg
 誕生日:3月25日
 血液型:A型

「さあ立て!貴様は私の操り人形だ!砕け散れ!」

+ 担当声優
遠近孝一
作品全般
櫻井孝宏
『ライジングコスモ』
近藤隆
『レジェンドオブジャスティス』

『週刊少年ジャンプ』で連載されていた車田正美氏の漫画『聖闘士星矢(セイントセイヤ)』の登場人物。
「天貴星」は「てんきせい」と読み、元ネタは『水滸伝』の百八星。
冥王ハーデス配下の108人の冥闘士(スペクター)の内、3人の実力者である「冥界三巨頭」の一人である冥界の裁判官。
まぁヒュプノス&タナトスの双子神からは三巨頭も下っ端冥闘士も等しく捨て駒扱いされているんですがね
ノルウェーの首都・オスロ出身。

本来は第一獄・裁きの館で亡者達を裁く役目を負うが、普段はその任を副官である天英星バルロンのルネに一任している。
冷静沈着な性格で、強大な念動力で手を触れずして敵を倒す闘技の使い手。
普段は前髪で顔の上半分が隠れている。

黄金聖闘士(ゴールドセイント)双子座(ジェミニ)のカノンの前に現れ彼を追い詰めるが、青銅聖闘士(ブロンズセイント)鳳凰星座の一輝(フェニックス イッキ)の乱入によって戦いは中止される。
一輝に立ち向かった同僚の冥界三巨頭の一人・天雄星ガルーダのアイアコスが敗れると、
冥王ハーデスが一輝を自身のもとへ召喚したため、またも戦いは中断。*1
しばらく動向が描かれずに話が進む。

その後、黄金聖闘士達が冥界最奥の嘆きの壁を破壊しようとする場に乗り込もうと扉を開けた事で、
内部に留まった黄金聖闘士全員が消滅するほどの衝撃の余波を浴びたが、それでもなお生き残り、氷河と戦う事となる。
黄金聖闘士の力をもってしても砕けないとされる水瓶座(アクエリアス)のカミュの技である「フリージングコフィン」の氷壁を破壊し、*2
同じくカミュの技である「オーロラエクスキューション」を受けてもなお立ち上がるものの、
エリシオンへ向かおうとする氷河を追跡し「嘆きの壁」を越えたため、超次元に飲み込まれて消滅する。

彼の必殺技である「コズミックマリオネーション」は小宇宙(コスモ)で作り出した見えない糸で相手を操る技であり、そのまま相手の関節を曲げたりする事も可能。
強力な技である事に違いはないが、冥衣(サープリス)のモチーフであるグリフォン半鷲半獅子)要素はまるで無い。
まぁ不死鳥に幻覚要素(鳳凰幻魔拳)は無いし、双子座にも洗脳要素(幻朧魔王拳)や異次元要素(アナザーディメンション)は無いし、
水瓶座に氷属性(水属性ではない)要素も無いので今更である

(以上、Wikipedia及びピクシブ百科事典より引用・改変)

聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』にも、243年前の聖戦に同名の人物が登場。*3
配下の冥闘士を率いて聖域へと侵攻するも、最終的に魚座のアルバフィカと相撃ちになり死亡した。
星座カースト制度 において下位に置かれていた魚座の聖闘士が三巨頭最強のミーノス、
その前座として三巨頭以外の冥闘士の中で最強とも、「実力÷顔なら車田史上最強」とも言われる地暗星ディープのニオベを撃破した事は、
星座カースト制度に涙で濡れていた数多くの読者達をエリシオンに導く第一陣となった。
エリシオンは「楽園」と言っても「死後の楽園」であり、冥王の支配地なんですがね(『星矢』以前からそういう設定)

『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』では同じモチーフの「天貴星グリフォンのフェルメール」が登場している。
こちらも星座カースト最下位であった蟹座の聖闘士の前任者、実力÷顔でニオベと並び車田最強を謳われる男蟹座のデストールに敗れている。
たぶん歴代天貴星の冥闘士で一番可哀想な人


MUGENにおける天貴星グリフォンのミーノス

同作の海魔女のソレントも手掛けたfido氏による手描きキャラが存在。
現在は海外サイト「Extreme Team M.U.G.E.N」にて代理公開されている。
フォルダ名は「Miros」となっている。
なお、Readmeの類が付属していないため、各種コマンドはcmdファイルを開いて確認する必要がある。

操作方法はシンプルな4ボタン方式で、コズミックマリオネーションなど原作でも披露していた技が一通り揃っている。
また、大・小ポトレが空白になっているが、キャラ自体はきちんと登録されているのでご安心を。

出場大会

  • 「[大会] [天貴星グリフォンのミーノス]」をタグに含むページは1つもありません。

その他



*1
この状況では、その場にはカノン、ミーノス、ラダマンティスの三人が残され、
そのままミーノスとカノンの戦いが再開していたとしたらカノンの運命はかなり危ない所だったが、
どういうわけか三人は戦わずにバラバラに離脱したようで、後にカノンとラダマンティスは別の場所で再会して戦闘、相打ちになっている。

*2
この「黄金聖闘士数人がかりでも壊せないはずの氷壁を、必殺技でも無いただのパンチ一発で粉砕した」という事で、
彼の本来の戦い方は小宇宙(超能力)での変則的な攻撃であるにもかかわらず肉弾戦で作中最強と噂されている。
なにしろ「ただのパンチ一発 > 黄金聖闘士数人がかり」なんて事になっている以上、
黄金聖闘士の中でも肉弾戦が得意なアイオリアアルデバランでも真っ向から立ち向かえるのかどうか……。
このため、「氷河の作った壁がカミュのほど強固では無かった」という説やそれだと氷河に負けたカミュの立場が無いが
「黄金聖闘士の力をもってしても砕けない」と言うのがハッタリと言うか誇張表現だったという説など、
様々にバランス調整案が議論されている。

また、黄金聖闘士達が嘆きの壁を破壊した時の衝撃など明らかに死ぬはずの攻撃を受けてもほぼ無傷で帰ってきたりと、耐久性の面でも異常に強い
(超次元で消滅こそしたが、氷河達も神聖衣(ゴッドクロス)に成り得る「女神の血の加護」を受けた聖衣が無ければ同じ運命を辿るはずだった。
 つまりミーノスの冥衣に「冥王の血の加護が無かったから」と言う理由であって、ミーノスの実力的な問題ではない)。

このように戦闘時の描写とはちょっとずれた所で攻守共に他二名を隔絶しており、三巨頭最強はまず間違いないと思われるが、
何故か解説本ではアイアコスが最強とされていた。
アイアコスとラダマンティスのどちらが強いのかは評価が分かれる描かれ方だったが、
とりあえず作中ダントツの無茶理論で倒された最も悲惨な男はアイアコスで間違いない。一輝が相手だったのが悪かったとしか……。

*3
『聖闘士星矢』の作中で登場した冥界三巨頭、ラダマンティス、ミーノス、アイアコスの三人は、
ギリシア神話ではハーデスの配下で冥界の裁判官を務める、生前は神々への信心深く領地に善政を施した王たちである
(ギリシア神話のハーデスは閻魔大王に近い存在であって邪神では無いため。偶にやらかすが、それはアテナも同じである)。
中でもクレタ島を治め、呪いで発狂した妃が雄牛と交わって怪物ミノタウロスを産んでしまって対応に苦慮したミーノスが最も有名であろう。
実は彼らは全員、ハーデスの弟である主神ゼウスの地上の美女達と浮気して産ませた息子達でもある。

そんな元ネタがあるので、冥闘士たちはハーデスと同じく封印されているが聖戦のたびに復活してくる神話の時代からの同一人物というイメージがあり、
『ロストキャンバス』では冥闘士の名は全員『聖闘士星矢』原作と同じ名で構成されていた。
タナトスとヒュプノスが冥闘士を捨て駒同然に扱っていたのも、「何度倒されても次の聖戦ではまた復活するから」と考察された事もある。
元々「冥闘士の本体は冥衣の方であり、それを纏った人間は冥衣を動かすための道具でしかない」という公式設定が存在したため、
そこから「素体が誰であろうとも、天貴星グリフォンの冥衣を纏わせれば冥闘士ミーノスの魂が宿るのでは?」と考えられたのである
(聖闘士や海闘士とは違い、冥闘士は冥衣さえ無事なら幾らでも代わりを用意出来ると言う事。
 作中では負けたら鎧が砕け散るのが恒例行事であったが、(結果論だが)冥闘士に対しては冥衣の破壊を以て真の意味で倒した事になる。
 後年の仮面ライダーオーディン(カードデッキが本体)と同類と言えよう)。

……が、原作者が描く『ネクストディメンジョン』では全く別の名前になっており、上述の考察は意味が無くなってしまった。
そもそも無印の時点で、地暴星サイクロプスのギガントは「永遠の命」が欲しくて冥闘士に成った訳だし


最終更新:2025年04月10日 06:41
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