東宝特撮映画『
ゴジラ』(1984年版)に登場した
怪獣。
別名「巨大フナムシ」。身長1m、体重45kg。
何気に平成ゴジラシリーズにおいて、ゴジラ以外では初めて登場した新顔怪獣である。
劇中やパンフレットでも怪獣名は登場せず、単に「フナムシの化け物」か「巨大なフナムシ」としか呼称されていない。
ゴジラに寄生していた大黒島に棲息するフナムシが、ゴジラの体内から発せられた放射性物質を浴び続けたことにより、
突然変異・巨大化した等脚類の怪獣。
背面はフナムシのそれ以上に盛り上がって硬化し、前面の歩脚もフナムシのそれ以上に大型化した牙状となっている。
モリやマキリで突かれた程度では死なない強い生命力に、尾部を地面に打ち付けた反動で人間の肩の高さ程度まで跳躍できる体力を併せ持つ。
また、本来のフナムシは雑食性で確かに肉も食うが基本的には主に魚などの死骸を主食にするのに対して、
ショッキラスは吸血生物となっており、人を襲えばたちまち体液を一滴残らず吸い尽くし
ミイラにしてしまう。
4~5匹程の群れが大黒島近海を航行中の第五八幡丸の乗組員達を襲い、彼らのモリなどによる反撃をものともせず、
船長によって唯一逃がされてロッカーに隠れて潜伏していた奥村宏以外の船員を全滅させてしまった。
そのうちの一匹は休暇中に第五八幡丸に遭遇して奥村を発見した新聞記者の牧吾郎
(『
ゴジラの息子』や『シン・ゴジラ』に登場する同名の人物とは別人)に襲いかかり、
体勢を崩した彼に噛みつこうと迫るが、奥村の鉈による一撃を背面に受けて死亡した。
この出来事は吾郎と宏が今回の一件に関わるきっかけとなった。
作劇的にはゴジラの敵の怪獣ではなく、生きた舞台装置と言って差し支えないが、犠牲者の描写は非常にグロい。
映画本編では1匹しか登場していないが、上記の通り設定上は群れで襲撃しており、
他の個体は犠牲になった船員と相打ちとなったのか、餌が無くなったと判断して海に逃げたのかは不明。
仮にゴジラにまだくっついていた個体がいたとしても、最終的にゴジラは三宅山の火口に転落してしまうラストなので、
ここで残りのショッキラスたちは潰れたり焼け死んでしまった可能性が大きい。
海外版の新撮シーンでは日本の海岸に別個体のショッキラスの死体が漂着したことがペンタゴンの軍人によって語られている。
初期稿では漁村を群れで襲撃するシーンがある予定だったらしいが、予算や技術の都合などからカットされてしまったらしい。
ファンによる東方キャラを使用した解説動画(1:55~)
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特技監督の中野氏によれば元ネタは初代『ゴジラ』の足跡に残された
三葉虫。
なお、準備稿まではゴジラに寄生する
ダニの変異体という設定であった。
これは
第二作公開直後に書かれた没脚本からの影響も指摘されている。
ファンによる艦これキャラを使用した解説動画(6:33~)
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本作のオマージュとして、『ゴジラS.P』でゴジラウルティマの体表に
メガヌロンが群生していたことを挙げる説もある。
ファンによる東方キャラを使用した解説動画(1:40~)
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MUGENにおけるショッキラス
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
「噛みつき」や「とびかかり」などの近接戦メインの性能だが、画面内に1つまで
設置可能な設置技「体液」も持つ。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で、近接技「必殺噛みつき」、敵の
ライフを吸収する「吸血」、
画面上に2体までオートで動く仲間を
呼び出す「なかまをよぶ」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている他、
7P以降は常に仲間が2体出現する。
出場大会
最終更新:2024年12月29日 19:22