東東不死伝説


『東東不死傳説』(Dong Dong Never Die)は2009年に配信された『2D格闘ツクール2nd』製の格闘ゲーム
(「傳」は「伝」の旧字体。ちなみに簡体字で書くと『东东不死传说』。以下「~伝説」で表記)。
グラフィックが『モータルコンバット』や『ストリートファイター ザ・ムービー』等のように、
非常にヌルヌル動くモーション実写で表現されているのが特徴で、
あまりにも唐突なストーリーや、何処かで聞いたことがあるBGMに妙に高クオリティの背景、そして一目見ただけで忘れられないプレイアブルキャラ等、
他の格闘ゲームにはない凄まじいインパクトを誇る作品でもある。また、ネット対戦も可能だったりする。

  • ストーリー

2009年、広州で開かれたとある格闘大会で大会参加者達が次々と謎の失踪を遂げる。
この事件の裏で糸を引いていたのは「生化男」という謎の人物。
彼の正体は未来を支配するコンピューター・天網によって送り込まれたアンドロイドであり、
その目的は未来において人類のリーダーとなる東東を抹殺し、世界を核の力で葬り去ることだった。 
一方の東東は現代において四川省人民公安局の捜査官になっており、失踪事件の全容を知り生化男を倒すため格闘大会に潜入する。
その一方、彼等とは別に東東の護衛ロボットである終結者も未来から送り込まれていた…。

……ぶっちゃけ殆どターミネーター』のパロディである。

キャラクター

本作を語る上で欠かせない要素。
「中国の各省(県のようなもの)ごとの代表格闘家が集まって戦う」という設定であるが、彼等は一癖も二癖もあり過ぎるイロモノじみた連中ばかりで、
幼児園児のコスプレをして超巨大紙飛行機を飛ばしてくる男に、某格闘チャンピオンの技を使いこなすマス大山っぽい人
二人一組で戦うナース姿の女性浮輪で自在にワープして戦うナンパ男、果ては殺意の波動に目覚めた配管工など、
イロモノキャラのバーゲンセールとしか言えない面子が揃っている。
黒幕の生化男に至ってはニュートラルの時点で股間をまさぐっているようにしか見えなかったり、
つなぎをはだけさせながら不気味な笑い声で悶えまくる回復技を持っているなど、最早変態の域に達している。
……一応主人公の東東を始め、まともなキャラもいるにはいるのだが、周囲のイロモノ共に食われてる気がしてならない。

東東終結者、酱爆、孫悟空、杰杰、无聊君
足球流氓、小胖、明仔、阿爽、魔術師、諸葛亮、健次郎、茵茵大懶菲菲棉花糖
姐妹花、托雷、GOUKI、火柴人、馬裏奧暴走東東(中ボス)、生化男(最終ボス)

全キャラ超必殺技集

システム

操作系は弱パンチ、強パンチ、弱キック、強キックの4ボタン。
地上でレバー+弱パンチと弱キック同時押しで出始めに無敵時間のある前後転、
落下中に弱パンチと弱キック同時押しで受け身が行える。
地上でレバー+強パンチと強キックを同時押しすることでゲージを消費して動作終了まで無敵のある金色の前後転、
ガード中に強パンチと強キックを同時押しすることでゲージを消費してガードキャンセルが可能。
ゲージは攻撃をヒットさせたり、必殺技を使用したりすると増加する。
体力が減ってライフバーが点滅すると補正超必殺技の威力が上がる。
ラウンド開始前に移動が行えるがダッシュや攻撃はできない。
プレイ動画

この他、有志による非公式アップデート版『JUDGEMENT DAY』も存在。
こちらには新キャラクターとしてホロライブの戌神ころねがゲスト参戦している。
妙にカッコいい『JUDGEMENT DAY』PV


MUGENにおける東東不死伝説

主人公の東東を含め数人のキャラが存在している。
xiami氏製のキャラは中国のBaiduでの公開で日本国内では入手できないが、
大懶の製作者であるolt-EDEN氏によって代理公開されているため入手は容易である。
かつてはサクラカ氏によって茵茵、菲菲、棉花糖、姉妹花といった女性キャラ達もMUGEN入りしていたのだが、現在は入手不可。
ちなみに、上記のニコニコでのプレイ動画もサクラカ氏の投稿したものである。


最終更新:2024年09月16日 21:27