それ故に、キングダムハーツを守護する存在であると同時にキングダムハーツと対の存在である「χブレード」の創造を画策する。
χブレードは過去の対戦で失われ、キングダムハーツを再度呼び出すにはセブンハートの心で作り出される、
合鍵に相当する「人の心のキーブレード」を用いるしかないのだが、
セブンハートは世界が再編された時に子供達の心から生まれた7つの純粋な光の心であり
(なぜかセブンハートの持ち主である人間は確認されている限り全員女性である)、
複数の世界に点在しているため集めるには世界を巡らねばならず容易ではない。
しかし、マスター・ゼアノートは伝承において砕けて失われたχブレードが13の闇と7つの光となったという伝承から、
セブンハートはχブレードの残骸がセブンハートになったと解釈し、
13の闇の存在とセブンハートの持ち主、あるいはそれに比肩する強い光の力の持ち主を戦わせることで、
均衡な光と闇の力を衝突させれば、本鍵に当たるχブレードの再臨を起こせるのではないかと考えた。
『BBS』において同じ心から分断した
ヴェントゥスと
ヴァニタスの激闘によりχブレードが生まれたことで、
この時は失敗したが仮説は立証されることになり、
この際に仕込んだ策略で
テラに自分の心を植え付けて身体を乗っ取ったマスター・ゼアノートは、
不測の事態により記憶を失うというトラブルこそあったものの、
ハートレス化した「
闇の探求者アンセム」やそのノーバディ「
ゼムナス」として数々の騒動を起こした(詳しくはテラの項目参照)。
これらの事件はソラの手によって何度も阻止されたが、闇の探究者アンセムと化したことで手に入れた時間移動の秘術により、
現代に連れてきた
若い頃のゼアノートや、上記の闇の探究者アンセム、ゼムナスだけでなく、
活動の過程で接触した闇の影響を受けた元ノーバディだった者達を過去からかき集め、13人の闇の存在である「真XIII機関」を結成。
ソラ達7人の光の守護者のキーブレード使いと戦わせる状況を作り、勝てればそれでよし、
負けても光と闇の均衡な衝突は起こせるためχブレードを再臨できるという状況を作り出した。