【ファイアーエムブレム if】

ファイアーエムブレム if とは、【ニンテンドー3DS】用のゲーム。

プロフィール

ファイアーエムブレム if



他言語

Fire Emblem Fates (英語)

ふりがな

ふぁいあーえむぶれむ いふ

ハード

【ニンテンドー3DS】

メディア

3DS専用ゲームカード

ジャンル

ロールプレイングシミュレーション

発売元

任天堂

開発元

インテリジェントシステムズ

プロデューサー

樋口雅大
成広通
山上仁志

ディレクター

前田耕平
横田弦紀

プレイ人数

1~2人

発売日

2015/06/25

値段

4,700円+税
他バージョン:1,852円+税

レーティング

CERO:C(15歳以上対象)

最新バージョン

Ver.1.1

対応機能

ローカルプレイ
インターネット
すれちがい通信
いつの間に通信
【amiibo】

シリーズ

ファイアーエムブレムシリーズ

日本販売数

約50万本(2バージョン合算)

世界販売数

約160万本(2バージョン合算)

【ニンテンドー3DS】向けに発売されたファイアーエムブレムシリーズの1作品。
シリーズ初の2種類のパッケージを採用し、バージョンによってストーリーやゲームバランスが大きく異なる。
ダウンロード版は副題が無い1種類のみの販売されており、物語の途中で購入するバージョンを選択する形が取られる。
また、未購入・未選択のバージョンも追加コンテンツで購入する形で同一のソフト内でプレイが可能。
それぞれ母体となるゲーム作品が異なるという仕様のため、3DS用ゲームソフトの『ダウンロード版にセーブデータを移動』には対応していない。

バージョンは3種類、難易度が低く自由に稼ぎが行える『白夜王国』、難易度が高く稼ぎが基本的には不可の『暗夜王国』、そして第三の道として稼ぎは自由に行えるがギミックの多い追加コンテンツ『インビジブルキングダム』が存在する。

前作【ファイアーエムブレム 覚醒】の問題点を見直す形が取られており、シナリオの原案には樹林伸を起用、ゲームバランスの見直しやほぼ消滅した平坦マップ、土地の文明を明確に分けるといった策が行われ、ゲーム画面こそ前作に近いが内容はほぼ別物と言っていいものに変貌した。
『暗夜王国』の詰め将棋に近いゲームデザインや、個性の強い各種キャラクター達は評価が高い一方、『暗夜王国』と『インビジブルキングダム』の首を傾げる展開のストーリーや、『覚醒』以上に強引な登場をする子世代はあまり評価が宜しくなく、シリーズの中でも特に評価の割れる作品となってしまっている。

なお、シリーズ次回作にあたる【ファイアーエムブレム 風花雪月】の開発者インタビュー(参照)でストーリーの評価が宜しくない点は認知済みらしく、ディレクターの草木原俊行によれば「大団円が正解ルートだと決めつけてしまう」「どのルートを選んでも正史なのでプレイヤー自身に決めて欲しい」発言から公式も『インビジブルキングダム』が遠回しに失敗・不評であると認めている。(本作のシナリオの問題はそこでは無いが)
これを機にシナリオの追加ストーリーは本編のシナリオからある程度切り離される内容のものが配信されるようになった。

追加コンテンツ

まだまだ任天堂がDLCの売り方を模索している時期に出た作品のため、大型コンテンツと小型コンテンツが混成しており、複数のアプローチが見られている。

別バージョン

  • 第2のシナリオ
    配信開始日:2015/06/25、価格:1,852円(税別)
    白夜/暗夜の未購入の方のバージョンをDLCで購入できる。
    メインメニューの「新たな未来を拓く」から購入可能。
  • ファイアーエムブレム if インビジブルキングダム
    配信開始日:2015/07/09、価格:1,852円(税別)
    第3のルート。「透魔王国」をモチーフにした話で、2ルートの中間的な内容となっている。両ルートのキャラクターが加入するが、仲間にならないキャラもいる。

追加マップ第1弾

「追加コンテンツ7個パック」として価格:1,852円(税別)でまとめ売りされている。

+ 第1弾の一覧
  • 覚醒との邂逅
    配信開始日:2015/07/23、価格:無料、難易度:★、報酬:聖痕の紋章・英雄王の紋章(初回のみ)/小石(何度でも)
    もしも、別の世界に行けたなら…
    異界・イーリス王国での戦いを楽しめる。話は『覚醒』の前日譚となっている。
  • 楽園争奪戦
    配信開始日:2015/07/23、価格:306円(税込)、難易度:★★、報酬:特別なイベントイラスト
    もしも、南の島で過ごすなら…
    南国招待券を賭けて8人の王族と臣下たちが争う。クリアすると水着のイラストを見る事ができる。
  • 恐怖の霊山
    配信開始日:2015/07/23、価格:306円(税込)、難易度:★、報酬:経験値(何度でも)
    もしも、無敵の強さがあったら…
    異界の霊山にいる金色のノスフェラトゥを戦って経験値を稼げ。例によって効率はよろしくない。
  • 決闘の博物館
    配信開始日:2015/07/30、価格:306円(税込)、難易度:★、報酬:武器(何度でも)
    もしも、強力な武器があったら…
    博物館にある武器の争奪戦に参加する。
  • 遺跡の財宝
    配信開始日:2015/07/30、価格:306円(税込)、難易度:★、報酬:軍資金(何度でも)
    もしも、巨万の富があったら…
    かつて繁栄した王国のの遺跡で遺跡荒らしたちを討伐する。
  • 王族最強戦
    配信開始日:2015/08/06、価格:306円(税込)、難易度:★★★★、報酬:各能力上昇アイテム(初回のみ)/魔戦士の巻物/黒天馬の翼(何度でも)
    もしも、最強の王族を決めたなら…
    異界のきょうだいを救うため、8人の王族たちが激突する。
  • 見えざる史実 前編/後編
    配信開始日:2015/08/20、価格:509円(税込)、難易度:★★★、報酬:邪痕の紋章・始祖竜の血(何度でも)
    もしも、彼らの過去と未来を知ったら…
    オーディン・ルーナ・ラズワルド(ウード・セレナ・アズール)が、『覚醒』の世界から『if』の世界に向かうまでの話が描かれる。前後編セットでのみ購入可能。

追加パック第2弾

歴代のファイアーエムブレムシリーズのマップをリメイクしたパック。マップや作品にちなんだクラスチェンジアイテムを貰える。
「お得な追加マップ4個パック」として価格:852円(税別)でまとめ売りされている。

+ 第2弾の一覧
  • 神将の試練場
    配信開始日:2015/09/17、価格:254円(税込)、難易度:★★、報酬:神将の紋章(何度でも)
    【ファイアーエムブレム 暁の女神】の第二部終章「女王エリンシア」をリメイクしたマップ。
  • 盗賊アンナ
    配信開始日:2015/09/24、価格:254円(税込)、難易度:★、報酬:アンナが仲間入り(初回)
    『覚醒』の外伝4「行商人アンナ」をリメイクしたマップ。アンナが仲間になる。
  • 報酬「アンナの贈り物」
    配信開始日:2015/10/01、価格:無料、報酬:シューター砲台、または魔女の魔法陣(初回のみ)
    会話イベントのみ。「砲手の試練場」、または「魔女の試練場」の報酬、「シューター砲台」か「魔女の魔法陣」のどちらかを1つだけ貰える。
  • 魔女の試練場
    配信開始日:2015/10/08、価格:254円(税込)、難易度:★★、報酬:魔女の魔法陣(何度でも)
    【ファイアーエムブレム 外伝】の「おそれざん」をリメイクしたマップ。

追加パック第3弾

親子の絆、仲間同士の絆を楽しめるパック。
「追加マップ第3弾パック」として価格:1,852円(税別)でまとめ売りされている。

+ 第3弾の一覧
  • 報酬「アンナの贈り物2」
    配信開始日:2016/03/04、価格:無料、報酬:エリートの書/ブーツ(初回のみ)
    会話イベントのみ。「エリートの書」と「ブーツ」をそれぞれ1つだけ貰える。
  • 泡沫の記憶編
    配信開始日:2016/03/16、価格:1,389円(税込)、難易度:★★★、報酬:近接射撃の書など(何度でも)
    全6章からなる子世代を題材にした長編。2016/03/16に前編3マップ、2016/03/13に後編3マップが配信された。
    各マップをロスト無しでクリアすると特別なアイテムが貰える。
  • 絆の白夜祭
    配信開始日:2016/03/16、価格:254円(税込)、難易度:★、報酬:特別なイベントイラスト、親子個別会話、聖痕の紋章(何度でも)
    親子の会話を楽しめる低難易度マップ。全ての組み合わせの親子に会話が用意されている。
  • 絆の暗夜祭
    配信開始日:2016/03/24、価格:254円(税込)、難易度:★、報酬:特別なイベントイラスト、親世代絆会話、英雄王の紋章(何度でも)
    親世代キャラの会話を楽しめる低難易度マップ。本編で支援会話がなく、関わりのあるキャラ同士での会話を楽しむ事ができる。

ゲームシステム

  • 2つの道
    本作の特徴的なシステム。6章まで進めると「白夜王国」と「暗夜王国」の2種類のルートに分岐し、話の内容やゲームシステムが大きく変わる。
    バージョンに応じて変わるのはストーリーだけでなく、登場する仲間キャラクターは当然の事、フリーマップの使用や敵のAIなど細かい箇所まで全くの別物と言っていいほどの作品となる。
    また、ダウンロードコンテンツで「インビジブルキングダム」を購入していた場合は更なる別ルートで遊ぶ事も可能。
  • 攻陣/防陣
    キャラクター同士で連携するシステム。
    攻陣は単独のキャラクターが他のキャラクターに隣接していると発動し、追加で攻撃する。
    防陣は二人のキャラクターを1ユニットとして扱う前作のダブルと同様のものだが、ポイントが貯まった際に攻撃を無効化するデュアルガードしか行わない。また、この状態の場合はステータスが上昇する。
    ダブルの問題点を見直し、攻撃/防御寄りに寄せたものとなっている。
  • 竜脈
    マップ上に存在する紋章のようなものを使って発動するシステム。
    マップにギミックを起こし、主に地形が変動する。
    基本的には竜の血を引き継ぐ王族にしか行えないが、DLCアイテム「神祖竜の血」を使う事で誰でも行える。
  • フェニックスモード
    仲間がやられても次のターンで復活する絶対死なないモード。
    もちろん難易度ノーマル限定。
    このモードがあるのは現在、本作のみ。
  • 個人スキル
    本作では各キャラクターに着脱不可で固有枠の「個人スキル」が登場。
    スキル名や効果はそのキャラクターの特徴を表したものになっている。
    一部を除いて全体的に効果は控えめで、フレーバーテキスト的な要素も強い。
  • マリッジプルフ/バディプルフ
    本作は1人1人が持つ兵種の素質が減っている代わりに、支援S(同性だとA+)にした相手と同じ兵種になる「マリッジプルフ」(同性は「バディプルフ」)というアイテムが登場。
    相手を選べばかなり自由度のあるクラスチェンジが可能となる。
    相手の素質が被っている場合、マスクデータとして設定されている第2素質や第3素質を参照にクラスチェンジできる。
  • 子世代
    本作にも子世代ユニットが登場。外伝マップで加入する点も同じ。
    子世代ユニットは「チャイルドプルフ」という一気に成長するアイテムを所持しており、進行状況に応じた状態まで一瞬でレベルを上げて即戦力としての運用が可能となった。
  • レベル上限の増加
    「エターナルプルフ」というアイテムを使用するとレベルの上限を最大99まで上げられる。
    これを使うことはほぼ無尽蔵の育成ができるようになった。
  • マイキャッスル
    自分だけの城を作るカスタマイズ要素。この作った城が拠点となり、毎章ごとにここに戻って準備を整える。
    各施設は仲間ユニットや一般兵が担当する。
    バージョンによって建てられる建造物や手に入るアイテムが変わる。
    『インビジブルキングダム』では、『白夜王国』と『暗夜王国』の両方の建物を建造できる。
    各種通信機能を使う事で、他人のマイキャッスルに訪問したり、挑戦したりする事も可能。
    • 竜脈値
      マップを攻略するか他ユーザーのマイキャッスルを訪問する毎に貯まる数値。この数値を消費する事でマイキャッスル内に建造物を建てる事ができる。
    • マイルーム
      仲間を呼んで呼んだ仲間をなでて絆を深める事ができる。
      結婚相手がいる場合、結婚相手が寝ていたり、風呂上りだったり、花をプレゼントしてくれたりする。
    • 武器屋/道具屋
      武器や道具を購入できる。店番が対応している兵種の場合、アイテムが割引される。
    • 錬成屋
      鉱石で武器を鍛える事ができる。
    • 闘技場
      素材アイテムを賭けて連戦する。勝利数に応じて素材が増加する。
    • アクセサリー屋
      食材や鉱石を渡すとアクセサリーが貰える。
    • クジ引き屋
      クジを引く事ができる。当たると豪華なアイテムが手に入る。
    • 食堂
      仲間キャラが料理を作ってくれる。
      キャラによってできやすい料理の出来栄えが違う。
    • 牢屋
      オロチかゼロの個人スキルで捕まえた敵ユニットを閉じ込めておく牢屋。
      「スカウト」を行い、要求された素材を支払うと仲間にできる。
      「説得」を行うと要求する素材の量が減って行き、これ以上要求されなくなるとそのまま仲間になる。
      仲間にしたユニットはサポーター名鑑に登録される。
      仲間にした際には敵専用の一部のスキルは消滅してしまう。
    • 魔符屋
      魔符を購入できる。
    • 特産品
      素材アイテムの生産が可能。生産できる素材はセーブデータに応じて異なる。
    • 資料館
      今までのシリーズにおける「エクストラ」のモードのようなもの。支援会話や仲間キャラの情報などを閲覧できる。
    • 防衛施設
      マイキャッスル戦で使用できる施設。戦闘に貢献したり、砲台で攻撃したりなど様々な特権がある。

    • ユニットを使い込むと建造できるようになる像。建てると全ユニットのステータス上限が増える。
    • キャラクターイベント
      「!」が出ているキャラクターに話しかけるとイベントが発生する。
      落とし物としてアイテムを入手、欲しがっているアクセサリーを渡すと支援値が増える、調子が上がってステータス上昇、話し合っている二人の支援値が増えるといった特典が受けられる。
    • 訪問実績/戦闘実績
      『覚醒』の名声にあたる要素。他ユーザーのマイキャッスルと交流・戦闘する事で上昇する。
      2種類の実績の数値を貯めると様々なアイテムを入手できる。
      貯めた実績値は全てのセーブデータで共有されるため、新しく始めたデータでも強力なアイテムを回収可能となる。
    • キャッスル訪問
      他ユーザーのマイキャッスルに訪問できる。アイテムを購入したり特産品を分けてもらう事が可能。
      同じマイキャッスルに訪問する場合、24時間経過すると他のマイキャッスルに30回訪問する必要がある。
    • キャッスル戦
      他のユーザーのマイキャッスルに戦闘を仕掛けられる。勝利すると相手ユニットをサポーター名鑑に登録できる。
      リアルタイムの通信対戦も可能。
    • サポーター名鑑
      ユニットを登録できる名鑑。99人まで登録可能。名鑑にユニットを登録すると、ゴールドを支払って自軍に加入させたり、同名ユニットに対するスキル継承が可能となる。
      登録させるには魔符を購入・魔符を登録・絆ユニットを作る・【amiibo】と連動してゲストキャラを呼ぶ・捕虜を仲間にすると言った手順が必要。
      魔符に登録する場合、終章クリア時に5人登録するか、キャッセル戦で勝利する事も行える。
    • 絆ユニット
      同一の相手とキャッスルの交流を繰り返す事で訪問相手との間に新しいユニットを作る事ができる。
      誕生したユニットは受信ボックスの絆ユニットに保存され、引き出すとサポーター名鑑に登録される。
    • 連動ボーナス
      2ルート以上のバージョンを購入すると受け取れるボーナス。
    • 【amiibo】
      マイキャッスルではamiiboの読み込みが可能。【大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U】に参戦した『ファイアーエムブレムシリーズ』のamiiboを読み込ませるとマイキャッスルに対応キャラが登場。何度も話すと「英雄戦」というマップで対戦できる。勝利すれば仲間になる。
  • 竜の門
    『覚醒』の異界の門と同じようなマップ。DLCの購入・プレイを行える。
    本編の進行とは関係のないマップで遊ぶ事が可能で、『暗夜王国』でも何度も繰り返して遊べる。

キャラクター

共通の仲間

白夜の仲間

暗夜の仲間

インビジブルキングダム限定

敵(一般兵除く)

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紹介動画

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最終更新:2025年04月28日 13:03