+ | 他形態はこちら |
「ブランク体」
パンチ力:50AP(2.5t) キック力:100AP(5t) ジャンプ力:10m 走力:100mを8秒 視力:5km 聴力:5km FINALVENT:なし
「龍騎サバイブ」
身長:193cm 体重:95kg パンチ力:300AP(15t) キック力:500AP(25t) ジャンプ力:45m 走力:100mを4.5秒 視力:20km 聴力:20km FINAL VENT「ドラゴンファイヤーストーム」:9000AP(450t) |
+ | 担当俳優・声優 |
|
+ | 変身者 |
ネットニュース配信会社「OREジャーナル」所属の見習い記者「城戸 真司(きど しんじ)」(演:須賀貴匡)が変身する。
真司は、連続失踪事件の取材中に、偶然カードデッキを手に入れた事で、「ライダーバトル」に巻き込まれる (このカードデッキの元々の所有者こそ、本来ライダーになるはずだった「榊原耕一」である。TVSP版では榊原が変身する龍騎も登場する)。
本来、主催者である神崎士郎から直接カードデッキを手渡され、個人の目的の為に戦う「ライダーバトル」にとって、
偶然デッキを拾った真司は「ライダーバトルのライダー」としてはイレギュラーであるが、従来の所謂「仮面ライダー」に相応しい正義感の持ち主。 変身直後に「っしゃあ!」と気合いを入れる癖があるが、これは演者の須賀氏のアドリブだった仕草が、 真司のキャラにも合っていたために設定として定着したものとのこと。 元は氏がアントニオ猪木のファンだったためと言われており、劇中では他にも猪木のモノマネをしたり「闘魂」Tシャツを着ていることもあった。
かなりの熱血馬鹿、お人好し(上司曰く「お祭りの取材に行っていつの間にか御輿を担いでしまうタイプ」)であり
どんな人間でも何の疑いも無く信用してしまう為、そこを利用されて騙されてしまう事が多い。 ライダーバトルに疑問を持っており、願いを叶える為では無く、凶暴なミラーモンスターから人を守る為、傷つけ合うライダー達を止める為に戦う。 精神的に未熟な部分が多く、戦う事やライダー同士の戦いを止める事について、彼自身の性格のイメージに反して迷いを抱く事も多かった。 終盤になると笑顔もなくなっていくが、それだけ『龍騎』という物語が過酷だったという事でもある。 しかし彼の馬鹿正直に人を信じ続ける姿勢は敵であるライダー達を始めとして様々な人間に影響を与えて行った。
ちなみに家族が死ぬ、あるいは別れたり不幸な目に合う、尊敬していた師匠が殺される、怪人になり短命、
実は存在自体が諸悪の根源等、暗く重い過去を持つ平成ライダーの主人公の中で唯一その様な面が見られない珍しい主人公である。 ただし、劇場版では少年時代の彼の行動によって「ライダーバトル等、全ての始まり的存在」と言う設定があり、 後述する『HERO SAGA』でも過去に自分を庇って死んだ双子の兄の存在が明かされている (詳しくは後述するが、上記の設定はあくまで、その設定が出たメディアの世界観におけるものであり、 それとは別のTV版などに必ずしも適用されるという訳ではない)。 |
OPテーマ。 歌っているのは『ポケットモンスター』のサトシ役で知られる、 声優の松本梨香女史 |
+ | 詳細な原作設定 |
この作品における「仮面ライダー」とは、鏡の中の世界「ミラーワールド」で行われている「ライダーバトル(後述)」の13人の参加者が、
与えられたデッキで変身した姿の事であり、所謂「ヒーロー」の事を指している訳ではない。 その為、普通に悪人がライダーに変身している場合も有る。所謂「偽ライダー」ではなく、本当の「悪のライダー」。 仮面ライダー達は、初期状態(ブランク体)では大した力は持っておらず、 それぞれが所持する「カードデッキ」の中から「契約」のカードを使ってミラーワールドのモンスターと契約する事で初めてまともに戦闘が出来る様になる。 そして、契約モンスターの能力が付与された「アドベントカード」を「召喚機」に装填(ベントイン)する事で、様々な力を発揮できる。
契約ミラーモンスターは龍型の「ドラグレッダー」。
最高で時速500キロもの速度で飛行し、口からは5000度の高熱火炎「ドラグブレス」を放つ。 召喚機は、左腕に装着するドラグレッダーの頭を模した「龍召機甲ドラグバイザー」。 ファイナルベント(必殺技)は、ドラグレッダーのエネルギーを背に受けながら敵に飛び蹴りを決める「ドラゴンライダーキック」。 デッキは白兵戦に特化したもので、特殊カードが存在しない。
後に「SURVIVE-烈火-」のカードを入手し、龍騎サバイブへの強化変身が可能となった。
サバイブ時にはドラグレッダーもドラグランザーに変化する。龍騎サバイブのファイナルベントは、 バイクに変形したドラグランザーが、まず火炎弾をばら撒きながら突撃する「ドラゴンファイヤーストーム」。 この時のデッキは通常形態時のものよりAPが強化されている他、ストレンジベントによりややリスキーだが、 相手の特殊カード等への対抗策が可能となっている。
モンスターの中でも最強クラスであるドラグレッダーと契約した為能力的には他のライダーよりも優れている面が多いが、
初期は荒事とは無縁な一般人だった事とライダーの中でも比較的新参で経験不足故に劣勢な描写も多かった。 また、「ライダーバトル」に対する意識の相違から、対ライダー戦では防戦一方になる事が多い。
なお、龍騎ライダーズはスペックの計算上の関係から、歴代ライダーの必殺技の中でとんでもない威力になっている。
番組のキャッチフレーズ「戦わなければ、生き残れない!」が示す通り、
『仮面ライダー龍騎』は複数の仮面ライダー達による殺し合いを描いた、シリーズとしては異色のドラマである。 謎の男・神崎士郎が始めた「ライダーバトル」に勝ち残った最後の一人は「どんな願いごとも叶う」為、ライダー達は様々な願いを秘め、命を賭けて戦う。 主人公・真司はライダーバトルを止めたがっているが、「植物状態になった恋人を生き返らせたい」 「不治の病で余命幾許と無い為、永遠の命を得る」など、他のライダー達の切実な願いを知り、戦いに迷いを抱く様になる。 主人公の目的である「戦いを止める」という選択が必ずしも正しいとは限らないのである。 恐らく、腹黒弁護士や脱獄した殺人犯、ゲーム感覚で参加した若者がライダーに変身するのは後にも先にも『龍騎』だけであろう。 ……と昔なら言えたのだが、本作の大ファンだと公言している作家を脚本に迎えた『仮面ライダー鎧武』では、 多数の仮面ライダー(ビートライダー)がゲーム感覚で参加している(15作目記念という事でのオマージュ要素とも言えるが)。 さらにその後にはゲーム感覚どころか戦いそのものがゲームモチーフの『仮面ライダーエグゼイド』もあるが、 こちらは同時にゲームクリアがイコール救命医療に繋がる設定もあり、いささか様相は異なっている。 2022年放送の『仮面ライダーギーツ』でもライダー達の生き残りゲームが繰り広げられているが、 今日のご時勢にも合わせてかゲーム内でノルマをクリアしていく「競争」であり、ライダー同士で戦うのはむしろルール違反とかなりマイルド (ただしルールの穴を突いたり、ハナから承知でルール違反するプレイヤーもいる)。 ともかく当時、子供向けとされる特撮番組でそれまで「正義の味方」という認識が強かった仮面ライダーが、 己の私利私欲、あるいは正義のためにガチンコでバトルロイヤルをするという設定は、放映当時大きな話題を呼んだ。
また、「人間は皆ライダー」というのが「龍騎」のテーマになっているが、
ここで言われている「ライダー」とは従来の正義のヒーローとしての「仮面ライダー」ではなく、 自分の願いの為に他のライダーと戦う龍騎世界における「仮面ライダー」であり、 「人間は皆自分の欲望の為に他の誰かと戦い、傷付け合っている」という、 それまでの『仮面ライダー』シリーズで提唱されてきた「どんな人間でも信念や魂次第で仮面ライダー(ヒーロー)になれる」 というテーマとは正反対な意味合いであり、龍騎が賛否両論たる理由の一つとなっている。
「ライダーの戦いは終わらない。人間は皆ライダーなんだよ!」
「死ぬなよ…蓮」
「ああ…お前もな」
『仮面ライダー』シリーズは一般人を含め数万人単位の被害が出ている事は結構あったりするのだが
(最大は『RX』の敵の星まるごと60億人(なお、これにはRXに味方した反乱軍も含まれていると思われる)。 ただしこの件は悪の皇帝が死ぬのと連動して星が吹っ飛んだからであり、しかもRXはそうなる事を知らなかった。 『龍騎』ではきちんとキャラが立った登場人物達(ドラマ面でもネタ的な意味でも)が次々と命を落としていく為、思い入れの分だけ衝撃は大きかった。 特に「死」の描写に関して『金色のガッシュ!!』や『ローゼンメイデン』に代表される所謂バトロワ形式中心の作品でも、 元居た世界に還るだけだったり、いつかは元に戻るなどの希望が残される等「本当に死んだ」描写を控えているものが多い中、 救いのない「死」を描いた龍騎は異端とも言える。
最終話の「この戦いに正義はない。そこにあるのは純粋な願いだけである」という言葉に象徴される様に、
真司の「ライダー同士の戦いを止めたい」という願いすら「正義」ではなく、 主人公の想いも所詮は戦いで他人を傷付けて叶えるしかない「願い」であるというヒーローの心まで全否定したドラマは 一定の評価と人気を得ている一方で、『龍騎』のテーマやドラマ性は抜きにして、 「正義のヒーローのはずの仮面ライダーが殺し合う事」自体に対して、 「子供番組としては不適切である」という意見も新聞投稿に出ている等、視聴者からは批判的な意見も少なからず存在し、 初代の中の人も、脱獄ライダーの人との対談で「正直、これはどうなのか」と語っている。
尤も、前述の様に一応は黒幕・士郎が過去を修正する事を止めた事による全ライダー及びその周囲の人間達の解放といった、
いわば「救済措置」がとられる事によって、その辺に対する本来の対象者層へのフォローは為されてはいるが。
後に『仮面ライダー電王』『仮面ライダーOOO』等も手がける小林靖子氏によって描かれた、
平成ライダーシリーズの分岐点と言える作品であり、初のカード式ライダーでもある。 初めての試み(ただしバンダイ全体で見ると前年の『デジモンテイマーズ』がある)だけあってカードバトルのギミックは簡素だが、 武器・防具や契約モンスターの召喚だけではなく、分身や透明化、武器のコピーといった特殊攻撃や、 相手の特殊カードを打ち消す等の駆け引きも要所要所で加えられ、 そのノウハウが後の『仮面ライダー剣』や『仮面ライダーディケイド』、 果てはスーパー戦隊シリーズの『天装戦隊ゴセイジャー』にも活かされる事になった(本格的なカードゲーム要素はディケイドから)。 映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では、これらカード使いヒーロー達が協力して戦うシーンもある。 そして『W』以降は、専用アイテム(ガイアメモリ、オーメダル、アストロスイッチ等)へと その為かカードゲーム的な要素は減り、強力なアイテムの争奪戦がメインとなっていった。
余談だが、『龍騎』は劇場版とTVSP版のみとはいえ、シリーズ初の本格女性仮面ライダーが登場した作品でもある。
また前作『アギト』の仮面ライダーG3で初採用された外部装甲装着型の変身をさらに大々的に取り入れた作品でもあり、 この変身方式は生体変化型に代わり以降の平成ライダーの主流となっていく。
そして『龍騎』から「明るさ」を引っこ抜いて代わりにグロを詰め込んだのが
同じく小林靖子氏が脚本を手掛けた『仮面ライダーアマゾンズ』である。 こちらは子供向けのフィルターが完全に外れており、ファンから「物凄く面白いけど、二度と観たくない」と評される凄惨な物語となっている。 |
+ | 『小説 仮面ライダー龍騎』 |
劇場版の脚本も担当したメインライターの一人、井上敏樹氏による2013年発売のノベライズ。
「モンスターと契約したライダー(仮面契約者)が願いを叶える為ミラーワールドで殺し合う」という基本設定は同一だが、 「カードデッキがなく手に埋め込まれたエンブレムで変身」「ミラーワールドには音や風がない」など設定の多くが変更され、 ライダーバトルのルールや登場人物設定もTV版と大きく異なっている。 小説という媒体もあってか『小説 仮面ライダー555(異形の花々)』同様、TVでは表現できない様な性描写やグロ描写も多数。 それゆえ、龍騎=小林靖子氏メインの作品、というイメージを持つファンからは非常に敬遠されている。これは仕方が無い所だろう。
本作における龍騎=城戸真司は雑誌記者ではなく「なんでも屋」になっている。
リンゴを名産とする山間の小さな町出身で、幼くして両親を失い祖母に育てられた。 人格者の祖母と周囲の用事を手伝う真司は周囲から慕われていたが、真司が高校生の時から町は過疎化。 それを止めようと張り切った真司は周囲から逆に嫌われる様になり、さらにリンゴの収穫祭で上げる花火の事故で祖母が左目を失う。 その事で自分を責めた真司は幼少期に遊んだ鍾乳洞で遭難するが、祭りの太鼓の音を頼りに脱出。 「それはお前の魂の音だ、お前は人に尽くすべきだ」という祖母の説得を受けて町を離れなんでも屋として活動する。 ある男のアパートへ掃除に向かった時、首を吊っていたその男を助けるが、その帰り道に謎の教会へ迷い込む。 その教会の中は血文字が書かれた鏡張りの部屋で、「願いを書け」という声に従い、 「宝くじが当たります様に」と書いた事で助けた男から龍騎を引き継ぎ、ライダーバトルに参加する羽目になる。 当初は漠然と戦いを止める事しか考えていなかったが、蓮や霧島美穂(仮面ライダーファム)の願いを知り、 蓮に対する信頼や両想いになった美穂との交流で少しずつライダーバトルに対する意識が変わっていく。
(城戸、お前には願いはないのか?戦いを止める事なんて言うなよ。
お前自身の、お前のためだけの夢だ) (あるさ。おれの故郷で、みんなに会うんだ) (赤く実った林檎の木の下で、お前と、恵里さんと、美穂と、優衣さん、 みんなと会うんだ。偶然だって構わない。そこでみんな初めて会って知り合いになる)
(いい夢だ)
(でもおれのは叶わなくていい。夢でいいんだ) |
+ | 『S.I.C. HERO SAGA』 |
小説『HERO SAGA』の龍騎編『アドベントカレンダー』では、真司に双子の兄・真一がいたという設定。
真二(真司の本名)とは正反対で粗暴な性格だったが、中学の頃に暴漢に襲われた真二を庇いこの世を去っている。 真一は弟と仲が良かったものの周囲の目は冷たく、真一の死を悲しむ者はおらずに真二の無事のみを喜んだ為、 真二は心に傷を負い兄の様な振る舞いをする二重人格になってしまう。 その後、真二は病気の治療のため、真一との関わりを絶った「真司」という名に改名された。 この経緯で、真司はリュウガの正体を自身の心の内に潜んでいる兄・真一と感じている (ただし、真司の心境などが本編等と異なる描写もあるため、あくまでもパラレルワールドの1つと考えるべきか。 実際、TV版以前のループである劇場版でも過去描写に異なる点が存在している)。 |
+ | 『駈斗戦士 仮面ライダーズ』 |
食玩『駈斗戦士(カードウォリアー) 仮面ライダーズ』では龍騎が実質的な主役に抜擢。
設定自体はかなり違うものの、龍騎を意識してか仮面ライダーのみが存在するパラレルミラーワールドが舞台。 それぞれのライダーにはお供のライドモンスターが存在し、 合体して超変身(ライドアップ)する事でパワーアップできる。 また、そのギャグ漫画版ではかなりぶっ飛んだ設定になっている。 変身者は、異世界から現れたドラグレッダーにスカウトされた小学生の「竜生(たつお)」。 (ただし、変身して異世界へ行ってからは元の姿に戻る事はなく、「龍騎」としか呼ばれない) その性格は外道の一言。彼についての詳細はアンサイクロペディアが詳しい(※紹介内容はほぼ事実である)。 |
+ | 『仮面ライダーディケイド』以降 |
『仮面ライダーディケイド』の第1話冒頭で光夏海が夢で見た「ライダー大戦」では、
ドラゴン繋がりなのか「仮面ライダーキバ」に登場するキャッスルドランに乗っている姿が見られた。
「龍騎の世界」では役者・設定が一新されている。原典に比べてもっとも設定が変わっている世界かもしれない。
龍騎の変身者の名前は「辰巳シンジ」に変更され、職業も「ATASHIジャーナル」の敏腕カメラマンとなっている。 また、もう一人の主人公と言えたナイトの変身者も「羽黒レン」に変更されている。 本編の真司と蓮が一年の戦いを通して友情を育んでいったのとは対照的に、シンジとレンはかつて息の合ったコンビとして活躍していたが、 『ディケイド』における龍騎のエピソード開始時点では断絶した状態になっている。
また、『ディケイド』の龍騎の世界における「ライダーバトル」は刑事裁判における裁判制度に組み込まれているのだが、
「被害者の近親者や立件した検事、弁護士といった事件関係者が仮面ライダーに選ばれ、 ライダーバトルに勝ち残ったライダーの主張が判決となる」 という実際に採用したら色々問題が発生しそうな代物であった。 (実は中世ヨーロッパの貴族達にも似た様な裁判法(?)があったりした。 理屈としては 尤もあまりにも実力差があると話にならないので、女性や老人の場合は代理の騎士を立てる事も許されていた)。
実際に被告人を有罪にする事しか頭にない検事や、主義主張もなくただ戦う者、挙句の果てには真犯人が参加しており、
作中でも判決が恣意的になり過ぎるという指摘が為されている。 また、かつてのライダーバトルで契約モンスター以外のミラーモンスターが絶滅した為に、野生のミラーモンスターが人を襲う様子は見られない、 本来のカード所持者ではないライダーでもカードを使用する事が出来る、 ミラーワールド内での敗北は、どう見ても爆死してても判決決定権を失うだけで死亡ではない等の設定の違いもある。 なお、同作にはリュウガの代わりに新規デザインされたライダー・アビスが登場。 変身者の鎌田がいかにも冴えない感じの中年男ながら
ディケイドの能力による超絶変形・ファイナルフォームライド形態は、ドラグレッダーそっくりの龍に変形する「リュウキドラグレッダー」。
龍騎の意志で自在に変形・飛行が可能であり、単体でも高い戦闘能力を持つ。 またFFR発動時にドラグセイバー・シールド2つ・クローが自動的に召喚されフル装備状態になるのも特徴。 リュウキドラグレッダーと共にディケイドがドラゴンライダーキックそっくりのキックを放つ「ディケイドドラグーン」がファイナルアタックライド。
映画『オールライダー対大ショッカー』ではライダートーナメントに登場し仮面ライダーZXと交戦。
メカニック忍者ライダーであるZXの武器の数々にミラーワールド潜行能力で対抗するというトリッキー能力対決を行った。 その後の大ショッカーとの対決にも参加している。
『仮面ライダーディケイド完結編』では仮面ライダーブレイドと共にディケイドに挑むが、
仲間であるブレイドをFFRされたブレイドブレードで倒されてしまった。 その後ドラスとの決戦にシンジが変身した龍騎が参加。ディケイド・コンプリートフォームの能力でサバイブに変身し戦う。
ちなみに『龍騎』は士役の井上正大氏の見たファーストライダーであり、
後述のアメリカ版の都合の為スーツの状況(経年劣化は避け難い)も良かったらしく、よくカメンライドされていた。
映画『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』では終盤に処刑場に駆けつけ、
ショッカー傘下のミラーモンスターを斬り伏せる活躍を見せる。 その他、岩石大首領戦にサブライダーが駆けつける場面では、オルタナティブや『ディケイド』のアビスを除く、 (龍騎含めた)13ライダーズが勢揃いした。 他作品はTV版サブライダーのみで、劇場版ライダーまで揃ったのは『龍騎』勢のみ(劇場版のライダーもTVスペシャルに出演しているが)。
映画『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』ではディケイドが変身して、
ゴーカイレッドが変身するゲキレッドと大技を撃ちあう(おそらく龍虎対決+巨大召喚獣対決。 終盤では、ディケイド、ブレイドとカードを使う仮面ライダー共同で大きな見せ場がある。
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では平成ライダーのひとりとして登場。
終盤ではカードを使う仮面ライダーつながりで、ブレイドと同時にライダーキックを放つシーンがある。
『仮面ライダーゴースト』のヒーローショーでは眼魔の開いたゲートによって本編で死亡した直後の龍騎、ナイト、ゾルダが現世に実体化される。
あくまで記憶と人格を再現された存在である様だが、紛れもなく本物と同じ意思を持っている。 そのコラボシナリオは会場の龍騎ファンが狂喜の歓声に沸くほど原作愛に溢れたものであった。
2019年の『仮面ライダージオウ』では歴代ライダー達がジオウの敵役タイムジャッカーによって仮面ライダーだった歴史を奪われているのだが、
『龍騎』は上記の世界のリセットによってタイムジャッカーとは無関係に歴史から消えているという設定になっていた。 当然、ゲスト登場した城戸真司も仮面ライダー龍騎の事は一切知らない。 しかし、全てのライダーから力を継承したというオーマジオウは、龍騎が存在しなければ入手不可能なはずの龍騎ライドウォッチを所有しており……
『龍騎』と同じくライダー同士のサバイバルが中心の『仮面ライダーギーツ』の劇場版『MOVIEバトルロワイヤル』でも、
龍騎20周年記念も兼ねてまさかの登場を果たしている。 |
+ | 『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』 |
♪クゥァーメェンライダァー!ドゥラゲンッ!ナイッ!
その人気ぶりと話題性からか、当時としては既に昔の特撮だったのにも拘らず、 2009年にアメリカで『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』としてリメイクされており、それが日本に逆輸入されるという事態も起こっている。 登場人物の吹き替えは遊佐浩二氏(ウラタロス)や杉田智和氏(キバット)、山本匠馬氏( 過去にライダーに出演された方が担当されている。 ちなみに仮面ライダーウイングナイト(龍騎での仮面ライダーナイト)の吹き替えは、龍騎で秋山蓮・仮面ライダーナイトを演じた松田悟志氏で、 ユーブロン・アドベントマスター(龍騎でのオルタナティブゼロ)の吹き替えは仮面ライダーオーディンの声、バイザー音声を担当した小山剛志氏である。
『ドラゴンナイト』でも役者・設定が一新され、さらにライダー名も全て変更されている。
ドラゴンナイト(龍騎)の変身者の名前は「キット・テイラー」(城戸→キット)で、1年前に父親が失踪した18歳の少年となっている。 キットは父親捜索の途中、自宅で父親の残していったデッキを偶然見つけた事から事件に巻き込まれていく。 また、もう一人の主人公と言えたウイングナイト(ナイト)の変身者もそのまま名前が「レン」になっている。 レンは元々は異世界「ベンタラ」を守るライダー戦士だったが、悪のエイリアン「ゼイビアックス将軍」に襲撃されてしまった。 レン以外のベンタラのライダー達は全滅してしまい、ベンタラはゼイビアックス将軍の支配下におかれ、レンが唯一の生き残りとなった。 ゼイビアックスは次にベンタラのパラレルワールドである地球に目を付け、侵略作戦を開始する。 姿と肩書きを偽って地球人に近付き、かつてベンタラの戦士達が使っていたアドベントデッキを地球人に渡して自分の手駒にしていく。
……という、原典の『龍騎』とは違ってバリバリの王道ヒーローもの路線となっている(アメリカの子供向け番組は日本以上に規制が厳しい為)。
このためミラーワールドの設定も大きく異なり、鏡の中に飛び込むと異世界(日本っぽいが気にしてはいけない)に繋がっている。 なお、レンは当初はド素人のキットを戦いには巻き込みたくはなかったのだが、彼の意思を尊重して特訓を施す様になる。 この為、原作の真司と蓮とは異なり、エピソード初期の時点での二人の関係は師弟関係に近い。
また、「ベントされた」という独特の言い回しや、
(※本作では倒されたライダーは死なず、アドベント空間に封印される。 こういう事しないと番組の対象年齢がTV-Y7-FV(7歳以上)ではなくTV-14(14歳以上)になってしまうのだ) ゼイビアックスが人間に化けるシーンの日本語字幕で名前が「○○(ゼイビアックス)」といちいち出たり、 そのゼイビアックスがほぼ全ての元凶である事が多く何でもかんでも「ゼイビアックスの仕業だ」と言われたりと、 海外作品でありながらネタにされる要素も多い。 特に「あいつはどうした」「ベントされた」「いつ戻る」「戻らない!」という劇中のやりとりは定型文化してよく見られる。
しかし、表現的にどう誤魔化しても実質的に人が死ぬような暗めの展開や、複雑な連続ストーリーのせいか、
明快な内容でアメリカの子供達から支持を得ていた『パワーレンジャー』シリーズほどの人気は得られず、 残念ながら肝心のターゲットであったアメリカではTV放送版は打ち切りになってしまった。 だが、『龍騎』で提示された「多くの人を救う為に一人を犠牲にする事と、一人を救う為に多くの人を苦しめる事と、どちらが正しいのか?」 という疑問に対して、キットははっきりと結論を示して仲間を牽引し、団結してラスボスを撃退し、見事な大団円を成し遂げている。 そのためか、逆に日本はそこそこ話題になり、日本版独自の続編小説『2WORLD 1HEARTS』まで出版された。
また、アメリカでは『クライマックスヒーローズ』をベースにした本作の格ゲーがWiiで発売され、
このデータの流用で後の日本版『クライマックスヒーローズオーズ』に龍騎の13ライダーズが勢揃いした。
最後に余談だが、日本語吹き替え版でキット役を担当した鈴木氏は後に映画『スーパーヒーロー大戦』でも龍騎の声を担当。
元々『特命戦隊ゴーバスターズ』のキャラでの出演であり、そのついでなのだが、 このおかげである意味『DRAGON KNIGHT』も参戦したと言えなくもなくなっている。 一方同時展開のネットムービー『スーパーヒーロー大変』では仮面ライダーオーズの声を務めていたりする。 その後、ゲーム『KAMEN RIDER memory of heroez』でもオーズ役を担当した。 |
+ | 『ガンバライド』における龍騎 |
『ガンバライド』ではクウガなどと共に第2弾から参戦。レジェンドレアで登場。
装備や必殺技によってベントが違い、カード名が違っていたのだが、シャバドゥビ以降は一本化された。 (1枚のカードで複数の必殺技が使用できる様になったためだと思われる) 演出あり必殺技が3種類あるのだが、いずれも音声はあるがベントインシーンは無いのが残念。 (龍舞斬:ソードベント、昇竜突破:ストライクベント、ドラゴンライダーキック:ファイナルベント) 002弾HEXで先行登場した後、003弾で龍騎サバイブが参戦。レジェンドレアで登場。 演出あり必殺技「ドラゴンファイヤーストーム」は原作再現の轢き逃げアタック。 相手を炎に包んで分かりにくくする事でカモフラージュしている模様。 規制の関係でまともに再現されないゲーム作品が多い中、轢き逃げをしているのは珍しい。 なお、必殺技がドラゴンファイヤーストームのカードのみ「ファイナルベント」がカード名に付いている。こちらはベントインシーンもある。 004弾でバイクカードの1枚としてドラグランザーに乗った龍騎サバイブが登場。
龍騎の必殺技はドラグファング、セイバースラッシュ、龍舞斬、昇竜突破、ドラゴンライダーキック。
サバイブはドラグファング・ツバイ、ドラグスパート・ツバイ、ドラゴンファイヤーストーム。 ドラグランザーはドラグファイヤーとドラグファイヤー&キック。
シャバドゥビ弾のライダータイプは龍騎、サバイブ共に
『ガンバライジング』では2弾から参戦。スーパーレアで登場。
上位必殺技は「ドラゴンライダーキック」。ガンバライドに比べて動作がテンポアップしている。 |
+ | 『クライマックスヒーローズ』における龍騎 |
仮面ライダーのクロスオーバー3D格ゲー『クライマックスヒーローズ』では初代からずっと参戦。
大人の事情で声優が違うのは仕方ないのだが、初登場時はストーリー上で「真司本人が変身している」という設定なのにも拘らず、 技のキメ台詞で明るそうに「あんたが悪いんだぜ!」と、明らかに真司のキャラにそぐわない台詞を連呼していたため散々ネタにされていた。 そして続編『W』でも引き続きそのまま。さすがにネタにされ過ぎたのか3作目『オーズ』からは録り直されて修正となったが。 なお、『オーズ』以降は前述通り『ドラゴンナイト』の流用で龍騎ライダーが勢揃いしている。
その後、5作目『超クライマックスヒーローズ』ではオリジナルキャストである須賀貴匡氏本人のボイスになった。
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+ | 『バトライド・ウォー』における龍騎 |
オリジナルキャストである須賀貴匡氏を起用しており仮面ライダーWと戦わせると、
「さぁ、お前の罪を数えろ!」という言葉に「俺を朝倉と勘違いしてんのか?」と返す一幕も。
このゲームは基本的に「システムに粗が多いが再現度はライダーゲー屈指」という評価を貰っている。
そんな中で龍騎は再現度がダントツに低い。 常にソードベント所持で徒手空拳で戦う事はできず、 何よりも表現規制の関係で「ドラゴンファイヤーストーム」が使えない(どのライダーでもバイクで敵に突撃すると敵が超回避を行う)。 そのため超必殺技はメテオバレットになっている。 またライドシューター及びドラグランザー・バイクモードの性能も全ライダーでトップクラスに低いという謎。 龍騎の性能そのものは割と扱いやすく強めなのだが…。
続編となる『II』では再現がある程度改善されている。
ソードベントは素手の状態と選択式になり、前述の「ドラゴンファイヤーストーム」も(始動部分の火球のみだが)超必殺技として使える様になった。 演出の仕様変更のお陰でボス敵にきっちりトドメも刺せる。 だがバイクの性能は据え置きな上、本作の目玉である「劇場版最強フォーム」が無いため(尤も一期のライダーは電王以外皆そうだが)、 ストーリーの出番は少なめである。 それでも、やはりと言うべきかライダー戦国時代を戦うビートライダーズとの掛け合いは用意されていた。
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+ | qzak氏製作 |
平成仮面ライダーの製作でお馴染みのqzak氏によるもので、2000年代より存在していた最初の龍騎。
ソードベント、ストライクベント、ガードベントなどが使用できる。 また、氏製作の仮面ライダーディケイドに龍騎のストライクベント(昇竜突破)をディケイド風にアレンジした技が入っている。
また、かぢゅみ氏によるボイスパッチが存在し、
日本語版ドラゴンナイト、TV版真司、辰巳シンジ、リュウガ、鳴滝が召喚したリュウガがセットで公開中。 リュウガのカラーパレットも同梱されており、炎の色も紫になっている。 |
+ | ninefreeman氏製作 |
多くの平成ライダー改変キャラを製作しているninefreeman氏による改変版。
雑草氏のリュウガをベースとして最大ゲージ本数が5本になり、 3ゲージ技のシュートベントやドラゴンファイヤーストームを搭載、コマンドも2ボタン同時押しオンリーとなっている。 またドラゴンライダーキック時後ろにドラグレッダーが出現するなど演出面も強化されている。 AIは未搭載。 |
+ | 雑草氏製作 |
リュウガの製作者でもある雑草氏による改変版。
氏が改変したファイズ同様ハイジャンプやガーキャンに使える特殊ゲージのライダーパワーを搭載、 地味だったドラゴンライダーキックが超必殺技っぽくなっていたり、ドラゴンファイヤーストームが搭載されているなど、 より原作の再現度が高くなっている。 ninefreeman氏の同技と比較するとこちらのドラゴンライダーキックは相手の上空から襲い、 ドラゴンファイヤーストームはウィリーではなく普通に轢く。 AIは未搭載。 |
+ | ななび氏製作 |
雑草氏の龍騎をベースにqzak氏のドットに加え、KRMC企画や独自製作の素材を加えて製作された新たな龍騎。
最新版は2019年4月14日公開版。 更新によりフォルダ名が「ryukik」から「ryuki7B」になり新MUGEN専用となったが、WinMUGEN用パッチが同梱されている。
KEI166氏のナイトを参考にしたシステムや演出などが搭載され、
更に攻撃を当てるかジャストディフェンス成功でポトレ下の特殊ゲージ「ベントインゲージ」が溜まる。 このゲージは全消費でソードベントかストライクベントのどちらか一つ(もう一方を使うと上書き)とガードベントが使え、 使用後は技が追加される(使用中のカードは下に表示される)。ただしベントインする事で増える技を当ててもベントインゲージは増えない。 またベントインゲージを通常ゲージに変換、逆に通常ゲージをベントインゲージに変換する事も可能。 各種ベント時専用技を除いたゲージ技は0.5ゲージの「突進」、2ゲージのドラゴンライダーキックとアドベント、 3ゲージ一撃必殺技のドラゴンファイヤーストームとなっている。突進以外はベントインゲージ全消費で、かつ1試合1度まで。 雑草氏版と比べると、ドラゴンライダーキックはドラグレッダーや攻撃前の独特な動きが追加、 ドラゴンファイヤーストームは突進前のドラグランザーによる火炎弾が追加と再現度は更に向上した。 アドベントはJaki氏により性能を一定時間ドラグレッダーが自動攻撃する様変更するパッチが公開され、2016年4月の更新で本体に取り込まれた。 現在はプレイヤー操作時ドラグレッダーをコマンドで動かすか自動攻撃させるか変更可能。 ただし効果中は各種ゲージ技が使用不可(例外はソードとストライクを両方使った際に使える2ゲージ技のドラゴン爆炎突き、および突進)。 ドラゴンライダーキックは相手最大体力の7割半固定の割合ダメージで、始動が外れたら使用回数にカウントされない。 ドラゴンファイヤーストームはラウンド2以降、体力5分の1以下、各種ベントイン発動後でのみ使える専用強化技「友情のバトル」発動後でしか使えず、 更に友情のバトル発動中はベントイン技も他ゲージ技も使用不可、かつ相手をドラゴンファイヤーストームでしか倒せなくなる。 その代わり発動時に体力が若干回復、かつゲジマシ化に加えゲージ上昇率が上がるため、まさに一発逆転用の切り札となる。 デフォルトで簡易AIも搭載。
ちなみに5Pカラーと6Pカラーは未契約状態のブランク体になる。
この状態だとソードベントしかベントイン出来なくなりゲージ技も突進しか使用不可、実質必要ないとはいえゲージ変換も使えない。 ソードベントで呼び出したライドセイバーはヒットしようがガードされようが空振りしようが、 一回使うと必ず折れてしまう上に、リアクションをするので隙だらけになる。 更新で折れてもベントイン解除されなくなり、威力も2割強と中々の物になった…のだが、 削りダメージはそのまま(50)の上リアクションによる硬直時間が4秒強に増えた。 「折れたぁ!?」 また7P以降はAIが常時起動になる。 更に11Pか12Pを選択すると強化モードになりゲージ技の1試合1度制限とベントインゲージが消滅、 常に友情のバトルのデメリットを消した状態に加え全ベントイン技使用可能&常時アドベント状態になる。 そのためラウンド2以降の瀕死時は3ゲージのみでドラゴンファイヤーストームが使用可能。 このモードはAI前提のため、記述を弄ってプレイヤー操作してもベントインゲージが無いのでベントイン出来ない上ろくに技が使えなくなる。 |
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