槍 3
5 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:16:40.37 ID:xhR5GGxdP
前スレ続きー
オクスタン
槍「さすが中佐、助かりますね…なら俺も…!突撃槍!!」
そう叫ぶと同時に彼の前方に円錐状の極大のシールドが形成され、そのままトップスピードで敵陣を貫いていく。
ネウロイもビームを放つが、尽くシールドに弾かれる。
不運にも先端に捕まったものは当然のごとく貫かれ、突撃に巻き込まれたものも弾かれてバランスを崩す。
そしてすぐさまミーナの射撃が、バランスを崩し単なる的となったネウロイを一機ずつ落としていく。
そして槍少尉は敵陣から少し距離をとった後シールドを解除し、反転してまた敵陣に突っ込んでくる。
ネウロイもビームを放つが、今度はやや小さめ、人間をギリギリ覆う程度のシールドを出しビームを防ぐ。それは何発ビームを受けても小動もしない。
先頭のネウロイに近づくと、彼はわずかに上方に加速を入れたあと体を前転させるように浴びせ蹴りを見舞う。
そのかかとには小さな球体のようなシールドがあり、それによる高速の打撃をうけたネウロイは、為す術も無く墜落し消滅する。
その場を離れると、今度はアームストライカーの加速で体を回転させ先程のように拳にシールドをまとい、その勢いで近くのネウロイに裏拳を放つ。
そして敢え無く吹っ飛ばされ、巻き込まれた2体ほどもまとめて墜落する。
ネウロイも負けじとビームを放つが今度はほとんどがアームストライカーによる高速の変則機動によりかわされ、
それ以外のビームも最小限の大きさのシールドで弾かれる。
あとはただ圧倒的だった。予測不能の変則機動で接近し、一方向の加速を回転力に変換、そのまま威力を増した
シールドをまとう四肢による直接攻撃で、ネウロイを次々と屠っていく。
7 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:20:48.52 ID:xhR5GGxdP
ミーナ「まさか…これ程とはね…」
もちろんミーナも何もしてなかったわけではない。槍少尉に注意が向いているネウロイを端の方から次々と落としていく。
だが少尉の撃墜スピードには到底及ばない。100体以上いたであろう小型機は、わずか10分ほどで残り20数機を残すのみとなった。
数が減ったことで戦法を変えたのだろう、少尉は今度は両手にブレード状のシールドを形成し、
時にビームを切り裂き、時にそのままネウロイをまっぷたつにする。
そして残りがニ体を残すのみとなり、ほぼ同時に最後の一体ずつを撃墜する。
槍「助かりました中佐。中佐が援護してくれたおかげで初撃を簡単に当てることができました。」
あれだけの激戦と高速機動をこなしても尚、少しばかり息を吐くばかりでそれほど疲れている様子はない
ミーナ「貴方の腕のユニットと固有魔法はそんな使い方もあるのね。いや、それが正しい使い方なのかしら。」
少し過去を懐かしむように彼は語る。
槍「…元々はこのアームストライカーはウィッチとしての寿命を終えてしまった同僚から託されたものです。
それまではシールドを用いて接近し、超至近距離からの銃撃でネウロイを攻撃していました。それなら外す心配はありませんし。
これを託され、まぁセンスもあったんでしょうね。次第に複雑な機動を自由に行えるようになり、
今の、シールドでぶん殴ったり蹴っ飛ばしたり、そんな戦闘スタイルに行き着きました。」
ふと、彼のスコアがわずか50機ほどだったことを思い出す。これほどのセンスがあればまさかアレだけの撃墜数ということはありえまい。
ミーナ「あの記録上のスコアは嘘ね…?」
槍「あの作戦に参加する前、そして帰還したあと各地を転々としながら稼いだスコアを数えればアレであっています。
ですが…ダンケルクでの連戦に次ぐ連戦で記録を付けている暇もなく…帰還後適当に申告することもできたでしょうが
そんなことをする気力もなく、一先ずそのままになっていた感じです」
思い出したくない過去なのだろう、少し顔をしかめながら、それでも平然を装う。
8 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:27:22.48 ID:xhR5GGxdP
ミーナ「でも、いくらかは覚えているでしょう…?」
槍「あそこでの戦闘だけですと…180機ほどまでは覚えているのですが、それ以上は…。同僚も死に、
避難者も攻撃にさらされ、そこからは無我夢中で戦闘をしかけ、途中力尽きました。あとは後日森の中で気絶している自分を発見したそうです」
ミーナ(記録にある、最後まで最前線で戦い続けていたウィッチ…それが彼ならばその場だけでも30機以上は落としているはず…
まさかカールスラントが誇るウルトラエース級のウィッチがここにもいたなんてね。)
坂本「ガガッ――ミーナ!大丈夫か!?こちらは目標を殲滅し帰還する途中だ。」
ミーナ「美緒?こちらは大丈夫よ。先行していた小型ネウロイを殲滅し超大型の襲来に備えているところです。
申し訳ないけど…準備ができ次第こちらに援軍に来てもらえる?」
坂本「ああ!すぐに向かう!――ガガ」
ミーナ「さ――きたわね…」
槍「でかいですね…」
目の前に全長数百もあろうかという巨大ネウロイが姿を見せ始める。
ミーナ「さてどうしましょうか?」
槍「俺は貴女の一番槍です。皆が来るまでは貴女を守ります。」
ミーナ「あんまりそういう恥ずかしいことをポンポン言わない方がいいわよ?」
少し顔を赤くしながらミーナは言う。
槍「でも実際時間稼ぐとしてもそれくらいしかないでしょう。俺が防御をします。隙をみて
攻撃をお願いします。」
ミーナ「わかったわ。行くわよ!」
10 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:34:01.88 ID:xhR5GGxdP
ミーナは上空にストライカーを飛ばし、頭部、と思われる部分に集中攻撃をかける。
ミーナ「外殻は普通、いや少し硬いくらいね。銃でも十分削れる…」
槍「中佐!!」
彼が叫んだ次の瞬間、ネウロイの頭部と思われる部分から極太のビームが射出される。
槍「ぐっ!!」バシュ
片方だけを厚くした巨大な三角柱のようなシールドでビームを横に受け流す。
ミーナ「だ、大丈夫!?少尉。」
槍「えぇ、なんとか…でも正面から受け止めるのは恐らく無理です。見たところ攻撃の前に一瞬間があります。
それをみてかわしたほうが良さそうです。なるべく一箇所にとどまらないように攻撃をしかけましょう」
ミーナ「…攻撃を仕掛けるのはいいけど私一人じゃたかが知れてるし撹乱にもならないわ。
大物用の隠し玉くらいあるでしょう?出し惜しみなんてしてられないわよ?」
槍「……わかりました。でも、決して正面には立たないでください。自分も攻撃に転じます。」
そういうと槍少尉は一気に上昇しネウロイ全体を見下ろせる位置に陣取る。
ネウロイは正面上空に位置する敵影に狙いを定めた。横からミーナが射撃による攻撃をかけるが全く動じる気配はない。
動きが止まるのを確認すると少尉は一気にネウロイに向けて加速を入れた。
大口径ビームの射線上を一気に疾走する。
ネウロイの極大のビームが放たれた。
11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:35:12.99 ID:or9AmZPa0
そーいやパティもシールドコントロールだったな
13 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:42:24.99 ID:xhR5GGxdP
ミーナは彼の名前を呼ぶと共にビームの射線上を見る、しかし少尉は真上に一瞬で軌道をずらし、ほぼスレスレで直撃を避けていた。
軌道をずらしても、彼の疾走は続く。そのまま残り数メートルの射程に入った後、体を捻り、アームストライカーで回転を加速する。
ランツェ
槍「投槍!」
その叫びと共に渾身の足刀が振り下ろされた。そのつま先には細長い円錐状のシールドが形成され、ネウロイの外殻に深く突き刺さる。
その瞬間、轟音と共に巨大なネウロイが小揺るぎした。
わずかながらネウロイの動きが止まる。
槍「さすがに、この程度じゃ大したダメージにはなりませんね…」
ミーナ「すごい…」
彼女は驚愕していた。自分ではまるでダメージを与えられなかった敵に、彼はわずか一撃で有効打を入れてみせた。
これならば、あの200機以上のスコアにも納得が行く。恐らく、中型程度ならば一撃で撃墜して見せるだろう。
ミーナ「援軍はまだなの…?」
だがこの超大型ネウロイには彼の一撃ですら致命打にはなりえない。
集団での撹乱により少しずつ外殻を削る、もしくはさらに大きな一撃で一気に粉砕するしか無い。
14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 05:43:27.70 ID:B5AgvOad0
やっててよかったドイツ語名称満載のスパロボOG
15 ヘタレ俺tuee[ドイツ語は響きだけでカッコいい] 投稿日:2010/10/15(金) 05:47:29.88 ID:xhR5GGxdP
その瞬間、期待に答えるように10機ほどのストライカーのエンジン音が耳に届く。
坂本「ミーナ!!無事か!?」
ミーナ「美緒!!」
ハルトマン「でっかいねー」
バルクホルン「そんなことを言っている場合か。」
エイラ「全く目障りな奴ダナ。さっきもデカイの倒したばかりなのに。」
サーニャ「エイラ、そんなこと言っちゃダメだよ。」
ミーナは顔を引き締める。
ミーナ「行くわよ。まずは連携して外殻を削りなさい!」
全員「了解!」
その瞬間伝説の部隊ストライクウィッチーズの一斉攻撃が始まった。ネウロイも敵が増えたことにより
通常のビーム、それでも十分に大きい、で弾幕を張り応戦する。それでも
四方八方からの銃撃、ライフルによる貫通弾、ロケットランチャーによる波状攻撃が外殻を少しずつ削っていく。
だが、
坂本「コアは奴のほぼ中心だ。このままちまちまと削り続けてもジリ貧になる。」
ミーナ「そうね…戦艦の主砲でもあればね…とも思うけど個人の武装じゃこれ以上は…」
16 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:54:21.28 ID:xhR5GGxdP
槍「……」
その時槍少尉が口を開いた。
槍「…手はなくはないです。」
全員が驚愕したようにその言葉に耳を傾ける。
槍「5分、いや4分でいいです。海上にあのネウロイを引きつけてください。」
攻撃を仕掛け続けているが、戦場はネウロイに少しずつ引っ張られ、内陸に近づいてきている。
このまま放置すれば上陸されるのも時間の問題だろう。
槍「海上に引きつけた後、1分ほどでいいのでネウロイを足止めしてください。
きっと、いや必ず、一撃で決めてみせます。」
ミーナはその言葉をゆっくりと噛み締める。
ミーナ「わかりました。皆さん、聞きましたね?私たちはこれより槍少尉のために時間を稼ぎます。」
バルクホルン「お、おいっ!ミーナ!」
ミーナ「いいのよね…?槍少尉…?」
クローネン・シュタッフェル ランツィーラー
槍「はい…! 王 冠 中 隊 の一番槍。 その名の由来を、ここに示します。」
17 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:57:22.90 ID:7I7JovkrP
前スレ忠誠の言葉がイイな
姫に槍とか剣とか盾を捧げる、
かっこいいぜ
18 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 05:59:08.41 ID:xhR5GGxdP
バルクホルン「王冠中隊…?」
坂本「一番槍…?」
ミーナは躊躇いもなく自分の経歴を示すその言葉を発した彼に対し、嬉しく思った。
もう過去にとらわれてはいない。それを示す彼の言葉。
だから、自分も彼を信じよう。
ミーナ「ともかく今は私を、いえ、彼を信じてください。」
槍「中佐、ありがとうございます。では…行きます!」
その言葉と共に、彼が空をぶち抜いた。いやそう形容するしか無いようなスピードで、
天空高く昇っていく。
ミーナ「皆さん!なんとしても上陸されないようにネウロイを押しとどめます!
総員!火線をまとめて敵の侵攻を止めなさい!」
他「了解!」
19 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:07:15.25 ID:xhR5GGxdP
――上空――
槍(ずっと忘れていたような気がする。互いに信頼し合い、そして互いが最善をつくす、
それだけで得られる高揚感。)
思えば、あの撤退戦に参加してから、ひたすら期待されるだけだったような気がする。
当たり前のように目の前のネウロイを殲滅することを課され、そして彼、いや彼らはことごとく答え続けた。
槍(思えば、隊長もそんな自分を心配してくれていたような気がする…)
(隊長「もっと気楽にやったらどうだ?誰も言わねーがこの撤退戦で全員が生き残れるなんて本気で思ってる奴なんざ
いやしねーよ。全員を守るなんて土台無理な話だ。俺達は突き詰めれば、100人のうち51人を生かせたならば
良しとしなければなんねぇ立場にいる。」)
槍「不謹慎だと食ってかかったっけなぁ…。」
結局覚悟を決め戦場に立つ人は、みな同じような覚悟をするのだろう。
上官とはいえ年下の少女ですらはるか昔にしている覚悟を、自分は何一つできていなかったことを、
彼はいまさらながら恥ずかしく思う。
彼はすでに雲を突き抜け、上空8千メートルの高さにいる。円錐状のシールドを展開し空気抵抗を減らし
四肢のストライカーを全力駆動させたそのスピードは、
少なくとも垂直上昇においては誰も付いていくことはできないだろう。
槍「あの時はこの辺からでもなんとかなったけど…今回は少し厳しいかな…」
そう言ってまだ速度を緩める気配はない。
槍「空が、綺麗だ…」
そして上空1万メートルの高さにたどり着く。
槍「ミーナ中佐!」
20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06:11:16.96 ID:JwJA2Ql7O
おもろい
ミーナのいちゃつき期待
21 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:12:41.18 ID:xhR5GGxdP
――海上――
槍「ガガ――ミーナ中佐!」
ミーナ「少尉!?」
槍「タイミングは任せます。ネウロイを完全に釘付けにして、その座標を教えてください。
俺の槍は必ずそこを貫きます。」
ミーナ「(槍…?)わかりました。座標は私が指示します!
皆さん、少尉の準備ができました!一斉攻撃!」
その瞬間皆が力を解き放った。小柄なウィッチ二人が突撃しネウロイの両端をぶち抜きバランスを崩させる。
巨大な機関銃を両手に構えたバルクホルンが、棍棒のようにそれらをネウロイに叩きつけ、
少佐が正面からビームごとネウロイに斬撃を届かせる。
ペリーヌが全力の雷撃を背部から打ち込み、次々と銃弾がその外殻に叩きつけられる。
ミーナ「今です少尉、座標は――!」
――上空――
槍(よし、行こう…)
そしてフワフワと浮きながら狙いを定め微調整し、両手を広げ目を瞑り、背後へ向かって倒れこんだ。
ちょうどバンジージャンプをするかのように、彼が垂直落下の加速度にさらされる。
その瞬間、四肢のストライカーが火を噴いた。上昇時と同じように、円錐状のシールドで空気抵抗を減らす。
だが上昇時とは違う、重力加速度も上乗せしたその速度は、上昇時のトップスピードを遥かに超えて加速していく。
そして雲を突き抜けると同時に、速度はほぼ音速に達した。
突き抜けた雲ではない、彼の背後に圧縮された水蒸気が尾を引き、ヴェイパートレイルが空に白線を引く。
22 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:18:24.93 ID:xhR5GGxdP
イチャつき最後にちょっとしかないからあんまり期待しないで
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――海上――
ネウロイに絶え間ない波状攻撃をかけながらも、ミーナはその幻想的な光景に目を奪われる。
青く鋭く尖ったシールドを纏ったウィッチが、背後に白線を引きながら天空高くから雲を突き抜けてくる。
ミーナ「青い刃に白い柄、まるで空色の槍のよう…」
槍(座標にほぼ誤差はない…。これならコアを確実に打ち抜ける…)
彼はその速度の中無理に体を捻り、ほとんど速度を殺さずに半回転した。
その際、渾身の蹴り下ろしをとどめとばかりにシールドに上乗せする。
この槍が彼の異名の由来。いかなるネウロイも、一撃のもとに刺し穿つ、王冠中隊の一番槍。
その名は――
ヒンメル・ランツェ
槍「 天 槍 !」
その瞬間、音速を超える槍が、巨大なネウロイの直上から穿たれる。
天を貫く槍はネウロイを完全に貫通し、そのまま海面を叩く。
その瞬間数百メートルにも及ぼうかという巨大な水柱が上がる。
水柱が消え去るとほぼ同時に、中央に大穴を穿たれ、コアの消し飛んだネウロイが霧散していく。
戦闘が終わった。
23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:19:07.00 ID:oExg7ceU0
ヴェイパーコーンとか
シャーリー形無しwww
24 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:25:34.75 ID:xhR5GGxdP
正直ヴェイパートレイルを柄に見立てた槍が思いついたからこんなん書いてたりする
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宙を舞うウィッチーズたちは、目の前の恐怖が去ったことに安堵し歓喜した。
しかし、空中にも海面にも、彼の姿がない。
ミーナ「少尉!槍少尉!!無事なの!?」
反応はない。海面に叩きつけられた時もシールドはあった。粉々になっているようなことはないだろうが、
無事と断じられるほど楽観できるような状況でもない。
ミーナ「少尉!!少尉!!」
だが答えはない。彼女の顔が恐怖で歪む。すぐさま叩きつけられた海面近くに降り立ち、必死に呼びかける。
他の隊員も近くに降り立ってくる。
その時、ようやく見慣れた顔が浮き上がってきた。
槍「はぁ…はぁ…はぁ…ゲホッ!」
ミーナ「生きてた…!生きてた…!槍少尉!」
槍「すいません…ちょっと助けてもらえますか…?体力も魔法力もちょっと限界でして…」
そんな一言に苦笑を浮かべながら、みんなで彼を引き上げ、そのまま近くの砂浜まで運んだ。
25 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:31:23.05 ID:xhR5GGxdP
ミーナ「もうちょっと上手くやれなかったの?海面に叩きつけられ時はさすがに焦ったわよ。」
槍「いえ…確実に貫くために、少し高度を上げすぎたみたいで…減速が間に合わなかったんです。
いつもは、ネウロイを貫通した後急減速して半球状のシールドをクッションにして着水するんですが、
今回は速度が普段より速かったのと、加えて思いのほかネウロイから海水までの距離が近かったので
シールドの形成も間に合わなくて…」
ハルトマン「トゥルーデがあんなに思いっきりぶっ叩くからじゃない?あれでだいぶ高度下がったじゃん」
バルクホルン「わ、私のせいか…!?仕方ないだろう!あんな無茶な方法で倒すとは思わなかったんだ!」
ミーナ「そうね…確かに無茶が過ぎるわ少尉。今後あの技は十分な高度を取れている時だけにしてください。
いえ、取れていたとしてもあれは私が許可を出したとき以外はやらないで頂戴。
あれでは貴方の命がいくつあっても足りません。」
槍「ですが…!?」
ミーナ「………。」
槍「わかりました…。」
他「………。」
シャーリー「なぁ?なんか槍がやけにミーナに従順というか、仲良くなってないか?」
坂本「仲が良くなるのはいいことじゃないか。」
槍「そうです。中佐は自分に答えをくれました。だから、自分は中佐の一番槍となり、
どんな時も、中佐の望むがままに力を奮います。」
26 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:36:59.31 ID:xhR5GGxdP
シャーリー「一番槍…」
バルクホルン「望むがまま…」
ハルトマン(ニヤニヤ)
リーネ(カー///)
ペリーヌ「お熱いことですこと…」
宮藤「ちょ、ちょっとペリーヌさん!?」
ミーナ「そ、そんなんじゃないわよ…別にそういうのじゃなくて…!」
槍「違うんですか……?」
ミーナ「!?!?!?………違、わないわよ…」
坂本(おぉ)
バルクホルン(ふむ)
ハルトマン(うわぁ)
ペリーヌ(まぁ)
シャーリー(おーおー)
ルッキーニ(うじゅー)
エイラ(フムフム)
サーニャ(ワーワー///)
リーネ(キャー///)
宮藤(ワクワク)
ミーナ「皆さん…?何かいいたいことでも?」
全「いえ、何も」
27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06:38:52.68 ID:JwJA2Ql7O
ほぅほぅ
28 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:43:25.88 ID:xhR5GGxdP
ミーナ「それでは帰投します。槍少尉の方は…」
坂本「ミーナが運べばいいじゃないか。」
ハルトマン「そうそう。」
槍「いえ…自分は別に。少し休めば一人でも何とか…」
坂本「運んでやったらどうだ?」
バルクホルン「運んでやれよ」
ハルトマン「運んであげたら?」
ペリーヌ「運んであげたほうがよろしいと思いますが」
シャーリー「運んであげなって」
ルッキーニ「運べー」
エイラ「運んでヤリナヨ」
サーニャ「運んであげた、ほうが…」
リーネ「置いていくのは可哀想ですし…」
宮藤「中佐!頑張ってください!」
槍「……中佐?」
ミーナ「もう…!わかったわよ!」
他「じゃ、私たちはこのへんで」
ハルトマン「ごゆっくりー」
29 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:51:16.87 ID:xhR5GGxdP
後には二人だけが残された。気まずい雰囲気に負けたかのように彼が声をかける。
槍「あの…中佐?」
ミーナ(全く…またそんな顔を…)
超大型ネウロイを一撃で仕留める人間が、こんなところで不安そうに自分を見上げている。
ミーナ「さ、帰りましょう。掴まりなさい。」
彼は恐る恐る彼女に手を伸ばす。
戦う意味を示して、その力の矛先を自分が決める。たったそれだけの事のはずなのに、
恐らくこの人は自分の全てを私に預けようとしている…。わかっているのだろうかその意味が。
でも、それは酷く重いモノのはずなのに、なぜか支えてあげなくちゃならないと強く思う。
槍「申し訳ありません、中佐…」
でも自分がこんなにもドギマギしているというのに、ひたすら慄くだけというのは酷く気に食わない…
ミーナ「そうね。主君と騎士のような関係になったわけだし、私のことはもう名前で呼ぶといいわ。」
槍「!?!?えぇ!?」
ミーナ「あのとき大佐の地位も用意されてたんでしょう?なら私よりも階級は上だったはずじゃない。
そもそも貴方の方が年上でしょ?年下の女に一方的に呼び捨てにされて恥ずかしくないの?」
槍「いえ決してそんなことは…なら…ミーナ中佐と…」
この期に及んでこの人は…
ミーナ「……」
だから、ちょっとした意地悪をしたくなる。
槍「ミーナ…さん?」
ミーナ(そんな必死になって…)
ミーナ「……まぁ今はそれで由としましょう。」
もう駄目だろう。自分はもうこの人に惚れている。この弱さも強さもすべて引っ括めて愛しいと思う。だから…
彼女は彼の頬に手を添える。
槍「……ミーn!!?」
ずっと支えていく、その誓いと、精一杯の感謝を込めて口づけをした。
――Fin――
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:52:21.37 ID:oExg7ceU0
いい話だった
乙
31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06:54:18.65 ID:JwJA2Ql7O
乙
あんまいちゃつきなかった……
33 ヘタレ俺tuee[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:56:57.61 ID:xhR5GGxdP
やったー終わったー
完璧超人の俺tueeより精神的に弱いほうが書きやすかったのでこんな男になっちまったぜ
>>31
イチャつきもデレも少ないっていったじゃないですかー
でも思いついたらアフターエピ書くかも、ミーナの嫉妬とかそんな辺りをクローズアップして
34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06:57:01.61 ID:B5AgvOad0
いやいやこれで十分だ、乙
貫徹した甲斐があったというもの
35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 06:57:47.55 ID:B5AgvOad0
あ、でもアフター書いてくれるなら読むよ!もちろん!
36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:59:02.07 ID:7I7JovkrP
>>23
イェーガー氏の偉業は「水平」飛行で音速を突破した点にある
垂直落下でなら、充分な高度と、空気抵抗に耐えられる強度さえあればいい
極端な話、エンジン積まなくても良いくらい
実際、非水平飛行ならレシプロ機でも音速を突破した例はある、らしい
37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 06:59:57.28 ID:7I7JovkrP
乙
ここ最近で一番良かった
38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 07:01:32.39 ID:oExg7ceU0
>>36
そういうこまけぇ事言ってんじゃなくてよ・・・
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/10/15(金) 07:04:11.96 ID:JwJA2Ql7O
さてミーナのアフターストーリーでも期待しながら
飯でも食うか
40 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/10/15(金) 07:04:42.27 ID:7I7JovkrP
ようは、速さは結局シャーリーが一番だってことだ
最終更新:2013年01月28日 14:27