『時代は白馬でなくてストライカー』
???「……あの、将来……私を俺君のお嫁さんにしてくれますか?」
???「本当に本当……?」
???「……約束だよ?絶対に絶対だよ?」
???「指切りげんまん嘘ついたら、.55口径弾1000発うーちこむ、指切った」
???「私、俺君が迎えに来てくれるのを待ってるからね。また守ってくれるのをずっと待ってるから。俺君が忘れちゃってても、ずーとずーっと待ってるから」
…
…
俺「……うーん、んー……?」
女性「俺中尉、どうされたんですか?」
俺「変な夢見た。何か懐かしいようなただのわけが分からない夢のような……」
女性「寝ぼけているのね?」
俺「んー……xxx軍曹ぅ……」
女性「今日はもうダメですよ?明日も早いんだから、目の下にクマなんて作ったらお仕事に支障をきたしてしまいます」
俺「別にいいだろう?目の下のクマなんてメイクでどうにでもなし……?」
女性「ダメです。目の下にクマを付けた中尉を連れて行ったら私が怒られてしまいます」
俺「ちぇー……」
女性「今夜はずーっと抱きしめてあげますから機嫌を直してください?」
俺「ん」
女性「お休みなさい、俺中尉」
俺「お休み軍曹……zzz」
…
…
<チュンチュン
女性「俺中尉、俺中尉。朝ですので起きてください?撮影に遅れてしまいます」
俺「んー……おはよう。軍曹ぅ、今日のスケジュールはどうなってるの?」
女性「本日のスケジュールは午前中は雑誌と新聞へのインタビューが、午後からはプロマイドやカレンダー他各種グッズ用の写真撮影になっています」
俺「今日も予定がびっしりだね……。昨日はサイン会にラジオ出演。一昨日ももっと大変だった気がするよ……」
女性「仕方ありませんよ。中尉は今やブリタニア中だけでなく世界中の女の子や女性の憧れの的なんですから。今中尉はなんて呼ばれているか知っていますか?」
俺「知ってるよ……新聞や雑誌を見れば一目瞭然だし、サイン会やライブに行けば、名前以外にガンガン呼ばれているからね……」
女性「正解です、お う じ さ ま。今じゃ女の子はみんな白馬に乗った王子様でなくて、ストライカーを履いた王子様が迎えに来てもらうのが夢なんですよ?」
俺「はぁ……。ストライカーを履いた王子様といっても飛行時間も短いし、実戦経験なんて殆ど無いのに本当メディアって怖いねぇ……扶桑に対抗して作った映画がこんなに大当たりするなんてね……」
女性「けど映画に出演なさらなくても結局はブリタニアでは何も変わりませんでしたよ?映画の効果で世界中に知れ渡ってしまっただけで」
俺「はぁ……とーさんの口車に乗せられるんじゃなかったよ」
女性「私にもいつかストライカーを履いた王子様が迎えに来てくれるといいなぁ……」チラッ
俺「いやほら、軍曹との関係はこう……あくまで割り切った付き合いだし、一応とーさんから色々言われているんだよね。顔も名前も憶えてない許嫁も居るらしいし。本当に居るかはわからないけど……」
女性「少し位夢を見たっていいじゃありませんか。私だって女の子なんですから。中尉はカッコイイんですし、使い魔も美しいですし、固有魔法も使った暁なんてもう……けど、今の私との関係や許嫁の事が外に知れたらブリタニアで大暴動が起きてしまいますねっ」
俺「もうこの話はおしまい、今日もお仕事を頑張ろう。出来れば本業をもっと頑張りたいけど無理なんだろうな……」
女性「仕方ありませんよ、今日も頑張りましょう」
…
…
記者「俺中尉には軍曹時代からインタビューやコラムをお願いしてますが……やはり時間の流れでしょうか、昔は可愛くて、少し頼りない感じで母性をくすぐられた年上のお姉さん達からは、守ってあげたいオトコノコNo.1に推されていたのに、今じゃ年下から年上まですべての女性から守ってもらいたいオトコノコNo.1に推されてるんですよ」
俺「そうなんですか、でも俺なんかじゃ人一人守れそうにないですよ?」
記者「またまた何を言ってるんですか!この間、俺中尉の華麗な戦いの記事を見ましたよ?沿岸沿いに現れたネウロイを
魔法剣で見事一刀両断。華麗に倒したみたいじゃないですか!」
俺「ええ、まぁ……小型1機だったので」
記者「プロマイドも
アフリカの星に続いて売れに売れているみたいですし、来年のカレンダーの予約数も凄い事になってるらしいと聞きましたよ?」
俺「そうですか。俺なんかがそんな使いをしてもらえるとは光栄ですね」
記者「それでは、そろそろインタビューに移りましょう」
俺「今日もお願いします」
…
…
カメラマン「俺ちゃん、もう少し横むいてー。はいすとーっぷ、撮影るわよー……いいわよいいわよ~、その表情。ゾクゾクしちゃうわぁ~。昔はあんなに可愛くてお姉さん守ってあげたいとずーっと思ってたのに、今は守ってもらいたいわぁ~」
俺「……次はどうします?」
カメコ「そうね、次は武器を持って……いえ、服を脱いでもらって……うーんどうしようかしら。やっぱりこの服装のまま魔法剣を出して貰って……うーん。そうね、迷ったら全部撮ってしまえばいいのよね!」
俺「わかりました、まずは魔法剣からですね」
…
…
俺「ようやく終わった……今日も疲れた……次の休みはいつになる事やら」
女性「中尉お疲れ様です、でも実はまだ今日のお仕事は終わってはいません」
俺「あれ?写真の撮影で今日の仕事は最後じゃなかったっけ?」
女性「お仕事は終わりです。朝言い忘れたんですが、お仕事が終わったら中尉を基地司令室まで連れてくるようにと、司令が」
俺「とーさんが……?一体なんだろう」
女性「内容は聞かされていないんです。ただ連れてこいとしか……」
俺「また無茶ぶりじゃないだろうな……」
女性「前回呼び出された時は映画への出演でしたっけ?」
俺「ああ。凄く大変だった記憶しかないね」
女性「でしたらまた新しい映画への出演依頼が来ているんではありませんか?今度もまた興行収入を塗り替えてください。私も中尉の勇士を見に、また3回は見に劇場へ足を運びますから」
俺「そ、そう……」
…
…
父親「HaHaHa、ようやく来たか、待ちくたびれたぞ!」
俺「さっき例のカレンダーの撮影が終わったんだ。で、今回の要件は何?また映画に出演しろとかじゃないだろうな?」
父親「ああ、大丈夫。オファーは来ていたが蹴っておいた。今日はそんな事で呼び出した訳じゃない。お前、連合軍第501統合戦闘航空団に異動だから」
俺「は?」
父親「だから、連合軍第501統合戦闘航空団・ストライクウィッチーズに異動だから」
俺「……俺が?どうしてまた」
父親「ああ、お前だからだ。ま、ブリタニアだけではなく連合軍全体のイメージアップも兼ねて……でもあるがね」
俺「やっぱりそうだよな。俺Lvのウィッチが普通の戦力としてエース集団の中に放り込まれる訳ないもんな」
父親「……すまんな。こればかりはお前にしかできない仕事なんだ」
俺「いや、いいさ。自分の今の立場位わかっているつもりさ。これを期に少しもまれてLvupしてくるよ」
父親「助かる……後、第501統合戦闘航空団には……いや、言わないほうがいいな」
俺「もったいぶるなよ」
父親「いや、行ってからのお楽しみだ」
俺「気になる言い方だな……」
父親「HaHaHa。楽しみはとっておけ」
…
…
女性「司令とのお話は何でしたか?やっぱり映画の出演でしたか?」
俺「いや、映画のオファーもあったらしいけど別件だったよ。どうやら連合軍第501統合戦闘航空団に異動らしいよ?」
女性「異動ですかー……連合軍第501統合戦闘航空団にですか!?」
俺「うん。あの有名なストライクウィッチーズだね」
女性「凄いじゃないですか!ストライクウィッチーズといったら物凄く有名ですよね。おめでとうございます中尉!」
俺「でも戦力というよりは更なるイメージアップの為にだから手放しで喜ぶわけにはいかないよ」
女性「……そうですね。けど、去年もブリタニアからは新人が送られていて活躍もされていますし、中尉ならきっと大丈夫です」
俺「そうだといいね……その新人といっても母親はブリタニアの大エースと聞くし才能が元々あったんだと思うよ?」
女性「才能といったら中尉だって、実用的な固有魔法を持っているでしょう?」
俺「固有魔法を持っているだけだよ……それ以外はね」
女性「けど、俺中尉がストライクウィッチーズの一員かぁ……そういえば異動って言ってましたよね……?」
俺「うん。明日ここを発たないといけないね」
女性「えーーーーーーーーーー」
俺「いきなり大声出してどうしたんだよ」
女性「中尉と会えなくなってしまうんですね……」
俺「まあそうなるね。軍曹との関係も明日で終わりだね。今まで楽しかったよ」
女性「……」
俺「元々そういう関係だろ?けど、今夜は軍曹が満足するまでいくらでも……」
女性「……中尉ぃ」
…
…
<チュンチュン
女性「中尉、忘れ物はありませんか?」
俺「忘れ物は無いはず。それに特に持っていくものもないからね」
女性「中尉、これから頑張ってください。私はいつでも応援しています」
俺「ありがとう軍曹。これからも頑張るよ、いってきます」
女性「行ってらっしゃい、俺中尉」
最終更新:2013年02月04日 15:00