坂本「おい俺、今日はバルクホルンと模擬戦だ」
俺「へえ、銃なんて百発三十中くらいなのに?」
坂本「ハッキリ言うがお前がバルクホルンに勝つことはないだろう」
俺「やってみなきゃ…と言いたいけど、まあ瞬殺だろうな」
坂本「バルクホルンは全世界でも屈指の実力者だからな、一流を体感しろ」
俺「イマイチ意味わかんねえけど空戦テクはパクらせてもらおうかね」
俺「はいよ」
―――――
ゲルト「俺、私と模擬戦をすることは聞いているか?」
俺「ああ、さっき坂本からきいたぞ」
ゲルト「ふふふ…これでこないだの借りをかえせるというわけだ」
俺「借りって、お前になんかしたか?」
ゲルト「あの時は私のパンチは一回も当たらなかったが空ではそうはいかないぞ!」
俺「あー、最初のアレか…でもアレはお前が悪くね?いちゃもんつけて殴りかかってきたのお前じゃん」(※
二話参照)
ゲルト「う、うるさい!とにかく今日は覚悟しておけよ!」
俺「はいはい、でも簡単にはやらせないからな!こっちには隠し玉があるしな」
ゲルト「隠し玉?なんだそれは」
俺「隠し玉なのにバラすワケねーだろッ!頭脳がマヌケかッ!?」
ゲルト「な、なんだと!」ブン
俺「ハッハー!当たんねーよ!無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァー!」ヒョイヒョイ
エーリカ「俺も大変だね―」ヒソヒソ
シャーリー「ホントだよ、最初に殴られてたほうがマシだったんじゃないか?」ヒソヒソ
俺「おいそこ聞こえてるぞ」
―――――
ミーナ「じゃあ、トゥルーデと俺さんの模擬戦を始めるわ」
坂本「ルールは先にペイント弾を当てた方が勝ちだ、それと俺はバルクホルンの背中に挿した旗を斬っても勝ちとなる」
宮藤「審判は私です!では、二人とも離陸してください」
ゲルト「(お姉ちゃん頑張るから見ててね宮藤!)叩きのめしてやるぞ、俺!」ブゥゥーン
俺「はいはい、どーぞお手柔らかに頼むぜ」ブゥゥーン
シャーリー「おー、大分上達したなあ」
リーネ「そんなに酷かったんですか?」
坂本「ああ、最初は離陸するだけで五分はかかったな、もっとも離陸してからの動きはまずまずだったが」
ペリーヌ「それを聞くとこの数日でまともに飛べるようになったのも相当な進歩ですわね」
エイラ「ツンツン
メガネでも人を褒めることあるんダナー」
ペリーヌ「私だってそれなりのことをした人を称えるくらいはしましてよ?」
エーリカ「あ、そろそろはじまるんじゃない?」
宮藤「わたしの合図で直進して、二人が交差したら開始です」
ゲルト「(宮藤ハアハア)俺、覚悟はできたか?」
俺「さあな」
宮藤「では、始め!」
ゲルト「いくぞ!」ブゥゥーン
俺「くんな!」ブゥゥーン
ゲルト(俺の射撃精度はそう高くないはず、距離を保って撃っていればいいだろう)
俺「悪いけど逃げの一手だ!」ヒューン
ゲルト「なに!?」
ミーナ「俺さんがどんどん高度を下げているわね」
坂本「ふむ、なるほど」
リーネ「あの、なにがなるほどなんですか?」
坂本「俺は一発勝負のつもりなのだろう」
エーリカ「あー、わかった」
エイラ「だからどういうコトなんダヨー?」
エーリカ「俺は低空で一気に接近して刀で決めるつもりなんじゃない?射撃はまだまだなんでしょ?」
坂本「恐らくそういうことだろう、低空なら少なくとも下へは回避できないからな」
シャーリー「へえ、初心者なりに考えてるってわけだ」
ルッキーニ「じゃあ、ゴハンの時言ってた隠し玉って?」
坂本「それは私も知らないな」
ペリーヌ「少佐も知らない隠し玉ってなんなんですの?」
ミーナ「見てればわかるんじゃないかしら?」
シャーリー「って、あいつ海を背中にして仰向けに飛んでるけど?」
ルッキーニ「うじゅ、眩しくないのかなあ?」
ゲルト「舐めた真似を…!(宮藤ぺろぺろ)」
俺「こうすりゃ銃口の向きが見やすいからな!」
ゲルト「ならこれはどうだ!」ブウゥゥーン
エイラ「ア、大尉が太陽の中に入ったナ」
エーリカ「まあそうするよねー」
坂本「俺はそこまで考えてなかったのか?」
ペリーヌ「まあ新人ですからねえ…」
俺「ここだ、貰った!狼虎滅却…!」ブゥゥーン バチバチバチ
ゲルト「フン!馬鹿め、真っすぐ突っ込んでくるとは…なに!?」
ペリーヌ「少佐が烈風斬を使うときのように刀身が魔法力を纏っていますわ!」
坂本「なんて膨大な魔法力だ!刀身が魔法力で長くなっている!」
エーリカ「おおー、かっこいー」
ルッキーニ「かっちょい~!」
俺「天狼!転化!」バチバチバチバチ
シャーリー「リーチが長い!当たるか!?」
ゲルト「くっ…!」ヒラリ
俺「あ!…やべっ」スカッ
ゲルト「貰った!」ダダダダダダダダダダ
俺「くっそー…」ベチャベチャベチャベチャ
宮藤「終了、勝者バルクホルンさんです」
ミーナ「隠し玉ってあれのことだったのかしら?」
エイラ「確かにビックリダナ」
リーネ「決着はすぐでしたけど凄かったですね」
エーリカ「ワザと太陽に紛れ込ませてそこを狙うなんて普通考えないよね」
シャーリー「お、戻ってきたぞ」
俺「かぁー!負けた負けた!」
エーリカ「トゥルーデ、危なかったね」ニシシシ
ゲルト「確かにな、だが勝ちは勝ちだ!」フン
ミーナ「あら、でも本当に危なかったみたいね。ほらここ…」
シャーリー「服の裾が焦げてるな」
坂本「おそらく切先が掠ったんだろう、紙一重だったというわけだ」
俺「随分と分厚い紙一重もあったもんだ」ヤレヤレ
ペリーヌ「あら、随分と殊勝な態度ですわね?」
俺「まあ奇襲がハマっただけだしな、正攻法じゃジリ貧だったろうよ」
ルッキーニ「でもかっちょよかったよ?」
エイラ「確かに、おしかったしナー」
俺「そうかい、ありがとよ」
ゲルト「俺、あの時は殴りかかったりしてすまなかったな」
俺「別にいーよ、お前が何発殴ろうが当たんねーし」
ゲルト「なっ…とにかく!私はお前を認めよう!」
俺「まあ…仲直りってことでいいのか?じゃあ仲直りの握手だ」スッ
ゲルト「ああ」スッ
俺「マクドナルド」M
ゲルト「俺!こっちは真面目に…」イライラ
俺「だーっはっはっはっはっはっはっはっは!!こんなのに引っかかる奴久しぶりに見た!」ゲラゲラゲラゲラ
ゲルト「俺!いい加減にしろ!」
俺「はっはっはっはっはっはっはっはっは!駄目だ!笑い死ぬ!」
ゲルト「俺!もう許さん!」プッツン
俺「こんな冗談に本気で怒っちゃう大尉(笑)とか…」ププッ
ゲルト「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ
俺「」チーン
シャーリー「宮藤ーッ!治癒魔法だァー!」
ミーナ「まったく、やれやれだわ…」
最終更新:2013年02月06日 23:37