「不吉を届けに来たぜ」
『週刊少年ジャンプ』に連載されていた矢吹健太朗氏のアクション漫画『BLACK CAT』の主人公。
血液型はO型。身長175cm。体重65kg。年齢は23~24歳と、見た目より高齢。
アニメでの声優は
近藤隆
氏。幼少期は
高山みなみ
女史。
世界を裏から牛耳る「
クロノス」の精鋭部隊「時の番人(クロノナンバーズ)」に所属していた過去があり、
ナンバーは時の番人異例の数字である
XIII。
抹殺人として様々な依頼をこなし数多くの人間を殺してきたが、
掃除屋の少女サヤ=ミナツキ、そして当時の相棒であるクリード=ディスケンスに関連する事件をきっかけに、クロノスを裏切り脱走。
とある町で出会った現相棒・スヴェン=ボルフィードと共に掃除屋として活動する。
その後、因縁でクリードと出会い、彼が率いるテロ組織「星の使徒」と、それを抹消しようとする「クロノス」の抗争に巻き込まれる事となる。
幼少のころから教わった銃のエキスパートであり、早撃ちはもちろんの事、
高層ビルから落ちながら射撃の反動で落下地点をずらす、他人が同時に撃った4発の銃弾に自らが撃った4発の銃弾を当て軌道を逸らす等、
その射撃術は神業の域にまで達している。
また、クロノス時代で様々な依頼をこなしていく内に戦い慣れ、銃を使わない近接戦闘においてもでたらめだが達人クラスの格闘が出来る。
クロノス時代の通称は「黒猫(
ブラックキャット)」。
性格は三枚目な時が多いが、戦闘に入るとそんな面はほぼ見られず、冷静に戦う二枚目となる。
クロノス所属時は自らの感情をほぼ押し殺していたようだが、サヤとの出会いで徐々に本来の性格が表に出てくる。
相棒のスヴェン、そして途中で仲間になる
イヴには、かつての相棒クリードと違い絶対の信頼を置いている。
二人が危険に晒されている時は自分の危険を顧みずに守ったりするなど、その行動の端々に信頼が見られる。
持っている銃は「装飾銃-ハーディス-」。時の番人にだけ渡される、超金属「オリハルコン」で作られたリボルバー式の銃であり、
トレイン曰く「攻防一体のもう一つの相棒」。名前の元ネタは冥界の神「ハデス」。
トレインの超人的な早撃ちに耐えられる唯一の銃であり、トレインはハーディスを銃として使うだけでなく、
敵の攻撃から身を守る盾に使用したり、銃自身で敵を殴ったり投げつけて攻撃したり等、
鈍器
としても使用する。
ジャンプのバトル漫画主人公としては珍しく、中盤までは必殺技等は全く使わず、
スヴェンが開発した特殊弾「炸裂弾(バーストブレット)」、「冷凍弾(フリーズブレット)」等を用いて戦っていたが、
物語の後半で体に打ち込まれたナノマシン「ルシフェル」を克服して以降、自らの細胞から電気を発する「細胞放電現象」を身に付け、
その電気を特殊金属であるハーディスに溜める事で高速で弾を撃ち出す「
電磁銃(レールガン)」が使えるようになった。ただし
最大4発までしか使えない。
終盤では、ハーディスを鈍器に使って敵を連続で殴る「黒爪(ブラッククロウ)」や、敵の同じ個所に十字に殴る「黒十字(ブラッククロス)」と、
ハーディスの頑丈さを活かした主人公らしい必殺技を使っていた。
ガンマンらしくないけど。
通常の銃弾が通じないアーマーを破壊するなど強力だが、おかげで
「銃として使うより鈍器として使った方が強いんじゃないか?」という疑惑が……。
最終決戦において、本来使えない5発目の電磁銃で炸裂弾を撃ち出す「炸裂電磁銃(バーストレールガン)」を使ったが、
無理に5発目を使った反動で細胞放電現象は使えなくなり、あまりの威力にハーディスが耐えられなくなり破損してしまった。
物語の終わりでは、ハーディスを修理し(ただし銃身は別の銃)、自らの過去を背負いつつ自由に生きる選択をし、
スヴェンやイヴと共に掃除屋を続けている。
ちなみに好物はシャケ
おにぎりと牛乳。サヤの好物でもあり、彼女から影響を受けたと考えられる。
牛乳はよほど好きなのか、作中、一人で謎の歌を口ずさんでいた事がある。
「ホワイトミルクにレッドミルク
イエローミルクはOh so BAD
oh oh, oh, oh, Oh, Yeah 我らのミルク祭り♪」
+
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同作者の次作では… |
矢吹氏の次回作『 ToLoveる』において、トレインと非常に似通ったキャラクター「クロ」が登場する。
こちらもイヴと同じパラレルキャラで、所謂スターシステムの一種。ただしゲストキャラで数話しか登場しない。
元々作者も出す予定は無かったらしい
クロノス所属ではないようだが、ちゃんとXIIIの刺青もありハーディスも所持している。
性格は『BLACKCAT』における黒猫時代を反映しているらしく、とてもクール。
『BLACKCAT』にはセクシーなシーンがほとんど無いせいか、お得意のToLoveるワールドが展開された時は対応に困ったような顔をしていた。
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『ジャンプスーパースターズ』と『ジャンプアルティメットスターズ』でのトレイン
ニンテンドーDSのゲーム『ジャンプスーパースターズ』では、ヒロインであるイヴはバトルキャラとして参戦しているにも拘らず、
主人公であるトレインはサポートキャラと言う悲惨な扱いであった。
流石にあんまりな扱いだったためか、続編ではバトルキャラとして参戦している。
機動力がバトルキャラ中最高レベルだが、その分
紙。しかし相性ヘルプにとても恵まれており、
紙装甲をカバー出来たり、得意の機動力を上げる三段ジャンプや空中ダッシュも付加出来るため性能はかなり向上する。
通常攻撃で銃撃による遠距離攻撃も行えるが、その分近接攻撃のリーチは短く、接近戦では近接系キャラには撃ち負ける事が多い。
必殺技の「電磁銃」や「炸裂電磁銃」はリーチも長くダメージも大きいが、
発生と
硬直が長く、
ぶっぱは禁物。
「黒爪」は発生が優れた突進技で、コンボに組み込めるため非常に使いやすい。
MUGENにおけるトレイン=ハートネット
Z.A.I.氏による、『ジャンプアルティメットスターズ』(JUS)のドットを用いたものが存在。
ドットは『JUS』だが性能はオリジナルで、『JUS』には無い「炸裂弾」や「冷凍弾」も搭載されている。
「電磁銃」は原作の表現通りガード不能だが、発生が非常に遅く、起き攻め等以外では潰されやすい。
「黒爪」「黒十字」は発生が早く、発生に無敵もあるため非常に使いやすい近接ゲージ技である。
更新によりPS2用のゲーム『機械仕掛けの天使』のボイスが搭載された。
外部
AIはリュウセイ氏によるものが公開されている。
このAIパッチには強キャラとの対戦を想定した性能強化スイッチが搭載されており、ONにすると性能が若干強化される。
この他、Tsukasa_Mike氏製のもののガワ替えキャラとして、
SFアニメ『サイバーパンク:エッジランナーズ』の主人公「デイビッド・マルティネス」がCharmarher氏によって作られている。
出場大会
最終更新:2023年12月31日 15:29