「じゃあ俺は校長先生になってやる」
アメリカ・カナダの合作CGアニメにして『トランスフォーマー』シリーズの1作、
『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクター。
担当声優はイアン・ジェームズ・コーレット氏。日本語吹替声優は『名探偵コナン』の小嶋元太役等で知られる
高木渉
氏。
日本語版では射撃の際には「撃つべし!」と叫び(ただし、最初に発言したのはネズミのラットル)、一発ごとに発音する時もある。
語尾は
「~じゃん」で、時折
「ガゥ!」と吠える。一人称は「俺」だが、稀に「オイラ」を使う時もあった。
なお、チータスというのは日本版における名前であり、言語版では
「チーター」。
変身先の動物そのまま…というわけではなく、スペルが「Cheetor」となっており(動物の方は「Cheetah」)、発音としては「チートァー」が近い。
コンボイ(オプティマス・プライマル。平たく言えば
こっちではなく
ゴリラの方)率いるサイバトロン(マクシマル)の一員であり、肩書は「密林巡視員」。
動物の中でも最速を誇る
チーターに変身し、全戦士中最も素早い動きを身に付けている。
メンバー中最も(精神年齢が)若いサイバトロン戦士で、活発で行動力があるが、冷静な思考と判断が苦手。
その性格と自身の高い機動力故に独断専行することが多く、序盤では毎回危機に陥り、
散々コンボイとラットルの手を焼かせた末、両者からキツイお説教を食らうのがお約束である。
コンボイへの信頼は厚く、彼がサイバーウイルスに侵された際にもその精神力を一人信じており、
最終的にチータスが放った言葉がコンボイを正気へと引き戻す切っ掛けともなった。
冒頭のセリフはコンボイが一時的に消滅した際、司令官代理に任命されたラットルに対して発したもので、
以降も校長先生になりきって仲間に指導する場面があり、最終作の『リターンズ』まで続く持ちネタとなった。
武器は「レーザー・ショット」と尻尾が変形した「クエーザー・ライフル」の二丁の銃だが、射撃の腕は極めて悪い。
……が、タイガトロンがサイバトロンへ報告するための偵察機を敵と間違えて撃ち落とそうとした際は、そのノーコンぶりに救われるというオチがついた。
ビーストモード時のダッシュ走行は「マキシマムダッシュ」とも呼ばれている。
(以上、Wikipediaより引用・改変)
続編『メタルス』ではクォンタムサージを浴びて
メタルスチータスに進化。肩書も「密林巡
査員」に変わった。
ビーストモード時でも機械的な外見に変化し、その状態からジェットを展開したビークルモードを会得、空中戦もこなせるようになった。
後半では「機械化密林巡査員」
メタルスチータス2に再進化。より有機的な姿となり、さらなるスピードを得た。
最終回では声優ネタとして元太や『GTO』の鬼塚英吉のモノマネを披露したが、審査員のメガトロンから「反則」と見なされお仕置きを受けた。
しかしながら最終的には
豊臣秀吉のモノマネを披露して
似てるのか似てないのかはよく分からないが優勝した事でサイバトロンを勝利に導いた。
「コンバンハ、豊臣秀吉デス」
……しかしそれは、
高木氏が後に大河ドラマに出演したり、
さらには
『鬼武者』のHDリマスター版で木下藤吉郎(後の秀吉)を演じる壮大な伏線だったのかもしれない
(ついでに言うとオチでは徳川家康のモノマネも披露していたのだが、
後に別の大河ドラマでそれと殆ど同じセリフがあった上にそちらにも高木氏が出演していたため、ファンの間でネタにされていたりする)。
『リターンズ』ではメタルスへの変身能力を失ったものの、有機体の要素が強まった新たなボディを手に入れる。
やたらグロくてキモいデザインのサイバトロン戦士が多い中、ビーストモードもロボットモードもかなりマシな見た目である
ジェットエンジンや銃火器は失ったが、新たに得た二刀流の曲刀を組み合わせてブーメラン
(通称「チーメラン」。使用時に
西城秀樹氏風の発音をするのがポイント)にしたり、滑空飛行する能力を持つ。
ちなみにビーストコンボイの呼称としてしばしば使われる
「イボンコ」は本作が由来で、
元凶となったのは他ならぬチータスである。
「イボの子供みたいw今日は"イボンコ"って呼ぼうじゃん?w」
(投げやり気味に)「ビーストウォーズリターンズの始まりだ…」
また、『ビーストウォーズ』という作品そのものも高木氏含むキャスト陣や、音響監督の岩浪美和氏の暴走ぶりから、
「声優無法地帯」と呼ばれる事にもなった。……
なんなんだこの吹き替えアニメ。
尤も、『リターンズ』に関しては原語版における内容があまりにも陰惨過ぎるため、こうしなければ放送しにくいという事情もあったりするが
『アニメイテッド』では後日談的なアメコミにのみ登場している。
ただし、アニメ本編36話では太古の地球に飛ばされた
ブラックアラクニアとワスピネーター(どちらもビーストウォーズ由来のキャラ)の前に、
どっかで聞いたような声優陣のゴリラ、サイ、チーター、ネズミが現れるというオチがあり、チーターは案の定「校長先生」を自称していた。
2023年に公開された実写TF映画『ビースト覚醒』にも登場。名前が原語版の「チーター」となっている。
吹替版声優には高木渉氏が続投、語尾に「~じゃん」をつけて話すなど、ビーストウォーズの要素は健在。
ただし古代から地球で活動してきたという設定に合わせてか、武器は槍に変更されている。
吹替版の音響監督はビーストウォーズの岩浪美和氏が担当したものの、
流石にハリウッドが本気で作った映画で声優無法地帯を展開するのは方々に迷惑がかかるためか終始真面目にやっていた。
その代わりに予告やPRで大暴走しました
格闘ゲームにおけるチータス
「あいてにふそくありありジャン」
1999年にリリースされたGB用ソフト『
決闘トランスフォーマー ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦』に参戦している。
ロボットモードでの
必殺技は銃を放つ「スナイパーショット」、かかと落としで飛び蹴りする「ローリングアサルト」。
激必殺技(所謂
超必殺技)は銃を連射してから空中から爆弾を落とす「ラストリゾート」。
ビーストモードでの必殺技は後ろ足で砂を蹴って攻撃する「パッシングサンド」、高速で突進する「
ファントムアロー」、
飛び掛かりから繰り出す「サプライズスルー」や「サプライズアタック」。
激必殺技は突進して三角形を描くように連続攻撃する「
デルタエンド」。
MUGENにおけるチータス
ガ・タキリ・バ氏による、『決闘トランスフォーマー ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦』の
ドットを拡大して作られたキャラが存在。
操作方法はシンプルな4ボタン方式で、原作ゲームの技や演出は一通り揃っているが、
一部の技やシステムが未搭載だったり、ローリングアサルトが多段ヒットしない等のアレンジが施されている。
出場大会
最終更新:2025年06月08日 20:04