1ヵ月半後―――

フェデリカ「それじゃ、3日後のトラヤヌス作戦のために来てもらったウィッチを紹介するわ」

サーニャ「・・・サーニャ・V・リトヴャク中尉です」

エイラ「エイラ・イルマタル・ユーティライネン少尉ダ」

フェデリカ「エイラ少尉には昇任の辞令が届いてるわ。中尉だそうよ」

エイラ「ソ、ソーカ。ワカッタ」

フェデリカ「それじゃ、504のメンバーを紹介します。竹井?」

竹井「はい。竹井醇子大尉です。この隊の戦闘指揮官をしています。以前501に研修に行った時のこと覚えてる?」

エイラ「ソーイヤ、そんなこともあったナ。まあ、よろしく頼むヨ」

ドミニカ「私はドミニカ・S・ジェンタイル大尉だ。大将と呼んでくれ」

サーニャ(・・・大将?)

ジェーン「ジェーン・T・ゴッドフリー大尉です。大将の僚機を勤めてます」

サーニャ(何で大将・・・?)

パティ「パトリシア・シェイド中尉、この隊の後方支援を任されてるわ。気軽にパティって呼んでね。よろしく」

エイラ(前の二人と違ってコイツもマトモっぽいナ)

アンジー「アンジェラ・サラス・ララサーバル中尉だ。この隊にいないナイトウィッチのリトヴャク中尉とダイヤのエース、ユーティライネン中尉には期待してる」

エイラ(大尉みたいな堅物だナ・・・)

フェル「フェルナンディア・マルヴェッツィよ。階級は中尉。フェルって呼んで」

サーニャ(この隊はまともな人が多そう・・・)

ルチアナ「ルチアナ・マッツェイです・・・趣味は裁縫です。よろしくお願いします」

エイラ(あの胸は・・・ムムムッ)

マルチナ「僕はマルチナ・クレスピ!よろしくね!」

サーニャ(ルッキーニちゃんみたい・・・)

フェデリカ「本当はここに中島錦少尉と諏訪天城少尉がいるんだけど、二人は今扶桑に帰ってるから戻ってきたら紹介するわ」

フェデリカ「最後になるけど、私がこの隊の指揮官フェデリカ・N・ドッリオよ。よろしくね、二人とも」


ワイワイガヤガヤ

俺「なんだろう、楽しそうだな」

俺 コンコン 「失礼します」ガチャッ

俺「俺技術少尉、ただいま到着いたしました」

サーニャ「俺さん!」

フェデリカ「待ってたわ、俺少尉。歓迎するわ」

俺「二人とも間に合ったんですね?」

竹井「なんとかね」

フェデリカ「おかげさまでここ1ヶ月私と竹井は休日返上よ?」

俺「マジですか・・・すみません・・・」

サーニャ「お二人は、そこまでしてくれたんですか・・・?」

フェデリカ「別にいいわよ、この作戦が成功したら、もうネウロイと戦うこともないしね」

俺「・・・成功、させたいですね」

フェデリカ「成功させるの。私たちでね!」

フェル「オーケーオーケー、指揮官が熱くなってどうするの?」

マルチナ「それより、そっちの男の人は?」

俺「504の皆さん初めまして。俺技術少尉といいます。今回のトラヤヌス作戦にて技術班の総司令をやらせてもらいます」

ジェーン「まだ若そうですけど、大丈夫なんですか?」

竹井「彼は対ネウロイコミュニケーションの第一人者よ」

アンジー「・・・たしか501でネウロイとコミュニケーションをとる方法を考案した男がいる、と聞いたが・・・」

俺「俺です。でもあの論文はそこにいるサーニャちゃんがいなければできませんでしたよ」

サーニャ「そ、そんなことないです!俺さんががんばったからですよ」

エイラ「ムムム・・・」ギリギリ

ドミニカ「ふーん・・・」ニヤニヤ

ジェーン「大将?」

ドミニカ「ん?どうした?」

ジェーン「いえ・・・なんでもないです」

パティ「あの二人、もしかしてそういう関係?」

フェル「かもね~・・・サーニャちゃんもやるわね」

マルチナ「関係って?」

ルチアナ「え~っと・・・恋仲って意味でしょうか・・・?」

マルチナ「うわー!うわー!」

エイラ「き、きっとそんなんじゃねーッテ!」ぐぬぬ


フェデリカ「うふふっ、また賑やかになりそうね」


訓練場―――

ドミニカ「・・・っ!」ダダダダッ

エイラ「ヘヘ~ンダ!」ヒョイヒョイッ

ジェーン「すごい・・・大将の攻撃をシールドも使わずに!」

エイラ「お返しダ!」ダダダダッ

ドミニカ「シールドっ」カンカンカン!

エイラ「もらっタ!」ダダダッ

ドミニカ「上!?」

ガスッ

竹井「そこまで!」

アンジー「さすが、“ダイヤのエース”無傷の撃墜王といったところだな」

ジェーン「大将~!大丈夫ですか~!?」

ドミニカ「・・・やるな、エイラ中尉」

エイラ「マーナ。アンタもなかなかすごかったゾ」

フェル「シールドを使わないなんて、パティと正反対の戦い方ね」

パティ「私はシールドの調整が得意だから、どうしてもそっちに頼っちゃって」

エイラ「自慢じゃないが、今までシールドなんて一度も使ったことはナイナ」

フェル「それって、自慢してるんじゃない?」

エイラ「ナンダト~!?」


フェデリカ「やってるわね」

竹井「フェデリカ?上との会談は?」

フェデリカ「10分で終わらせたわ。あんなタバコくさいとこ居られないわよ・・・それでどう?」

竹井「さすがってところね。あのドミニカに正面から勝っちゃうんだから」

フェデリカ「さすがね・・・サーニャは?」

竹井「彼女は今日からでも夜間哨戒があるから部屋で休んでるわ」

フェデリカ「ナイトウィッチの舞台は夜・・・がんばってもらいましょう」


ジェーン「それにしてもどうやって大将の攻撃をよけてたんです?」

エイラ「私は未来予知の固有魔法があるんダ」

パティ「未来予知!?本当なの!?」

エイラ「ああ。あと趣味は占いダ」

パティ「占い?やってやって!・・・・・・あ、でももし嫌な結果が出たら・・・」

エイラ「私の能力は少し先までしか見えないんダ。占いは趣味ダゾ」

パティ「あ・・・それなら・・・恋愛とか・・・占ってもらえる?」

エイラ「オウ、何でもコイ!」

パティ「それじゃぁ・・・・・・///」ゴニョゴニョ チラッ

アンジー ガチャガチャ「ふみ。やっぱり機関部に埃が・・・」ガチャガチャ・・・

エイラ「フーン・・・オマエも隅に置けネエナ」

パティ「・・・・・・///」

エイラ「まあいいけどナ」シャッシャッシャッ

フェル「タロットカード?」

エイラ ペラッ「ナニナニ・・・月のカードの逆位置ダナ」

フェル「月ねぇ・・・でも逆位置?」

エイラ「失敗にならない過ちって意味ダナ」

パティ「あ・・・過ち・・・?」ショボーン

エイラ「ほかにも徐々に希望が来るって意味もあるゾ。解釈の仕方しだいダナ」

パティ「徐々に希望かぁ・・・がんばってみるね」

ジェーン「じゃ、じゃあ、私と大将は・・・?」

ドミニカ「聞くまでもないだろ?恋人のカー・・・」

エイラ「皇帝のカードダ」

ドミニカ「なん・・・だと・・・?」

エイラ「安心しろヨ、皇帝の正位置は安定、責任の強さって意味ダ」

ジェーン「安定・・・」

ドミニカ「し、心配はしてなかったさ!」

フェデリカ「みんな、なにしているの?」

フェル「フェデリカ?・・・エイラに占いをしてもらってたの。フェデリカもやる?」

フェデリカ「お願いしようかしら」

エイラ「何について占うんダ?」

フェデリカ「そうねぇ・・・今度作る赤ズボン隊のグッズの売り上げ、とかどうかしら?」

フェル「あ~・・・あんまり過激なものは作らないでね」

アンジー「私からも頼む・・・あまり写真をとられるのは・・・」

フェデリカ「大丈夫、今回はシンプルな見た目にしてみたの」

エイラ「・・・すごいのがでたゾ」

フェデリカ「なになに?」

エイラ「世界のカード、しかも正位置ダ・・・」

フェデリカ「どんな意味かしら?」

エイラ「完全、成功、成就の意味ダ」

フェデリカ「本当に!?早速上に申告してみるわ!」タッタッタッ

エイラ「マア、占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦・・・って居ネエシ」

ルチアナ「みなさ~ん!」

マルチナ「二人の調子はどう~?」

竹井「すばらしい実力よ。さすが元501のメンバーね」

マルチナ「本当~?それじゃ、僕と模擬戦やろうよ!」

エイラ「メンドクサイナァ・・・」

アンジー「さっきドミニカとやったばかりだ。少しは休ませてやろう。それに、お前たち二人はいいかも知れんが、私たちはまだお昼を食べてないんだ」

フェル「そういえばお腹すいたわねぇ」

パティ「それじゃ、みんなで食べに行こう!」


食堂―――

サーニャ「ふぁぁ・・・・・・」ムニャムニャ・・・

俺「おはよう、サーニャちゃん。眠そうだね」

サーニャ「お、俺さん・・・///」

俺「これからお昼?」

サーニャ「はい。さっき起きたばかりで・・・」

俺「俺もこれからお昼なんだけど、一緒に食べない?」

サーニャ「・・・はい!」


俺「こうやって普通の軍の料理を食べてるとさ」

サーニャ「・・・芳佳ちゃんの料理、食べたくなりますね」

俺「ああ。本当に芳佳ちゃんは料理上手だったからなぁ・・・」

サーニャ「あ、あの・・・私でよかったら、今度作ります」

俺「本当!?」

ガヤガヤ・・・

俺「ん?ほかのみんなも来たみたいだ」

ガチャッ

エイラ「ムッ・・・俺、いつの間にサーニャとご飯ヲ・・・!」

俺「いや、さっき偶然会っただけだけど・・・」

エイラ「ソ、ソウカ・・・」

竹井「どうかしたの、エイラさん」

エイラ「な、なんでもないんダナ」

ドミニカ「ふむ・・・エイラ、この二人も占ってやったらどうだ?」

ジェーン「そうですよエイラさん」

エイラ「そ、それはダメダ!」

フェル「あら、どうして?」ニヤニヤ

アンジー「不公平なのはあまり感心しないな」

エイラ「それは・・・ダナ・・・だ、ダッテ・・・」


俺「何の話です?」

パティ「エイラにいろいろ占ってもらってたの」

サーニャ「エイラ、占いが趣味だから・・・」

俺「そういえばエイラがタロットカードをいじってるのを何回か見たな」

フェル「その占いで、二人の相性を測ってみようと思って」ニヤニヤ

サーニャ「・・・・・・///」

俺「女の子はどこでも占いが好きなんですねぇ・・・」


ドミニカ「どうしてだめなんだ?エイラ」

ジェーン「そうですよ、この二人、こんなにお似合いなんですから!」

サーニャ&俺「・・・///」

エイラ「だ、ダメなモンはダメなんダーーー!」ダダダダッ

フェル「逃げたわね」

竹井「あらあら・・・」

ドミニカ「・・・案外、あいつヘタレなんだな」

アンジー「ダイヤのエースも私生活はそんなものか・・・。いや、それなら黒い悪魔がいたな」


俺「504も、501に負けず劣らず賑やかだね」

サーニャ「・・・そうですね」クスッ

俺「・・・それにしても、どうしてエイラは俺たちのこと占ってくれないんだ?」

サーニャ「どうしてでしょう?」


食後―――

竹井「午後はフォーメーションの訓練をしようと思うのだけど、二人とも大丈夫かしら?」

サーニャ「私は平気です」

俺「エイラのヤツ、飯も食わずにどこいったんだ?」

竹井「俺さん、この基地はもうなれました?」

俺「まだですね。自室とここと滑走路くらいしかわかりません」

竹井「それじゃ、フェル。エイラさんを探しながら俺さんを案内してあげて」

フェル「オーケーオーケー。よろしくね、俺さん」

俺「ああ。よろしく頼むよ」

竹井「それでは、午後の訓練は14時からにします。それまでは自由時間にしてちょうだい」

ドミニカ「あと1時間ほどか・・・私はシャワーでも浴びてくるよ」

ジェーン「私はストライカーの調子を見てます」

アンジー「私も行こう。午後は私も飛ぶからな」

フェル「それじゃ、俺。いきましょうか」

俺「わかった。サーニャちゃんは?」

サーニャ「・・・私も、一緒にいっても・・・いいですか?」

フェル「もちろん!・・・でもそうすると、私がお邪魔虫になっちゃうわねぇ」

俺「い、いや!そんなことは・・・」

サーニャ「・・・べつに、そんなんじゃ・・・///」

フェル(まんざらでもないんだ~・・・初々しくてかまいたくなっちゃうわねぇ)

フェル「それじゃ、すぐに説明するから、そのあと二人でデートコースでも決めちゃいなさい」

俺「だからですね・・・」

サーニャ「・・・///」


フェル「―――んで、ここがハンガー。こんなとこかしら?」

俺「助かりました」

サーニャs「ありがとうございます」

フェル「・・・ねぇ二人とも、さっきから気になってたんだけど、その話し方、やめない?」

俺「・・・部隊的にはどうなんですか?」

フェル「基本的にみんなニックネームとかで呼んでるわね。敬語もなし」

俺「いいんですか?」

フェル「ほかじゃどうか知らないけど、うちの指令があんなだからね」

俺(たしかに坂本さんがトップだったら敬語がなくなるかもしれない)

サーニャ「・・・善処、します」

俺「わかりまし・・・ごほん、わかった。フェルさん」

フェル「さんもいらない。フェル!いいわね?」

俺「わかったわかった。フェル。これでいいんだな?」

フェル「オーケーオーケー。サーニャも、私のことはフェルって呼び捨てね」

サーニャ「わかり・・・わか、った・・・フェル・・・」

フェル「あはははっ、まぁ無理ならいいわよ」

サーニャ「すみません・・・」

フェル「いいっていいって。それじゃ、私は二人のところに戻るから」

俺「二人って・・・ええっと、ルチアナ少尉・・・あ、いや、ルチアナとマルチナのところだよな?」

フェル「ええ。そうだけど?あの二人がどうかした?」

俺「恥ずかしい話なんだが、少し名前が混乱してる」

フェル「ああ、いつものことだから気にしないで。二人も気にしないと思うわよ」

俺「それは・・・まあ俺がいえた義理でもないか。それで、どっちがどっちなんだ?」

フェル「大きくておとなしいほうがルチアナ。小さくて元気なほうがマルチナよ」

俺「大きいほうがルチアナ、小さいほうがマルチナ・・・うん、たぶん大丈夫」

俺(声優が広橋涼なのがルチアナ。水橋かおりがマルチナ・・・)

フェル「ほかに質問は?ないなら行くけど」

俺「あ~・・・お風呂かサウナって、ないよな?」

フェル「オフロ?なにそれ?サウナは・・・ないわね」

俺「やっぱないか・・・じゃあ・・・ピアノは?」

サーニャ「えっ?」

フェル「ピアノねぇ・・・弾けるの?」

俺「サーニャちゃんがな」

サーニャ「いえ・・・(はずかしい・・・///)」

フェル「残念ながらないわねぇ・・・うちの舞台でピアノが弾けそうなのはマルチナぐらいだしねぇ」

俺「・・・あれ?マルチナって、元気で小さい僕っ娘のほうだよな?」

サーニャ(ぼくっこ?)

フェル「あの子、ああ見えていいとこのお嬢様だから。なんでも家に反発して軍に入ったそうよ」

俺「へぇ・・・軍にはいろんな人がいるんだな」

フェル「まあね。それじゃ、今度こそ行くわ」

俺「ああ。案内してくれて助かったよ」

サーニャ「ありがとうございました」

フェル「何かわかんないことがあったら、何でも聞いてちょうだい。それじゃ、またあとでね~」


俺「これからどうする?」

サーニャ「・・・もう一度、見て回ってきてもいいですか?エイラを探さないと・・・」

俺「ああ、わかった。それじゃあ俺は・・・」

サーニャ「・・・あ、あ、あの!」

俺「・・・することもないし、一緒にエイラを探すか!」

サーニャ「ぁ・・・はい。ありがとうございます」

俺「サーニャちゃんにとって、エイラは親友なんだろ?」

サーニャ「・・・はい。501に来て、最初に友達になってくれたんです」

俺「それじゃ、探さないわけには行かないな」



食堂―――

エイラ(改めていわれるト・・・あの二人、両思いナンダナ・・・)

エイラ「ウウッ・・・アノヤロー・・・私のサーニャヲ・・・」ガツガツガツ・・・

料理長「おい、あんたこのあと訓練なんだろ?そんなに食べて大丈夫なのか?」

エイラ「ウルセーヨォ・・・ウウッ・・・サーニャー・・・」ガツガツガツ・・・



14時、訓練場―――

サーニャ「あ、エイラ!」

エイラ「・・・サーニャ」

サーニャ「エイラ、どこに行ってたの?」

エイラ「どこって・・・どこでもイイダロ?」

サーニャ「よくない!・・・ちゃんとお昼食べた?」

エイラ「・・・うん」

サーニャ「ちゃんと飛べる?」

エイラ「・・・うん」

サーニャ「・・・・・・心配、したんだから」

エイラ「・・・え・・・本当ニ?」

サーニャ「親友がいきなりどこかに行っちゃったんだから、心配するのは当然でしょ?」

エイラ「・・・ごめん・・・・・・あと、心配してくれてありがとうナ」


フェル「あれってサーニャ、二股なのかしら」コソコソ

パティ「どうだろう・・・」コソコソ

ドミニカ「私にはエイラが道化に見えるんだが・・・」コソコソ

竹井「あの・・・そろそろ始めてもいいかしら?」
最終更新:2013年02月07日 14:44