グワンジ


驚異の大作戦!人類がはじめて挑む
恐竜の王者グワンジ生け捕り大計画!

1969年に製作されたレイ・ハリーハウゼン氏製作のアメリカの特撮映画『恐竜グワンジ』に登場する恐竜
ジオン公国の宇宙戦艦ではないし、CAVEのSTG及びそれのボスキャラでもない。「グワシ!」でもない。

メキシコの「禁断の谷」と呼ばれる地域に生息していた、有史以前に滅んだはずの恐竜アロサウルスの生き残り。
小型恐竜オルニトミムスを捕食し、角竜スティラコサウルスを殺害するなど凶暴な性格。
谷の付近に住むジプシーたちからは一種の神として信仰されている。

古代生物を捕獲しに来た主人公のタックらを追い回すも、洞窟で起きた落盤により落石に埋まって捕獲されてしまう。
そのままサーカスで興行用の見世物にされたものの、楽屋に侵入したジプシーが檻の鍵を開けた事で解放。
脱走したグワンジはサーカス団のを殺害して街に侵攻し、避難民が逃げ込んだ大聖堂を襲うが、
タックが火を放ったことで火災が発生。聖堂から出られなくなったグワンジは瓦礫と炎の中で息絶えた。

デザインはこの映画が撮影された当時の肉食恐竜の復元図に即して作られている。
この頃は恐竜は足が遅いという見解が有力であったが、
グワンジはストップモーションにより非常に機敏かつ躍動感のあるモンスターとして描かれていた。
また、カウボーイとグワンジが戦うシーンの合成は、俳優の演技をスクリーン・プロセスでコマ送りで投影しながらそれに合わせて人形を動かす、
「ダイナメーション」と呼ばれる手法により、当時の技術の特撮としてはトップクラスでハイクオリティなものに仕上げていた。

元々『グワンジ』はハリーハウゼン氏の師である『キング・コング』や『黒い蠍』で知られるウィリス・オブライエン氏が長年温めていた企画であった。
しかし、何度か制作を実行しようと試みるが実現せず、後に映画プロデューサーのナサウア兄弟がオブライエンより企画を買い取って映画化したが、
彼らはアイデアだけ掠め取ってオブライエン氏が製作に参加することを認めず、しかもオブライエン氏の作った脚本を後から大幅に改変し、
オブライエン氏が「原案」としてクレジットに載る以外全く関わりが無い『The Beast of Hollow Mountain(邦題:原始怪獣ドラゴドン)』として公開した。
そのクオリティはアンチにならないようにオブラートに包んで例えるのであれば、ガンジーも助走つけて殴るレベルならぬ、
クソ映画レビューで名高い知的風ハット氏もレビューしないレベル(知的風ハット氏ごめんなさい)のクオリティで、
結局理想の形で映像化を果たせないままオブライエン氏は他界したのだが、
教え子のハリーハウゼン氏はその後も何とか映像化を試み、コロンビア映画との契約終了後に実現にこぎつけたという。


ドラゴドン


そんな怪獣ドラゴドンも後述するようにMUGENキャラとして存在するのでここで述べる。
1956年公開の映画『The Beast of Hollow Mountain』に登場する恐竜。
日本では1958年に『原始怪獣ドラゴドン』の邦題が付けられ公開されており、ドラゴドンの名前はこれが由来となっている。
今作品の制作経緯は前述したとおりの流れであるが、
ドラゴドン自身もハリーハウゼン氏のグワンジや後述のオブライエン氏のミートイーターに比べると動きもぎこちなく、
ドラゴドン自体はラスト10分にしか登場しないこともあって、そこまで評価は高くない。
一応モデル・アニメーションが使用された映画では最初のカラー作品であり、かつ最初のワイドスクリーン作品であるとのこと。


ミートイーター


後述するようにMUGENキャラのミートイーターもこのページで扱うため、ミートイーターについてもここで述べる。
『キング・コング』(1933年版)に登場する恐竜。
モデルはティラノサウルスだが指は3本となっている。
木に括りつけられたアンを見つけて襲おうとしたが、駆けつけたコングとの死闘の末に、
最後は後頭部に飛びつかれてそこから顎を裂かれて殺された。

作中で最もコングを苦しめた敵であり、ゴロザウルスバスタトサウルス・レックスのモデルとなっている。


ティラノサウルス


ジュラシック・アイランド!

後述するようにMUGENキャラのティラノサウルスもこのページで扱うため、ティラノサウルスについてもここで述べる。
真っ当なティラノサウルスについては別ページで。

1957年公開の映画『知られざる大陸(原題:The Land Unknown)』に登場する恐竜。
南極で発見された謎の温暖地域に生息しており、この地域を探検する探検隊に襲い掛かる。
海外映画の恐竜としては珍しく、操演やストップモーションではなく、着ぐるみで演じられている。


MUGENにおけるグワンジ

カーベィ氏により、グワンジとそのガワ替えキャラが公開されている。

+ カーベィ氏製作 グワンジ
  • カーベィ氏製作 グワンジ
2023年のエイプリルフール記念に公開されたキャラで、動きは「OPTPiX SpriteStudio」で作られている。
近接戦メインの性能をしており、超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「必殺尻尾攻撃」「突撃」「連続噛みつき」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
参考動画
プレイヤー操作(6:05~)

+ カーベィ氏製作 ドラゴドン
  • カーベィ氏製作 ドラゴドン
同じくカーベィ氏によりグワンジのガワ替えとして製作されたキャラ。
技もグワンジと同じものが搭載されている。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ カーベィ氏製作 ミートイーター
  • カーベィ氏製作 ミートイーター
同じくカーベィ氏によりグワンジのガワ替えとして製作されたキャラ。
kMIKEj氏提供のスプライトが使用されており、やはり近接戦メインの性能をしている。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ カーベィ氏製作 ティラノサウルス
  • カーベィ氏製作 ティラノサウルス
同じくカーベィ氏によりグワンジのガワ替えとして製作されたキャラ。
当初はパチモン怪獣の仕様であったが、2024年3月16日にグワンジのガワ替えキャラとして再公開された。
技構成や性能はグワンジ同様やはり近接戦メインの性能をしている。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

  • 「[大会] [グワンジ]」をタグに含むページは1つもありません。

プレイヤー操作

R-9cで色々と戦う動画(part134、グワンジ)


最終更新:2025年07月25日 11:51