ションボリルドルフ


「尻尾も濡れたし……」

サイゲームスの競走馬達の美少女化コンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』における、
史実七冠名馬 シンボリルドルフ 擬人化同名キャラ から派生した元キャラに似てるけど違うナニか
元々は実在のシンボリルドルフが何らかの不調やよろしくないレース結果となった際に、
スポーツ新聞等のメディアの見出しでダジャレ的に馬名をいじられていた競馬界隈のネタであったが、
『ウマ娘』のコンテンツ流行に伴い同作のシンボリルドルフにも自然発生したネタであると言える。

事の発端は同人作家デオン氏によるシンボリルドルフが二頭身にデフォルメされて、
何やらしょぼくれた表情で肩を落としてトボトボ道を歩いている一枚絵「ションボリルドルフ」。
一応は競走馬の擬人化キャラということでウマ耳ウマ尻尾の生えた元キャラから異様に丸く小さくデフォルメされた結果、
「もうこれウマというよりたぬきにしか見えない」ともっぱらの評判になり、ウマ娘界隈を飛び出して各所で人気に火が点く事となった。

そこから、某所にてこのションボリルドルフが何故か少ないアニメ枚数でジタバタと駄々をこねているアニメーションが有志により制作され、
これがまた某所でウケ二度目の話題に。
更にそれに続く形で『干物妹!うまるちゃん』のアニメ作品で土間うまるが披露した、
「うまる会議」のシーンでの動きをトレースした動きが各種作られた結果人気爆発。

次から次へとションボリルドルフの多様なモーションアニメが製作され、
原作『ウマ娘』の他のキャラクター達は勿論、『ウマ娘』で実装されていない他の競走馬を同様のデフォルメ姿で作ったもの、
果ては『ウマ娘』と関係ない他コンテンツのキャラクター達まで同じ規格で製作されるなど一大ムーブメントとなっていった。
これら一連の作品群は「たぬき(ウマ娘)」と呼ばれ、某所で一つの文化として定着し今にいたる。

本来なら某所は「ただでさえ原作版権の原型が無くなることはザラなのでよそにここの創作文化を持ち出すのをよしとしない」
という風潮と暗黙のルールがあったのだが、この「たぬき(ウマ娘)」はいつの日からか例外的に某所を飛び出し、
Twitter(現・X)、YouTube、ニコニコ動画等に大規模に漏れ出し、最早自粛も事実上不可能なレベルに大人気になってしまった。
これに関して某所は「そもそもが大元のションボリルドルフはデオン氏の創作ネタ」「そこから派生で創作している側としてとやかく言える立場にはない」
と黙認という形で落ち着いたが、あくまで黙認であって某所にそれらを知ってやってくる一見さんファン等を容認していない。

上記の通り複雑な発展経緯である事に加え、大元の『ウマ娘』の二次創作公式ガイドラインの馬主オーナー牧場に配慮した厳格さもあり、
何分グレーもグレーな創作界隈である
(実装済の競走馬に対するトラブルはライスシャワーの墓標に無断で献花した者が居たり、晩年のテイエムオペラオーは悪意ある嫌がらせに遭った事も)。
もし興味を持ったなら、十分に配慮した上で各々コンテンツを楽しんでいただきたい。

そんな「たぬき(ウマ娘)」として発展した中でのションボリルドルフは、
自由でカオスな界隈の影響もあってか特にこれとキャラが決められているわけではないが、
一応集合知的設定的なものは存在する。
  • 口癖は「~だし…」「~たし…」。「尻尾も濡れたし…」の台詞から引っ張られてか。疑問形の時は「かし?」。どんな口調だ
  • 元キャラであるシンボリルドルフのトレセン学園生徒会長としての威厳がおおよそ消え去っていつもションボリしている
  • たまに本気を出すとか真面目になる感じで細かく描き込まれた「シンボリルドルフ」になる
    (コミカライズ作品『シンデレラグレイ』での「中央を無礼(なめ)るなよ」顔をするなど)
    • でもそうなっても寒いダジャレを言いたがるのは原作から変わらない
  • 史実では息子だったトウカイテイオーに甘い(これは原作のキャラからの設定だが)他、
    こちらも史実で息子だったツルマルツヨシや、史実では甥(異母姉の子)にあたるシリウスシンボリと仲が良い、もしくは実際に家族として生活している
  • 公式で黒歴史になったっぽい初期PVのオグリキャップと何故か仲睦まじくフィギュアスケートをしているシーンから、
    怪文書ポエムを囁きながらオグリキャップをスケートに誘う、もしくは性的な意味で狙っている
  • 何故か民謡「串本節」をバックに丸まってコマみたいに回りだす
  • 原理不明で音を立てて身を震わせるだけで単細胞生物の分裂がごとく何人にも増えていくことが出来る
等々。これらの他にも、しっぽマリオの動きをたぬき繋がりでか習得して飛んでいたり、波動拳や昇龍拳が使える等、多芸にもほどがある。
また、界隈では原作の生徒会長設定の他、テイオーからの呼ばれ方である「カイチョー」、実馬の幼少期の名前「ルナちゃん」等の愛称で呼ばれている。
さそうたぬき
まわるたぬき
ふえるたぬき


MUGENにおけるションボリルドルフ

そんなションボリルドルフが、olt-EDEN氏(旧・ゼータ氏)によりMUGEN入りを果たした。
元から豊富にあったモーションをそのままに、波動拳昇龍拳をはじめとする有名格ゲーキャラの技を使いこなし、
原作『ウマ娘』由来どころか他の版権キャラのたぬき達を人間弾幕しまくる等、何でもやれてしまう技のデパートなキャラ。
中にはこいつの演出を取り入れた勝利ポーズがあったりと、妙にマニアックなネタも。
3ゲージ消費で発動する「汝、皇帝の神威を見よ」は、元ネタの固有スキルと同じようにカットインから始まり、
発動すると通常3の最大ゲージ本数が5まで解放され、さらに多くの必殺技が使用可能となる覚醒技である。
また、ストライカーとして以下の5人を呼び出せる。
+ ストライカー紹介
  • ビコーペガサス
何故かラテン語で叫びつつ、その場で数秒間百裂拳の如く音速の拳の連打で相手を蹴散らす
ダメージ量はエイシンフラッシュやグラスワンダーより多め。
相手の攻撃を喰らうと「アーーー!!」とやたら長い悲鳴を上げて去っていく。

  • エイシンフラッシュ
友人の剣龍神の剣を喰らえ!」などと叫びつつ、レイピアで連突しながら相手に接近する。
連続ヒットするので相手を固めたりダメージ稼ぎに使える。
相手の攻撃を喰らうと「ウーワーー!」と叫んで去っていく。
召喚時に勝利すると、元ネタのエイシンフラッシュ(ウマ娘)と同じような特殊勝利演出が見られる。カイチョーそこどいて

  • マチカネフクキタル
相手に接近し、ハンマーで殴る。
札に掲出された1~9までの数字により様々な効果がある
相手の攻撃を喰らうと「ビーッビッビッビー!」と効果音を鳴らして去っていく。
+ 札の効果一覧
  1. 硬直1F1ダメ
  2. 特に無し
  3. 相手を引き寄せる
  4. 斬撃
  5. 電撃で相手を拘束
  6. 大きく吹っ飛ばす(受け身不可)
  7. 氷結
  8. 大ダメージ(固有スキル発動時かつ凶悪カラー時は即死)

  • グラスワンダー
薙刀を装備し、超火炎旋風棍の如き技を繰り出す。
密着して当てると相手の動きを止めることもできるので拘束技としても有効。
相手の攻撃を喰らうと「ヒィ!」と小さな悲鳴を上げて去っていく。

  • メジロマックイーン
「パクパクですわ」*1と言いながらドーナツを貪り食い、何故かションボリルドルフのライフが回復する。
回復量は多いが、それだけにクールタイムが長め。
相手の攻撃を喰らうと某クソゲー主人公を彷彿とさせるリアクションで去っていく。オーノー!
ちなみに召喚した状態で勝利すると、
「肥大化したメジロマックイーン(通称「ビッグマック本名マクドナルドです」)をションボリルドルフが突いて大爆発させた後、
 不敵な笑みを浮かべるジャスタウェイ(幻覚ウマ娘*2)が出てくる」
というカオスな特殊勝利演出が見られる。

その他多くのウマ娘(たぬき)がカイチョーの攻撃や必殺技の度に出張させられている。

AIはデフォルトで搭載されている。
細かな設定とカラー差にもよるが、想定ランクは強~狂上限。
プレイヤー操作
参考動画

この他、同氏が製作したグラスワンダー(たぬき)やxboxaruhuraito氏製作の雑穀(ライスシャワー(たぬき)に似た何か)、
製作者不明のトウカイテイオー(たぬき)も確認されている。


「ダヌー!!」

出場大会

凍結

出演ストーリー

プレイヤー操作



最後に、当然の話だがションボリルドルフの元ネタであるシンボリルドルフは実在した競走馬である。
MUGENを含む二次創作を他所に持ち出し、当馬の関係各所に迷惑を掛ける事は絶対に許されない行為である事を忘れてはならない。
使用する場合はネタをネタとして楽しみつつ失礼の無いよう節度を持った振る舞いを心がけよう。


*1
なお、マックイーンとしてはこの台詞を言っていない(「メロンパフェっ!メロンパフェをお忘れなくっ!」「おしるこ!!」なら言ったが)。
このミームが広がった切っ掛けとしてはpixivユーザーの塩氏が、関西圏で展開しているスーパーマーケット「万代」のPOPをツイートした為。
その文面は「チョコが一番ですわ。ワッフルと言えばコレですわ。種類いっぱいありますけどもチョコですわ。これだけあれば勝ちですわ」等と、
本来は関西のおっちゃん的な口調なのだが、文字だけではお嬢様口調にも見えた為
(発音した場合は、前者は「わ」の部分にイントネーションがあるが、後者は胸が平坦な発音、という違いがある)、
そこにマックイーンの画像を貼り付けたネタが加わり、一気にインターネットミームと化した経緯がある
(そのマックイーンの画像も、勝利ポーズのバグ機能を使ってハルウララやウイニングチケットのそれをマックイーンに取らせたものだが)。

*2
ジャスタウェイは本来「未実装ウマ娘」なのだが、pixivユーザー・无显cnd女史による非公式デザインが人気を博した事から、
「多数のユーザーが「ウマ娘にジャスタウェイ実装」という幻覚を見た(通称・集団幻覚)」という意味で、
无显cnd版ジャスタウェイに付けられた肩書。更には无显cnd女史自身の手によりたぬき化もされている。

なおジャスタウェイの名前の由来は、まんま『銀魂』に登場した「日用品で簡単に作ったこけしみたいな形の爆弾」が由来である。
というのも馬主がアニメ版の脚本家・大和屋暁氏だから。ちゃんと原作者・空知英秋氏から許可は得ている。
ふざけた命名だが(表向きは「Jast a Way」で「その道」。元ネタの方は恐らく「Jast Away」で「すぐに居なくなる」。聖なる手榴弾かな?)、
なんと2014年に世界一の称号を得るほどの名馬に成長し、
空知氏も「こんな事なら名前使用を許可する時金とっとくんだった…」とボヤいたとか。
あとジャスタウェイの弟や妹が、大和屋氏では買えない値段に跳ね上がったとか
そして『銀魂』本編でも、競馬で金をスッた坂田銀時が、
「ち、違うんだ。まさかジャスタウェイが将軍賞を取るとは…あんな駄馬もうとっくに馬刺しになってるもんだと…」
と宣う事に。きっと別の馬に賭けて大外ししたのだろう。

また、ジャスタウェイはメジロマックイーンの孫であるゴールドシップと仲が良く、
ウマ娘のゴールドシップが人気芸人な事からコンビ結成実装を希望するトレーナー(プレイヤー)は多い。
あと葦毛のウマ娘に興奮しては本来はボケ役のはずのゴールドシップからツッコミを受けたり

なお、アニメキャラを由来とする競走馬は同馬に限らず、
テイエムプリキュア(未実装)や、エイシンフラッシュの息子オニャンコポン(未実装)、プリンニシテヤルノ(未実装)等多数存在する。
更には『ウマ娘』オリジナルキャラが由来であるハッピーミーク、ビターグラッセ、リトルココンも登場している。
……たぬき界隈にはそれどころか「現実にモデルの馬が存在しないオリジナルのウマ娘キャラ」までいたりするが
(誤変換から生まれたログアサルト(ログ漁ると)とそれに連なるログアサラナイト等のログ家、ミリオタという設定の軍事ネタウマ娘アイアンバレット等)。


最終更新:2025年02月18日 22:01
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