【ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~】

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~ とは、【ニンテンドーDS】用のゲーム。

概要

ファイアーエムブレム 新・紋章の謎 ~光と影の英雄~


他言語

Fire Emblem: New Mystery of the Emblem (英語)*1

ふりがな

ふぁいあーえむぶれむ しんもんしょうのなぞ ひかりとかげのえいゆう

ハード

【ニンテンドーDS】

メディア

DSカード

ジャンル

ロールプレイングシミュレーション

発売元

任天堂

開発元

インテリジェントシステムズ

プロデューサー

成広通
山上仁志
中村俊之(エグゼクティブプロデューサー)
岩田聡(エグゼクティブプロデューサー)

ディレクター

前田耕平
新木英明

プレイ人数

1~2人

発売日

2010/07/15 (日本)

値段

4,571円(税別)

レーティング

CERO:A(全年齢対象)

対応機能

DSワイヤレス通信
ニンテンドーWi-Fiコネクション

シリーズ

ファイアーエムブレムシリーズ

日本販売数

約27万本

【ニンテンドーDS】向けに発売したファイアーエムブレムシリーズの1本。
【ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣】のシステムとUIをベースに、【ファイアーエムブレム 紋章の謎】の第2部をリメイクした作品。

単なるリメイクに留まらず、新要素としてプレイヤーの分身「マイユニット」の登場や、味方が倒されても次のマップで復活する「カジュアルモード」を搭載し、それに加えて徹底したチュートリアルを行う事で初心者や前作未プレイのユーザーでも遊び易い設計が取られている。
更に前作ではいい加減だった難易度調整とゲームバランスに対して徹底的なメスが入れられており、低難易度でも歯ごたえのある難易度を保ちつつも、高難易度モードは数々の壊れアイテムを封じ、精密な計算の詰め将棋で何とか突破できる程の絶妙な難易度調整が行われた。
キャラクター面でも『紋章の謎』で消えてしまった【ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣】や『紋章の謎』第1部のキャラを全員登場させるだけでなく、なんと【BSファイアーエムブレム アカネイア戦記編】を丸々収録した上でそちらのキャラも本編へ全員出演させるという大胆なファンサービスも見られる。

こうした内容により、1本のゲームとしてだけでなく、ファンアイテムとしての評価も非常に高く、『新・暗黒竜と光の剣』の影響で低めだった前評判を大きく覆した。
しかし、セールス面は危うい方向へと迫っており、本作の売上が悪かったがために「『エムブレム』シリーズは、数字があまり出ないから、これが最後だぞ」と宣告され、次回作【ファイアーエムブレム 覚醒】はやりたい事を全部詰め込んだ集大成として制作される事となった。(参照)

この時期の『ファイアーエムブレムシリーズ』にしては珍しく日本でしか発売していない。

CMには初心者役の仲里依紗と、熟練者役の川島明(麒麟)を採用。川島が新要素のマイユニットやカジュアルモードを不要と称する自虐的な内容が特徴だった。

※ストーリーは【ファイアーエムブレム 紋章の謎】、システムは【ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣】を参照。

新要素・変更点

  • マイユニット
    ゲーム開始時、プレイヤーは分身となる「マイユニット」を作成する。名前、性別、外見、兵種等を自由に組み合わせる事ができる。
    作成したマイユニットは他のユニットと同じように操作でき、もう1人の主人公として物語に関わっていく。
    なお、途中から強制出撃ではなくなるため、外してリメイク前の『紋章の謎』と同じような遊び方もできる。
  • クラシックモードとカジュアルモード
    ゲーム開始時、「クラシックモード」と「カジュアルモード」の2種類のモードから選択できる。
    「クラシックモード」はいつも通りに倒された味方ユニットは戦線に戻らずに死亡(離脱)してしまうが、「カジュアルモード」では倒されても次のマップから再出撃を行える。
    途中で切り替える事はできない。
  • 4段階の難易度
    今回の難易度は前作のハードレベル制ではなく、「ノーマル」「ハード」「マニアック」「ルナティック」の4段階から選択できる。
    前作ではステータスが上げられているだけの適当な調整だったのに対し、本作の高難易度はステータスが上がるだけでなく、敵配置が変わったり、強力なアイテムである「ワープ」が出現しなくなる等の独自仕様が見られる。
    更に「ルナティック」でクリアすると、敵が必ず先制攻撃するルールが追加された「ルナティック'」が登場する。
  • みんなの様子
    進撃メニューでは仲間キャラたちの様子を伺う事ができる。
    たまにアイテムを拾ってきたり、1マップに限って調子が上がりステータスが増えると言った特典を受けられる。
  • 訓練場
    進撃メニューで選べる。ゴールドを支払って手持ちの武器で敵と戦い、レベルアップを行える。
  • エクストラマップ
    本編とは異なる時間軸で戦うエクストラマップもある。
    こちらはマップによって決められたユニットだけを操作してクリアする。詰め将棋的な空気がより強くなっている。
    『アカネイア戦記編』をリメイクした「新・アカネイア戦記」が4マップと、新エピソードを収録した配信マップが3つ存在する。
  • 支援会話
    今回は支援を進めると特定のキャラ同士の会話がある。マイユニットはほぼ全てのユニットと会話できる。
    【ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡】に近い仕様だが、進められる支援の総数に上限はないため、好きなだけ支援を進められる。
  • 細かい点
    • 基本システムや武器データは『新・暗黒竜と光の剣』準拠。そのため騎兵や飛兵は屋内でもそのまま。「ブリザー」は火竜特効が無い。
    • 重量のシステムが一律で廃止。そのため攻速落ちも無くなり、攻撃速度=速さとなった。
    • 星のオーブのかけらはステータス補正が付与されるだけで、成長率は増えない。星のオーブも同様。
    • 竜石は戦闘中に化身するシステムのままのため、「飛竜石」で飛んで移動したりはできない。『紋章の謎』第2部では飛行できた「神竜石」も飛行能力がなくなっている。
    • 「レディソード」の蛮族系特効が消滅し、威力が高くて使いやすい性質の剣になった。
    • 「アゲイン」の対象が1人だけになった。
    • 「ウォッチの杖」が削除。
    • 「ドゥラームの書」の代わりに、魔防を無視する「グラウアー」という魔法が登場。
    • 「神竜石」でメディウスの特効を突けなくなった。
    • オーブが全て弱体化。「封印の盾」は全能力+2の補正が追加。

キャラクター

味方

  • マイユニット(クリス)
    プレイヤーの分身。アリティア第七小隊へと入隊し、【マルス】を支える存在へと成長して行く。
  • 【カタリナ】
    アリティア第七小隊へと入隊した見習い軍師。その正体は暗殺集団のスパイ・アイネ。

原作(『紋章の謎』第2部)では仲間にならなかったが、今回は仲間になるキャラ

新しい敵

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最終更新:2024年08月14日 14:42

*1 『ファイアーエムブレム ヒーローズ』での英語表記