任天堂のアクションゲーム『
星のカービィ』シリーズに登場するボスキャラクター。
初代から登場する古参敵キャラで、後のシリーズにもほぼ全ての作品にボスとして登場している。
巨大な一つ目の周囲が刺だらけの雲で覆われているという姿で、
敵(主にワドルドゥ)を落としてきたり、画面端から端へ雷を落としつつ移動したり、
カービィの真上に高速移動して激しい雨で攻撃してくる。
中盤~後半にかけて登場することが多く、シリーズによってはかなり回避し辛い攻撃を仕掛けてくることもある。
また、作品によっては一つ目の周りに四つ繋がった球体が回転しているクラッコJr.という姿で現れ、二段構えのボス戦になる場合もある。
空中を飛んでいるためなかなか攻撃を当てられないが、不規則な動きはなく行動は完全にパターンのため、
地表にまで下りてくる体当たり時なら特にジャンプ攻撃しなくともダメージを与えられる。
また、飛んでいるといってもそれほど高度は高くないため、ジャンプ攻撃なら普通に届く。
特に『夢の泉の物語』では「ハイジャンプ」をコピーできるスターマンを出してくるので、ダメージを与えやすい。
以降の作品でも、ほぼ必ず落としてくるワドルドゥからコピーできる「ビーム」はビームを鞭状に放つ技のため、
上空にいるクラッコに対抗しやすくなっている。
リメイク版の『ウルトラスーパーデラックス』における「
大王の逆襲」では強化版のクラッコリベンジが登場。
黒い雲に赤い瞳の1つ目という不気味な
カラーリングになっており、
目の色はどことなく
ゼロに似ている。
耐久力、スピードが上がった他、自分を中心に周囲に電撃を放つ攻撃をしてくる。
また、『参上!ドロッチェ団』より敵の科学者が作った
メカクラッコ、『毛糸のカービィ』より宇宙に住む
スペースクラッコが登場した。
後者のスペースクラッコはクラッコの親戚らしく、『毛糸のカービィ』の方はクラッコもちゃんと登場している。
『Wii』では登場しなかったが、舞台を天空世界フロラルドに移した『トリプルデラックス』で本編シリーズ久々の登場を果たした。
今までの技に加え、クラッコリベンジの時に使っていた放電攻撃(クロスサンダー)や、両サイドの角を巨大化させての突撃。
更に体力が減ると、足場全体に落雷を降らせる大技も習得しており、ガード不可能なため回避するには砲台に乗って奥の足場に飛ばないといけない。
ポーズ画面での説明に「天空のパワーで今まで以上にパワーアップした」と書かれてるのも納得の強さである。
「デデデでゴー!」と「真・格闘王への道」では強化版のクラッコDXが登場。攻撃のスピードが全般的に強化されており、中々の強敵であるのだが、
それ以上に「この世に空と雲がある限り、決して消滅しない。」というチートじみた設定がポーズ画面での説明で明らかになったことであろう。
相変わらずHPが減るとゼロのような真っ赤な目に変わる。上述の説明といい、実はゼロやダークマターの一族じゃないんだろうか。
配信限定でリリースされた『カービィファイターズZ』にも中ボスとして登場。
こちらはNPCとのタッグとの2人がかりで挑むのだがそれを見越して、体力が高く設定されており長期戦を強いられる。
また『トリプルデラックス』から使う技は変更されており、
中には風圧でガラクタを吹き飛ばし、飛んできたキーホルダーでプレイヤーの視界を阻害してくるといった技も。
また、ポーズした時のスペシャルページも実装されており、特に最高難易度では『TDX』のセクトニアソウル最終形態よろしくクラッコの独白となっている。
カービィよ、わたしは忘れていないぞ!
あの、ハイジャンプでつらぬかれた日を!
あの、ヘルパーたちにうらぎられた日を!
あの、機械で作られたニセモノにその座を
うばわれた日を! いかん・・・涙で前が見えん!
「この世に空と雲がある限り、決して消滅しない」クラッコの長い長いカービィとの因縁の歴史を匂わせる哀愁ある独白と言えよう。
…機械のニセモノに関してはドロッチェ団の方に文句言ってください。
『ロボボプラネット』では、ホログラフ防衛システムズの生み出したホロ・クラッコとして登場する。
Re:版ではクラッコリベンジを思わせるように眼つきが鋭くなっている。…誰だ、また偽物に出番奪われたなとか言ったヤツ
『スターアライズ』では、終盤の小惑星ガベルの最奥で出現する。肩書きは「隻眼の雷雲」。
どうやら空さえあれば未知の惑星でも出現するようだ。
「銀河に願いを」でも別の惑星で出現しているし
この作品では1度倒すと
2体に分裂したツインクラッコとの連戦となり、肩書きも「乱舞する双雲」に変わる。
説明文によるとジャマハートの影響ではなく、ポップスターと異なる環境によるものらしい。
アニメ版では第4話に敵として登場。
一度はカービィを墜落させるなど健闘をしていたが稲妻を飲み込んでコピーしたソードに、
ワープスターでの高速移動からの連続ソードビームで切断された。
稲妻からソードがコピーできたのは、後のメタナイトの発言から、
「当時のカービィではスパーク(もしくはプラズマ)をコピーするだけの実力が無かった」と考えられ、
ついでに「稲妻の刃だったからソードになった」と考えるのが妥当と思われる。
このシーンがあったため、後々カービィがスパークをコピーした際に驚いた人もいるそうな。
余談だが、『
大魔界村』の
ステージ3のボスガストは雲に覆われた赤い一つ目という、
トゲが無いこと以外はクラッコリベンジに似た外見をしており
クラッコも『スーパーデラックス』の「はるかぜとともに」と「銀河に願いを」では
ステージ3のボスである。
なんと奇遇な!
MUGENにおけるクラッコ
ディグダや
パラガスの作者であるわにわに(旧・どん氏)氏による手描きのものが存在していたが、
現在は公開先であったyahoo!ボックスのサービス終了に伴い入手不可。
初公開は2011年1月6日で、最終更新日は2013年9月19日。
常時空中に浮いており、立ち状態では足元の
喰らい判定が無いが、
空中を飛び回れるわけではなく、ジャンプは通常のキャラと同じ。
ジャンプ中に下方向に攻撃する技が多いので、うまく使いこなせれば有利に
立ち回れる。
ただし、ジャンプがかなり
ティッシュなうえ喰らい判定も大きいため、不用意に飛ぶと攻撃を受けやすい。
AIは未搭載だが、ちゃんこ氏によるAIパッチがOneDriveで、史上最強の弟氏によるAIパッチが小物ロダで公開されている。
いずれもAIレベルを3段階で調整可能。
かつてはasasin氏、牛獅子氏(旧版に標準搭載)によるAIパッチも存在したが、
いずれも最新版には対応しておらず、公開停止されている。
なおasasin氏は本体の更新に対応したものを動画に使用して欲しいとのこと。
この他に、派生キャラであるメカクラッコもnomucoke氏によってMUGEN入りしている。
こちらは
MUGEN1.1専用で、AIは原作の動きを再現したものがデフォルトで搭載済み。
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2024年01月28日 10:01