207 :
空の王な俺 じゃしばし借りる:2011/01/10(月) 19:58:47.90 ID:Tw0pyE0D0
男が宣誓した次の日。STRIKE WITCHESは早速、男の戦闘能力を計算に入れた攻撃計画を実行に移した。
と言っても、ようは手近なところから虱潰しにマザー級ネウロイを攻撃するだけである。
そして男は、まさに『虱を潰す』ようにそれを実行した。
余「<●><●>」ギン!
バーン!
ネウロイは砕け散った!
余「<●><●>」ギン!
バーン!
ネウロイは(ry
余「<●><●>」ギン!
バ(ry
ネウ(ry
余「<●><●>」ギン!
BNK!
BNK!BNK!BNK!BNK!BNK!...
208 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:03:16.06 ID:hgIV3VY+0
閣下が来たwww
>>208
「陛下」、だ。
209 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:04:20.40 ID:4jf96iz00
チート通報しま(ry
でもこんな爽やかに撃破されるとスカッと来るものだな
良いぞもっとやれ
210 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:05:26.94 ID:Tw0pyE0D0
攻撃は大体三日に一度。
一日の攻撃計画は男が『玉座』に乗るところから始まり、男が、
余「……そろそろ疲れた。残りは払え」
と言って帰投するところで終了した。
ウィッチーズは男がマザー級ネウロイを睨みだす前と睨んでいる間と睨んだ後に、マザー(またはその残骸)から出撃してくる小型ネウロイを掃討した。
毎日の襲撃を防戦していた頃よりさらに体力的にはつらい日々だったが、隊員たちの士気は最大だった。
一ヶ月もしないうちに、ロマーニャにおける連合軍は支配地域を倍増させ、
一時は絶望視された、ヴェネツィア上空の巣を攻撃圏内に再補足することに成功した。
211 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:08:12.58 ID:1AV4diij0
よっさん陛下!
お待ちしておりました!
212 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:09:47.57 ID:2kIm8JuU0
殿下ktkr
>>212
「陛下」、だ。
213 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:10:24.02 ID:NEGIvuC/0
陛下まじぱねぇww
214 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:10:54.98 ID:Tw0pyE0D0
ネウロイの攻略は着々と進んだ。
しかし一向に進展しないものもあった。
余「ローマの街で買い求めた鞄だ。余にはよく分からぬが、世間の娘らが羨む品であるという。受け取れ。」
ウルスラ「いらない」
余「……」
余「ブリタニアの古物商から買い求めた古文書だ。学術的にも価値のある一冊であるという。受け取れ。」
ウルスラ「いらない」
余「何故だ。お前は本が好きだろう。」
ウルスラ「それほど価値あるものなら、ローマの博物館にでも寄贈して下さい」
余「ぬぅ……」
215 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:12:26.53 ID:I/5u15+y0
上様!
>>215
「陛下」、だ。
216 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:15:40.76 ID:Tw0pyE0D0
余「オストマンに泣きつかれて、スエズ運河を解放してきたのだが。その際に『
アフリカの星』なるウィッチと会った。」
ウルスラ「マルセイユ大尉と?」
余「そんな名であったかな。身の程知らずにも余に挑んできおった。競いあうなど兵士どうしでこそなされるべきであり、余は王だ。
取りあうつもりなど無かったのだが、きゃつは世界中の娘が欲しがるものを知っているという。」
ウルスラ「……」
余「それを賭けて勝負しようというので、余興がてら乗ってやったのだ。当然、勝利した。余興とはいえ、王が敗れることなどあってはならぬ。
きゃつはたいそう悔しがったが、賭けは賭けであるので、約束の品を差し出してきた。例によって余にはよく価値が分からぬが、良いものらしい。下賜するゆえ、受け取れ。」
つ【マルセイユのブロマイド (サイン付き) 】
ウルスラ「……いらない」
余「そうか……。」
217 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:17:00.05 ID:1AV4diij0
逐一訂正する陛下が好きです
そして◯ちゃんw
219 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:17:52.08 ID:N1W/Xe/n0
●ちゃんも勝負の為には手を選ばないなw
220 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:19:57.31 ID:cYk/ICh+0
>>219
節子、それマルセイユちゃう!コスいアレや!
218 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:17:12.61 ID:0AbKdQsY0
弊下、騙されてますぜw
>>218<●><●>
221 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:20:47.07 ID:Tw0pyE0D0
余「余は100万の軍勢にもできぬことを成し遂げる男であるぞ。」
ウルスラ「そう」
余「……」
余「1000万の乙女が余に見初められようと努力しているのだぞ。」
ウルスラ「そう」
余「……」
余「余は……、余は唯一無二の空の王であるぞ。」
ウルスラ「そう」
余「……」
.
.
.
222 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:22:58.52 ID:0AbKdQsY0
タバコウメー 余り学習能力げふんげふん
223 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:27:20.05 ID:Tw0pyE0D0
余「どうしたら良いのだ……。」
ルッキーニ「よっさーん!」ガバー
うな垂れていた男に、ルッキーニが飛びついた。最近彼女はこの男に懐いている。
男には、毎回煩そうにあしらわれているのだが。
余「ええい『陛下』と呼べ『陛下』と。」
シャーリー「どうしたんだ?珍しく凹んでるじゃないか」
余「どうしたらいいか分からんから往生しておるのだ。」
シャーリー「ウーシュのこと?」
余「いかにも。かの娘は――」
シャーリー「待った待った。私だけじゃなくてみんなの意見も聞くべきだそれは。おーい宮藤!お茶煎れてくれー」
こんな面白そうな話、自分とルッキーニだけで聞くのはもったいないと仲間を呼ぶシャーリー。
224 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:29:05.62 ID:cYk/ICh+0
漏れ「なになにー?何の話~?」
お前じゃない、座ってろ
225 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:33:29.44 ID:Tw0pyE0D0
シャーリー「で、改めてウーシュがなんだって?」
余「お手上げだ。かの娘は一向に余に靡く気配を見せん。余の何が不満だと言うのだ。」
ルッキーニ「強いしー」
エーリカ「お菓子買ってくれるしー」
エイラ「お金持ちダシー」
余「うむ。」
芳佳「そんなんじゃだめです!」
余「ぬぅ!?」
リーネ「そうですよ、物やお金で釣ろうなんて不潔です!」
余「しかし……。」
226 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:41:12.86 ID:Tw0pyE0D0
芳佳「しかしも案山子もないです!邪道です!」
余「ではどうしろと言うのだ。」
シャーリー「前カスタムパーツ持って行ったときはいい感じだったじゃん。あんな感じで攻めれば?」
余「ありえぬ。不可抗力ならまだしも、余にわざと失敗して笑われよと言うか。王が媚びを売るような真似などできるか。」
リーネ「そんなんじゃなくて、もっと王道で行ったらどうですか?」
余「余は常に王道を歩んでおるが。」
リーネ「そ、そういう意味じゃなくて……」
ペリーヌ「詩などを編まれてはいかがですの?リーネさん、そういうことじゃなくて?」
リーネ「そうですよ!そういうのです!愛の言葉を詩にして贈るんです……」ウットリ
エイラ「リーネ気持ち悪いゾ」
サーニャ「歌にするのも素敵かも……」ウットリ
エイラ「素晴らしいアイデアダナ!」
227 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:42:29.51 ID:NEGIvuC/0
エイラwww
228 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:47:54.90 ID:Tw0pyE0D0
余「ぬぅ。余を讃える詩なら万編は諳んじるが、人に贈る詩など知らぬ。」
リーネ「下手で良いんですよ、心がこもっていれば!」フンス!
余「しかし……。」
ペリーヌ「こういうのは技巧じゃありませんのよ。その人を想う心の内が表れていれば良いんですの。あなた、ウルスラさんのことをどう思っていらして?」
ペリーヌ、ナイス!
数人の乙女が視線で彼女に親指を立てる。
同じように視線で応じるペリーヌ。貴族とはいえ年頃の少女、この手の恋愛ごとには (特に近しい他人のものならなおさら) 興味津々である。
余「それは……。」
シャーリー「それは?」
余「それは……ぬ?」
少女たち「「wktkwktk!」」
余「余を辱めるか貴様らー!」ビカァー!!
「うわぁぁ!」「きゃー」「だっはっはっは!」バタバタバタ...
229 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:49:43.97 ID:hgIV3VY+0
やべえよっさんかわいすぎるww
230 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:50:16.29 ID:2kIm8JuU0
御大将かわいいなww
231 :空の王な俺:2011/01/10(月) 20:54:09.75 ID:Tw0pyE0D0
余「まったく……。」
エーリカ「王ー様!」ヒョコ
余「む。お前は残っていたのか。」
エーリカ「うん。ねぇ王様……」
エーリカは囁くような声で呼びかけながら、つつつ、と男に歩み寄った。
エーリカ「ウーシュの、どこが好きなの?」
余「貴様、まだ言う……!?」
エーリカが言いかけた男の唇に指を当てて遮った。
そのまま体ごとしな垂れかかるように押し付ける。
エーリカ「私じゃ、だめ?」
余「な……!?」
232 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:55:23.63 ID:0AbKdQsY0
悪魔が!
233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:56:26.11 ID:1AV4diij0
初心なよっさん陛下可愛い支援
234 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 20:58:50.93 ID:cYk/ICh+0
すいません壁一枚追加で
235 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:00:12.89 ID:uhnS20RfO
EMA!EMA!
236 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:01:36.82 ID:Tw0pyE0D0
エーリカ「私は、王様っていいだと思うなぁ。強い男ってとってもセクシーだよ。お金持ちってのも素敵だし。
私なら、顔だってウーシュにそっくりだよ?」
余「……。」
男はしばし沈黙すると、エーリカの両脇の下に手を入れ、ぐっと力を込めてその体を引き剥がした。
余「……すまぬ。お前を侮辱する意図はない。お前は良い娘だ。なればこそ、誰かの代わりなどという身分に甘んじてはならぬ。」
男は、本当に心苦しそうに諭した。
余「それにお前はウルスラではない。余はかの娘以外を娶るつもりはないのだ。」
エーリカ「……本当に?体つきだってそっくりなのに。王様が小さい子が好きなヘンタイでも、私は受け入れてあげるのになー?」
男は数瞬呆けたような顔をした。
やがて見る見るその顔は朱に染まり、トマトと見まがうほどになった。
トマトが叫ぶ。
余「し、しし、ししし痴れ物がぁ!純潔は初夜まで守り通すのが礼儀であろうが!!」
237 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:02:47.41 ID:0AbKdQsY0
でた。エーリカ・マジ・アクマw
兄ちゃん、落ち着きなはれ。あんさんの姉上になる人や。
238 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:03:21.86 ID:uhnS20RfO
陛下かわいいよ陛下
239 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:03:44.58 ID:1AV4diij0
YMT!YMT!
240 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:04:37.63 ID:1AV4diij0
うわあぁぁぁあぁぁ
241 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:07:47.85 ID:Tw0pyE0D0
ぽかんとするエーリカ。やがて彼女は我に返ると、堪えきれぬという風に笑い出した。
先ほどまでの媚びるような艶笑ではなく、あけっぴろげな少女の笑顔である。
エーリカ「あっははははは。はーはー。あー笑った笑った」
余「何だと言うのだ……。」
エーリカ「これくらいの誘惑にやられちゃうような奴にウーシュはやれないと思ってたけど……まぁ合格かな。
前時代的だけどしっかりしてるみたいだし」
余「貴様。余を試したのか、不敬者め!」
男はまだ少し顔が赤い。
エーリカ「あはは、怒らない怒らない。じゃ、ちょっとだけ助言したげるよ」
余「ぬ……助言?」
エーリカ「ウーシュのこと。どんだけ動揺してるの、よっさんかわいいなぁ」ケラケラケラ
余「ぬぉぉ……。貴様は悪魔だ!」
242 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:07:48.99 ID:0AbKdQsY0
T?・・・・・・とんま?トマトかw
トマよっさん。また可愛い。
243 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:10:08.39 ID:1AV4diij0
Y よっさん
M マジ
T トマト
YMT!YMT!
244 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:10:54.81 ID:hgIV3VY+0
これはYMTやで
245 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:12:23.65 ID:Tw0pyE0D0
エーリカ「知らなかったの?私の二つ名は『黒い悪魔』なのに」ニヒヒ
余「余はカールスラント人が生真面目で冷静という偏見をこの世から抹消することを生涯の目標とすることをここに誓うぞ!」
エーリカ「ふふん。で、助言だけど。今日は何も持たずに行ってみなよ。あと自慢話も禁止」
余「なに?ではいったい何をしろと言うのだ。」
エーリカ「なーんにもしなくていいの。いいからいいから。GOGO!」
余「ええい、押すな無礼者め。」
246 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:14:18.29 ID:0AbKdQsY0
義姉に一生頭が上がらないトマト大王支援
247 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:15:48.25 ID:1AV4diij0
空の王の俺呼称リスト
陛下
よっさん
YMT
トマト大王←new!
248 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:16:47.39 ID:Tw0pyE0D0
ウルスラはいつものように自分の機体の整備を終えると、手垢がついて擦り切れた研究ノートを捲っていた。
今日は基地がなんだか騒がしく、時折黄色い歓声が聞こえる。
大方あの男が何かやらかしたのだろうと、彼女は冷静に(そして的確に)分析していた。
彼女の話題も出ている可能性については、薄々予想していたが頭から締め出していた。
男のおかげでノイエ・カールスラントへの空路も復活しつつある。
戦線が落ち着けば、いずれ彼女も技術省で本来の仕事をするために、そちらに戻ることになるだろう。
そこへまたいつものように、男がやってきた。
余「おはよう、ウルスラ・ハルトマン。」
ウルスラ「おはようございます」
余「……」
ウルスラ「……」
男はいつもとは様子が違った。いつものように頼まれてもいない贈り物を出すわけでも、自らの偉大さを謳いあげるわけでもなく、じっとしている。
249 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:18:23.30 ID:9inkFhu10
屁以下~
250 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:18:46.37 ID:1AV4diij0
>>249
痴れ者め!
251 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:19:15.10 ID:nv1/VN2K0
タマネギ「へいか~! へいか~! へ! いか!」
253 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:20:58.06 ID:uhnS20RfO
>>251
バイアズーラ!バイアズーラ!
254 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:22:21.39 ID:0AbKdQsY0
おう。マリネラ親衛隊キタ。
<●><●>;ど、どれを睨めばいいのだ……。
256 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:28:09.45 ID:0AbKdQsY0
ウルスラだけ見ていなさい。トマト大王w
257 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:32:41.72 ID:N1W/Xe/n0
やーいトマト!
252 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:20:48.63 ID:Tw0pyE0D0
ウルスラ「どうかした?」
余「……いや。」
はっきりしない様子が、いかにもこの男らしくない。自慢話も贈り物も禁じられて (実のところ禁じられなくても打ち止めだった)、何をしたらいいのか分からないのである。
そのくせ、ウルスラに会いに来るのを止めることができない。
余「邪魔はせぬ。しばらくここに居たい。構わぬか?」
ウルスラ「……」
ウルスラはこくりと頷いた。
余「……」
ウルスラ「……」ペラ
余「……」
ウルスラ「……」ペラ
255 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:26:56.19 ID:Tw0pyE0D0
しばらくはそのまま時間が過ぎた。
ウルスラ「何で……」
余「む?」
ウルスラ「何で、私なの?」
余「どういう意味だ?」
ウルスラ「女の人なら、他にいくらでもいる」
余「いるな。」
ウルスラ「あなたなら、恋人になりたいと言う人もたくさんいるでしょう」
余「いるな。オストマンでは、毎日毎日恋文や、勝手に届く結納品の始末に苦労したものだ。だがその者どもはお前ではなかった。」
ウルスラ「だから、何で私なの?あの日
初めて会ったのに」
258 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:32:53.90 ID:Tw0pyE0D0
余「時間はさして重要ではない。」
ウルスラ「そうは思わない」
余「何故だ?」
ウルスラ「誰かに関する情報量は、その相手と一緒に過ごした時間に比例する」
ウルスラ「情報量が多ければ多いほど、相手が好ましい人間か否か判断する精度は増す」
ウルスラ「伴侶を選ぶなら、精度は重要」
余「理屈っぽいな。」
ウルスラ「……でしょう」
ウルスラの言葉は論文を読み上げるように淡々としていたが、最後の一言にだけは人間的な感情がこもっていた。
自嘲と、僅かに寂しさが。
259 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:34:03.94 ID:1AV4diij0
ウーシュ…
260 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:39:10.54 ID:Tw0pyE0D0
ウルスラ「そんな中身が見えてきた私に、あなたが何故固執するのか分からない」
余「……」
少しずつ、ウルスラの鉄面皮が剥がれていく。
ウルスラ「いいえ。最初から、外見という要素しかなかった時点でも、私と姉さまなら大きな違いはなかったはず」
ウルスラ「まして今は……。」
ウルスラ「ねぇ何故私なの?何故姉さまではなく――」
余「強いて言うなら。」
男はウルスラの言葉を遮って告げた。
余「王の直感だ。」
ウルスラ「直感?」
余「『王の』、直感だ。」
261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:41:10.42 ID:0AbKdQsY0
イイネー
262 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:43:25.73 ID:QM6BAaxS0
陛下の直感とは肉体的な相性ですかぁ?ですかぁ!?
263 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:44:40.36 ID:kA1B0yrL0
ロリコン陛下の直感か…
264 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:45:01.32 ID:Tw0pyE0D0
ウルスラ「……そう」
僅かに、落胆した声。
余「馬鹿にしたものではないぞ。今も余は余の直感は正しかったと思っている。」
ウルスラ「……何故?」
余「かの娘は世界の愛し方を知っている。また世界から愛される術も知っている。」
ウルスラは、こくりと頷いて肯定した。
余「対してお前は、世界を愛しておるのは同じだが、世界からの愛され方を知らぬ。」
ウルスラは無言。姉に対する劣等感、嫉妬の源をまっすぐに指摘された気がして、反抗する言葉が出てこない。
自分が情けなくて、苛立たしい。
265 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:47:25.93 ID:Tw0pyE0D0
余「しかし……」
ウルスラ「……?」
余「その不器用さが、余にはたまらなく愛おしい。」
ウルスラははっとして顔を上げた。
その目を見下ろしながら、男は茶目っ気を持って付け加えた。
余「王とは、常に愛を与える側であるゆえな。」
ウルスラはまっすぐ見つめてくる男の視線から思わず目をそらした。
そしてポツリと零す。僅かに頬を染めて。
ウルスラ「……馬鹿な人」
266 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:49:38.46 ID:0AbKdQsY0
照準サークル確立!
267 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:50:55.06 ID:Tw0pyE0D0
結局その日はその後、彼らはほとんど言葉を交わさなかった。
しかし二人で居る時間は、今までで一番長い日だった。
その後男は、出撃のない日はそうやって、何も言わずにウルスラの傍に寄り添うように過ごすようになった。
ウルスラはウルスラで、そんな男に積極的に声を掛けることは無かったが、かと言って邪険にすることもせず、
むしろコーヒーなどを淹れる際には、わざわざ二人分のカップを用意した。
268 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:51:58.64 ID:1AV4diij0
む、むず痒い…
269 :空の王な俺:2011/01/10(月) 21:52:37.92 ID:Tw0pyE0D0
/l
___ 〉 〉 /l
ヽ ゙i_ 〉 __ヽ,_ r‐'" ノ
l、__ `l_,.-'く く_コ `'l ,ヘ、,ヘノ l~
l /ー-、ヽ─‐'"/.__\ /
`/l ̄V''ーv l_ し'"V / ヽ
| l、__/ ゙、__/ l
| rニヽ, | ぐああああ!!くっさぁぁぁぁぁぁ!!!!
| lニニニl /
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`ーァ---──'''"ヽ,
/ / l, i ヽ ` \
/ ,.-、
lニ‐-- .,,__,. -‐‐-、_ノ /
`ー- .,,_,,. -‐‐--‐'"
今日はここまで。
270 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:53:23.92 ID:NEGIvuC/0
うぎぎ…乙!
271 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:54:05.11 ID:1AV4diij0
トマト大王どうしたwww
とりあえず乙!
272 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/10(月) 21:54:26.31 ID:0AbKdQsY0
乙!!これからもよろしく!
最終更新:2013年02月02日 13:43