アルュメからリリースされた武器格闘ゲーム『
ブランディア』のキャラクター。
見るからに
英雄コナン系の脳筋パワー型戦士で、外見上の再現度はMUGENwikiにページがあるキャラの中では相当な高さ。
だが、『ラスタンサーガ』の
ラスタンが更に元ネタに近い外見のため、トップの座は彼に譲る事になった。
主人公の
ガリアノスとライバルの
ディオクレスが他ゲームなら間違いなく脳筋パワー型に分類されるはずのキャラなのだが、
さらに上を行く
もっと脳筋というポジションのキャラクターである。違いは鎧を着用していない事。
『ブランディア』には、装備している鎧を破壊していくという『黄金の城』から続くシステムがあるのだが、マクギルは最初から鎧が無い。
他に鎧を着ていないのは女魔法使いの
ジュレーンと
イマジオ、魔族の子供の
ローナで、男性の戦士なのに鎧を着ていないのはマクギルだけである。
インストの説明には「自信家。
たしかに強いが少々バカ」と身も蓋も無い事が書いてある。
実はその脳筋ぶりは少々では済んでおらず、作中のプレイヤーキャラクターは全員“狂った黄金王”
ギルダスを倒すために神々から力を与えられた戦士達で、
魔法使いキャラではない純粋戦士である
ガリアノス、
ディオクレス、
イリアナ達も魔法を使えるようになっているのだが、
こいつだけプレイヤーキャラで唯一魔法を使えない。
ゲームの紹介用チラシには各キャラ「光」「炎」「爆」など魔法の属性が書かれているが、
こいつにはバツ印が書いてある。
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証拠 |
ジュレーン:魔
ガリアノス:光
ディオクレス:炎
イリアナ:爆
マクギル:×
レツ・ゼン:禅
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剣士の癖にやたらとプロレス技が豊富なのも、その脳筋っぷりに拍車を掛けていると言えよう。「剣よりも肉体技が強い」とか書いてあるし。
……とまぁそんな豪快な男なのだが、敗北時の台詞は
異様に弱気。
他の男衆が悔しがったり相手の実力を素直に認めたりする中、彼だけは
「家に帰って木こりになろう」などとのたまう。
案外メンタル面は繊細なのかも知れない。
エンディングでは自らの王国を立て、冒険の物語を後世に伝える。
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……これ、どこかで見た事がある構図だなと思ったら |
『ラスタンサーガ』のオープニングとエンディングで若き日の冒険について語る老王 ラスタンの姿と…
更にその元ネタである映画『コナン・ザ・グレート』のワンシーンである。
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MUGENにおけるマクギル
2体ほど確認されている。
何気にMUGENの『ブランディア』勢の中では、作られている数が
Launaと並んでトップだったりする。
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Joey Faust氏製作 |
MUGENキャラとしての造りの癖は ガリアノスと共通しているので、そちらの記述も参照されたし。
必殺技は原作の2つに加えて、剣を振りながら突進する技と、 超必殺技として何度も相手を叩き付ける コマンド投げがある。
なお、上述の素敵な勝利ポーズは残念ながら搭載されていない。
AIも搭載されているが、あまり正確には動かない。
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キャノン娘氏製作 |
原作再現キャラではなく、4ボタン式に操作体系が変更されており、必殺技も別のものになっている。
原作では剣士キャラかと思いきや、何故か 投げ技はプロレス技を駆使しているため、
Readmeでは「MUGENプロレス界ではかつて「ミラクル・ラスタン」のリングネームでマットに上がっていた過去を洗っている」
などという事になっている。
連続攻撃を繰り出す超必殺技「ウォリアーブレード」、超必殺投げ「チャンピオンレスラー」の技名は、
どちらもラスタンが出演していたゲームのタイトルが由来である。
技は大振りで隙も大きいが、当たった時の威力は大きく、さらに剣を使った 通常技にまで削り能力がある。この削りダメージが結構無視できない。
特にXY同時押しで出せる「パワーソード」は3割近く体力を奪う威力を持ち、削りダメージも絶大。
さながら『 サムライスピリッツ』のごときバッサリ感を味わえる。まぁ普通はあんなマッチョに大剣で切られたら死ねるから妥当だよね。
ただ、絶大な火力を誇る反面、ガードされた後の隙は大抵15 Fくらい不利な技ばかりで、簡単に振り回せる技は多くない。
ジャンプ強Kのドロップキックに至っては、ガードされるorスカったりしようものなら反確である。
また、飛び道具をすり抜ける突進技「タイフーンソード」である程度の対処は可能だが、やはり 弾幕キャラとの相性も悪い。
原作では魔法が使えなかった彼も、遂に魔法らしき「アースクエイク」という技を身につけた……が、
これどう見ても『 トリオ・ザ・パンチ』のローズさぶの技である。 *1その為、彼との同一人物疑惑も浮上している
地震なのに空中の敵にも当たる、2 ゲージ消費の強化版が弾を8方向に発射する「ブラボー」、1ラウンドに1回しか使えない、など明らかにローズさぶ。
キックボタン2つ同時押しで完全無敵、 画面全体攻撃しかもガード不能、 ガードキャンセルでも出せる、という凄まじい性能なので、
まさに「ここ一番」で使うために温存しておきたい。
1ゲージ温存しておいて、いつでもこれを出す事ができると相手にちらつかせるだけで相当なプレッシャーになるだろう。
だが、接近戦が真髄のマクギルにとって、真の「ここ一番」と言えるのは上述の超必殺技「ウォリアーブレード」。
発生が速い上に無敵もあり、1ゲージ版は 4割、2ゲージ版は 7割2分ものダメージを叩き出す。
ロック式の技ではないため、相手によっては 抜けられてしまう可能性があるが、超強力な切り返し手段となる。
これらの強力な技のおかげで、ゲージが潤沢にあるマクギルは全く油断ならない相手と言える。
AIはデフォルトで搭載されている。
立ち回りは大味だが一撃当たると大きく、まさに「確かに強いが少々バカ」というキャラ付けそのものの強さ。
ゲージがあるといつ飛んでくるか分からないアースクエイク、相手の攻撃に合わせて出すウォリアーブレードが脅威。
アースクエイクは対処のしようが無く、ウォリアーブレードによるカウンターも威力絶大。
多少の体力差は瞬時に引っくり返す火力を持っているため、相手からすれば理不尽に見える展開があるかも知れない。
必中だと思っていたアースクエイクを ブロッキングで凌ぐ連中もいるが……。
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「家に帰ろう、
そして、そして、き…、木こりになろう。おおお…」
出場大会
プレイヤー操作
採用されたのはローズさぶの「地震」だったが、ファイルの中には「没技.png」という画像ファイルが存在する。
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... |
……没になった理由は「地震と完全に同性能だから」だろうか。
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最終更新:2024年12月18日 23:03