ファイアーエムブレム 覚醒
とは、【ニンテンドー3DS】用のゲーム。
概要
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Fire Emblem: Awakening (英語)
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ふぁいあーえむぶれむ かくせい
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【ニンテンドー3DS】
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3DSカード
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ロールプレイングシミュレーション
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任天堂
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インテリジェントシステムズ
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成広通 樋口雅大 山上仁志
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前田耕平 草木原俊行 横田弦紀
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コザキユースケ
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1~2人
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・パッケージ版 2012/04/19 (日本)
・ダウンロード版 2013/01/30 (日本)
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4,937円(税込) →2,970円(税込)
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CERO:B(12歳以上対象)
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ローカルプレイ インターネット すれちがい通信 いつの間に通信
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ファイアーエムブレムシリーズ
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50万本
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193万本
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【ニンテンドー3DS】向けに発売されたファイアーエムブレムシリーズの1作。
前作である【ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~】までの売上が伸び悩んでいた事で、「『エムブレム』シリーズは、数字があまり出ないから、これが最後だぞ」というシリーズ終了の宣告を受け、悔いの無いようにやりたい事を全て積み込んだ作品。(参照)
『暗黒竜と光の剣』と『外伝』の未来を思わせるような大陸を舞台に、『外伝』のフリーマップ、『聖戦の系譜』の子世代システムやスキルシステム、『封印の剣』などの支援会話、『新・暗黒竜と光の剣』の兵種変更と武器錬成、『新・紋章の謎』のカジュアルモードとマイユニットと言った具合に、歴代シリーズの要素を片っ端から取り入れた集大成となっている。
ハードの進化により『暁の女神』ではムービーシーンのみだったボイスを大量に増加させており、マイユニットは各キャラクターと恋愛や結婚が可能となった事で、簡素ではあるが恋愛シミュレーション的な要素も多少含まれている。
更に任天堂のゲームでは初となる有料追加コンテンツに対応。それに伴い「魔符」という歴代シリーズキャラクターを仲間にする要素も加えられた。
集大成ではあるものの軍記物を扱うファイアーエムブレムシリーズ特有の重苦しい雰囲気は薄く、ストーリーからナレーションが消滅して簡潔気味な内容に変わっていたり、今までのシリーズ以上に濃いキャラ付けの仲間が登場したりと、全体的にライトな雰囲気が強い。そのために拒否感を示すユーザーも一部に見られていた。
こうした集大成要素、恋愛SLG、DLC、イメージ転換、3DS初期のソフト不足等の様々な要素が重なった結果、日本では久々に50万本を突破。更に今まで低めだった北米の市場でも好調に推移したため、世界累計で193万本を達成。これにより終了目前だったシリーズそのものが継続されるに至り、文字通り「覚醒」を果たした。
2013/01/30にはダウンロード版が販売された。
2016/09/15にはハッピープライスセレクション版が発売。それと同時に価格改定が行われ、2,970円(税込)へと値下げされた。
追加コンテンツ
任天堂初のDLCというだけあって、当初は値段設定が若干強気で、内容の善し悪しも安定していない。そのために配信時にはかなり物議を醸していた。
第1弾 異界の魔符
当初はこのような名称は付けられていなかった。
各マップをクリアすると様々なイラストレーターが描いた歴代キャラの魔符を何度でも貰える。
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第1弾の一覧
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異伝 英霊の魔符1
配信開始日:2012/04/19、価格:309円(税込)、報酬:「英雄王マルス」の魔符 発売時には2012/05/31までの期間限定で無償提供されていた。
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異伝 英霊の魔符2
配信開始日:2012/04/26、価格:257円(税込)、購入条件:「異伝 英霊の魔符1」の購入、報酬:「若き獅子ロイ」の魔符 1の続編。
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異伝 英霊の魔符3
配信開始日:2012/05/02、価格:309円(税込)、購入条件:「異伝 英霊の魔符2」の購入、報酬:「暁の巫女ミカヤ」の魔符、全能力+2の書 2の続編。
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異伝 王対王 紋章編
配信開始日:2012/04/26、価格:360円(税込)、報酬:「賢王リーフ」の魔符 マルス軍とセリス軍の戦いに介入する。プレイヤーはマルス軍を支援する。
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異伝 王対王 聖戦編
配信開始日:2012/05/02、価格:411円(税込)、報酬:「聖王アルム」の魔符、魔戦士の巻物 マルス軍とセリス軍の戦いに介入する。プレイヤーはセリス軍を支援する。
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異伝 金と銀
配信開始日:2012/05/02、価格:309円(税込)、報酬:軍資金 魔符とはまったく関係のないゴールド稼ぎマップ。
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異伝 紅対蒼 封印編
配信開始日:2012/05/10、価格:360円(税込)、報酬:「清真女王エリンシア」の魔符 ロイ軍とアイク軍の戦いに介入する。プレイヤーはロイ軍を支援する。
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異伝 光対闇 光編
配信開始日:2012/05/17、価格:360円(税込)、報酬:「碧空の勇王エフラム」の魔符 主人公たちと敵将たちの戦いに介入する。プレイヤーは主人公たちを支援する。
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異伝 マミーの楽園
配信開始日:2012/05/17、価格:309円(税込)、報酬:マミー(経験値) 魔符とはまったく関係のない経験値稼ぎマップ。どんどん逃げてしまうため効率はかなり悪く、別のマップで稼いだ方が良い。
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異伝 王対王 決戦編
配信開始日:2012/05/24、価格:411円(税込)、報酬:「光の公子セリス」の魔符、エリートの書 マルス軍とセリス軍の両方と戦う。エリートの書が強力で、敵が多いため経験値稼ぎもしやすい便利なマップ。
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異伝 無限の神器
配信開始日:2012/05/24、価格:309円(税込)、報酬:シルバーカード 宝箱から武器レベルAの強力な装備が手に入るマップ。報酬には書いてないがエルトシャンの魔符も貰える。
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異伝 紅対蒼 蒼炎編
配信開始日:2012/06/07、価格:411円(税込)、報酬:「優王女エイリーク」の魔符、花嫁のブーケ ロイ軍とアイク軍の戦いに介入する。プレイヤーはアイク軍を支援する。
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異伝 光対闇 闇編
配信開始日:2012/06/21、価格:360円(税込)、報酬:「聖女セリカ」の魔符 主人公たちと敵将たちの戦いに介入する。プレイヤーは敵将たちを支援する。
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異伝 紅対蒼 決戦編
配信開始日:2012/07/05、価格:411円(税込)、報酬:「草原の公女リン」の魔符、アイオテの盾 ロイ軍とアイク軍の両方と戦う。
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異伝 光対闇 決戦編
配信開始日:2012/07/26、価格:411円(税込)、報酬:「蒼炎の勇者アイク」の魔符、限界突破の書 異界の魔符シリーズ最後のコンテンツ。主人公たちと敵将たちの両方と戦う。
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第2弾 神軍師への道
第2弾では歴代シリーズではなく、『覚醒』のキャラや世界観を掘り下げている。
また、ゲーム本編の不満要素を拾ったような形も取られており、高難易度や特殊な条件のマップ、本編では発生しない組み合わせの会話なども楽しめる。
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第2弾の一覧
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異伝 絆の収穫祭
配信開始日:2012/08/09、価格:205円(税込) 本編ではあまり見る事のできない同性同士の会話を見る事ができる。難易度は低い。
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異伝 生と死の境に
配信開始日:2012/08/09、価格:257円(税込)、報酬:「白騎の末妹エスト」の魔符 高難易度マップ。マップのほぼ全てにダメージ床が存在する特殊なシチュエーションで強力な敵と戦う。
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異伝 五人のアンナ
配信開始日:2012/08/30、価格:257円(税込)、報酬:「白騎の次姉カチュア」の魔符 高難易度マップ。離れた場所にいる5人のアンナ防衛するマップ。
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異伝 迷宮の追跡戦
配信開始日:2012/09/13、価格:257円(税込)、報酬:「白騎の長姉パオラ」の魔符 高難易度マップ。ターンごとに開閉する特殊な壁を潜り抜け、逃げる巨大ゾンビを倒す。
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異伝 絶望の未来1
配信開始日:2012/10/04、価格:257円(税込) 絶望の未来での戦いを描く。
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異伝 絶望の未来2
配信開始日:2012/10/11、価格:257円(税込) 絶望の未来での戦いを描く。1を買って無くても購入可能。
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異伝 絶望の未来3
配信開始日:2012/10/18、価格:257円(税込) 絶望の未来でのギムレーとの決戦が描かれる。1、2を買って無くても購入可能。
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異伝 絆の夏
配信開始日:2012/11/01、価格:205円(税込) 親世代同士の会話や、人気投票上位のクロム・ガイア・サーリャ・ティアモの水着姿を見る事ができる。難易度は低い。
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異伝 絆の秘湯
配信開始日:2012/11/15、価格:205円(税込) 子世代同士の会話や、人気投票上位のウード・アズール・ルキナ・セレナの浴衣姿を見る事ができる。難易度は低い。
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異伝 最も強い者の名
配信開始日:2012/11/22、価格:309円(税込)、報酬:「迷える軍師カタリナ」の魔符 最後のDLC。高難易度マップ。本作最強の敵達と5連戦をする。
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ストーリー
人を慈しむ神竜ナーガと、人を滅ぼす邪竜ギムレーが司る世界。
あなたは記憶を失い、行き倒れていたところをイーリス聖王国の王子クロムと、
彼が団長を務める自警団に助けられ同行することに。
天変地異とともに現れた、人ならざる存在「屍兵」。
存在しないはずの2本目の宝剣を携えた、謎の剣士。
邪竜を信奉する隣国ペレジア国の驚異。
数々の戦いの果てに、あなたと自警団は、やがて未来をかけた、
大きな争乱に巻き込まれていく……
ゲームシステム
※SRPGやシリーズの基本は【ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣】も参照。
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ダブル
本作では仲間と二人一組になって1ユニットとして行動する「ダブル」というシステムが搭載されている。
類似システムの「かつぐ」や「救出」とは異なり、「ダブル」になるとユニットのステータスが上がり、敵に追加攻撃を行う「デュアルアタック」、敵の攻撃を防ぐ「デュアルガード」といった強力な技をランダムで使用してくれる。
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フリーマップ制度
『聖魔の光石』以来となるフリーマップを採用。自由に敵と戦える。
今回はマップ中に店が存在せず、フリーマップで各所に行って購入する必要もある。
敵がいなくなったら「匂いの箱」というアイテムで呼び寄せる事もできる。
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結婚と子世代
異性同士のキャラの支援を進めて支援Sにするとそのキャラ同士が結婚し、女性キャラに依存した子供が生まれる。
12章まで進めている場合、その子供ユニットが仲間に加わる外伝マップを遊ぶこともできる。
マイユニットが支援Sになった場合、フルボイスで特殊なセリフと赤面しているムービーを見る事もできる。
このムービーの存在のためか、マイユニットはマイユニットの子供と魔符以外の全ユニットと支援Sにして結婚が可能。
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兵種とスキル
本作では兵種の変更に「チェンジプルフ」というアイテムが必要となり、ユニットによって付ける兵種が変わる。
また、「チェンジプルフ」による兵種の変更は、上級兵種から下級兵種への変更もできるようになったため、お気に入りのキャラを好きなだけ育てられるようになった。
各兵種でレベルを上げると兵種に応じたスキルを習得でき、スキルは一度に5つまで装備できる。
兵種を変えても一度覚えたスキルはなくならない。
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デュアルタッグ
ローカルプレイでは2人で敵と戦う勝ち抜き戦・デュアルタッグを楽しめる。勝利数に応じてアイテムを貰える。
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チームの交換
マイユニットを含めた10人のキャラでマイチームを編成し、他のプレイヤーとすれちがい通信で交換を行える。
すれちがったプレイヤーは自分のフリーマップ上に出現し、戦ったり、スカウトしたり、アイテム購入を行える。
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いつの間に通信の配信
本作はいつの間に通信を利用した配信要素が複数ある。これらは実質、無料追加コンテンツのような形となっている。
歴代キャラクターたちの魔符がフリーマップに出現する「配信チーム」、アイテムを貰える「配信アイテム」、ゲーム終盤の外伝マップ「配信マップ」、デュアルタッグ用の敵チーム「配信デュアル」をそれぞれ受信可能。
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名声値と名声ボーナス
マップをクリアしたり、配信チームやすれちがい相手と戦闘すると名声値という数値が増えていく。
これに応じて様々なアイテムが貰える。
名声値は全てのセーブデータで共用できるため、周回特典も兼ねている。
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難易度とモード
本作でも『新・紋章の謎』と同様、クラシック・カジュアルモードから選択ができる。
難易度はノーマル・ハード・ルナティックの3種類となり、ルナティックをクリアすると更に難易度の上がった「ルナティック+」が追加される。
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光マス
遭遇戦ではキラキラと光っているマスが出てくる場合がある。
これの上に止まると様々なボーナスやアイテムが手に入る。
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DLC
異界の門では追加コンテンツを購入して遊ぶ事ができる。ラインナップはこのページ上部の追加コンテンツを参照。
キャラクター
味方
敵軍
他のキャラクターは【ファイアーエムブレム 覚醒】/キャラクターを参照。
関連作品
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最終更新:2023年01月11日 12:49