― 食堂 ―

みんな「「「「いただきます!!」」」」

モグモグ モグモグ

俺「あっ、そういえば明後日は友の誕生日じゃないか?」

バルクホルン「なに!?」

エーリカ「本当!?」

友「明後日だっけ?明後日はおれの妹の誕生日だと思ったが……」

バルクホルン「妹!?!?」

宮藤「友さんに妹がいたんですか!?」

友「そうだよ~ 一つ下の妹がいる。高校を卒業したら、いきなり結婚するし」

リーネ「結婚ですか!?」

ペリーヌ「結婚するには若すぎますわ!」

友「確かにね。おれも最初は驚いたけど、おれの反対の声も聞かずにさっさと結婚しちゃったわ」

シャーリー「友の妹さん、なんかすごいな…」

ルッキーニ「芳佳~ おかわり!!」

宮藤「あっ、わかりました!」

エイラ(わ、私も…サーニャと……結婚!?!?!?///////////)

サーニャ「どうしたの、エイラ? 顔真っ赤だけど大丈夫?」

エイラ「な、なんでもないんダナ!!////////」

ミーナ「それにしても、本当に早い結婚ね。友さんと俺さんの世界では何歳から結婚できるの?」

友「何歳からだっけ?俺知ってる? もぐもぐ」

俺「女は16歳から、男は18歳から。ただし、親の同意が必要だけど」

坂本「扶桑とは少し異なるな」

バルクホルン「と、ところで…明後日は本当に友の誕生日なのか?」

友「おれの誕生日と妹の誕生日は一緒だから、そういうことになるな」

ヘルマ「俺さんにも兄弟、姉妹などはいるんですか?」

俺「俺は居ないな」

ヘルマ「俺さんの誕生日はいつなんでしょうか?」

俺「俺は10月10日だよ」

ヘルマ「10月10日ですか!?わ、わたしと同じ誕生日…//////」

俺「そ、そうなんだ…//////////」

2人はお互い同じ誕生日であることに少し運命を感じる

シャーリー「おいおい、2人とも顔が赤いぞ~」ニヤニヤ

ルッキーニ「赤い~」

俺「べ、別に赤くなってない…////////」

ヘルマ「………////////」

エーリカ「友の誕生日は明後日かぁ……ふぅん……ごちそうさま!!」

ハルトマンは何かを考えるような仕草をして、部屋の方へと走り去っていった

エイラ「それにしても、1歳下の妹と同じ誕生日ってすごいナ」

サーニャ「うん、なかなか無いことだと思うわ」

宮藤「明後日は友さんのための誕生日パーティーですね!」

坂本「そうだな!しっかりと準備しなければな!」

こうして夕食の時間は過ぎていった





― ハルトマン&バルクホルン部屋 ―

エーリカ「友に何をプレゼントすればいいだろ……」

エーリカ「う~ん……さーにゃんたちに聞いてみようかな?」





エーリカ「ねぇねぇ、さーにゃんとエイラはどんな物プレゼントされたら喜ぶ?」

エイラ「わたしは、サーニャからの物だったら何でも嬉しいんダナ//////////」

サーニャ「私もエイラからのものだったら、なんでもいい…////////////」

エイラ「サ、サーニャ!!!!!////////////」

エーリカ「それじゃ、参考にならないよ……」

サーニャ「ごめんなさい…でも、プレゼントを貰って嬉しくない人なんて居ないと思うわ」

エイラ「私もそう思うナ」

エーリカ「そっか~ ありがとね!二人とも!!」





バルクホルン「うむむ…… 友に何をあげたら……」

シャーリー「おっ、何してるんだ?」

バルクホルン「な、なんだ…リベリアンか…」

シャーリー「おいおい、なんだってなんなんだよ… それにリベリアンじゃなくてシャーリーと呼んでくれないか?」

バルクホルン「うぅ……」

シャーリー「まぁそれはおいといて、何を悩んでたんだ?」

バルクホルン「じ、実は………やっぱり何でもない!!///////」

シャーリー「いいじゃんかよ、別に話してくれたって」

バルクホルン「だ、誰にも言うなよ!!////////」

シャーリー「言わない、言わない」

バルクホルン「実はな…と、友へのプレゼントは何がいいか悩んで…たんだ…///////」

シャーリー「バ、バルクホルンがプレゼント!?…ぷっ!」

思わず笑いそうになるシャーリー

バルクホルン「な、何がおかしいんだ!!/////////」

シャーリー「悪い、悪い!でもさ、バルクホルンがプレゼントなんて珍しいんじゃないの?友と何かあったのか?」

バルクホルン「そ、それは………///////」

シャーリー「?」

バルクホルン「それは…だな…///////」

今のバルクホルンは軍人としての顔ではなく、ひとりの乙女の顔である

シャーリー「はは~ん、バルクホルンは友のことが好きになっちゃったのか~」ニヤニヤ

バルクホルン「なっ!!そんなことは無い!!//////////」

シャーリー「その反応、ますます怪しいぞ~」ニヤニヤ

バルクホルン「そんなこと……/////」

シャーリー「まぁ、バルクホルンが誰を好きになろうと私は関係ないけど…」

     「もし、バルクホルンに好きな人ができたっていうなら、私はその恋を応援するよ」

バルクホルン「………////////」

シャーリー「それと、何かをプレゼントするなら、気持ちのこもった物がいいと思う」

     「気持ちのこもった物ならば、だれでも喜ぶと思うよ」

バルクホルン「………////////」

      「……あ…ありが……とう……シャーリー…///////」

シャーリー「ん?何て言ったんだ?」ニヤニヤ

バルクホルン「何でもない!!/////////////」

顔を真っ赤にしながら、去っていくバルクホルン

シャーリー「がんばれよ…バルクホルン」





― 翌日 ―

エーリカ「ミーナ、今日休暇が欲しいんだけど!!」

ミーナ「え?」

バルクホルン「私も、休暇を貰いたい」

ミーナ「二人してどうしたの?」

エーリカ「ちょっと買い物があってね」

バルクホルン「同じく」

ミーナ「まぁ、二人とも最近は休暇が無かったから、いいわよ」

エーリカ「やった!」

バルクホルン「よし、そうと決ればいますぐ行くぞ!ハルトマン、運転を頼む」

エーリカ「えぇー!?やだよー」

バルクホルン「はぁ……後でお菓子を…」

エーリカ「約束だよ!!」

朝方、2人は街へ出掛けた




みんなは朝食を終え、午後の訓練までの自由時間を過ごしている

エイラ「お~い、友!これ食べてみないカ?」

友「なんだこれは?」

エイラ「これは"サルミアッキ"だヨ」

サーニャ「友さん…食べないほうが…」

友「まぁ、せっかくだし食べてみるわ」ヒョイ

パクッ

友「…………」

サーニャ「…………」

エイラ「どうダ、うまいダロ?」ニコッ

友(そ、そんな笑顔で言われたら…マズイなんて言えねぇ…)

友「…す、すごく……うまい……うぷっ……うまいぞ…」

エイラ「ふふん、私もそう思うナ」

サーニャ「と、友さん…顔が紫色になってるけど……大丈夫?」アセアセ

友「…なんてこと……ない…」

エイラ「うまいなら、もっとやるヨ」

さらに、エイラは友の口にサルミアッキを4,5個放り込む

友「~!!!」

エイラ「サーニャもどうダ?」

サーニャ「わ、私は……遠慮しておくわ…」

友「……もう………ムリダナ…」バタッ

サーニャ「と、友さん!?」

エイラ「な、なに!?と、友が倒れタ!!い、医務室に運ぶゾ!!」




ルッキーニ「ねぇねぇ、また友が医務室に運ばれたんだって!」

シャーリー「また?友も大変だな…」

俺「あいつは運の悪さが人一倍だからな」

ヘルマ「可哀そうです…」

俺「後で医務室に行ってやるか」




― 午後 ―

俺「今日が比較実験の最後か…」

俺は整備された愛機を眺める

ヘルマ「俺さん、準備大丈夫でありますか?」

俺「よし、最後の項目を終わらせるか!」

耐Gスーツを着用するのも、これが最後かもしれない

着用し終えると、コックピットに乗り込む

計器を確認し、エンジンスタート

俺『エルボー1、離陸する』

ヘルマ『了解です』

F-15は轟音をあげながら、大空へ飛んでいった







― 着陸後の格納庫にて ―

俺「ふぅ……終わったな…」

ヘルマ「お疲れ様です、俺さん」

俺「ヘルマ…こんどからはどうなるんだ?」

ヘルマ「明日には次の指令が届くと思います…」

俺「そうか… 離れ離れにならないといいな…」

ヘルマ「はい… 私も俺さんと離れたくないです…」

俺「…ヘルマ……」

ヘルマ「俺…さん…」

チュッ



たまたま格納庫入り口にいたペリーヌ、リーネ、宮藤の3人

宮藤《な、なにか凄いもの見ちゃったー!!》

リーネ《ヘルマさんと俺さんが…///////》

ペリーヌ《あ、あああああの二人はなにをして…//////》

宮藤《ど、どどどうすれば…//////》

坂本「ん、お前たちは何をしてるんだ?」

宮藤・リーネ・ペリーヌ「」

坂本「すぐに訓練がはじまるから、はやくストライカーを履け!」

坂本はそう言うと、ずかずかと格納庫へ入っていく

宮藤「さ、坂本さん!!」

リーネ「い、今は…!!」

ペリーヌ「少佐!!」

坂本「お前たちはなにを騒いで……ん?」

坂本少佐は俺とヘルマがキスを交わしているのを目撃した

そして、視線に気づいた俺とヘルマ

俺「」

ヘルマ「」

坂本「何をしている…俺…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

俺「いや…その…」

坂本「俺は男としてのけじめを示さなければならないな…」ゴゴゴゴゴゴ

俺「お、男としてのけじめ!?」

坂本「そうだ…けじめだ……俺、今すぐ基地周りを50周だぁぁぁっ!!」

俺「なんで!?それに50周!?死にますって!!」

坂本「問答無用!今すぐ走れ!!!」

坂本は刀を抜き、俺のほうに突きつけてくる

俺「ヘ、ヘルマ~!!助けてくれっ!!」

ヘルマ「わ、私は用事があるので…」

俺「そ、そんなこと言わずに…うわっ!今、刀が顔をかすりましたよ!!!」

坂本「いいから早く走れぇぇぇぇぇっ!」

俺「い、今だからわかる!友の気持ちが!!うわぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

俺は坂本から逃げるように走っていった

宮藤「俺さん、大変だね…」

リーネ「うん…」

ペリーヌ「と、当然ですわ!!」





― 夕方 ―

エーリカ「トゥルーデ~着いたよ~ってあれ?寝てるし…」

ハルトマンの運転していた車内で気持ちよさそうに寝ているバルクホルン

バルクホルン「zzz……」

エーリカ「もぉ…しょうがないな~ 起きてよ、トゥルーデ」ユサユサ

ハルトマンは軽くバルクホルンの体を揺する

バルクホルン「んん……着いたのか?」

エーリカ「着いたのかじゃないよ…早く部屋にいこうよ~」

バルクホルン「わかった、わかったからそんなに揺らすな!!」

2人は街で買った物を持ち、宿舎へ戻った





みな夕食を済ませ、自由時間を各自過ごしている

~ 風呂 ~

俺「おい、距離が近いんですけど…」

友「まぁ、気にするな!!」

俺「もう、体調は大丈夫なのか?」

友「まぁ…でも、いまだにあの味が……思い出しただけで倒れそうだぜ……」

俺「そんなにヤバい味だったのか?」

友「とにかく す ご い 」

俺「あ、そうですか…」

しばらく沈黙が流れる

友「なぁ…おれたちは元の世界に戻れるのかな…」

俺「…戻りたいのか?」

友「いや、妹も幸せにしてるだろうし、特に戻りたい理由もないけどな」

俺「そうか……」

友「お前は?」

俺「俺は…戻らなくても…いいかな」

友「戻ったら、ヘルマ曹長と離れ離れだもんなぁ~」ニヤニヤ

俺「お、お前!!//////////////」

友「この前だって、ヘルマ曹長がちょっと居ないだけで"ヘルマを知らないか!?!?"とか言って大騒ぎしてたし」

俺「ぐぬぬぬぬぬ……////////」

友「"おれはヘルマが居ないと生きていけないんだぁっ!"とかも言ってた…げふっ!!…ば、ばか!…ごぼぼぼぼぼ…お…おれをお湯に…げぼぼぼ…沈めるな!!」

俺「うるせぇ!!//////」

友「ぶぶぶぶぶ…し、死ぬ!!……げぼぼぼぼぼ」

俺「しばらく、くたばってろ!!!///////」

友「ぶべべべべべべ…す…すみませ……あん!」

俺「!?」

友「もう…ヘルマ曹長だけじゃなくて、おれにも手を出すなんて…/////」

俺「………」

友「俺ぇ…/////」

ドスッ! バキッ! グシャッ! ドガガガガガガガガ! アベベベベベベベベベ!

友「」チーン

俺「はぁはぁ……マジでこいつはどうかしてるぜ…」

友「」プカー

俺「さてと、出るか… 友はそのままにしとくか…」





俺「ふぅ…いい湯だったな」

シャーリー「おっ、俺はもう風呂入ったのか?」

俺「おう」

ルッキーニ「ねぇねぇ、俺!これ食べてみてよ!」

俺「ん?これは?」

ルッキーニ「これはねー エイラから貰ったの!」

シャーリー「わ、私は…いらないからな…」

ルッキーニ「私もいらないから、俺にあげようと思って!」

俺「ま、まさか…!!」

俺(これは、友の言っていた"ブラックキャンディー from エイラ"!!!)

 (食べると、友みたいに医務室送り…!!ここは丁寧に断ろう…)

俺「ル、ルッキーニ!俺、お腹がいっぱいだからさ、い、いらないよ!!」

ルッキーニ「大丈夫!これはお腹がいっぱいでも食べられるよ!それっ!」

黒色の飴が俺の口の中へ放り込まれた

俺「…!!!!!」

シャーリー「あちゃー……」

俺「」

俺は血の気が引いていった

この味を表現するとしたら…

    す ご い

ただこの一言だけだ

俺「……ヘ……ル…マ…」バタッ

ルッキーニ「わっ!俺も友みたいに倒れちゃった!」

シャーリー「だから言ったろ!食べさせるなって!」

ルッキーニ「ど、どうしよう…」アセアセ

シャーリー「と、とにかく医務室へ!!」


その後、医務室に運ばれた俺はしばらく目を覚まさなかった
最終更新:2013年02月02日 12:37