山道を爆走する車が1台
俺弟「待ってよ兄さん、そんなに急がなくても大丈夫だよ。まだ到着予定時間の1時間前だよ?もう少し安全運転で……」
俺兄「お前は楽しみじゃないのか?あの第501統合戦闘航空団に俺達が配属されるんだぜ?美人揃いみたいだしスゲー楽しみじゃないか」
俺弟「はぁ、また兄さんの悪い癖が……」
俺兄「こればかりは仕方ねーだろ。お前こそ女に興味がなさすぎなんだよ」
俺弟「興味がないわけじゃないけどさ、その……女の子とどう接していいか分からないというか……怖いというか……」
俺兄「本当お前は女の子が苦手だよなー」
俺弟「兄さんが節操なさすぎなだけだよ」
俺兄「はははっ、それはあるかもしれねーな」
俺弟「うん。兄さん、くれぐれも問題を起こさないようにね」
俺兄「わかってるわかってるってー。よっしゃー、基地が見えてきたし飛ばすぞーーー!」
俺弟「ちょっと兄さん!人の話をちゃんと……ぎゃーーーー」
―基地―
俺兄「本日付けで第501統合戦闘航空団に配属になりました俺兄大尉です!」
俺弟「同、俺弟大尉です。よろしくお願いします」
ミーナ「ようこそ、第501統合戦闘航空団へ」
俺兄「噂通り、隊長さんが美人でよかったな!」
俺弟「兄さん、やめなよ恥ずかしい……」
ミーナ「あらあら、お世辞はいいのよ?」
俺兄「いや、お世辞なんかじゃないですよ!」
ミーナ「ふふっ、そういう事にしておくわ。二人ともついてきてくれるかしら」
俺兄「ういーす」
俺弟「はい」
―ブリーフィングルーム―
俺兄「ひゃー!本当に全員Lvたけーな!(ひそひそ)」
俺弟「兄さん、落ち着いて(ひそひそ)」
俺兄「あの子可愛いなー。よし、暇があったらアタックするかー(ひそひそ)」
俺弟「本当にみんな綺麗な人ばかりだね(ひそひそ)」
ミーナ「今日から第501統合戦闘航空団に配属になった、俺兄大尉と俺弟大尉です。見ればわかる通り、お二人は双子のウィッチです」
俺兄「俺兄で-す!弟との見分け方は髪の色を見てね!黒髪が俺で銀髪の方が俺弟だから間違えないでねー!みんなよろしくねっ」
俺弟「みなさんはじめまして、俺弟です。兄共々これからよろしくお願いします」
ミーナ「私がここの隊長を務めるミーナ・ディートリンデ・ヴィルケ。階級は中佐よ」
坂本「坂本美緒だ。階級は少佐。戦闘では私が主に指揮を執っている」
俺兄「坂本少佐もいいなー。あの凛々しさが……(ヒソヒソ)」
俺弟「あ、うん……(ヒソヒソ)」
バルクホルン「ゲルトルート・バルクホルン大尉だ。部隊の記録係をしている。それよりも俺兄大尉、前の基地ではずいぶんと問題を起こしていたようだな。ここでは軍紀を乱さないでくれよ?」
俺兄「大丈夫大丈夫、それよりもっと笑顔で居ようよー。せっかくの美人さんが台無しだ」
バルクホルン「……(ギロリ)」
俺兄「あはははは……気を付けまーす(こえー……)」
シャーリー「シャーロット・E・イエーガー。階級は二人と同じ大尉さ。かたっ苦しいのも何だからシャーリーって呼んでくれよ」
ルッキーニ「フランチェスカ・ルッキーニだよっ。二人は虫はスキー?」
俺兄「おい見ろよ、すげーおっぱい。あそこに飛び込みてー!ルッキーニちゃんもこれは……(ひそひそ)」
俺弟「……兄さん、ルッキーニさんには手を出さないようにね。憲兵を呼ばれたくなかったらね(ひそひそ)」
エーリカ「エーリカ・ハルトマンだよ。私も双子のウィッチなんだー。似た者同士仲良くしようねー」
俺兄「俺達以外にも双子のウィッチがいたみたいだなー(ひそひそ)」
弟「うん、世界はやっぱり広いね(ひそひそ)」
サーニャ「アレクサンドラ・ウラジミーロヴナ・リトヴャクです。サーニャって呼んでください。階級は中尉、
ナイトウィッチなのでお二人とは中々顔を合わせる機会は少ないと思いますがよろしくお願いします」
エイラ「エイラ・イルマタル・ユーティライネン。サーニャと同じ中尉ダ。サーニャに手を出したら許さないからナー」
俺兄「あの二人できてるね。間違いない(ひそひそ)」
俺弟「できてるって……女の子同士だよ?(ひそひそ)
俺兄「そういう組み合わせだってあるんだよ(ひそひそ)」
俺弟「そうなんだ……(ひそひそ)」
ペリーヌ「ペリーヌ・クロステルマン中尉ですわ。特にいう事はありません!」
リーネ「リネット・ビショップです。階級は曹長です。リーネって呼んでください。二人ともこれからよろしくお願いします(にっこり)」
宮藤「宮藤芳佳です。軍曹をしています!怪我とかしたら私のところまで来てくださいね!後、ごはんも作るので嫌いなものがあったら教えてください」
俺兄「リーネちゃん今、絶対俺に向かって微笑んでくれたって!(ひそひそ)」
俺弟「(リネット曹長素敵な笑顔だったな……)」
俺兄「おい、聞いてるか?(ひそひそ)」
俺弟「えっ、なに?(ひそひそ)」
俺兄「聞いてなかったのかよー。でも、お前が考え事という事は何か大切なことなんだろ?(ひそひそ)」
俺弟「そこまで大切な事じゃないけど……(ひそひそ)」
ミーナ「以上11人が既存の隊員よ」
俺兄「いやー隊長だけじゃなくて隊員全員美人揃いですね!」
ミーナ「あらあら、俺兄さんは口が上手ね」
俺兄「本音しか俺は言いませんよ?」
俺弟「ミーナ中佐、一応兄さんは嘘は言わない人ですから本当の事ですよ」
ミーナ「そう、でも俺兄さん。問題は起こさないで頂戴ね?経歴を見たら少し不安なのよね。オイタしたらどうなるかは言わなくてもわかるわよね(ニコッ)」
俺兄「はははっ、気を付けます……(鬼が居た……)」
俺弟「兄さん、くれぐれも気を付けてよ?もう始末書書くのは手伝わないからね(……この人には絶対に逆らってはいけないオーラが見えるよ)」
坂本「さて、お前たちについてもっと詳しい事を聞かせてもらおうか?」
俺兄「俺の女の子の好みのタイプは……」
俺弟「兄さん、たぶん聞きたいのは僕たちの力の事だとおもうよ?」
俺兄「ま、そうだよなー。見せつけてやろうぜ」
俺弟「うん、兄さん」
俺兄「……!」
俺弟「……!」
俺兄「準備完了っと!見てわかる通り俺達二人の使い魔は共にファルコン。このファルコンも俺達みたいに一緒に生まれた兄弟なんだぜ」
俺弟「そして僕達は共に魔眼を持っています」
俺兄「俺の赤い魔眼は見えているものとその見えているものの数秒後を同時に映し出す、眼に視える未来予知能力みたいなもんさ」
俺弟「僕の青い魔眼は、対象までの正確な距離や風の流れなど普通なら眼に見えないものを視ることができます」
俺兄「この眼以外にも一応持ってる固有魔法があるけどそれはそのうち!」
俺弟「兄さん、別に隠す必要はないと思うけど……」
俺兄「ほら、ピンチに使ったほうがかっこいいだろう?」
俺弟「ハァ……ミーナ中佐すみません。兄さんはこうなったら絶対にいう事を聞かないので……」
ミーナ「ええ、またそのうちでいいわ。あなたの方は今聞いていいかしら?」
俺弟「はい、僕のは」
俺兄「待った!お前も秘密にしておけ!」
俺弟「ええ、別に僕のは教えてもいいと思うんだけど……」
俺兄「どうせなら一緒にお披露目にしたほうがいい!」
俺弟「すみません、ミーナ中佐。僕のもそのうちということで……」
ミーナ「ええ、わかったわ。宮藤さん、リーネさん。俺兄大尉と俺弟大尉を部屋まで連れて行ってもらってもいいかしら?」
宮藤「はい!わかりました」
リーネ「お二人の部屋はこちらです」
俺兄「ありがとう、リーネちゃん、芳佳ちゃん」
俺弟「案内よろしくお願いします」
―俺達の部屋―
俺兄「二人部屋かー。俺はドアから近い左側な!」
俺弟「うん、ぼくは右側のベッドだね」
俺兄「ひゃっほー(ぼよんぼよん)」
宮藤「昼食の時間になったらまた呼びに来るので部屋でゆっくりしていてください」
俺弟「はい、わかりました。よろしくお願いします」
俺弟「兄さん、もう少し落ち着きなよ」
俺兄「だってさ、ここのベッドすげー快適だぜ?前の煎餅布団とは大違いだぜ」
俺弟「……本当だ。やっぱり最前線のエース集団の基地だからいいものが使われてるのかな?」
俺兄「そうかもなー。でも俺達だって、今日からそのエース集団の一員だろう?」
俺弟「うん。でも、僕なんかがここに居てもいいのかな……」
俺兄「何言ってんだよ。そんなこと言ったら俺なんて居てもいいのかな……以前に居るわけないになっちまうだろー?」
俺弟「何言ってるんだよ兄さん。兄さんの方が活躍してるじゃないか」
俺兄「俺は運がよかっただけさ。だって俺はお前に一度だって学科にしろ
模擬戦にしろ勝てた事ないじゃないか」
俺弟「訓練でいくら上手にできたとしても、本番で何もできなきゃ意味がないよ……」
俺兄「ま、俺が戦場ではお前の事を絶対に守ってやるさ。だからこれからもいつも通りにやろうぜ?」
俺弟「うん。ありがとう、兄さん」
俺弟「で、も!口ばかり動かしていないで兄さんも少しは荷物片づけるのを手伝ってよ!」
俺兄「後でやるからいいよー」
俺弟「そういってまたずっとやらないでいるつもりだろう?」
俺兄「へいへい、やりゃいいんだろやりゃ……」
コンコンッ
リーネ「俺兄大尉、俺弟大尉。昼食の準備ができましたよ?」
俺兄「待ってました!おなかペコペコだったんだよ」
俺弟「兄さん、昼食の後からちゃんと荷物片づけてよ?」
俺兄「ああ、わかってるさ」
リーネ「お二人はとっても仲がいいんですね」
俺兄「なんだかんだで小さい頃からずっと俺達2人はいつも一緒だったからなー」
俺弟「うん、小さいころからずっと一緒で、軍に入ってからも結局ずっと同室、同じ編隊。今回もまた同じ部隊に配属されて同室だもんね」
俺兄「まー細かい事はいいのさ!早く飯を食いにいこうぜ!」
リーネ「はい、こっちになります」
俺兄「うめー!超うめー!」
俺弟「凄くおいしい……」
宮藤「お二人のお口に合ってよかったです」
俺兄「いやー、芳佳ちゃんは将来いいお嫁さんになるなー。俺が欲しいくらいだよ」
宮藤「ええっ!?私なんてちょっと料理や家事ができるだけでそんな……(モジモジ)」
俺兄「いやー、なかなかそれができる子がいなくてさー」
出来ない人たち「orz」
ミーナ「俺兄さんは宮藤さんみたいな子が好みなのかしら?」
俺兄「んー、どちらかといえばここの人達なら全員好みですね!」
宮藤「わ、私も含まれているんですか!?」
俺兄「もちろんさ」
ミーナ「俺兄さんが節操無しという事がわかりましたけど俺弟さんはこの中じゃどの子が好みなのかしら?まさか俺弟さんも全員だなんて言いませんよね?」
俺弟「僕ですか!?その……」
俺兄「あー、こいつ女の子と話したり接したりするのが苦手でさー。奥手すぎるんだよねー」
俺弟「もう別にいいだろう、苦手なものがあったって……」
俺兄「まー、こいつの好みはおしt……」
俺弟「兄さん!」
俺兄「へいへい、わかったわかった。けどよ、お前こんなに美人がいっぱいいて、お前好みの子だって何人かいるんだ。男ならちったぁアタックして彼女の1人や2人……」
俺弟「……まったくもう。大きなお世話だよ」
ミーナ「あらあら、二人はよほど仲がいいのね」
宮藤「兄弟かーいいなぁ」
俺兄「芳佳ちゃん、俺と結婚すれば弟が1人できるぜ?」
俺弟「兄さん……」
宮藤「あはははは……」
―食後・俺達の部屋―
俺兄「で、お前。どの子が気に入ったんだよ」
俺弟「またそれかい?」
俺兄「いやー、紹介されていたときぼーっとしてたからそんなことかとなっ」
俺弟「別にそんなんじゃないよ……兄さんこそ、節操なく全員に手を出そうだなんて考えてないよね?」
俺兄「ったりまえだ。で、どの子なんだよ」
俺弟「別に誰でもいいじゃないか」
俺兄「いやー、兄としてはようやく目覚めたお前を応援してやりたい気持ちにな」
俺弟「僕と兄さんは数分しか生まれた時間が違わないじゃないか」
俺兄「それでも俺はお前の兄、なんだよ。ほら遠慮するなって!また俺に任せておけよ!」
俺弟「いいよ別に……この事まで兄さんに頼るわけにはいかないよ」
俺兄「そっかー。ま、お前の好みからすれば3人にまで絞れるんだけどな!」
俺弟「はぁ……わかったよ。言えばいいんでしょ?けど、お願いだから変な行動はしないでよ?」
俺兄「ああ、わかってるわかってる」
俺弟「その……(ボソボソ)」
俺兄「おーおー、やっぱりそうかー。思った通りだったぜ」
俺弟「もう、これでいいでしょ?」
俺兄「そうかそうか……うんうん」
俺弟「ハァ……そんなことより早く荷物片づけよう?夜になってもこのままじゃ終わらないよ」
コンコンッ
宮藤「おじゃましまーす」
リーネ「ミーナ中佐が何か必要なものってありますかと言っていました」
俺兄「あー、いくつか欲しいものがあるなー。芳佳ちゃん、ミーナさんのところまで案内してもらえるかい?」
宮藤「わかりました!」
俺兄「荷物の整理は任せたぜ。リーネちゃん、もしよければこいつを手伝ってやってくれないか?」
俺弟「いいよ、そんな僕達の荷物整理を手伝わせるなんて……」
リーネ「いえ、手伝います。1人でやるより2人でやった方が早く終わりますよ?」
俺弟「2人でやっても全然終わらない場合があるんだけどね……」
俺兄「あははははっ。リーネちゃん弟の事頼んだよ」
俺兄「(二人っきりにしてやるんだ、うまくやれよ?)」
俺弟「(兄さん、余計な事はしないっていったじゃないか……)」
俺弟「……(がさごそがさごそ)」
リーネ「……(がさごそがさごそ)」
俺弟「(すごく気まずい……どんな話をすればいいんだろう……)」
俺弟「……(がさごそがさごそ)」
リーネ「……(がさごそがさごそ)」
俺弟「(何か、何かないのか……?)」
リーネ「俺弟さんと俺兄さんって本当に仲のいい兄弟なんですね」
俺弟「ええ、よく言われます」
リーネ「でも、てっきり最初の紹介聞いた時、俺弟さんがお兄さんかと思いました」
俺弟「ええ、それもよく言われます。やっぱり世間じゃやんちゃなのは弟の方が多いイメージなんでしょうね」
俺「……(やばい、話しが続かない……せっかくのチャンスなのに)」
俺「……(がさごそがさごそ)」
リーネ「(どうしよう……何を話せばいいんだろう……)」
俺「ハァ……」
リーネ「ハァ……」
ミーナの部屋
俺兄「っつーわけで、必要なものはそのくらいです」
ミーナ「わかりました。近日中に手配しておきます」
俺兄「ところで、俺達のストライカーや武器ってもう届いてます?」
ミーナ「それは明日届くはずよ?」
俺兄「そうですか、じゃーこの近辺を飛べるのは明日からかー」
ミーナ「あら?着任早々飛びたかったのかしら?」
俺兄「ま、そんなとこです。口で説明するより身をもって証明した方が俺達兄弟の実力を分かってもらうのも早いからねー」
ミーナ「そういう事ですか」
俺兄「出来れば、個別でなくて2VS2のチーム戦がいいかも。俺と弟の2人が組めば1+1=2じゃなくて10にも100にもなるんで」
ミーナ「わかりました。その点は後で、坂本少佐と話を付けておきます」
俺兄「話が通じる相手で助かったよー。それよりミーナ中佐、これから俺と」
ミーナ「俺兄大尉?(ニコニコ)」
俺兄「おっと、俺はそろそろ退散しますかね!」
ミーナ「ふぅ……この事が本当ならあの二人のチームと戦わせるとしたら……あの2人しかいないわよね」
俺兄「……」
俺弟「兄さんお帰り」
リーネ「俺兄さんお帰りなさい」
俺兄「おい、お前ちょっとこっちこい」
俺弟「な、なんだよ兄さん」
俺兄「二人っきりにしてやったのに何で二人で黙々と荷物整理してるんだよ(ひそひそ)」
俺弟「だって、荷物整理を手伝って貰うために残ってもらったんだろう?(ひそひそ)」
俺兄「だーーーーもう。せっかくのチャンスだったんだから口説いたり、押し倒したりしろよ!せめて話に花をさかすとかさ(ひそひそ)」
俺弟「口説いたり、押し倒したりなんてできるわけないだろう!それに何を話していいか……(ひそひそ)」
俺兄「この基地の事だったり、リーネちゃんの事だったりいろいろあるだろ!この馬鹿っ(ひそひそ)」
俺弟「……そういえばそうか(ひそひそ)」
俺兄「お前、どんだけ草食なんだよ……(ひそひそ)」
俺弟「ごめん、兄さん……せっかく気をきかせてくれたのに(ひそひそ)」
リーネ「何を話しているんですか?」
俺兄「ああ、リーネちゃんって可愛いよねってちょっとした男同士の会話をさ!」
リーネ「可愛いだなんてそんな、私なんて……///」
俺弟「いえ、リネット曹長はとても可愛いと思いますよ」
俺兄「(いいぞ、もっといけ!)」
リーネ「リネット曹長でなくてリーネでいいですよ?」
俺弟「では……えー…り…リーネさん…?」
リーネ「はい!」
俺兄「うんうん、女の子が苦手なお前にしちゃ頑張ったな!」
俺弟「もう、兄さんいちいちそんなこと言わないでよ」
俺兄「だってほら、お前女の子に向かって可愛いなんていったことねーだろ?いやー今日は記念すべき日だな!」
俺弟「そんな大げさな……」
リーネ「やっぱり、仲がいいんですね。二人とも」
俺兄「ああ、もちろんさ!なぁ、俺弟!(ぐりぐり)」
俺弟「兄さん、イタイイタイ。首絞めないで……ぐりぐりしないで」
リーネ「うふふっ、本当に楽しそう」
俺兄「まー、俺達は周りからみたら仲が良すぎるらしいけどなっ」
俺弟「うん……あの時は大変だったね……」
俺兄「ああ、大変だったな……もうあれは勘弁だよな……」
俺弟「うん……僕が女の子をここまで苦手になったのはあの時の
トラウマも関係してそうだよ……」
俺兄「俺ですら1週間は女の子が怖かったからな……」
リーネ「何があったんですか……?」
俺兄「あー……口に出すだけでもおぞましいな」
俺弟「うん……ちょっと特殊な嗜好の人にね……」
俺兄「おい、もうやめようぜ。その話を聞くと尻がもぞもぞするんだよ」
俺弟「うん……そうだね……」
リーネ「た、大変だったんですね(なんとなく予想できちゃった……)」
俺兄「ま、こいつを手伝ってくれてありがとうな」
リーネ「いえ、そんなお礼を言われる事なんてしてないです」
俺弟「いえ、本当にありがとう。兄さんとじゃここまで進まなかったよ」
俺兄「酷い言いぐさだな……」
俺弟「本当のことだろう?」
リーネ「また何かあったら言ってください。手が空いていたらお手伝いします」
俺弟「ありがとう」
俺兄「ありがとうなー」
リーネ「それじゃあ私は夕食の準備の手伝いがあるからそろそろ行きますね」
俺弟「ええ、また後程」
俺兄「またなー」
俺兄「リーネちゃんか、可愛いし、おしとやかだし、すごく良い子だなー」
俺弟「うん、そうだね」
俺兄「惚れちゃいそう」
俺弟「兄さん!?」
俺兄「冗談さ。弟が惚れた子を横取りなんてしねーよ」
俺弟「……兄さん、それなら僕は身」
俺兄「おっと、それ以上は言うな。言ったらお前を殴っちまうかもな」
俺弟「……うん」
俺兄「前にも言っただろ?これからもずっと今まで通りでいこうって」
俺弟「……でも兄さんはそれでいいの?」
俺兄「おう。俺がいいって言ってんだお前は気にするな」
俺弟「……」
俺兄「そんな顔するなよー、そんな辛気臭ぇ顔してたらモテねーぞ?」
俺弟「ああ、わかったよ」
俺兄「おう、それでいい」
―夕食後・入浴後―
俺兄「まさか……あんなでかい風呂があったとは!」
俺弟「うん、まさかだったね」
俺兄「うん、明日は……」
俺弟「兄さん、覗きにいくとか言わないよね?」
俺兄「おいおい、男の浪漫だろう?」
俺弟「兄さん、浪漫だろうがやっていいことと悪いことがあるよ」
俺兄「いや!覗きはやっていいことだ!」
ミーナ「あら?俺兄さん。覗きがなんですって?(にこにこ)」
俺兄「……さぁ?」
ミーナ「ちょっと俺兄さん来てくれるかしら?」
俺兄「兄さん。頑張ってきてね」
俺弟「兄さん……何言ってるんだよ」
俺兄「ほら、瓜二つだからもしかしたらお前を連れて行ってくれないかなーと……」
ミーナ「髪色で丸わかりよ?さあ、行きましょうか(にこにこ)」
俺弟「兄さんこれを期に少しおとなしくなろう?」
俺兄「連帯責任でお前も一緒に……」
ミーナ「俺弟さんはあなたをちゃんと止めようとしていたでしょう?諦めなさい(にこにこ)」
俺兄「たーすーけーてーーーー」
俺弟「兄さん……南無」
―翌日―
俺兄「オハヨウ、ワガオトウトヨ」
俺弟「……何があったんだろう」
俺兄「ナニモナカッタヨ。チョットココロヲイレカエタダケダヨ」
俺弟「……僕は絶対にミーナさんに怒られるような事はしないでおこう」
俺兄「ミーナサンジュウハッサイ、ミーナサンハステキナヒトデス。ミーナサンハトッテモワカイ」
俺弟「…………」
―朝食時―
俺弟「おはようございます」
俺兄「ういーす」
宮藤「もう、準備ができるので座って待っていてください」
俺兄「今日の朝食はなんだろうなー」
俺弟「何が出てもきっとおいしいものじゃないかな?」
俺兄「間違いねぇ」
ミーナ「俺兄さん、俺弟さんおはようございます」
俺兄「オハヨウゴザイマス」
俺弟「おはようございます」
俺弟「……ミーナ中佐、昨日兄さんに一体何をしたんですか?」
ミーナ「あら、俺弟さん……知りたいのかしら?(にこにこ)」
俺弟「え……いや……」
ミーナ「後で俺兄さんと同じ事をしてあげましょうか?(にこにこ)」
俺弟「さっきの事は聞かなかった事にしてください」
ミーナ「そうそう、今朝早くに俺兄さんと俺弟さん、あなたたちのストライカーや武器が届いたわよ?」
俺兄「届いたか!おい、飯食い終わったらちょっと一飛びしようぜ」
俺弟「うん。そうしようか」
―朝食後―
俺兄「おー、来てる来てる。俺のスピットファイアちゃん」
俺弟「僕のは……あった」
俺兄「よし、先にいってるぜ!」
俺弟「うん、すぐに僕も追うよ」
俺兄「よし、じゃーなーーー(ブーーーーン)」
俺弟「兄さん、点検せずに飛んで行ったけど……まぁいいか(かちゃかちゃ)」
坂本「ほぉ、スピットファイア、これがお前のストライカーか」
俺弟「はい、ごく普通のものですけどね」
坂本「ふつうと言いながら色が違わないか?」
俺弟「これは兄さんが勝手に僕のを真っ白に兄さんのを真っ黒にペイントしてしまって……」
坂本「はっはっはっ。リーネのも含めてうちには3機あるから、これはこれで誰のなのかが簡単に見分けがついていいかもな」
俺弟「そうかもしれませんね」
坂本「その俺兄はどこに行ったんだ?」
俺弟「兄さんなら、一足先に空へ」
坂本「それでは俺兄に伝えてくれ。昼からチームでの模擬戦をしてもらうと」
俺弟「わかりました、伝えておきます」
坂本「頼んだぞ」
俺弟「さて、僕も飛ぼう」
俺兄「おせーぞー」
俺弟「兄さんが早すぎるだけだよ。点検もせずにさっさと飛び出して……」
俺兄「ま、大丈夫さ」
俺弟「坂本少佐から伝言があるよ。昼からチームでの模擬戦をするって」
俺兄「よしっ。ミーナ中佐本当に俺の話を通してくれたみたいだな。俺達の力存分に見せつけてやろうぜ」
俺弟「そうだね。僕達2人が組んだらどうなるか見せつけよう」
―そして昼食後―
坂本「よし、チームによる模擬戦だ!Aチームは俺兄と俺弟、Bチームは宮藤とリーネだ」
俺兄「えっ、その二人が俺達の相手?」
坂本「ああ、何か不満か?」
俺兄「いやー、全然不満なんてないですよー。なぁ俺弟!(いいところ見せるチャンスだぞ)」
俺弟「宮藤さん、リーネさん。よろしくお願いします」
俺兄「よろしく、二人とも。手加減しないから1分は頑張ってくれよっ」
宮藤「はい!がんばります!」
リーネ「よろしくお願いします!」
坂本「二人とも、今日はこの2人の胸を借りるつもりでどーんといけ」
宮藤「はい!坂本さん!」
リーネ「わかりました、坂本少佐」
俺兄「ようは、この2人の訓練に付き合えってことか」
坂本「ああ、その通りだ。丁度いい機会だったのでな、はっはっはっ」
坂本「ペイント弾があたったら撃墜扱いでおしまいだ」
俺兄「坂本少佐ー、俺の使う武器だと……ペイント弾が広範囲にばらまかれるんですけどー」
坂本「ふむ、なら近距離のみで使用を許可する」
俺兄「後、もう1個も格闘用の武器だから超近距離でしか……」
坂本「なら超近距離で使え」
俺兄「どう攻撃すれば……」
坂本「近づいて攻撃すればいいだろう?」
俺兄「デスヨネー」
俺弟「仕方ないよ、ネウロイが相手じゃないんだし」
俺兄「ま、でもよく考えれば流弾の問題でネウロイに0距離ぶっぱしかしたことねーや」
俺弟「そういえば、そうだったね」
坂本「俺弟は準備はいいか?」
俺弟「はい、僕はいつでも大丈夫です」
俺兄装備:ショットガン・盾のような剣・赤色の小ぶりの剣
俺弟装備:ボーイズMk.I対装甲ライフル・青色の小ぶりの剣
坂本「それでは始めるぞ。今回は固有魔法・シールド何でもアリだ」
俺兄「よし、なんでもありだな」
俺弟「最初から全開でいくの?」
俺兄「ああ、最初だけな」
俺弟「わかった。最初だけだね」
宮藤「シールドありなら1分は余裕だね」
リーネ「うん、芳佳ちゃん頑張ろう」
坂本「それでははじめ!」
俺弟「兄さん、リーネさんの狙撃には注意して」
俺兄「視ているから大丈夫だ」
俺弟「そうだったね、今回の模擬戦は何でもありだったね」
俺兄「よし、もう突っ込む!頼むぜ、俺弟!」
俺弟「任せて兄さん」
宮藤「俺兄さんが一人で突っ込んできたよ!?」
リーネ「芳佳ちゃん、援護するからまずは俺兄さんから落とそう」
宮藤「うん!」
俺兄「……来るっ!」
ヒョイッヒョイッ
俺兄「そしてここで右にシールドっ!」
宮藤「ええっ!?何で!?」
俺兄「芳佳ちゃん、俺の眼にはちょっと先の世界が写っているんだぜ?」
宮藤「そうだったっ……」
俺弟「……対象までの距離は253.145、風の流れは今日はとっても緩やかだ。撃つべき場所を示してくれ……」
リーネ「芳佳ちゃん!シールドを!それか避けて!」
宮藤「あわわわ、シールド!」
リーネ「よしかちゃん!また俺弟さんが狙ってるよ!」
宮藤「!?」
俺弟「……今のはオトリ。本命はこっち」
宮藤「……あれ?」
リーネ「えっ私!?(ぺちゃっ)」
俺兄「ナイス、俺弟!」
俺弟「兄さんも!リーネさんと宮藤さんを同じ射線上に並べてくれてありがとう」
俺兄「後は、芳佳ちゃんだけだ。追い込んでくれ!」
俺弟「任せて、兄さん」
坂本「本当に1分持たなかったな」
宮藤「はい……」
リーネ「最初、芳佳ちゃんじゃなくて私を狙っていたなんて……」
坂本「はっはっはっ、まんまと俺兄に誘いこまれたな」
~訓練後~
リーネ「俺弟さん、どうしたら狙撃がもっとうまくなるでしょうか」
俺弟「リーネさんはもうこれ以上ない位狙撃の達人だと思うけれど……僕より狙撃の腕はいいんじゃないかな?」
リーネ「そんな、さっきの狙撃訓練では俺弟さんの点数に全然及ばなかったんですよ?」
俺弟「僕は何処へ撃てば良いかが視えているからね。魔眼を使わなかったら全然当たらなくなるよ」
リーネ「そうだったんですか。後、どうすれば俺兄さんに攻撃を当てられるようになるでしょうか。結局模擬戦では一回も当てることができませんでした……」
俺弟「兄さんの眼は全てが見えているからなぁ。魔眼使用を禁止にするか、さっきの状況だと宮藤さんとのコンビネーションからの回避不可能な一撃を撃ちこむ位しか無理じゃないかな」
リーネ「難しそうです……芳佳ちゃんとのコンビネーションといっても俺弟さんの攻撃も飛んでくるからどうすればいいんだろう」
俺弟「こればかりは経験の差というより他はありませんね」
俺兄「よしよし、あの二人ちゃんと会話しているな」
宮藤「俺弟さんとリーネちゃんがどうかしたんですか?」
俺兄「おう、俺弟のやつがさーリーネちゃんに惚れたらしくてなー」
宮藤「俺弟さんはリーネちゃんの事が好きなんですか!?」
俺兄「しーっ、しーっ、あっちに聞こえちゃうだろー」
宮藤「あっ、ごめんなさい」
坂本「そうか、俺弟はリーネの事がな…はっはっはっ」
俺兄「兄としては、
初めて女の子に惚れた弟を応援してやりたいのさ…」
宮藤「話は変わりますけど、俺兄さんと俺弟さんってすごいですよね」
坂本「うむ、予想以上のコンビネーションだったな」
俺兄「物心ついた時からずっと共に行動してたしね。あいつも俺もお互い何を考えているかわかっちまうのさ。俺が何を求め、あいつが何をするかをさ」
坂本「今日は長時間、宮藤とリーネの訓練に付き合ってくれて本当に助かった」
俺兄「いえいえ、おーい俺弟―そろそろ戻るぞーー」
俺弟「そろそろみんな戻るみたいですね。僕達も行きましょう」
リーネ「はい、そうしましょう」
俺兄「おい、さっきはちゃんとリーネちゃんと話はできたのか?」
俺弟「うん」
俺兄「よかったよかった。訓練の相手を受けて正解だったな」
俺弟「うん、そうだね」
俺兄「しっかしお前がなぁ……うんうん」
俺弟「うん、そうだね」
俺兄「おーい、人の話聞いてるか?」
俺弟「うん、そうだね」
俺兄「……」
俺弟「ハァ、リーネさん……」
俺兄「……色々重症だなこりゃ」
宮藤「リーネちゃん、俺弟さんとはちゃんとお話しできた?」
リーネ「うん、芳佳ちゃん。今回は色々お話ができたよ」
宮藤「よかったー……今回もお話できずに終わっちゃうかとおもったよー?」
リーネ「うん、もう大丈夫だと思う」
宮藤「でも、リーネちゃんが男の人を好きになるなんてちょっとびっくりしたよ」
リーネ「うん、私自身もびっくりしてるの。何なんだろうこの気持ち。俺弟さんを一目見たときから……」
宮藤「きっと一目ぼれってやつじゃない?それに俺弟さんってなんだかリーネちゃんに雰囲気も似てるしお似合いだと思うよ?」
リーネ「そうかな……私なんかじゃ釣り合わなさそうだけど」
宮藤「そんな事ないよ!きっと俺弟さんだってリーネちゃんの事好きだよきっと」
リーネ「まさか、俺弟さんが私の事なんか好きなわけないよ」
宮藤「んー本人に聞かないとわからないよ!よしっリーネちゃん、そろそろ夕食の準備をしよっ。美味しいものをいっぱいつくろ」
リーネ「うん、そうだね芳佳ちゃん」
最終更新:2013年02月04日 14:45