戦闘では光の国で開発された ウルトラゼットライザーとウルトラメダルを三枚使用し、
様々な形態にウルトラフュージョンして戦う。
ウルトラフュージョンするには特定の3枚のメダルが必要で、無作為にメダルを用いても変身できるわけではないらしい。
ゲームオリジナル形態の販促回のボイスドラマにて、ゼロと二人で考案した組み合わせをヒカリに提案しにいく下りがあるため、
基本的にヒカリによって決められている模様。
全形態で共通して「ゼスティウム光線」を必殺技とする。
また各形態で槍型の武器ゼットランスアローを使える他、
ウルトラゼットライザーを武器として使用することも可能で、
ウルトラメダルを読みこませる事で「ライトニングジェネレード」「M78(ナナハチ)流 竜巻閃光斬」などの必殺技を発動可能。
ウルトラマン三人分の力を利用できる事から、ゼットライザーはかなり強力なアイテムなのだが、
ゼット本人及び変身者のハルキが戦士としては未熟なこと、何より通常の怪獣として 別作品のラスボス怪獣やら劇場版ボスが普通に出てくるため、
(一応、諸事情で弱体化していたりはするが)苦戦も多かった。
ウルトラフュージョンしていないゼット本来の姿。
非戦闘時は基本的にこの姿をしている他、何らかの事情でウルトラフュージョンが維持できなくなった際も強制的にこの姿に戻る。
また、ライザーにメダルを装填せず使用する事でも変身でき、本編では主に人間大の宇宙人と戦う際に使用していた。
一応この姿でも基本的な戦闘技術は駆使して戦えるが、本人の未熟さも相まって実力は御察し。
一応は基本形態なのだが、ファンからは ウルトラマンネクサスのアンファンスのようなパワーアップ前の弱形態とされる事も多い。
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ネタバレ注意 |
最終回では デストルドスとの戦いでウルトラフュージョンできない程のダメージを受けこの姿になるが、
地球人達の声援を「光」として取り込み、残る力を全て振り絞りデストルドスを圧倒し、
ハルキと共にウルトラメダルの力を借りないままこの状態で撃破するという成果を上げた。
なお、この後飛び立とうとしたらエネルギー切れで墜落するという締まらないオチがついた
デストルドスは第1話でゼットが圧倒されたゲネガーグよりも遥かに強大な、
それこそ熟練のウルトラマンでも下手したら返り討ちにされかねない程の星1つ滅ぼせる強大な敵であり、
数々の戦いを経てゼットが大きく成長したことを証明する戦果であった。
以降は、この形態でも十分強敵相手に戦える実力を見せている。
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このため、本編ではこの形態に直接変身することはなく、
『 ウルトラマントリガー』で初めてこの形態のぐんぐんカットが出ている。
飛行速度:マッハ10
走行速度:マッハ3
ジャンプ力:880m
地中潜行速度:マッハ2.5
水中潜行速度:マッハ3.5
腕力:10万t
握力:7万5千t
「宇宙拳法、秘伝の神技! ゼロ師匠!セブン師匠!レオ師匠!」
ウルトラマンゼロ、 ウルトラセブン、 ウルトラマンレオのメダルで変身した形態で、
最初に登場したウルトラフュージョンかつ、実質的な基本形態扱い。
基本形態では珍しいスピードタイプで、身軽な身のこなしと、師匠譲りの 宇宙拳法による攻撃スタイルを取る。
変身者のハルキが空手の経験者ということもあって相性がよく、最も使用頻度が高い。
なおハルキ自身も等身大の戦いではアルファエッジ同様の構えを取るため、
どちらかというとゼットよりハルキ向きの形態となっている。
ウルトラフュージョン最速のマッハ10の飛行速度を誇る他、頭部のゼットスラッガーや、
ゼットスラッガーをエネルギーで連結して光刀を備えた ヌンチャクのように扱う「アルファチェインブレード」を備え、
ウルトラ戦士のスピード形態にありがちな攻撃力や耐久力不足がほとんど存在しない。
何気にゼットライザーとゼットランスアローを両方使った唯一の形態だったりする。
またハルキがヘビクラ隊長との稽古で心眼に目覚めたため、透明化やテレポートをする相手とも互角に戦えるようになった。
形態独自の必殺技はエメリウム光線の発展版「ゼスティウムメーザー」。
ただし、主なダメージ源は「技」であり、純粋なパワー勝負だと真っ向からは圧し負けることが多い。
飛行速度:マッハ5
走行速度:マッハ1.2
ジャンプ力:600m
地中潜行速度:マッハ3
水中潜行速度:マッハ4
腕力:15万t
握力:10万t
「真っ赤に燃える、勇気の力! マン兄さん!エース兄さん!タロウ兄さん!」
初代 ウルトラマン、ウルトラマンエース、 ウルトラマンタロウのメダルで変身した形態。
赤い目元など円谷が生み出した 鬼畜ヒーローにして「赤い通り魔」ことレッドマンを思わせる外見をしているが、
デザイナー曰くデザイン段階では目元は銀のままだったのが造形時に赤く塗られたとの事で(犯人は監督らしい)、意図して似せたわけではないらしい。
でもカネゴンが総集編回で「赤いアイツだー!」って呼んだり、
ゼットランスアローを「ゼットアロー」と叫んで使ったりと、露骨にそのネタでいじってきたがな
プロレスラーがモチーフであり、ラスボスであるデストルドスですら「ラリアットでゼットにカウンターをする」等、敵をもプロレス時空に引き込んでしまう。
またゼットは定番の「シュワッチ!」等とは別に、日本語にしか聞こえない掛け声をたまにするのだが、
ベータスマッシュは初登場からして「ウロトラマーンゼーットベータスマーッシュ!」としか聞こえない掛け声で登場するなど、その比率が圧倒的に多い。
ウルトラフュージョン最強の腕力15万トンのパワーと、 ハイパーアーマー並みの頑強さを備えており、
全形態の中で最も肉弾戦を得意としている。
ただし、バリアが張れなくなるという致命的な弱点が存在する。
固有の必殺技は「 ゼスティウムアッパー」。
実はウルトラマンにはパンチで怪獣に致命傷を与えたのはエースやタロウなど多くいるが、
パンチ系の必殺技持ちは映像作品未使用の アストラ程度で意外と少なく、希少な存在だったりする。
製作陣もキッズ達が下手にマネしないように意識したのか、アッパー以外の態勢で撃つことは無かった。
また、バラバ戦ではエースからエネルギーを与えられて、ゼット版スペースQに当たる究極技「スペースZ」を使用している。
飛行速度:マッハ8
走行速度:マッハ2
ジャンプ力:720m
地中潜行速度:マッハ2
水中潜行速度:マッハ3
腕力:9万t
握力:6万2千t
「変幻自在、神秘の光…! ティガ先輩!ダイナ先輩!ガイア先輩!」
ウルトラマンティガ、 ウルトラマンダイナ、 ウルトラマンガイア(V2)のメダルを使って変身した形態。
神秘の力を駆使して戦う形態で、超能力や光線などウルトラフュージョン最多の手札を備えている。
上記のようにガイアはV2、つまりメダルには描かれていないが ウルトラマンアグルの力も含まれている。
指パッチンでティガ、ダイナ、ガイアの実態を持つ幻影を出現させて戦わせる「ガンマイリュージョン」や、
光のカード状の光線から多彩な光線や念破を放つ「ガンマシャッフル」、肉体の縮小化を行う「ガンマリダクション」や、
超能力によって 魔法陣を展開して物質透過や空間移動を行う「ガンマスルー」、冷凍光線「ガンマフリーザー」など本当に多彩。
特にガンマイリュージョンはタイプチェンジやヴァージョンアップ、TDスペシャル等、フュージョン元の3人ができる事ならなんでもできるため、
バリエーションが桁違いに多い(流石にグリッター化は無理かもしれないが)。
固有の必殺技「ゼスティウムドライブ」は右手からフォトンクラッシャー、
左手からフォトンエッジに相当する光線を一度に放つ。
アルファエッジ同様に純粋なパワー勝負は不得意だが、劇中でウルトラゼットライザーを用いて近接戦も行っているため、
この手の形態では珍しく接近戦をある程度こなす事も可能だったりする。
とはいえ、ホロボロスには圧倒されているためやはり相性差を覆すほどではないようだが。
また、何故かこの形態の変身時は決め台詞や掛け声がクールな物になる。 語尾に(キリッ)とか付けるなよ!? 絶対付けるなよ!?
飛行速度:マッハ9
走行速度:マッハ5
ジャンプ力:1200m
地中潜行速度:マッハ4
水中潜行速度:マッハ5
腕力:13万5千t
握力:9万t
「闇を飲み込め、黄金の嵐! ゼロ師匠!ジード先輩!ベリアル!」
最強形態。
ゼロ、ウルトラマンジードのウルトラメダル、非正規品の ウルトラマンベリアルの怪獣メダルが ライバル同士の共鳴現象なるものを起こして変化した、
ゼロビヨンド、ジード(プリミティブ)、ベリアル 新しい奴アトロシアスのライズウルトラメダルで変身したイレギュラーな形態。
パワー、スピード、光線技を高水準に備え、諸事情で手に入れた「幻界魔剣 ベリアロク」を主要武器にする。
また竜巻閃光斬の準備段階であるゼットライザーの光剣と、ベリアロクの二刀流も披露している。
ベリアロクがあまりに強いのでそれが目立ち過ぎだが、素手や光線技も十分強く、
無手の時にはジードプリミティブのような荒々しい徒手空拳のスタイルを取る。
総合戦闘能力は間違いなくウルトラフュージョン最強であるが、スピードはアルファエッジ、
パワーはベータスマッシュ、手数はガンマフューチャーより劣っており、
場合によっては相性差などから個々の得意分野で勝る他の形態に出番を譲ることもあった。
弱点は主要武器のベリアロクが「独自の意思を持つ」ために扱いに苦労する点と、
あくまで「デルタライズクローでしか扱えない武器」のため、
ベリアロクにやる気があってもデルタライズクローの維持が出来ない場合はベリアロクが消失する点。
最終決戦前に黒幕にベリアルメダルを奪われたことで一時的に変身不可能になったが、
デストルドスの内部に捕らわれていたヨウコが成り行きでベリアルメダルを持ったまま空中に投げ出されてしまい、
やむを得ず飛び出したハルキがヨウコと共に空中でゼットライザーにメダルを押し込んで変身する形で再登場した
(直前の戦闘でハルキの身体が限界であり、他の形態に一度変身して助けてから再変化できるような状態ではなかった)。
全くの偶然だが、その際の態勢はまるでウルトラタッチ(エースの前期変身ポーズ)をしているかのようであった。
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