デス13


「この世界から逃れることはできん!」

ジョジョの奇妙な冒険』第三部に登場したスタンド。
タロットカードの13番目「死神(デス)」の暗示を持つ。
首から下を長いマントで隠し、大鎌を持ったいかにも死神といったデザインである。
マントの内側は空洞になっており、体のパーツはマントの外に露出している頭と腕のみ。

本体であるスタンド使いの名前は生後11ヶ月の赤ん坊「 マニッシュ・ボーイ 」。
自ら「 天才 」と豪語するだけあって、赤ん坊であるにも拘わらず様々な知識を持っており、
襲ってきたサソリを安全ピンで易々と返り討ちにしたり、喫煙までするその態度は大人顔負けである。
もちろん会話も流暢にする事ができる。「ラリホ~」という独特の笑いが特徴。

「未来への遺産」でのCVはミドラーマライヤと同じ 長沢美樹 女史。
TVアニメ版ではピカチュウでおなじみの 大谷育江 女史が演じた。

本編内でDIOとの関連性が明かされておらず、会話・戦闘中にもDIOの名が一切登場しない珍しい敵*1
OVAおよび『オールスターバトル』『アイズオブヘブン』には登場しないが、
コブラチームのSFCゲームではミドラーと二人で飛行機の客に紛れて奇襲を仕掛けてくる。

眠っている生物を「悪夢世界」に引きずり込む能力を持つ。
眠っている状態の相手の無防備な精神を包み込む能力のため、「悪夢世界」の中では自分以外のスタンドを封じる事が可能。
スタンドはスタンドでしか倒せないと言う特性上、相手側にはこちらを倒す手段が一切存在しないというチートじみた性能を誇る。
さらに相手は目が覚めると夢の内容を忘れてしまうため、攻撃を受けた事さえ覚えていない。
ただし、夢の世界では好き放題に相手の精神を痛め付けられるが、とどめを刺すのは大鎌で執行しなければならない。
また、前述のサソリを仕留めるシーンでスタンドを使わなかったあたり、スタンドの実体化はできないのかもしれない。
強力な能力の代償と言う事なのか、スタンド自体の性能もあまり高くない。
第五部に登場する「マン・イン・ザ・ミラー」はスタンドや特定の物を持ち込めなくしたり半分だけ許可する等、デス13に近い性質を持つ。

ただの赤ん坊のふりをして承太郎達に付いていき、夢の中で殺そうとするが
正体に気付いた花京院に「スタンドを出して眠れば夢の中にもスタンドが持ち込める」という弱点を半ば偶発的に突かれ、敗北した。

しかしながら、自分だけ一方的にスタンドを出せるという性能が強力である事には間違いなく、
「最強のスタンド」を議論する場では必ずと言っていいほどその名前を見る(あくまでも夢の中限定かつ、正体を知られていない場合にのみだが)。
ちなみに、第三部の敵キャラの中では珍しく再起不能になっていない。
しかも承太郎、ポルナレフジョセフは彼の正体を知らないまま。アヴドゥルイギーは一行にいないので面識すらない。
肉の芽を植え付けられていた様子も無いため、第四部以降も無事に生存している可能性が高い。
が、花京院から「もう二度と関わるな」と釘を刺された上で 自分のウ●コを混ぜられたベビーフードを食わされる という、
凄惨な仕打ちを受けたため、少なくとも彼らと関わる事は二度と無いだろうが……。
ちなみにスタンドの性質上、この戦いでは敵も味方もほとんど負傷していないのだが、
犬(もちろんイギーではない)の腹が内側から引き裂かれる等、やけにグロい場面が多い。
しかしTVアニメで自主規制されたのは赤ん坊の喫煙シーンだけで、赤ん坊に無理やりウ●コを食わせるのはそのままだった。


ゲームにおける性能

CPU専用キャラクターで、ジョースター一行の誰かを使用した時のみ一定条件を満たす事で乱入してくる。
乱入キャラ扱いではあるが、勝敗に関係なく次ステージへ進めるボーナスステージのような存在。
ガードが一切存在せず、攻撃は中~遠距離から鎌を飛ばしてくるのみという変り種のキャラ。
ガードの代わりかワープ技が存在し、ひたすら逃げ回りながらチクチク攻めてくる他、
使用キャラのスタンドの偽物(ジョセフのみ本人の偽物)を突進させる技も所持している。
原作では肩より下が空洞だったが、ゲームではマントの全体に食らい判定がある。
なお、投げ技は無効。その関係で花京院の「お仕置の時間」を決めることが出来なかったりする。

無印の頃は出現条件が非常に厳しかったが、『未来への遺産』では大きく緩和された。
…が、それが原因で戦闘が「作業」呼ばわりされる事にもなった。

戦闘中はスタンドのみで、本体の姿はPS版のスーパーストーリーモードのデモにのみ登場。
『HD Ver.』では本体が登場しないが、名前表示は本体の「マニッシュ・ボーイ」になっている。


MUGENにおけるデス13

2体存在するが、現在入手可能なのはGal129氏のもののみ。

+ 極秘氏製作 アレンジ仕様
  • 極秘氏製作 アレンジ仕様
現在は代理公開していたサイトの消滅により正規入手不可。
イントロでマニッシュ・ボーイがいるのが特徴。
PS版を元に、原作ゲームにはなかったゲージ消費の超必殺技や、5カウント後に発動する設置型の罠などが搭載されており、中々面白い性能になっている。
原作と比べて動作が緩慢ではあるが、ガード不能の超必殺技、ほぼ隙の無い罠と偽スタンド攻撃、
キャラによってはそれのみで封殺できる小鎌など強力な技が揃っており、性能はかなり高い。

本体性能を全く自重する気のないAIが公開された。
ただし、このAIは極秘氏の許可を得ていない無断改変物であるので、注意されたし。

+ Gal129氏製作 未来への遺産仕様
  • Gal129氏製作 未来への遺産仕様
2012年11月4日に公開。こちらは『未来への遺産』を再現したもの。
ぬるぬると動き、動き自体も早い。また画面端かつ密着時のみ6X連打で永久可能。
原作ゲームではと対戦した場合のみ相手スタンドを使用可能だが、
現在のところ召喚出来るのはスタープラチナのみ(その代わり誰が相手でも使える)。
ただしこのスタンド召喚、原作再現で「相手スタンドの状態にかかわらずいくつも出せるので画面端で永久になる超高性能」
「空中ガード不能」「スタンドに食らい判定なし」というとんでもない性能であり、
かつMUGENの画面の狭さのせいでコマンドさえ入力出来るなら1発当てれば地上だろうが空中だろうが永久可能になっている。
ただしHelperによる打撃攻撃という特性上分身バグも起きやすいので注意。
氏によるAIも搭載済み。永久スイッチも搭載されている(デフォルトではON)が、遠距離特化キャラのためか設定ONでもあまり使わない模様。
が、更新でスタンド召喚が追加された事によりAIレベル3だと大抵の状況で安定して永久してくるようになった。
AI設定下のスタンド攻撃間隔設定を変えれば更に安定。

また、音声が「うろジョジョ」仕様になるボイスパッチを柊竹梅氏がとあるアップローダーで公開しており、
花京院(偽物も含む)やポルナレフ(もちろんこっちも含む)が相手の場合は専用の台詞を喋る
280号氏の東方仗助の「俺の髪をけなすやつァゆるさねぇ!」にも対応させたかったらしいが、
「全ての攻撃が飛び道具判定だったせいで出来なかった…「おのれポルナレフ」」との事。


「11ヶ月だ イレブンマンス! 天才なんだよ 天才!」

出場大会

更新停止中

出演ストーリー



*1
ラバーソールが追手のスタンド使いとして「死神」を挙げていたり、
「仲間の救援隊を待つ」という台詞が存在するため、DIOと彼の間に何かしらの関係はあったと思われる。
また、牙が生えている・天才的な知能を持っている・昼間は体調が悪かったが夜になると元気になった…などの点から、
「彼もDIOの息子の一人ではないか」という説も存在するが、仮説の域を出ない。

余談だが、ドラマCDでは本当に一切DIOとの関わりが無い敵スタンド使いの老人も登場している。
小説版の敵も全てDIOの部下だったため、第3部でDIOと関わりの無い敵スタンド使いは本当に彼だけだった。


最終更新:2022年09月27日 03:30
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