"Embrace... chaos!!"
(カオスがやってきたでシュ。)
マーヴルコミック『
Dr.ストレンジ』に登場するヴィラン(悪役)。初出は1973年の『Marvel Premiere #10』。
異なる次元より来訪した混沌の神
*1。異次元を自由に移動する事が出来る。
遥か昔に地球を支配していた「Old Ones」(古きものども)の一柱で、地球を含む幾多の次元を支配した。
分類としては彼らはクラス3デーモン(異次元からの悪魔)で、当時は人類の祖先が主食だった。
人肉は臭いだのなんだのと言われる事が多いが、シュマゴラスにとっては結構美味しかったのかも知れない。
時間旅行者の魔術師Sise-Negによって地球より追放されるが、再び帰還し古代の地球を支配。
その後、3冊の魔道書によって封印されるが現代に蘇る。
見た者が恐ろしいと感じる様々な姿を見せるという能力を持っているため、決まった形を持たない不定形な存在だと思われがちだが、
上の図のように、緑色の目玉が付いた本体から数本の触手が生えているタコに似た姿が
真の姿である。
*2
全次元の生命体の根絶を狙っているらしいが動機は不明。性別も不明(てかあるのか)。
だがカプコンの担当スタッフはメスだと思っており、元ネタと思われる『
クトゥルフ神話』
の
邪神シュブ=ニグラス
は
女神である。
数ある格ゲーの原作付きキャラクターでは、ぶっちぎりの知名度の無さを誇っていたキャラ。
カプコンがゲームのプレイキャラとして採用したいという意向を伝えた際に、
マーヴルの担当者すらその存在を知らなかったという逸話を持つほど。
『MSH』発売当時、「『Dr.ストレンジ』作中でシュマゴラスは3カット程度しか登場していない」という逸話が有名になっていたが、
これは誤りで、実際には「Dr.ストレンジとシュマゴラスが直接戦ったのは2回のみ(対峙したのも含めば3回)」というのが正しい。
1回目はDr.ストレンジの魔術の師「エンシェント・ワン」の肉体を媒介に地球に侵入しようと目論み、精神世界でストレンジを圧倒するも、
「エンシェント・ワンを殺害し、進入経路を遮断する」という最終手段で阻まれている
(この事件で死亡したワンは、ストレンジに最高の魔術師「ソーサラー・スプリーム」の称号と力を譲り渡したが、
その後も何度か霊体として登場しストレンジを見守っている)。
2回目は遂にストレンジと本格的に対決し、死闘の果てに両者は実質的な相討ちとなる。まぁストレンジは速攻生き返ったけど。ずるいでシュ
…と、こんな感じで本人の出番は少ないながらも、その存在感はかなりのものである。
なお、本人が登場する前にも配下の怪物達や自身の信奉者を差し向けるなど、いかにも悪の大ボスっぽく暗躍してたりもする。
その後は回想シーンなどにちょくちょく姿を見せ、時にはファンタスティックフォーやニューアベンジャーズと戦ったりしている。
2018年には久々に『Dr.ストレンジ』本編に登場し、その強大な力を存分に見せ付けた。
カプコンのゲーム作品におけるシュマゴラス
"Everything begins and ends with Shuma Gorath!"
(全てはシュマゴラスに始まり、シュマゴラスに終わるでシュ。)
語尾に「シュ」を付けた所謂「でシュまシュ口調」で喋り、そのギャップが話題になったでシュ。
勿論これは日本だけの個性なのでシュ。…疲れる。
ただ、そういった喋り方や仕草・行動などに愛嬌があるとして、一部のファンからは「萌えキャラ」としても認識され、
専ら彼等からは「シュマたん」「シュマちゃん」と呼ばれている辺り、不思議な魅力を持っているようだ。
そもそも、シュマゴラスの外見は上述のように西欧諸国(地中海の辺り除く)において不吉の象徴として忌避されている「
タコ」に、
同じく不吉の象徴である「単眼」を組み合わせたデザインのため、西欧諸国においては不気味なキャラクターとして認識されている。
原作のシュマゴラスはクトゥルフ的邪神のようなオーラを放出している邪悪なキャラクター(人類基準)なので、
ドーマムゥやメフィストのようなオカルト系スーパーヴィランと言った所か。ていうかマジで怖い。
一方、日本では「タコ」はポピュラーな食材かつユーモラスなイメージであるし、
「
単眼」のイメージも一つ目小僧などに代表されるような
どこか憎めない妖怪程度のため、
(国民的認知度を誇る
こんなキャラもいるし)、
どちらかと言うとユーモラスなキャラクターとして認識されているようだ。
…というか、
- 表情豊かな瞳 時々エロい
- 特徴的な語尾(~でシュ/まシュ)
- かわいらしい動作
- 不遇の性能
と、格ゲーの萌えキャラに必要な要素が全て揃っている。
もう萌えキャラでいいんじゃないかな?
大体こんなに可愛いのに萌えキャラのカテゴリじゃないのがおかしいんじゃないかな?
ほら見てごらんよこのかわいさ
萌えるでしょ?
ね?
『MSH』での1Pカラーは紫色。どう見てもタコです、本当にありがとうございました。
本来は緑で、『MSH』での2Pカラーもそちらだったが、『MVS』以降は逆転してデフォの1Pカラーが緑・2Pが紫になった。
ちなみに原作のコミックでも初期は紫で、後に緑色になっていた。
一時期色が変わっていた理由は同じ緑色の
ハルクと被るからだとか。
そんなこんなでアメリカで彼の地位が向上したのかと思えばそういう事は無く、
2006年9月に発売された『The Marvel Encyclopedia(邦題『マーベル・キャラクター大事典』)』ならびに、
2019年4月に発売された改訂版『Marvel Encyclopedia, New Edition(邦題『マーベル・エンサイクロペディア』)』では、
関連キャラの項目に少々名前が出るだけで、キャラ項目が無いという省かれっぷり。まあ、当たりm(ry
しかし2011年2月17日発売の『MVC3』に参戦。
人気キャラを出したいMARVEL側を新妻プロデューサーが「日本では人気」と説得して、DLCでこそあるものの参戦させた。
どうやら少なくともカプコンのスタッフに相当愛されているのは間違いないようである。
……いざ発売されて動かしてみると今までと比べどうも
キモさが上がっているが
何、気にすることはない。
ボイスもこれまでのものと比べるとハイテンションかつ、何を喋ってるか分かりやすいものになっている。
英語の
勝利ボイスは怖めな事を言っているが、
勝利台詞では
反逆者のはずの
ドーマムゥに「カオスディメンション良いとこ一度はおいででシュ」とフレンドリーに話しかけたり、
アマテラスに「つぶらな瞳……君の瞳で乾杯でシュ」とアマ公の可愛さを讃えたり相変わらずほんわかなカオスぶりを発揮している
(ただし、よく読むと「君の瞳
で乾杯」であり、結構エグい事を言っている)。
なお、余談だが対
デッドプールの勝利台詞から見るに、シュマちゃんも第四の壁の向こうを認識している模様。
が、シュマちゃん曰く「知ってはいけない次元でシュ。カオスというよりタブーでシュ」だそうで、意図的に無視しているらしい。
さすが混沌の神は格が違った。
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…まではよかったのだ。…が! |
『MVC3』のバージョンアップ『ULTIMATE』でシュマゴラスのアレンジコスチュームが用意されたのだが、
本当にシャレにならないレベルでキモくなってしまった。
もはやキモイを超えてグロテスク。蓮コラレベルである。
文字で解説するなら…単眼がチャームポイントだったのに、眼が増えた。10個ぐらい。肌の質感もパワーアップ。
このアレンジコスチュームが動画で出た瞬間、スレ住民は阿鼻叫喚。シュマゴラスが来たら問答無用で(対戦を)蹴るとまで言われてしまった。
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動画。俺のシュマ愛はそんなのに負けない!と言う人はどうぞ |
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まあ、設定上は「見た者が恐ろしいと感じる姿」を見せるはずなので、こういう姿がむしろ正解なのかもしれない。
欧米で本来の単眼シュマちゃんの姿が恐れられているのと同様に…。
ちなみに実はこの複眼アレンジにも元ネタがちゃんとあり「クォゴス(Quoggoth)」というキャラクターの再現なのである。
このクォゴスはシュマゴラスに作られた存在で、シュマゴラスに反旗を翻したがシュマゴラスはクォゴスを殺せなかったので封印したらしい。
この名前でググればシュマゴラスと絡み合うシーンなど元のイラストも見付ける事が出来る。
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画像:クォゴス VS シュマゴラス。一応閲覧注意 |
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カプコン側のアレコスでは 出典元が全く異なるキャラになるフェリシアやアマテラスがいるが、
流石にマーベルキャラにそんな措置を取れる訳も無く(当然マーベル側のアレコスは全てコミック出典のもの)、
そうなるとシュマのアレコスは シュマに輪をかけてマイナーなこのクォゴス、そしてガルガントスぐらいしか候補がいなかった事は想像に難くない。
むしろよく同じ体型のキャラいたなこれ…。
ちなみにクォゴスの触手(あるいは体表全体)の裏面に青い模様があるのもアレコスでちゃんと再現されている。
ゲーム中だとこの模様がまたキモいんだ
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後にPS3とXBOX360では2013年12月頃に、Vitaでは2014年6月一杯に公式のダウンロードコンテンツ配信が終了され、
公式サイトも消滅し新規の方がシュマ達を手に入れる事は完全に不可能となってしまった時期もあったが、
2016年12月~翌年3月にかけて発売・配信されたPS4とXBOX ONE、PC版では最初から他のすべてのDLCと合わせて同梱され、再び日の目を見ている。
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能力 |
日本におけるマイナーさから、能力がよく知られていない彼は「凄く強い」というのが共通認識だが、それは確かに間違ってない。
シュマゴラスは自らの生まれた次元においては事実上の全能であるようだ。
悪魔である為に、彼もやはり他者からエネルギーを摂取しなければならない。
たとえ他次元であろうと強力な事には変わりなく、ブラストはもちろん惑星規模で魔力を使用する事も可能。
他にも次元を越えて他者とテレパシーで交信、あるいはコントロールする力を持つ。
魔術師達の執拗な妨害のせいか地球の次元に侵入するのは、彼ですら困難のようだが。
破壊力の高い攻撃で損傷を受けても再構築する事が出来るし、「もしかしたら不滅ではないか」という設定も存在する。
非常に邪悪な存在である「シュマゴラス」の名はあらゆる次元の黒魔術使い達に知られているらしく、そっちの業界では有名人なのだろう。
登場時は大体地球上に召喚されて現れているが、それはあくまでシュマゴラスの"本質"のほんの一部分が召喚されただけにすぎず、
本来のスペックであれば放つオーラだけで複数の銀河を破壊するほどとされ、
海外のマーベルユニバース最○スレではなんと ギャラクタスより上位にランクインしている。
ゲームに登場するシュマゴラスの強さが常識的な範囲に収まっているのは、
恐らく低次元に位置する地球に来ているためその能力が制限されているからと考えられる。
このあたりは、 パイロンなんかに近いかもしれない。
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『MVC3』のED |
「こんな状況を説明するのにちょうど良い人間どもの格言があるでシュ。『倒せないなら同化せよ』」
地球を征服に来た筈がギャラクタスを倒し、世界を救ってしまい救世主として新聞に載ってしまったシュマゴラス。
そんな彼はなんと地球の 日本でクイズ番組の司会者を務めていた(しかも番組名が『 シュマってポン!』という冠番組持ち)。
なにやってるんだアンタ。でも世界を救ったヒーローがクイズ番組の司会者ってだいぶ落ちぶれてないですかね
「どうも、司会のシュマゴラスでシュ。1問目は恒例の、108択クイズからでシュ。」
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原作での性能
ゲーム中の主な戦法は
飛び道具「ミスティックステア」で牽制しながら
姿勢の低くなるダッシュで接近し、
小技から投げ
判定持続時間が長い
コマンド投げ「ディバイタリゼーション」を重ねつつ
ゲージを溜め、
ハイパーコンボの「カオスディメンション」を狙うというもの。
作品を重ねるごとに「ミスティックステア」の性能が変わっているが、狙い所は一緒。
ちなみに、「ディバイタリゼーション」は『MVC2』だと当ててもレバガチャでノーダメージで抜け出され、
更に抜け出されても出したシュマは成功後の決めポーズをとっているので
反確という、完全な
死に技になっている。
「カオスディメンション」は発動すると
中段攻撃判定を伴って光った後、一定時間内に相手を掴むと技が成功し、
大ダメージを与えるという投げ技のようなもの。発動時の打撃をあて浮かせた所を掴むのが常套手段。
実はこの「カオスディメンション」、仰け反ってたりガード硬直中の相手も掴む事が出来るので、
発動した後
相手に小技をガードさせ硬直中の相手を掴むという荒業も可能。言うまでもなくガードされなくても掴める。
所轄ガード不能の
打撃投げ属性技であり、相手が地上にいようが空中にいようがお構いなしに捕獲でき、
さらには技後ダウン中の相手にそこから追い討ちが掛けられる(『MSH VS. SF』のみ不可で、『MSH』および『MVC2』は可能)という、
非常に高性能な技である。
そのためかどうかは分からないが、初登場の『MSH』ではゲージストックが1本だけしか持てなかったり、
以降の作品では
LV3専用ハイパーコンボだったりと、シュマゴラスを象徴する
超必殺技である事は
確定的に明らかである。
ついでに
マグニートーのフォースフィールドも、『マーヴルスーパーヒーローズ』では無視して掴めていた。
あと、この技は相手を異空間に送り込んでるらしいが、高い高いしてるだけにしか見えな(ry
他には、ハイパーコンボ「ハイパーミスティックシュマッシュ」などがある事はあるが、
3ゲージ使うだけあって威力が段違いな「カオスディメンション」の方が狙い所もあるため若干影は薄くなっている。
ケズリには使えるけど。また『MVS』では「カオススプリット」という
分身技もあった。
ちなみに、シュマゴラスのキック投げは
相手の体力を吸い取り、回復するというものであるが、
この体力吸引投げ、
相手に触手を絡め何かを吸い取るというもので、当時女性キャラにかける男性プレイヤーが後を絶たなかったらしい。
『MVC3』でも基本的には変わらず、うねうねした挙動と飛び道具で奇襲するテクニカルなキャラクターという位置付け。
上から降ってくるめくり技は優秀で、中段下段ともに高速でありコマ投げも完備と崩しに不足はないが、
遠距離戦になると独特の飛び道具が独特過ぎてダメージを取り辛いためやや苦手。
また、ハイパーコンボはクセが強くダメージが安定しづらい上に
コンボ難易度も比較的高い。
ミスティックステアを用いたコンボ延長で火力自体はかなり高いのだが…。
そして何より絶望的なのが機動力。
ワープも空ダもなく空中戦が非常に苦手な上、地上ダッシュの初速がなぜかぶっちぎりで遅いためウェーブダッシュが機能し辛く、
間合いを詰めるのに兎に角苦労するキャラ。触ってもコンボムズいけど。
またさらに、3対3のキャラが飛び交い展開が目まぐるしく変化する本作で珍しく
タメ技を2つ持つ。
もちろん慣れが必要で、これも使いづらさに拍車をかける。
そのせいか海外評価が当初は日本より低かったが、それなりに大会実績が出てきたからか、現在では国内外共に下位~中堅クラスとされる事が多いようだ。
アシストとして見た場合、
新技「ミスティックレイ」が発生は遅いものの下から上へなめ上げるような軌道でビームを撃つという、ほぼ全画面にわたる凄まじいカバー範囲を誇る。
これをアシストとして選んだ場合相手は空中行動を極端に制限され、地上でも回避は困難とかなり凶悪な技と化す。
基本的には「シュマゴラスを選ぶ」という事はこのミスティックレイアシを目当てとして選択する、という事になる。
単体でも崩せるため、先鋒よりは中堅、大将向きのキャラクター。
ただし前述のとおり触る機会に乏しいため、立ち回り系アシストを2つ付けて補うというのも手ではある。
特にドーマムゥとの原作コンビは、
他のキャラでは使いづらいドーマムゥアシによるダウン拾いからのコンボルートがあるため立ち回りも火力もグッと強化されておススメ。
ドーマムゥとしてもビームアシ系の使い勝手であるミスティックレイアシは使いやすい事だし。
総じて、近距離戦は得意だがそこまで辿り着くのが大変なキャラである。
余談だが、レベル3HCになったカオスディメンションは連打で大きくダメージが伸びるのだが、適用されるのは地上版のみ。
空中版はレベル3HCとしては最低クラスのダメージであるため注意。
MUGENにおけるシュマゴラス
MUGENではSludge氏やkong氏のものがニコニコ以前から公開されている。
kong氏のものはいくつかのオリジナル技の他、
AIも入っており中々強い。
また、「カオスディメンション」は威力が大幅に低下した代わりに1ゲージ技となっている。
天井の低い
ステージだとエリアルコンボに組み込み当ててもダメージが与えられず解放されてしまう事も。
それらに加えて、ゴマ氏がSludge氏製のシュマゴラスを改変したものが存在。
搭載されているAIも優秀で、タッグ戦では「もやっとボール」こと、「Clone Shower」「Clone Call」の連発で抜群の制圧力を発揮してくれる。
何気に
ブリス対応。また2012年6月に久しぶりの更新が入り、ボイスをMVC3仕様に変更出来るようになった。
詳しくは下記動画で。
2012年には11月には影縫氏によって、このシュマゴラスに対応した改変パッチが公開されている。
ブラックハートや
オメガレッド等を製作したCyanide氏によるシュマゴラスも公開されている、こちらはMUGEN1.0専用。
6ボタン式である事や音声など、基本は『MVSF』以前の物に近いが、『MVC3』のハイパーミスティックレイが追加されており、
ビームで前方を薙ぎ払うモーションもきっちり描き足されている。
また、にんにく氏によって神キャラ改変されたアザトースというキャラも存在している。
元ネタはクトゥルフ神話に登場する盲目白痴の最強の邪神、「アザトース」。
魔王と呼ばれる事もある。ヨグ=ソトースや
ナイアルラトホテップ等を生み出したと言われている。
この他、シュマゴラスを改変して作られたあるキャラが存在している。演出がかなりスプラッタ。
気色悪い
SEで、
サイコクラッシャーなんかも使えたりするが、火力に乏しいのがツラい。
ちなみにこれが本来の
沙y……ああ!窓に!窓に!!
ニコニコMUGENでは登場する度に
キャーシュマチャーンといった声援が付くほど大人気である。
ストーリー動画での扱いも、萌えキャラ・美少女然とした配役が多い。
……が、たまに混沌の神らしいカリスマを発揮する事も?
「お前にはシュマゴラスがどんな形に見えたでシュか?」
出場大会
+
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一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
【Azathoth】
更新停止中
凍結
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出演ストーリー
その他
ヽヽソノ
~\)ソ(/~
~~(.<@>.)~~
)ハ(
ノノハヽ、
*1
日本では「異界の次元カオスディメンションを支配する神」と紹介される事が多いが、
実は「カオスディメンション」なる次元は原作には存在しない。
何故このような誤解が生じたのかについては、
『MSH』での同名のハイパーコンボと専用ステージ名から来る勘違いが、いつしか固有名詞として定着してしまったかららしい。
本来のシュマちゃんは数百の次元を統べる
すごいお方でシュ。
*2
シュマゴラス自身は「見た者が恐ろしいと感じるネガティブな姿の
幻影」を見せるという能力を持っており、
実際、ストレンジの前にも巨大な顔の幻影の姿として現れたことがあるのだが、
その後、作中初めてご本人がお馴染みタコ型の姿でストレンジと直接対峙した際に「これが
真の姿」であると明言している。
つまり様々な姿を取るというのはあくまでも幻影についての設定に過ぎず、本来の姿は例のタコ型であるというのが正しい。
しかしその後、『MSH』開発時にカプコンがマーべル側に設定の詳細を確認した際、
「決まった形を持たず、見た者が恐ろしいと感じる姿を取るキャラクターである」と説明されたとの事。
これにより「シュマゴラス本体の姿そのものが不定形である」という誤解が広まってしまう事になった。
さらにここから尾ひれがついて「ストレンジやエンシェント・ワンがタコ嫌いだったからこの姿になった」等といった、
ストレンジ達に対して妙な捏造設定が飛び火してしまう風評被害が一部で囁かれてしまう事態にも……
(ちなみにアメリカ圏ではタコやイカと言った多足の軟体動物、及び単眼を気味悪がる人が多い)。
『MSH』のゲーム中でも「お前にはシュマゴラスがどんな形に見えたでシュか?」という勝ち台詞が使われているが、
これに関しては(不定形と説明されて誤解した状態で制作されたとは言え)一応は幻影についての事と取れなくもない。
作中での出番が少なく、一応(幻影だが)上記のように「ストレンジが恐ろしいと思う姿」で現れたことは確かなので、
その辺りを先方のスタッフが誤解したのかも知れない。
ぶっちゃけ先方がシュマちゃんの設定どころか存在を忘れてたから
ま、まぁ設定がコロコロ変わるなんてアメコミでは
良くある事なので仕方ない。
*3
「ねとらぼ」が「マーベル社の人にシュマゴラスがあまり知られていないというのは本当なのか」という噂を実証するため、
2017年に六本木ヒルズで開催された「マーベル展」にて、
ねとらぼ記者が来日したマーベル・コミック編集長であり副社長のC.B.セブルスキー氏に、
「シュマゴラスを知っているか」をインタビューした所…
まず通訳の人に「シュマ?なんですか?シュマゴラス?それはマーベルのキャラですか?」と訝しまれ、
さらにセブルスキー氏本人も……
なんと知らなかった。
シュマちゃん、君は泣いていい。
+
|
一応…… |
その後、同じく来日していたマーベル社の重役トム・ブリーヴォート氏に尋ねることを勧められ、
ブリーヴォート氏にインタビューしてみると…
「シュマゴラスじゃないか!ドクター・ストレンジに登場するヴィランだね」
と、満面の笑みで答えてくれた模様。よかったねシュマちゃん!
なお、このトムさんはマーベル社の中で最もキャラクターに詳しい役員だそうで、
マイナーキャラのシュマちゃんのこともきちんと把握していたようだ。流石。
しかし流石のトムさんも、
「日本の格ゲーファンには『シュマちゃん』と呼ばれており、人気がある」と伝えられた所、
「へぇ~」という反応で、日本でのコアな人気については流石に知らなかったようである。
|
*4
並み居る人気キャラを押しのけてシュマゴラスが選出されたのは「知名度<個性」の方針に加え、
所謂色物キャラ枠が欲しかった事、そして版権価値ゼロと言えるぐらい知名度が無かった(マーベル側の担当者も知らなかった)
ために好き放題やらせてもらえるだろうというのが決め手だと『VS.』シリーズのアドバイザー・秋友克也氏は明かしている。
実際、シュマゴラスの製作にあたってNGは無かったとの事。
最終更新:2023年05月27日 01:09