「忍の世界には利用する人間と利用される人間のどちらかしかいない。
オレたち忍はただの道具だ」
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『
NARUTO -ナルト-』の登場人物で、
初期長編「波の国編」におけるボスキャラ。名前の読みは「ももち ざぶざ」。
アニメ版での担当声優は
石塚運昇
氏。
『ナルティメットストームコネクションズ』ボイス集
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霧隠れの里の抜け忍で、元最高幹部"忍刀七人衆"の一人でもあった男。
「鬼人・再不斬」の異名で恐れられており、霧隠れの暗部において、
無音殺人術の達人として知られ、
忍者学校の卒業試験では
100人を超えるその年の受験者を皆殺しにした経歴を持ち、
その件をカカシに言われた際「楽しかったなぁ……アレは…」と残忍な笑みを見せながら回想する冷酷な人物。
側近に拾った孤児である
白という美少年を付き従える。
元忍刀七人衆の中では比較的キャリアが浅い部類だったため干柿鬼鮫からは「再不斬の小僧」と小僧呼ばわりされていた。
もっとも、アニオリで鬼灯水月と再不斬を比較した際の発言から、鬼鮫からの評価は相応に高かった模様。
また、アニオリに登場した元七人衆の黒鋤雷牙からは鬼鮫と並んで嫌われていた
*1。
本編の数年前に水影暗殺とクーデターを試みたが失敗し、数人の部下と共に出奔。
機密が漏れないよう口封じに来るであろう里の暗部から逃れるため、海運会社の大富豪ガトーと協力し、
汚れ仕事に協力することで隠れ家を提供され追手から逃れていた。
また、
はたけカカシは里への報復のための資金作りの目的もあったと推測している。
なお、しかしガトーには金のために従っていたに過ぎず、彼自身命令されることや人に従うことを極端に嫌う性格のため、
信頼関係の欠片も無かった。
やがて波の国の乗っ取りを目論んだガトーの依頼でタズナ暗殺を請け負い、彼の護衛を担当したナルト達第七班と戦闘になる。
当初はカカシすら圧倒して水遁の水牢に閉じ込めて無力化するも、見下していたナルトと
サスケの奇策に嵌り、
術の解除をせざるを得ない状況に追い込まれ、自由の身になったカカシの写輪眼に翻弄された末に敗北。
抜け忍狩りを装った白により仮死状態へと気絶させられ、一時退却する。
その後、リターンマッチに挑み、先の戦いで把握した手の内から写輪眼を封じ、得意の無音殺人術でカカシを追い詰める。
だが、白にサスケが殺されかけたことで怒ったナルトが九尾のチャクラを発動させたことに動揺し
カカシが口寄せした忍犬に捕縛された末に雷切でトドメを刺されかかるが、白がその身を楯にして再不斬を庇ったため、
彼の死と引き換えに命拾いし、なおも戦おうとするが、圧倒的な実力差でカカシに叩き伏せられた末に両腕を負傷、
攻撃の術を失い再度敗北を喫した。
その直後、雇い主のガトーに裏切られ、報酬の支払いを反故にされたため、再不斬にはカカシと戦う理由も無くなり、
死んだ白を足蹴にするガトーの姿を見た事や、ナルトの指摘により、口では白を道具として利用してただけと言いながら、
その実、白に情を抱くようになっていた事を遅まきながら自覚し、白の死を愚弄したガトー一派に落とし前を付けるべく、
ナルトのクナイを借り、深傷を負ったままガトー達に特攻。
首謀者であったガトーを始末するも同時に力尽き、カカシに白の隣に運ぶように頼み、涙ながら絶命。
後に亡骸は白と共に波の国に葬られた。
「白よ…泣いているのか…ずっと側にいたんだ…せめて最後もお前の側で…
…できるなら…お前と…同じ所に…行きてェなあ…オレも…」
しかし、第2終盤の第四次忍界大戦において薬師カブトの穢土転生によって白と共に生きた死体として蘇生され、
戦場でカカシやサクラと予期せぬ再会を果たす。
ナルトが自分達と戦った頃より成長したことをカカシから聞き、更に大きくなると述べながら、
カブトの遠隔操作で意識を消される直前、容赦せず何としても自分を止めるように因縁あるカカシに言い残し意識を消された。
「道具」でしかなかった自分が最期に「人」として死ねた人生に納得していた不斬にとって、
その死に様を汚し道具として酷使される穢土転生の身は、文字通り死んだほうがマシなものでしかなかったのである。
その後、殺人マシンと化したまま、身代わりになってカカシの「雷切」を止めに掛かった白ごと斬るという、
彼らの間柄を冒涜するような外道な戦術をやらされるも、寸前で凌がれカカシを切断するには至らず、
左腕を砕かれた上に「雷切」を受けて敗北し、「布縛りの術」で拘束・封印される。
その後、
うちはイタチの幻術によってカブトが「穢土転生の術」を解除させられたことにより昇天した。
大刀「断刀・首斬り包丁」を用いた剣術と水遁系の術を得意としており、
あたり一面に霧を発生させ相手の視界を塞ぐ「霧隠れの術」で視界を封じ、奇襲を仕掛ける戦法を得意とする。
再不斬の視界も封じられるが、音だけで相手を探知して正確に攻撃することができ、
視界がほぼ0の状態でも相手の位置を把握することができる。
『NARUTO』において、特殊な瞳術やチャクラ感知能力に頼ることなく、
素の聴覚「だけ」でここまで高精度な感知探索を可能にしているのは再不斬のみである。
直接戦闘力もさることながら、水を使って自身の分身を作り出す「水分身の術」なども使える。
波の国編終盤に再不斬がカカシに一方的に打ちのめされたのも、内心は白の死による動揺を抑えきれず、
加えて自分がそれを自覚できていない程に憔悴していたためとカカシは推測しており、実際に第2部で穢土転生された際は、
第1部時点より成長したカカシ相手に不死身の身体もあったとはいえ真っ向からまともに戦えていたことが、
その推測が正しい事を裏付けている。
これらの描写から、読者からは本来なら最序盤に出て良い強さの敵ではなかったとみなされている。
MUGENにおける桃地再不斬
Vovan 99氏製作の『
JUS』風
ドットを用いた
MUGEN1.0以降専用の
ちびキャラが公開中。
断刀・首斬り包丁によるダイナミックな斬撃を駆使した近接戦が得意だが、斬撃を飛ばす飛び道具も備えている。
また自立稼働する分身を生み出して攻撃する「水分身」や、視界を封じる対人戦用の「霧隠れの術」などの技も持つ。
超必殺技では全画面を巨大な水流で攻撃する。
AIもデフォルトで搭載されている。
この他、Anjel氏製作のキャラも存在した。
「カ…カシ…容赦…するな… オレを…どんな手を使っても…止めろ…
オレは…もう…死んだ… 人間として死んだんだ!」
出場大会
*1
原作では後に逆輸入したのか、回想で黒鋤雷牙らしき人物が登場しており、
マイト・ガイの父である下忍のマイト・ダイと当時の忍刀七人衆全員が交戦した挙句負けた事が明かされており、
アニオリではこの戦いに参加した枇杷十蔵の口から、ダイの命と引き換えに7人中4人が戦死する大損害を受けたとより詳しく掘り下げられている。
十蔵だけでなく雷牙も後に抜け忍となっている他、雷牙は里ではハブられものだったと語っており、
「下忍如きに7人がかりで負けた」ため里で冷遇された事が示唆されている。
十蔵は断刀・首斬り包丁の使い手だったが、後に粛清されて断刀・首斬り包丁を奪還されており、
整合性を取るなら再不斬が七人衆に就任したのはこの後と思われる。
よって再不斬は雷牙の後輩にあたる立ち位置だった可能性が高いのだが、
雷牙が再不斬や鬼鮫を嫌っていたのは、彼らの前任者である七人衆仲間こそ真に相応しく、
再不斬らは不足と考えていたためかもしれない。
最終更新:2026年08月19日 23:27