特撮『
ウルトラマン』第12話「ミイラの叫び」に登場する
怪獣。『
ゼルダの伝説』に同名の敵キャラがいるが全くの無関係。
別名「ミイラ怪獣」。身長30m、体重2万5千t。
七千年前の古代に生息していたと見られる怪獣で、
壁画が発見された奥多摩の鬼の台丘陵の洞窟で仮死状態になり眠っていた。
その姿は中国神話の
幻獣・麒麟にそっくりであり、角と翼を持つ馬のような姿をしている。
最大の武器は両目から出す怪光線と口から噴射する有毒の黒煙。
また設定上はマッハ1.8で走ることや飛行することが可能とされる。
劇中では同じく洞窟から発掘された
ミイラ人間が
科学特捜隊によって倒された際の断末魔により復活。
洞窟から出てミイラ人間の遺体がある東京を目指し破壊活動を行った。
途中科特隊によって
両目を潰され痛々しい姿になるも暴れ続け、ウルトラマンと対決。
武器である怪光線も使用できずウルトラマンに文字通り馬乗りにされ、ロデオの如く攻撃を受けた後にスペシウム光線を受け倒された。
撃破出来たとはいえ、ミイラ人間とドドンゴの双方が死亡したことで七千年の生命の神秘は解き明かせなくなった。
また、その悲痛な死に様には科特隊のフジ隊員や
ミイラ人間を掘り起こした張本人の岩本博士も同情し、
「主と一緒にずっと眠らせてあげればよかった」「こうなると分かっていたなら発掘なんて行わなければよかった」と述懐していた。
『ウルトラマン』に登場した怪獣の中でもひときわ変わった体型の怪獣だが、
これはこの頃円谷プロ内で「人間の体型上
両手両足を地面につけて動くと
ハイハイの動きになるが、四足歩行怪獣を他の方法で動かせないか?」
と様々なパターンを検討をし、この内「スーツアクター2人で前後に並ぶ」という方法で4本足にした怪獣だったため
(他に「左右に2人並んで4本足に見せる」という案から生まれたのがやはり変則な体型の
ペスター)。
ただ、この方法は後側担当のスーツアクターが常時腰を曲げて動かねばならない上、前述の「ウルトラマンがこの上に乗ってロデオ」という、
後ろのスーツアクターにばかりいじめものの負担がかかったため、
後のシリーズでは『
ウルトラマンA』の
ブロッケンや
ジャンボキングのように「後側にもでっぱり(後ろのスーツアクターが立つための空間)を設ける」、
『
帰ってきたウルトラマン』の
キングザウルス三世のように「1人用スーツの中で手に高下駄を履き、後ろ足との高低差を無くす」など、
様々な方式でリアルな四足歩行を表現する試みが見られた。
特に後者の方式は平成に入ってから『
ウルトラマンネクサス』の
ゴルゴレムに再利用された事で注目を浴び、
以降の作品における新規四足歩行怪獣のスタンダードとなった。
『
ウルトラマンオーブ』の超全集に掲載された「エピソード10構想」では、第4章で紀元前1800年のイシュタール文明で新興宗教マガ教の神殿に出現し、
オーブに倒されるが、その怪獣カードがジャグラーによって闇の魔王獣
マガタノゾーアの復活に利用されたらしい。
元ネタが「キリンビール」のトレードマークとして有名な為か、円谷プロの公式グッズとしてドドンゴが描かれたビールジョッキが発売された事もある。
ドドンゴと言うには微妙な登場例として、漫画『ウルトラマン STORY 0』ではよく似た顔の龍の神像が古代のバラージに存在。
ゾフィーを導いた「星の声」が宿り、
アントラーと交戦するが敗れて砕けてしまうも、
残された首が女王チャータムの投げた青い石と一体化し、アントラーの硬い甲殻に穴を開け、ゾフィーのM87光線へと繋げた。
MUGENにおけるドドンゴ
カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
kMIKEj氏が作成・提供した
スプライトを用いて製作されており、
アニメーションは「spritestudio」を用いて制作されている。
同じく氏が製作したジャンボキングをベースに作られている模様で技も共通しているものが多い。
通常技は頭突きや噛み付き、踏み付け攻撃が搭載されているが総じてリーチは短め。
一方で
必殺技の怪光線や黒煙等は
飛び道具となっているので使い分けるといいだろう。
超必殺技はいずれも1
ゲージ消費で、「必殺怪光線」「突撃」「発光」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
+
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更新前の性能 |
更新前はジャンボキング同様投げ無効の設定となっており、「発光」の代わりに「ミイラの叫び」が搭載されていた。
「ミイラの叫び」では画面上に自動で攻撃を行うミイラ人間を 召喚することができる。
しかし倒されるとその場に倒れ、そのラウンドでは再び召喚することができなくなるため注意。
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出場大会
最終更新:2025年01月20日 17:43