ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣
とは、【ファミリーコンピュータ】 用のゲーム。
概要
【ファミリーコンピュータ】 後期に発売されたファイアーエムブレムシリーズ の1作目。
従来のSLGは【ファミコンウォーズ】 のようにユニットをあくまでも生産兵器として扱うものが大半だった中、本作はRPGのような育成要素と組み合わせ、更に実際に会話させて物語を進める事でユニットにキャラクター性を与え、軍記物のストーリーとゲーム内容を両立させる形が取られている。
これは当時では全く新しいジャンルである「シミュレーションRPG」の開拓児的な作品。ただし、本格的に芽吹くのはリメイク版の紋章の謎 と完全新作の聖戦の系譜 まで待つ事となる。
また、倒れた仲間は戻らないというシビアで初見殺しのゲーム設計も特徴的であり、しばらくこの作風が続く事となる。(本作の時点では生き返らせる方法も一応存在する)
キャラクターデザインはかなり独特で、当時で見ても時代遅れ気味な80年代前半風となっているが、何故かカミユ とニーナ の2人だけはゲーム内グラフィックで異常なほど繊細に描き込まれている。
ストーリー
アカネイア大陸・暗黒の歴史
その昔、アカネイア大陸は、マムクートの帝王・暗黒竜メディウス率いるドルーア帝国の侵略により、恐怖と絶望の渦中にあった。
それまでアカネイア大陸を治めていたアカネイア王国の軍隊は、恐るべき力を持つドルーア帝国と暗黒竜により壊滅状態に瀕していた。
今まさに世界は滅びさろうとしていたそのとき、人々はひとすじの奇跡の光を見た。
アリティアのアンリという若者が、苦難の旅の末に手にした光り輝く神剣・ファルシオンによって、暗黒竜メディウスをみごとに打ち倒したのだ。
メディウスを倒されたドルーア帝国は、アカネイア軍の反撃にあい滅亡していった。
世界はふたたび平和な時代を迎え、アカネイア王国は再建され、アリティア王国をはじめ、多くの国が建国された。
そして英雄アンリはアリティア王国初代国王に選ばれた。
100年の時が流れた……
長い時を経て、暗黒竜メディウスが復活した。
メディウスは、グルニア王国とマケドニア王国を併合しドルーア帝国を再建、同じく世界制覇の野望を持つ闇の魔王・大司祭ガーネフが加担し、アカネイア王国に攻撃を仕掛けた。
アカネイア王国は懸命に防戦したが、グルニアの名将カミュと暗黒竜メディウスの力の前に敗退を重ね、その城を奪われてしまった。
英雄アンリの血を引く、アリティア王国のコーネリアス王はメディウスを倒すべく神剣ファルシオンを持って出撃したが、同盟国グラ王国の裏切りにより壊滅、アリティア王国は滅亡し、神剣ファルシオンまでもが奪われてしまった。
しかし、そのとき14才であったアリティア王国の王子マルスは、姉エリスの助けを得て、守役ジェイガンらとともに辺境の島国タリス王国に逃げ延び、王女シーダをはじめこの国の人々に暖かく迎えられ、祖国解放の日を夢見ていた。
だが、平和な日々は長く続かなかった。
マルスが16才になったとき、ドルーア帝国に協力するガルダの海賊が上陸し、タリス城を占拠してしまった。
城から逃げ延びてきた王女シーダから、このことを聞いたマルスは、わずかばかりのアリティア兵とともにタリス城へと向かった。
ゲームシステム
基本部分はファミコンウォーズを元に整えたものとなっている。
RPGとSLGの融合 キャラクターは生産施設で作るのではなく、それぞれ個人名を持ち特定の条件でしか仲間にならない。 更に武器として剣・槍・斧といった各キャラクターに合わせたものを持たせる必要がある。
ダメージ計算式 攻撃力-守備力という非常にわかりやすい引き算でダメージ計算が行われる。
攻撃速度/再攻撃 「すばやさ」から武器の重さを引いたステータスが「攻撃速度」となり、これが相手より1高いと、相手の反撃後に「再攻撃」が可能。 ただしゲーム中で重さと現在の攻撃速度を確認する方法はない。
必殺の一撃 いわゆるクリティカル。技の数値や武器の必殺率が高いほど発生率が上がる。 本来与えるダメージの3倍 のダメージを与えると言う、文字通り必殺 の威力。 ただし、あくまで与える予定のダメージにかかる倍率なので、攻撃力 ≦ 守備力の時は必殺の一撃が出ても0ダメージになる。
トライアングルアタック ペガサスナイト3姉妹は、3人で敵を囲っている状態だと攻撃時に「トライアングルアターック!」の掛け声とともに攻撃が必殺の一撃と同様の3倍 ダメージになる。
特効 特定の武器は特定のユニットの弱点を突く事ができる。 例として弓系はペガサスナイト・ドラゴンナイトに有効。 特効武器は武器威力が本来の3倍 の威力が攻撃力となり、非常に強力。
レベルアップ 普通のSLGと異なり、ユニットは敵を倒す事で経験値を獲得してレベルアップする。 レベルアップ時には能力がランダムで成長する。何も上がらない場合もある。登場時点で上級職で能力の高いユニットは成長率が低い傾向がある。 本作のみの独自仕様として僧侶は杖を使っても経験値を得られず、敵から攻撃を仕掛けられる事で経験値を得られる。 当然、僧侶は戦闘向きではなく貧弱なので、普通にレベルを上げようと思うと非常に苦労するし危険であるが、低レベルの盗賊を利用すれば簡単に上げる事もできる。 (ゲーム中では「そうりょは てきのこうげきに たえると レベルが あがるよ 」と教えられるが、実際は攻撃を仕掛けられるだけでよく、敵の攻撃が外れたり0ダメージでも良い。)
クラスチェンジ レベルを10以上まで上げたユニットは特定のアイテムを使用する事でクラスチェンジし、上位クラスへのパワーアップが行える。 本作の時点ではクラスチェンジが行えるクラスは限られており、ソシアルナイト・ペガサスナイト・アーチャー・ようへい・まどうし・そうりょに限られる。
ロスト 仲間ユニットは倒されるとマップをクリアしても復活せず 、そのまま失われてしまう。 本作では終盤で手に入る「オーム」で蘇生する事もできるが、この時点で蘇生してもあまり役に立たない事が多い。 しかも「オーム」を扱えるユニットは終盤にレベルが低い「そうりょ」で加入するので「オーム」を使おうと行動していたら事故で死亡してまうというミイラ取りがミイラに成りかねない 可能性が高いので、基本的には「オーム」は当てにしない方が良い。このように死亡者を復活させる条件が非常に厳しい事が、本作が「手ごわい」と称される理由の1つである。
使用回数、限られたリソース 本作はRPGのMPの代替としてなのか、「武器や道具に使用回数があり、回数が0になると消滅する」という仕様がある。 このため、戦闘を続けていくのは武器を買い続ける必要があり、そのためには当然お金が必要である。 しかし本作では、RPGのように単に敵を倒しただけではお金は手に入らない。 宝箱を開ける、村のイベント、章クリア時のイベントで手に入る事があるが、これらは有限 である。つまり無計画に武器を買ってしまうと、金欠になる恐れがあり最悪の場合は詰んでしまう。 更に『ファミコンウォーズ』とも異なり、これらのリソースは次のマップでも継続して使用 される。「確保した土地がリソースを生み出す」という要素はSLGに近いが、村人からのプレゼントや宝箱等で手に入れるというRPG寄りの設計のためか各所から一度 しか入手できない。 つまり、RPGにおける「装備」「所持金等のリソース継続」「入手は一度きり」を取り組んだ上で、SLGの「マップ上のマスでリソースを確保する」といった要素を融合させた結果、「一度しか手に入らないリソースを手に入れるために土地を確保し、次の戦いを優位に進める準備をする」というようなゲーム性が生まれた。 こういった経済面で考えなければならない点も、本作が「手ごわい」と称される理由の1つである。 とはいえ本作では手に入る金の量が多すぎるので、買った装備を即時に捨てて無理矢理浪費しない限りは基本的に金銭面で詰むことはない。 なお、「闘技場」の利用する場合は例外的に無限に稼げるが、そもそも闘技場で安定的に勝ち続ける事自体が難しく(賭け金額で対戦相手を判断するテクニックは存在する)、負ければ命は無い ので初心者が利用するには厳しい。
マップのクリア条件 マップをクリアするには敵を全滅させるのではなく、敵の城や玉座にマルスを移動させて「しろ」(ぎょくざ)コマンドを使用する必要がある。 ただしMAP25のみラスボスのメディウスを倒せばその場でクリアになる。
村の訪問 マップには村が存在している事があり、マルスを移動させて「たずねる」を選ぶと、村に戦争が起こっている事を伝えて門が閉まり、お礼としてアイテムやお金を貰える。仲間が加わる場合もある。 ただし敵に盗賊がいる場合は村に向かって破壊してしまうので、速めの進軍が必要。 村に仲間がいる場合は、明らかに盗賊よりも村にいる仲間の方が強いのになぜか一方的に村が滅ぼされてしまうという謎の現象が起きる。これは後のシリーズでも同様。(村人を人質に取られ抵抗できなかった、等の理由を一応考える事はできるが…) 余談だが、村にいる状態で戦闘が発生した場合、地形にはまち と表示される。
民家の訪問 村とは別で、マップには民家が存在している事がある。(村と民家では明らかにスケールが異なるのだが1マス1民家となっている。) 民家の場合は誰でも「たずねる」を選ぶ事が可能であり、民家の住人から情報が貰える。 村とは異なり情報だけでアイテム等が貰える事はないが、盗賊に破壊される事は無いので急ぐ必要はない。 ただ、「そのマップで味方に寝返るユニットのヒント」の情報が貰える場合もあるため、スタート地点付近の民家は1ターン目で全員で訪ね、速やかにリセットして改めて情報を基に出撃ユニットを選択しなおす という裏技のようなプレイも必要となる。 民家にいる状態で戦闘が発生した場合も、地形にはまち と表示される。
宝箱 城マップなどには宝箱が存在している事がある。
MAP6でファイアーエムブレムを受け取った後のマルスか、盗賊の仲間であれば開けてアイテムを手に入れられる。
村同様、敵の盗賊が奪ってしまうので迅速な進軍が求められる。
黎明期故の仕様 ファイアーエムブレム最初の作品なので仕方のない事だが、以下の基本的なシステムは後の作品に比べてかなり不便なものが多い。また、ファミコンウォーズ同様にテンポも悪い。
章開始前の準備画面では、章に参加するユニットの選択しかできない。アイテムの受け渡しもできないので、章クリア前に予め行っておく必要がある。当然、預かり所からのアイテムの出し入れもできない。更にアイテムを売る事もできないので邪魔なものは捨てるしか無い。
ユニットの情報画面で武器攻撃力や命中率・必殺率等が表示されない。戦闘結果の予測をする場合は説明書の武器一覧を見ながら手計算が必要になる。相手の必殺を下げる値(必殺回避率)は存在しないので、万全を期す場合は常に必殺の可能性を考慮する必要がある。 ただし、武器による必殺率を除いた素の必殺率は後の作品よりもかなり低く、(わざ+うんのよさ)/2しかない。敵のうんのよさは0で固定されているため、敵の必殺率はわざ/4が基本となる。
預かり所は預ける度に預かり料を取られる上、預けられるのは40個までと少ない。前述の通り準備画面で出し入れはできないので、章クリア前に予め行っておく必要がある上、預かり所が存在しないマップでは一切出し入れができない事も考慮する必要がある。
敵の盗賊が宝箱からアイテムを奪った場合、その盗賊を倒してもアイテムを取り返せない。言い換えると、盗賊が宝箱を開けた時点でアイテムが消滅するという事である。よって宝箱のアイテムを手に入れる難易度が高い。
戦闘開始時に地形効果が表示される。テンポがかなり阻害されて鬱陶しいが、この時ペガサスナイト等の飛行系はきちんと「そら 0%」と表示されたので、飛行系は地形効果が得られないと明示されていた。
ユニットの持ち物は隣接するユニットに対し一方的に「わたす」のみが可能であり、隣接するユニットの持ち物を受け取ったり自由に交換する事はできない。よって、1つの武器やアイテムを同一ターンに使い回すような事は不可能である。
杖を使用したターンは装備品が杖になり、次の敵のターンで反撃が不可能になってしまう。「そうりょ」であれは元々魔導書を装備できないので特に影響はないが、「しさい」の場合は大きなデメリットとなる。前述にように持ち物を自由に交換する事も不可能なので、杖を使用したユニットの持ち物を入れ替えて魔導書を装備させる事も不可能である。
ストーリーが説明不足。後の作品の多くは章開始時に「ワールドマップ画面でナレーションによる全体的な説明」→「個別マップ画面でキャラクター達の会話」という形式になっている。しかし、本作ではワールドマップ画面が存在せずどのように進軍しているのか把握しづらい上、ステージによって「ナレーションによる全体的な説明」か「キャラクター達の会話」のどちらかしか発生せず、「キャラクター達の会話」のステージでは状況説明が無く当人達の会話だけの場合があり、ストーリーやこのステージに至った経緯がほとんどわからない場合がある。
『紋章の謎』で採用されなかった仕様 一部のアイテムや効果はリメイク版の紋章の謎で消滅したり別物に変わったりしている。
アーマーナイトの特効を突ける「ハンマー」という斧が存在していた。『トラキア776 』でようやく再登場し、以降はおなじみになった。
「ボウガン」という必殺の高い弓があり、戦闘アニメは専用のものとなっている。後の作品でいう「キラーボウ」のような性能であり、『暁の女神 』に登場したボウガンの近接攻撃も可能という特徴は本作には無い。
ファルシオンは「敵の射程1の物理攻撃(ブレス以外)を封じる」「使用するとHP全回復」という強力な効果があるが、何故か【火竜】? と【魔竜】? の特効を突けないという「勇者に強いが一般の竜に弱い」というチグハグな性能になっている。【地竜】? の特効は突ける。
魔法は力に関係なく固定ダメージを与える武器だった。また、ブリザーは必殺率が高いという後のシリーズのサンダーのような性能で、火竜への特効は無い。
馬等に乗っているユニットは屋内でも馬等に乗ったまま移動できる。『紋章の謎』では「おりる」必要があるシステムにされたが、『新・暗黒竜と光の剣』『新・紋章の謎』では再び屋内でも馬等に乗ったまま移動できるシステムになった。
シューターが投石機ではなく戦車(チャリオット)で、射程2の武器だった。『if 』のDLCでは久々にこれに
近い形で採用されている。
キャラクター
自軍
NPC
敵
名前のみ
クラス
ソシアル ナイト(S・ナイト) 鎧をまとった馬を自在に操り移動力に優れる。 攻撃、守備、スピードに最もバランスの取れたユニットである。
アーマー ナイト(A・ナイト) 重い鎧で身を固めているため守備力に優れる。 しかしその分動きが重く素速さ移動力に劣る。
ペガサス ナイト(P・ナイト) ペガサスに乗った騎士で移動力、素速さに優れる。 弓の攻撃には弱い。
パラディン 経験を積んだS・ナイトがパラディンに昇格する。 全ての能力に於いてS・ナイトより一回り優れている。
ドラゴン ナイト(D・ナイト) 経験を積んだPナイトがペガサスから飛竜に乗り換えたもので 弓以外の武器に対しては圧倒的な強さを誇る。
ようへい 傭兵、用心棒などを仕事とする先頭のプロ。 技、素速さに優れ必殺の一撃を得意とする。
せんし 辺境の国の部族で斧を用いて戦う。 力は強いが守備力が弱い。 (守備力が弱いとあるが、味方側の戦士の守備力の成長率は実は他のユニットよりも高い。)
かいぞく 戦士と同じく斧を使う。
海賊だけが海の上を移動できる。
(実際は飛行系ユニットも移動できるが、海の地形効果が得られるのは海賊が唯一。)
とうぞく 徒党を組んで村等を破壊する。 戦闘力に乏しいが宝箱を開ける能力がある。 (宝箱は無条件で開けられるが、扉と跳ね橋は「とうぞくのかぎ」が必要。)
ゆうしゃ 剣の名手で素速い動きと一撃必殺の技を持つ。 優秀な傭兵が名声を得て勇者となる事もある。
アーチャー 鎧をまとった弓兵で守備力が高い。 ただ動きが鈍いため機動力に劣る。
ハンター 軽装備の弓兵で森や山での戦いを得意とする。 力は強いが守備力が乏しい。
シューター 投石器や弩弓等特殊な支援武器を使うユニット。 高い守備力を巨大な破壊力を併せ持つが動きは鈍い。
ホースメン 騎馬上で弓を使うため素速さと移動力が高い。 一撃離脱を得意とするユニットである。
スナイパー 経験を積んだアーチャーが昇格する。 弓を扱う事にかけては最強のユニットである。
コマンド 戦闘力は乏しいが他の仲間にも変身できるという 特殊な能力を持っている。
マムクート ドラゴンに変身すると言われる伝説の種族で かつてはその強大な力で世界を征服したと伝えられる。
まどうし 魔道書を用いて各種の攻撃魔法を使う。 防御力の高いユニットに対して有効である。
そうりょ 杖を用いて回復、防御系の呪文を唱え味方を助ける。 攻撃はできない。
しさい 経験を積んだ魔道士や僧侶が昇格する。 魔道書、杖共に使いこなす。
ロード ドルーアによって国を追われたアリティア王子マルス。 プレイヤーのメインユニットとして最も大事な働きをする。
(ゲーム中の説明では上記のように全くクラスの説明になっていない。実際は剣で戦い、レイピア等の特殊な細剣を使いこなす。)
しょうぐん ドルーア帝国から派遣された騎士団の司令官。 極めて高い攻撃力と守備力を持っている。 (「ドルーア帝国から派遣された」とは書かれているが、「しょうぐん」として登場するユニットはドルーアに加担しているマケドニア、グルニア、グラ出身の人物しかいない。)
地名
タリス王国 島国。シーダはこの国の王女。
ガルダ ガルダの海賊に支配されている港。
デビルマウンテン サムシアンの根城となっている。
オレルアン王国 騎士団の隊長ハーディンが戦っている。(本作の時点では「隊長」としか語られていない)
レフガンティ 軍が時間稼ぎのために罠を仕掛けた場所。
ワーレン 港町なので色々な品物がある。
ペラティ 足を踏み入れた者に対して、何もしていなくても「生かしては返さん」と言い出す狂気のマムクート・マヌーが治める地域。しかし、村人から「マムクートを倒すにはドラゴンキラーが必要」「東の神殿に隠されているらしい」と弱点をばらされているので、住民からは嫌われている疑惑が浮上している。
ディール要塞 マリアが捕まっている要塞。
ノルダ リンダが奴隷商人に捕まっている。
アカネイア王国 ニーナはこの国の王女。
グラ王国 元アリティアの同盟国。戦争中突然裏切られたことが原因でマルスの父・コーネリアスは命を落とす。
カダイン ガーネフが支配する魔道の国。
アリティア王国 マルスはこの国の王子。
カシミア なぜかグルニア黒騎士団が待ち構えている。
ラーマン神殿 オーブが眠る神殿。
グルニア王国 カミュ将軍が待ち構える。
マケドニア王国 ミネルバとマリアはこの国の王女。
マーモトード テーベまでの道のりにある砂漠。本作ではセリフに出てくるのみ。
テーベ 幻の町。ガーネフが待ち構える。本作では具体的にどうテーベまで行ったか一切語られないため、(後の『紋章の謎』基準だと)蛮族がひしめくマーモトードの砂漠を自力で越えた事になる。
ドルーア帝国 (ドルーア王国) メディウスが待ち構える本拠地。説明書ではドルーア帝国となっているが、ステージ24ではマムクートの「おうこく」と語られている。
ステージ
1 マルスのたびだち
2 ガルダのかいぞく
3 デビルマウンテン
4 そうげんのたたかい
5 オレルアンのせんしたち
6 ファイアーエムブレム
7 レフガンティのわな
8 みなとまちワーレン
9 ペラティのかりゅう
10 プリンセス・ミネルバ
11 ノルダのどれいいちば
12 アカネイア・パレス
13 グルニアのもくばたい
14 かなしみのだいち・グラ
15 まどうのくにカダイン
16 アリティアのたたかい
17 スターロード・マルス
18 グルニアくろくしだん
19 マムクート・プリンセス
20 ブラックナイト・カミユ
21 けっせん マケドニア
22 てんくうをかけるきし
23 あくのしさいガーネフ
24 マムクートのおうこく
25 えらばれしものたち
関連作品
北米版
ファイアーエムブレムシリーズの海外展開は【ファイアーエムブレム 烈火の剣】 が初のため、当然ながら本作は北米では発売されていない。
が、2020/12/04に『Fire Emblem: Shadow Dragon & the Blade of Light』(翻訳すると「影の竜と光の刃 」なので日本語の意味と微妙に異なる。)のタイトルでSwitch専用のDL専用ソフトとして期間限定で販売される事となった。価格は5.99ドル。
タイトルロゴ以外の全ての文字が翻訳されている他、倍速モードやクイックセーブ&ロード機能を搭載している。
そのタイトルロゴにはカタカナはそのまま残っているが、タイトルロゴの下の日本版では何も書かれていなかった部分に「SHADOW DRAGON & the BLADE of LIGHT」と、サブタイトルが付加されている。
ゲーム起動時に表示される英文は国内版と異なる。ただし起動時の英文の文字サイズは、国内版と同一サイズになっている。国内版と雰囲気を合わせるためだと思われる。
見比べると、国内版は誤字(FALCION)や文法誤り(冠詞のtheがない、there areが差している対象が良くわからない)があると分かる。
その他にも、アートブックが付属したパッケージ版も発売された。
2020年10月に先行公開されていた動画 では、2001年の【大乱闘スマッシュブラザーズDX】 で【ロイ(ファイアーエムブレム 封印の剣)】 と【マルス】 で対戦しているプレイヤーがファイアーエムブレムについての話をし、【マルス】 のキャラクターの詳細画面を確認した後「Japan Only」 と書かれているのを見て非常に落胆する・・・と言う冒頭映像が入り、そこに「NO MORE」とスタンプが押されて本作の紹介映像が開始するという気合が入った構成になっている。
なお、実際は【ファイアーエムブレム 新・暗黒竜と光の剣】 が既に日本国外で発売されており【マルス】 に関するフォローは既にされているので、落胆する映像はそれよりも古い【大乱闘スマッシュブラザーズDX】 (または【大乱闘スマッシュブラザーズX】 )で作る必要がありこのような構成になっていると思われる。(落胆する映像では全く触れられていないが、実は「ロイ」の方 が日本国外で未だにフォローされていない。)
紹介動画
VIDEO
移植・リメイク
余談
発売前の仮タイトル時の広告ポスターの時点では「ファイヤ ーエムブレム」というタイトルロゴだった。
コメント
全てのコメントを見る?
最終更新:2024年03月18日 21:54