メガヌロン


東宝の特撮映画『空の大怪獣ラドン』に登場する怪獣。別名「怪虫」。
決してデ軍の破壊大帝ではない。
地球温暖化や地殻変動の影響で復活した巨大なヤゴの怪物で、体長8m、体重1tとかなりの巨体を誇る。
阿蘇山の麓にある炭鉱から姿を現し、浸水した坑道内で工員達を次々に殺害したのち、炭鉱住宅に出現して暴れ始めた。
武器は日本刀並に鋭い両腕の鋏で、人間の首を一撃で殆ど切断するほどの威力がある。
また、固い甲殻には警官隊の拳銃や駆け付けた自衛隊の機関銃も通用しなかったが、石炭を満載したトロッコの突撃によってようやく絶命した。
直後に二匹目が出現したが、付近でラドン幼体が誕生した影響で発生した地震により、落盤が起きて生き埋めになった
(映像上では単に一匹目が生き残っていただけのようにも見えるが詳細不明)。
その後、ラドンの巣の近くでは別の個体群が繁殖していたが、ほとんどがラドン幼体の餌になってしまったようだ。

+ 『ラドン』以降のメガヌロン
ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』では、山梨県白州にて実行された対ゴジラ用兵器ディメンション・タイドの地上試験の影響により時空の歪みが発生し、
そこから現れた一匹のメガニューラが産み落とした卵から無数のメガヌロンが誕生。
こちらはよりヤゴらしい姿になっている他、鋏の他に口から泥のような黒い液体を吐き出す能力があり、
獲物を液体で目潰しした後に奇襲する習性を持つ。この特性で人間を捕食し、メガニューラへと変態していった他、
一体の他より巨大な特異個体がメガニューラから与えられたエネルギーでメガギラスと化した。
別名はメガニューラと同じく「古代昆虫」。体長2m、体重500kgと『ラドン』のものと比べてかなり小型化しているが、
作中では渋谷で遊んでいたカップルがメガヌロンに捕食される様子が生々しく描かれており、
当時子供だった観客のトラウマシーンとして知られている。

アニメ映画『GODZILLA』の前日譚小説『プロジェクト・メカゴジラ』では、
ヒマラヤ山脈を崩落させてゴジラを足止めする作戦「オペレーション・グレートウォール」の核弾頭設置工事の現場に出現。
この工事は囚人達によって行われていたので、メガヌロンが出てもロクに対策も無いまま工事は続行され、
更にメガヌロンを追ってラドンの幼体が侵入してきたことで坑道内は地獄絵図と化した。
このエピソードでは証言していた囚人がトラウマで錯乱していく様子が生々しく描かれており、殆どホラー小説と化している。

また、アニメ『ゴジラS.P』では、ゴジラウルティマの体表に群生する生物として登場。
デザインは『空の大怪獣ラドン』に登場したものと同じ。ただし、当時の着ぐるみでは無理だった口を開く描写がある。
ゴジラの体表に落下した主人公の有川ユンが襲撃を受けたが、駆け付けたジェットジャガーに助けられ難を逃れた。


MUGENにおけるメガヌロン

     
カーベィ氏により昭和版とミレニアム版のキャラが公開されている。

鋏攻撃や「とびかかり」など、どちらも性能は酷似しているが、
昭和版は尻尾攻撃や移動技「地底潜行」により近付いての接近戦が得意な性能。
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「必殺鋏攻撃」「必殺とびかかり」、画面上に2体まで仲間を呼ぶ「なかまをよぶ」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されており、7P以降は仲間が常に2体出現する。

ミレニアム版は突き攻撃がメインな他「粘着液」などの技を備えている。超必殺技は昭和版と共通。
こちらにもAIがデフォルトで搭載されており、7P以降は仲間が常に2体出現する点も同じ。

出場大会

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最終更新:2025年03月16日 18:24