タイムフォース・ピンクレンジャー

日本の『スーパー戦隊シリーズ』のリメイク作品であるアメリカの特撮番組『パワーレンジャー』シリーズの1つである、
『パワーレンジャー・タイムフォース』に登場する戦士。
『未来戦隊タイムレンジャー』のユウリ / タイムピンクを原典にしている。
変身者はジェン。フルネームは「ジェニファー・スコット」だが、基本愛称でしか呼ばれず、
苗字も本編では出てこず、メディアリリースで明かされたものである
日本では同作は未放送のため、書籍でも呼称が「タイムフォース・ピンクレンジャー」「ピンクタイムフォースレンジャー」と一定しないが、
海外の正規表記は「Time Force Pink Ranger」なので、本項目はこの表記で記載する。

エイリアンレンジャー(カクレンジャー)を除けば、初の女性のパワーレンジャーのリーダーであり、
パワーレンジャー史上屈指の女傑として名高い。


西暦3000年に活動するタイムフォースレンジャーの1人であり、
リーダーのアレックス / 初代レッドタイムフォースレンジャー(タイムレッド)とは恋仲だった。
だが、パワーレンジャーによって逮捕されたミュータント犯罪者「ランシック(原典のドルネロと異なるオリジナルキャラ)」が仲間の助けで脱走し、
アレックスを戦闘の末に殺害した挙句、刑務所を乗っ取って2001年にタイムスリップしてしまう。
彼のモーファーを託されたジェンは仲間の3人を連れて2001年にタイムスリップするが、
レッドレンジャーのモーファーがDNAロックされているため、他のレンジャーも変身できなかった。
ところが彼女達が偶然出会ったアレックスと瓜二つの若者「ウェス・コリンズ」がアレックスの先祖だったため、彼の協力を得てロックは解除。
ジェンは成り行きで同行することになったウェスもパワーレンジャーに加え、
ランシックを逮捕するべくミュータント軍団と戦うが……。

+ 『パワーレンジャー・タイムフォース』について
パワーレンジャーシリーズの作品は、原典に忠実だったり逆に原型をとどめていなかったり様々だが、
本作はアメリカに馴染みのない部分(タイムファイヤーの戦死の悲劇要素など)を除けば、
ストーリーの骨組みは非常に原作に近づけて作られている部類に当たる。
これは、原作のストーリーを中核となっていたプロデューサーのジョナサン・ヅァクワー氏と坂本浩一氏が高く評価した事と、
前作まで参加していた田﨑竜太氏が『仮面ライダーアギト』に参加するため、
日本に帰国することが決定し、あまり改変を入れる余裕が無かったことが原因である。
ちなみに田崎氏の後任の監督が見つからなかったため、
坂本氏が穴を埋めるために通常の倍のローテーションでドラマパートの監督をこなすことになったらしい。
また、結果論だがハッピーエンドを原則とするアメリカの子供番組において、
原作通りに仲間が離れ離れになるラストにするなど、アメリカのタブーに挑戦した作品となり、評価も高かったらしい。

また、パワーレンジャーでは原作で「妖術使いの人間」だった『ダイレンジャー』のゴーマ怪人達が、
器物から生み出されたモンスターになっていたりするなど、敵の人外率が多くなっていた(人間体のある敵幹部が最初から怪物形態で登場なども)が、
今作では敵が「エイリアンの犯罪者」という設定だった原作と異なり、「ミュータント」というそのまんまなネーミングで、
デザイナーベビーの製造工場の事故で誕生した異形に生まれた人間という設定になっており、
それまでのパワーレンジャーの敵達とは異色の存在として描かれた。
これまでも敵のボスがレンジャーの妹だった等、勧善懲悪の構図を覆す展開はあったが、
本作のミュータント達も望まぬ形で歪な生を与えられながら迫害されたことで悪に堕ちた者が多いという設定であり、
パワーレンジャーとしては、やはり従来の善対悪と一概に言えないような挑戦作的な作風となっている。


MUGENにおけるタイムフォース・ピンクレンジャー

chuchoryu氏の製作したコンプゲー用のキャラが存在。
キャラ単体も某所で公開されている。
同コンプゲーの初代ピンクレンジャー(プテラレンジャー)とはファイル名が似ているので注意。
挙動はアプリゲーム『パワーレンジャー・レガシーウォーズ』を参考にしつつアレンジされている。
発生の早い射撃攻撃や突進技を持ち、距離を問わず戦える。
また、かち上げから繋げる空中コンボも隙が少なく扱いやすい。
超必殺技ではメガゾードを呼び出し画面外からパンチさせる
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

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最終更新:2022年04月13日 02:51
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