大魔神3から続き

坂本「貴様……彼女達がウィッチと知っていたのに……なぜだ!?」
俺「へ?」
坂本「彼女達が力を失ってしまうと知っていてことに及んだのだろう!」

俺(あ、あれにはそんな大変な意味があったのか……!)
俺(知らなかった……しかし言い訳はすまい)

サーニャ(あーうー!)

坂本「答えろ!どう責任を取るつもりだ!?」
俺「彼女達が力を使えなくなったというのなら……」
坂本「……」
俺「俺が、この人生と命を掛けて守り抜きます。彼女達に降りかかるあらゆる万難辛苦から護る盾となり、彼女達の敵を悉くなぎ払う剣となりましょう」
坂本「なっ……」

サーニャ「はぇ?」

俺「俺の全て。この血の一滴すら、彼女達のために捧げましょう。彼女達の力を奪ったものとして、彼女達の仕事も全て俺がこなしてみせましょう。それが、それだけが。俺にできる贖いです」

サーニャ(護るって……人生を掛けてって……そんな……ええ?ええーーー!?)

坂本「……分かった」
俺「……」
坂本「処分は追って伝える。それまで監禁させてもらう」
俺「はい」
サーニャ(あえ?なにこれ?なんで?俺さんが私の?あれー?)ぷすぷす

440 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/24(金) 15:23:07.51 ID:fKjRCQEm0
どう聞いてもプロポーズです。本当にありがとうございました
441 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 15:24:49.39 ID:WlOYlIjI0
俺ーーーー!!!!!俺ぇっぇえええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!!
442 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 15:32:44.02 ID:udI4Yf4K0
坂本「連れて行け」

サーニャ(はっ!)

バルクホルン「ほら立て!」

俺「……はい」

ルッキーニ「あれ?俺どこ行くの?」もぐもぐ

サーニャー(あーもー……!あーもー!!)フルフル

エイラ「サーニャ……辛かったナ……でもモウ……サーニャ?」



サーニャ「ちょっと待ったーーー!!」
            ↑
           イメージ
            実際
            ↓
サーニャ「ちょ、ちょっとまったー……」
443 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/24(金) 15:34:14.51 ID:udI4Yf4K0
坂本「すまん!」
シャーロット「悪かった!」
ペリーヌ「ごめんなさい……」
バルクホルン「すまなかった……」
宮藤「俺さん!私、私俺さんの事疑っちゃって……!」
リーネ「よかった……誤解だったんだ……」
ハルトマン「違ったのかー」
エイラ「……悪かったナ」
俺「いえ、俺にも責任がありますし……」
シャーロット「ほらっ!お前も謝れ!」
ルッキーニ「なーんでー!あたし悪いことしてないもんー!」
シャーロット「元はと言えばお前が紛らわしい言い方するからだなぁ!」
俺「ま、まぁまぁ大尉。悪気はないんですから」


ポン

俺「ん?あ、友……あ、いや、はは……なんか誤解が解けたみたいだ」

友 ニコッ

俺「あ……」ホッ

友 カッ!

友「テメーざけんなビビらせやがってちっと考えればわかるこったろーがこのボケ!テメーのドタマはなんだ!?飾りか!?ああ!?」ゲシゲシ

俺「ご、ごめん!友ごめん!悪かった!痛い!痛いって友!ごめん!ごめんなさい!」

ミーナ「う、うーん……あら?私……」
坂本「ミーナ。気付いたか」
ミーナ「美緒。私どうしてこんな所で……」
坂本「……」
ミーナ「美緒?」
坂本「ん?ちょっと疲れてたんじゃないか?いきなり寝てしまってびっくりしたぞ。あんまり根を詰め過ぎるなよ」
ミーナ「そうだったかしら……」
坂本「そうそう。はっはっはっは!」
宮藤(も、もみけした……)
ミーナ「あら、そういえば俺軍曹はいる?」
坂本「え゛?な、なんの用だ?」
ミーナ「俺軍曹のストライカーユニットが届いたのよ。友中尉と一緒に確認してもらおうかと思って」
坂本「そ、そうか」ホッ
ミーナ「それで俺軍曹は……」キョロキョロ

俺「ごごでず」ボロ

ミーナ「俺軍曹!ど、どうしたの!?」
俺「ごれば友が……」

友「フン!」ドボォ

俺「ゴフゥ!」
ミーナ「俺軍曹!一体なにが……」
友「さぁ。悪いモンでも食ったんじゃねーっすか」

ハンガー

ガココォ……ン

宮藤「これが……俺軍曹の……」

リーネ「ストライカーユニット……」

ハルトマン「おっきい……」

シャーロット「軍曹の奴もデカイが、これはまた……」

バルクホルン「ジェットストライカー以上だ……」

宮藤「俺軍曹!すごいですねこのストライカーユニッ……」

その時、私は俺軍曹の顔を見て言葉を失ってしまいました。俺軍曹は嬉しいような、悲しいような、説明しがたい複雑な表情を浮かべていました。
そして、ぽつりと「またお前と一緒に飛ぶんだな」と呟いて押し黙ってしまったのです。友中尉はそんな軍曹とストライカーユニットを悲しそうな目でじっと見つめていました。
さっきまでキラキラと輝いて、とても神々しく感じていたストライカーユニットが二人の表情を見た後だと
なぜだかとてもおぞましいものに見え、私は軍曹のストライカーユニットに恐怖を感じてしまいました。

ハルトマン「これ、普通のストライカーユニットじゃないですよね」

俺「……うん。これはね、友が俺のために造ってくれた機体なんだ」

宮藤「えっ!友さんが!?」

友「……そんないいもんじゃない。前の部隊ではウィッチはコイツ一人だった。だから一人でも戦えるよう、生き残れるように改造を重ね……」

友「気付けばこのザマさ」ペシッ

友「みっともない話さ。性能を追求するあまり、こんなブサイクになっちまった。今じゃ俺しか乗れる奴はいない」

友「あんたらのストライカーユニットみたいに美しいフォルムや着用者への配慮を捨てた、ただネウロイを叩き潰すためだけの俺軍曹専用のクソッタレストライカーユニット」

友「ストーム1だ」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/26(日) 06:09:22.42 ID:GgpJ6CQw0

宮藤「ふぁー……。あ、リーネちゃんおはよう!」

リーネ「おはよう芳佳ちゃん。ふふ、凄い欠伸だったね」

宮藤「あぅ」

リーネ「そういえば芳佳ちゃん、例の噂聞いた?」

宮藤「噂?なにそれ」

リーネ「なんでも近いうちにウチに特別任務で二人程預かることになったんだって」

宮藤「へぇー。どんな人なんだろ」

リーネ「それが……」

整備A「よぉ聞いたかよ例の噂」

整備B「ああ、今度整備に来る人の話だろ?なんでもスゲーおっかねぇ人らしいぞ。体中傷だらけで筋骨隆々、気に入らない相手には例え上官相手でも噛み付くって話だ」

整備A「うっそマジかよ!俺の聞いた話と全然違うぞ!つーか来るのウィッチじゃなかったか?小柄で華奢だけど一本芯の通った優しい人って聞いてたのに!」

整備B「えー?でも……」
やいのやいの

宮藤「ど、どんな人なんだろう……」

リーネ「ど、どんな人なんだろうね……」


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:11:02.78 ID:GgpJ6CQw0
数日後
?「……」
?「……」

坂本「集合!」
ダダダ!
宮藤(なんだろ?)
リーネ(もしかして……)
坂本「ミーナ」

ミーナ「みんな集まったわね。おほん、えー彼等は前々から伝えてあったと思うけど特別任務のため我が第501統合戦闘航空団で預かる事になった……」

俺「俺軍曹であります」ズーゥ……ン

宮藤(ひゃー……顔傷だらけ……それにおっきい……)
リーネ(ど、どうしよう……噂通りだぁ……)
ルッキーニ「ネ、ネウロイ……?」
シャーロット「こら」(しかし……こりゃまた……)
ペリーヌ(な、なんですかアレは……)
バルクホルン(で、デカイな……それに、重心がしっかりしている。それにあの威圧感……出来る)
ハルトマン(うっひゃーでっかー)
サーニャ(こ、恐い……)
エイラ(サ、サーニャには手を出させないゾ……)

坂本「はっはっは!立派な体だな!」バシバシ

俺「恐縮です」

宮藤(ひえぇー!坂本さん!刺激しないでぇ!)
3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:13:29.50 ID:GgpJ6CQw0
ミーナ「ほらほら、もう一人いるんだから静かにしなさい。ごめんなさいね、続けてくれる?」

友「はい。同じく友中尉であります。よろしくお願いします」ちまっ

宮藤(……ちっちゃい)
リーネ(……小さい)
ルッキーニ「よろしくー!」
シャーロット(……ちっちぇーなー)
ペリーヌ(……あら可愛らしい)
バルクホルン(小さいな……)
ハルトマン(小さいですねー
サーニャ(か、かわいい……)
エイラ(ミニマム……)

坂本「こちらこそよろしく頼む」
友「はっ。ありがとうございます」

ミーナ「二人は特別任務のためウチで預かることとなっているけど、普段の業務はここにいる人達と同じです。特に俺軍曹とは協力してもらうことになるでしょう」

藤宮「え?それって」

リーネ「まさか……」

ミーナ「ええ。彼は男性のウィッチなの」

4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:14:58.92 ID:GgpJ6CQw0
宮藤「えぇー!?」
シャーロット「ほわー……私も初めて見たなー」
ルッキーニ「あんなにでかくて飛べるのー?」
俺「はい。問題ありません少尉どの」ズーゥ……ム
ルッキーニ「うひゃぁ!!」サササッ!
シャーロット「おお?コラコラ」
俺「……」
シャーロット「あー、悪いね。悪気はないんだ。許してやってくれ」
俺「はい。問題ありません大尉どの」
ミーナ「俺軍曹は前の隊の唯一のウィッチだったんだけど、今回の任務のためウチに出向してもらうことになったの」
坂本「ん?唯一?大丈夫なのか?実践経験は?」
俺「はい。それなりの数を経験しております」
坂本「ふーむ、どうなんだミーナ?」
ミーナ「ええ、それについては……」

友「それについてはこちらの資料が送れてしまい誠に申し訳ございません」
ミーナ「友中尉」

友「こちらが以前所属していた部隊での資料であります。後ほどご確認ください」

ミーナ「ありがとう。確認させてもらうわ」
坂本「ふむ……それで友中尉の配属先は?」
ミーナ「ええ、友中尉には基本的に整備に回ってもらうようにと」

友「はい。基本的に自分はコイツのおまけと思っていただければ結構です。主に俺のバックアップを担当する事になります」

坂本「フムフム」(中尉が軍曹のおまけね……)
ミーナ「うん、これで着任の挨拶はすんだわね。俺軍曹のストライカーユニットは明日には届くはずよ。なので今日はゆっくり休んでください」

俺・友「ハッ」
5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:16:41.26 ID:GgpJ6CQw0
ミーナ「それじゃそうね……宮藤さん、リーネさん。二人を部屋まで案内してあげて」

宮藤「ひ、ひゃい!」
リーネ「りょ、了解しました……」

友「よろしく」
俺「よろしくお願いします」
宮藤「で、でわ俺軍曹はこちらに……」ビクビク
俺「はい」
リーネ「友中尉はこちらについて来てください」ホッ
友「ああ」

カッカッカッ……

宮藤(うぅ……緊張する……)
俺「……」ムーン
(お、怒ってる?怒ってるのかな?)
俺「……あ」ピタッ
宮藤「ひぅ!な、なんでしょう!?」
俺「あ、いえ……」
宮藤「ご、ごめんなさい!私なにかしちゃいましたか!?」
俺「いえ、あの、そうではなく」
宮藤「ごめんなさい!ごめんなさい!」ペコペコ

整備A「おい、見ろよ。着任早々で……」
整備B「うわー……可哀想だな……」

俺「ぐ、軍曹!落ち着いてください!軍曹!」
宮藤「ひーん!」ペコペコ
6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:18:22.95 ID:GgpJ6CQw0
俺「お、落ち着いていただけましたか?」
宮藤「は、はい……」
俺「もう一度深呼吸をしましょう。吸ってー」
宮藤「すぅー」
俺「はいてー」
宮藤「はぁー……」
俺「大丈夫でしょうか?」
宮藤「はい……ごめんなさい取り乱しちゃって」
俺「いえ問題ありません、軍曹」
宮藤「そ、それであの……何かあったんでしょうか?」
俺「すみません、大した事ではなかったのですが……」
宮藤「?」
俺「綺麗な、木だなと」
宮藤「……植物、お好きなんですか?」
俺「少しだけ」
宮藤「……」

ザァァァァ……

俺「いい風ですね……」
宮藤「……はい」
俺「……お時間をおかけして申し訳ありませんでした。そろそろ行きましょう」
宮藤「はい。そうですね」

カッカッカッ

宮藤(恐い人じゃ、ないのかも……)

7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:19:01.74 ID:GgpJ6CQw0
―――
――

ミーナ「これは……」

坂本「どうしたミーナ」

ミーナ「これを見て」

坂本「ん?ああ、あいつらの資料か。俺軍曹……なんだこれは?」

ミーナ「……」

坂本「なんだこの撃墜数と出撃数は!?ふざけているのか!?」

ミーナ「私もそう思って今確認をとったの……。でも返ってきた答えは『全て事実』。資料に間違いは無いそうよ」

坂本「これが真実だとすると、なぜアイツは軍曹などやっている!?そんなものとっくに飛び越えているはずだ!」

ミーナ「厄介な事にならないといいんだけど……」
8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:20:11.16 ID:GgpJ6CQw0
宮藤「こちらが俺軍曹のお部屋になります」
俺「はい。丁重な案内、感謝します」
宮藤「いえそんな……私こそ恥ずかしい真似しちゃって」
俺「いえそんな……」
宮藤「……あのー、そんなに畏まらなくても結構ですよ。私達階級同じだし……」
俺「いえそんな、先任の方相手に……」
宮藤「それに、年上の方に敬語使われるのちょっと居心地悪いっていうか……」
俺「年上?あの、失礼ですが軍曹はおいくつなのでしょうか?」
宮藤「私は15歳ですよー」

俺「ああ、でしたら同い年ですね。俺も15歳です」

宮藤「……は?」

俺「すみません、聞こえなかったでしょうか?俺も15歳です」

宮藤「え……」

宮藤「ええぇぇーーー!?」

――――――

坂本「しかしこの年齢は流石に間違いじゃないか?」
ミーナ「全て事実、だそうよ……」
坂本「……」
ミーナ「……」
坂本「すごいな……」
ミーナ「すごいわね……」

9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:22:10.67 ID:GgpJ6CQw0
宮藤「ええ!?だって、ええー!?」
俺「……見えませんか?」しょぼん
宮藤「いや、その!」
俺「いいんです。よく友にも老け顔だってからかわれますから……」
宮藤「いやその、顔というよりも体格といいますか……」
宮藤(で、でも言われてみれば……恐くてよく見られなかったけど)じー……
俺「?」

宮藤(うわー、やっぱり凄い傷……。でも)
宮藤(眼、綺麗だな……)
宮藤 ポー……

俺「あの、軍曹?」

宮藤「ひゃい!?」
俺「どうかしましたか?自分の顔になにか?」
宮藤「いえ全然!凄く綺麗な眼です!」
俺「え?」

宮藤「あ……!」ぼん!

俺「あの……」
宮藤「あ、あ、しょ、食事時になったらまた呼びに来ますんでっ!ではっ!」
俺「あ……」

バタン!
  ダダタタタ……

宮藤「ふあーん!今日はもう失敗ばっかりー!!」
10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:23:30.24 ID:GgpJ6CQw0
宮藤「あーうー」

リーネ「どうしたの?芳佳ちゃん」

宮藤「リーネちゃん……。その、ちょっと俺軍曹に失礼な事を……」

リーネ「芳佳ちゃんも?」

宮藤「え?リーネちゃんも?」

リーネ「うん……友中尉に年齢聞いたんだけど、私の一つ上で驚いちゃって……」

宮藤「えー!そうなんだー」

リーネ「うん。それで友中尉が『なんで意外そうなんだ俺がチビだからか俺のこと馬鹿にしてんのか』って怒っちゃって……」

宮藤「ありゃー……」

リーネ「後でちゃんと謝っておかないと」

宮藤「うん、私もそうする!」

リーネ「がんばろ!」

宮藤「うん!」

11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:24:21.80 ID:GgpJ6CQw0
トントン
?「あの……」
リーネ「はい?」
俺「少しよろしいでしょうか?」ズーン
リーネ「ひゃ!」
宮藤「お、俺軍曹!」
俺「おや、宮藤軍曹も……ホラ友」
友「……」ぶすっ
リーネ「あ、友中尉?」
俺「なんでもついカッとなって言い過ぎてしまったと……。友はとても良い奴なんですか少し激昂しやすい所がありまして。許してやってください」
リーネ「え?え?」
俺「ほら、友も」
友「……さっきは少し、言いすぎた。悪かったな」ぷいっ
リーネ「い、いえそんな!私こそ失礼なことを……!」
友「……別にいい」
俺「よかったね、友。それじゃ自分達はこれで……失礼しました」
友「それじゃな」

スタスタスタ

リーネ「び、びっくりした……」
宮藤「わ、私も……」
リーネ「……ねぇ芳佳ちゃん」
宮藤「ん?」
リーネ「俺軍曹ってもしかしたら思ってたより恐くないのかもしれないね」
宮藤「リーネちゃんもそう思う?実はさっき……」
リーネ「えー?」クスクス
12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:25:17.70 ID:GgpJ6CQw0
㌧㌧
宮藤「俺軍曹ー。お食事の時間ですよー」

俺「はい。わざわざすみません宮藤軍曹」

宮藤「いえいえ。それよりこちらこそさっきはすみませんでした。変なこと口走っちゃって……」

俺「あぁ、軍曹もお人が悪い。突然からかわれて驚いてしまいました」

宮藤「え?」

俺「自分の眼が綺麗などと……」

宮藤「綺麗ですよ」

俺「え?」

宮藤「俺さんの眼、とっても綺麗です」にこっ

俺「あ、はぁ……。ありがとう、ございます」

宮藤「……はっ!」ビク!

俺「その、容姿について褒められたのは初めてなので……軍曹?」

宮藤「あ、いえ、その、お、おしょくじはあちらになっておりますですのでっ!ではっ!」パタパタパタ!

俺「あ……。行ってしまわれた」

宮藤「謝るはずなのにまたやっちゃってどーすんの私のばかー!!」パタパタパタ!
13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/26(日) 06:26:47.99 ID:GgpJ6CQw0
わいわい

俺「ここか……」

友「おう俺、こっちだ」

俺「すまない。席取っておいてくれたのか」

友「そんなんじゃねぇよヴァガヤロ。ただ待ってただけだ」ガタタ

俺「ありがとう」ガタタ

友「ふん、さっさと食おうぜ」

俺「ああ」

リーネ「あの、俺軍曹、友中尉」

友「ん?」

俺「これはビショップ曹長。どうかしましたか?」

リーネ「リーネでいいですよ。みんなそう呼んでますし」

俺「しかし……」

リーネ「お願いします」
14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:27:42.64 ID:GgpJ6CQw0
友「本人がそう言ってんだ。あんまり断わると失礼だぞ」
俺「では……リーネ曹長。なにかご用でしょうか?」
リーネ「あ、その、これなんですけど……」スッ
俺「これは……」
友「肉じゃが、だな」
リーネ「芳佳ちゃんが作ったんです。さっきのお詫びにって。食べてあげてください」
俺「ありがとうございます。それで宮藤軍曹はどこに?」
リーネ「ええと、なんでも顔を合わせられないとかで……」
友「なんだ、そんなヒデーことされたのか?」
俺「いや、覚えがないが……。ではありがとうございますとお伝えしていただいてもよろしいでしょうか?」
リーネ「はい、もちろん。それとこれは私からなんですけど……」スッ
俺「?」
リーネ「スイートポテトです。友中尉にも。その、お口に合えばいいんですけど」
俺「よろしいんですか?」
リーネ「はい。その、さっき友中尉に謝りに行こうと思ってたんですけど、やっぱり勇気が出なくて……。俺軍曹が取り持ってくださって本当に助かったんです。そのお礼に」
俺「……ありがとうございます。ありがたくいただきます」
リーネ「はい!では私はこれで」スタスタスタ

友「良かったな甘いもの好き」
俺「うるさい」
友「別に恥ずかしいことじゃないと思うがね」
俺「男が甘いもの好きなんて照れくさいじゃないか」
友「そーゆーもんか」
俺「そういうものだ」
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:28:24.20 ID:GgpJ6CQw0
友「いただきます」

俺「いただきます」

俺(肉じゃがか……)

パクッ

友「どーよ?」

俺「……美味い」

友「ほー。オレも少しいいか?」

俺「ああ、ほら」

友「あむっ。おお、こりゃ美味いな」

俺「ああ。美味い」

友「……」もぐもぐ

俺「……手作りの肉じゃがなんて初めてだ」もぐもぐ

友「……そうか」もぐもぐ

俺「こういうのが、おふくろの味というものなんだろうか」もぐもぐ

友「……かもな」もぐもぐ
16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:29:45.87 ID:GgpJ6CQw0
俺「ふぅ」
俺(さて、いよいよスイートポテトか)
俺(実はずっと気になっていた……)
俺(どんな味なのだろう)

パクッ

俺(う、美味い……!)もぐもぐ
俺(これは……美味い。リーネ曹長、ありがとうございます)もぐもぐ

ルッキーニ「……」じー

俺(む、少尉どのがこちらを見ておられる)
俺(なんだろう。もしかして……)
俺(このスイートポテトをご所望なのでは……)
俺(クッ……もし求められたら断わることなどできん……どうすれば……)
俺(見ないふり……いやそんな真似はできん!)ブンブン!
俺(クッ、気になってスイートポテトに手が出せない……)
俺(どうすれば……どうすればいい!?)

17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:30:25.90 ID:GgpJ6CQw0
俺(確認を、とるしかない……)
俺(そうだ。もしかしたらただ単に俺に用事があるだけなのかもしれない)
俺(うむ、そうだ。仮にも少尉どのともあろう方が人の食べてるものを欲しがるいやしん坊であるはずがない)
俺(反省せねばならんな)ガタタ
俺「少尉どの」

ルッキーニ「それおいしそーだなー」

俺「……」
俺(ズバリだ……)
俺「お食べに、なられますか……?」……ニコ

ルッキーニ「いいの!?」ぱぁっ

俺「ええ。自分は一ついただきましたので……。それに、甘いものはそれ程得意ではなく……」

ルッキーニ「ありがとー!」ばくばくばく

俺(ああ……。これで、良かったんだ……)
俺「美味しいですか……?」
ルッキーニ「うん!全部いーい?」
俺「……もちろん」……ニコ
18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:31:01.29 ID:GgpJ6CQw0
俺「ただいま……」ガタタ

友「おう、おかえり」

俺「……」フゥー

友「……」

俺「……」ハァー

友「あーっざってーな!ホラ!これやるよ!」ズイ

俺「これは、お前の分のスイートポテトじゃないか」

友「いーんだよオレも一個食ったしな。それにオレはお前と違ってマジで甘いの苦手だしな」

俺「友……」

友「あんだよ」

俺「ありがとう……お前が友達でよかった……」ガバッ

友「うわっ!テメェなにしやがる!寄るな!くっつくな!」
19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:31:42.37 ID:GgpJ6CQw0
俺「ふぅ」
俺(俺はいい友達をもった……)
俺(スイートポテト、美味かった……)
俺「ん?あれは……」

―――――

ルッキーニ「それでねー大魔神にスイートポテトもらったのー!おいしかったー!」
シャーロット「大魔神?ああ、今日来たやつか。ちゃんとお礼言ったか?」
ルッキーニ「いったよー!……たぶん」
シャーロット「やれやれ。そんじゃまた明日な」
ルッキーニ「うん!ばいばーい!」
ルッキーニ「ふんふんふーん♪」
ルッキーニ「あれは……大魔神だ!」
ルッキーニ「なにしてんだろ?」ジー

俺「……」
小鳥 ぴーぴー

ルッキーニ「な、なんと!」
20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:32:37.20 ID:GgpJ6CQw0
―――ここからルッキーニの妄想―――
俺『へっへっへ。こいつはツイてるぜ。晩飯ちょっと足りねぇと思ってたんだ。スイートポテトあげちまったからな』
小鳥 ピーピー
俺『ぐっへっへ。こいつぁ美味そーだ!いただきまー……』
小鳥 ピー!
―――ここまでルッキーニの妄想―――

ルッキーニ「あわわ、あたしのせーで……」
ルッキーニ「う、うぅー」
ルッキーニ「ダメーーー!」

俺「おや、少尉どゴハァ!」

ルッキーニ「だめだよー!食べちゃダメー!」

俺「しょ、少尉どの?一体なにを……」

ルッキーニ「その子食べちゃダメー!」
俺「……ああ」

ルッキーニ「うぅー!」

俺「食べませんよ」

ルッキーニ「ほぇ?」

俺「食べません。大丈夫ですよ」
ルッキーニ「……ほんと?」

俺「ええ。本当です」
21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:33:49.09 ID:GgpJ6CQw0
ルッキーニ「じゃこの子どうしたの?」

俺「ええ、どうやら巣から落ちてしまったようで」

ルッキーニ「あ……」

俺「戻してあげないといけませんね」

ルッキーニ「あたしが戻すー!」

俺「少尉どのが?」

ルッキーニ「うん!あたし木登り得意だから!」

俺「しかし、もう暗いですしもしものことがあったら……」

ルッキーニ「だいじょうぶだよー」

俺「……分かりました。ではこうしましょう。自分が少尉どのを肩車します。それならばギリギリ届くはずです」

ルッキーニ「肩車?」

俺「ええ」

ルッキーニ「……いいなそれ!」にへ

ルッキーニ「かがめー!軍曹!」

俺「了解しました少尉どの」ザッ
22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2010/09/26(日) 06:35:10.67 ID:oxRq7lph0
取り敢えず前スレ埋めてからにしようや
23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[]:2010/09/26(日) 06:36:07.48 ID:GgpJ6CQw0
俺「どうでしょう?」

ルッキーニ「うん、だいじょうぶ」

小鳥 ぴーぴー

ルッキーニ「もう落ちちゃだめだよー」

ルッキーニ「戻せた!」

俺「お疲れさまでした。ではまた屈みますね」

ルッキーニ「あ、ちょっと待って」

俺「はい。なんでしょうか」

ルッキーニ「……軍曹はいつもこんな位置でみんなを見てるんだなー」

俺「はぁ」

ルッキーニ「……よしいけー!大魔神発進だー!」

俺「だ、大魔神?というか発進ってどこに……」

ルッキーニ「どこでもいいー!走るんだー!はっしーん!」

俺「りょ、了解しました少尉どの!」バッ

大魔神5へ続く
最終更新:2013年01月28日 13:13