これは本編とちょっとだけ(設定のみ)しか関係ありません**
1944年 某日 ノイエ・カールスラント 研究所隣接病院
俺「えーっと…風邪には尻に葱を入れるといい…?」
時は
ガリア開放から数日後
俺はガリアでの夜間単独戦闘の末、撃墜され、救済されてノイエ・カールスラントに戻り病院のベットで休暇を楽しんでいた
俺「うさんくせぇ…表紙は…『カールスラント式! 応急処置百貨』」
ウルスラから入院の際暇をもてあますだろうと本をいくつか貰って読んでいるがどれも
専門書か微妙なのばかりであった…
俺「流石にえっちい本は頼めないしなぁ…」
「トリック・オア・トリート!」
俺「…」
急に開かれた扉から出てきたのは、カールスラント軍服の上に白衣を着て健康的な生足を出した
カボチャ頭の変人だった
俺「シュールだ…」
ウルスラ「…付き合ってくれても良いじゃないですか」
俺「やるなら服も徹底的にやるんだったな」
ウルスラ「カボチャを繰り抜くので大変でしたので…」
かぶっていたカボチャを脱ぎ、気恥ずかしそうにベットの隣にある簡易的な椅子に座る
ウルスラ「容態はどうですか?」
俺「悪くは無いな、まだ歩くのは辛いが手は動かせる」
ウルスラ「そうですか、ところで俺さん トリック・オア・トリートです」
俺「なんだそれ?」
ウルスラ「
アフリカの北にある地方での習慣でお菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞって意味らしいですよ」
俺「へ~」
ウルスラ「…俺さんはお菓子を持ってるようには見えないので悪戯しましょう」
俺「ん、どんな悪戯だ?」
そう聞くとウルスラは白衣のポケットから怪しい液体の入った透明な小瓶を取り出す
ウルスラ「これを飲んでもらいます」
俺「…なあ、それ飲むとどうなるんだ?」
ウルスラ「これは睡眠薬ですから安心してください、その間に悪戯は済んじゃいますので」
俺「何する気だよ!?」
ウルスラ「え…」///
俺(何故頬を赤らめる…いろんな意味で危険だ、ここは打開策を)
ウルスラ「観念してください俺さん、入院患者は寝ているものですよ」
俺「あ、ああ!見舞いで貰った品だけど飴があるからあげよう!」
痛む体が自身の危機を察知してか、感覚を多少麻痺させてくれ無理やり体を動かして飴を取り出す
ウルスラ「…」チッ…
俺「なぜ残念がる…舌打ちも聞こえた気が」
ウルスラ「気のせいですよ、では俺さんも言ってみてください トリック・オア・トリートって」
俺「と、トリックオアトリート…?」
俺の言葉を聞いた瞬間にウルスラは表情を変えずに貰った飴玉を口に入れた
ウルスラ「今私はお菓子を持っていません」モゴモゴ…
俺「いや、口に飴玉を放り込んで言われても…」
ウルスラ「この飴が欲しいんですか?私は構いませんが…」
ウルスラが上目使いで顔を近づけてくる
俺「い、いや、悪戯しちゃうぞー!」
ウルスラ「はい、ではどうぞ」
俺「いや、どうぞって…」
ウルスラ「悪戯してくれなければ、この飴玉をあげなければいけません」モゴモゴ…
俺(あれか?これは脅迫に近いのか?ええい、ままよ!)
俺「と、とりあえず俺を背にベットに座ってくれないか?俺は上半身を動かすので手一杯だから」
ウルスラは言葉通り俺に背中を向けてちょこんと座る
ウルスラ「何をする気ですか?」
俺「悪戯の定番だ、さて寡黙なノイエ・カールスラントの頭脳はどんな声を上げるかな?」
俺の手はウルスラの脇腹に手をあてて、5本の指を細かく動かし、くすぐる
ウルスラ「あ…ひゃぅ…ん…ぁ…」
俺「どうだ?くすぐったいか~?」
ウルスラ「ぃ…あ、ぅ…ひぁぃ…んあ…お、俺さん…」
俺「どーしたよ?」
ウルスラ「もっと…ぅん!…上…を」
俺「上?」
ウルスラ「上に行かなきゃ飴の刑です…ぁ…ぃ…」
俺(なーんか違う気がするなぁ…まあ飴よりは良い、ハズだ…多分)
脇腹をくすぐっていた手を更に上に持って行き、ウルスラの脇をくすぐる
ウルスラ「あ、ぁ、ぁ、…いい…です…」
俺「あのー、ウルスラサン?なんかこれ思ってたのと違う気が…」
ウルスラ「ん…ん…私…のぉ…なまぁ、え…忘れちゃい…ましたか…」
俺「あ、いや…」
ウルスラ「酷い…人…ぃぁ…ですね、ちょっと会わない間…にぃ!?忘れるなんて…」
俺「う、ウーシュ?これは違う気がするからそろそろ止めに…」
ウルスラ「ダメ…ぇ…もうちょっと…も…いう!?もうちょっと前に…」
俺「ま、まえ!?」
ウルスラ「動かさないと…飴を…いっぱいあげます…よ…」
俺(飴は一つしかないだろ…というかなんか色っぽい声で気分が暖かいというか頭が保温されてる感じがして…)
ウルスラ「お…れぇさ…ん…き、て…くだぁ…さぃ…」
俺「は、はい!?行かせて頂きます!?」
脇をくすぐっていた手がそのまま前進してウルスラの小さな膨らみの横に到達した直後
ウルスラ「ぃぅ!?」
ウルスラは大きな声で背中を仰け反らせ
俺「ぶぉあああ!?」
俺の顔面へ後頭部を全力でぶつけた
俺「い、いってぇ…」
ウルスラ「だ、大丈夫ですか俺さん…」
俺「ああ、とりあえず大丈夫…鼻血を…」
鼻からでた血を布で抑えて、とりあえず安静にする
俺「なんであんな事しようと思ったんだ?」
ウルスラ「『カールスラント式! 季節ネタ百貨』に載ってたので…」
俺(その本事実なんだろうが、なぜこんなに胡散臭いと思うのだろう…)
ウルスラ「それに、私も毎日病院に来れるわけじゃありませんからね 今は研究もありますから」
俺「そっか、忙しい中ありがとうよ、ウーシュ」
血の付いてない左手でウルスラの頭を撫でる
ウルスラ「それと、もう一つ持ってきた物があるんです」
撫でられていた頭を上げて、病室から一旦廊下に出て、少ししたらまた戻ってきた
俺「これは…なに?」
とりあえず聞いてみる
ウルスラ「ノイエ・カールスラントの北にある地方から取れるパイナップルという果物で作ったケーキです」
俺「ほー」
ウルスラ「あと研究所の方々にお見舞いの品はこれでつくったサラダが良いと薦められたので作ってきました」
俺「パインケーキとパインサラダか、豪勢だなぁ」
ウルスラ「ケーキのほうはマニュアルがあったので良かったのですがサラダは教えて頂きました」
俺の目の前に輪状のパインが乗ったスポンジケーキとカボチャまで入っているであろうパインサラダが並ぶ
まずサラダにあるカボチャにフォークが刺さり、ウルスラはそのフォークを俺の顔に向ける
ウルスラ「研究所の方々はこうやって食べさせるのが良いと言うので、どうぞ」
俺「…自分で食べれるよ?」
ウルスラ「どうぞ」
俺「あの…」
ウルスラ「どうぞ?」
俺「はい…」
俺はしぶしぶと向けられたパインサラダになぜか入っていたカボチャを食べる
ウルスラ「どうですか?」
俺「ん~味はなんとm…ごほ…!」
ウルスラ「どうしました?」
俺「な、なんでこんなに苦い…というかオイルの香りが…」
ウルスラ「研究所で作りましたからね」
俺「せめて調理台でやってくれないかな!?オイルが喉に… ごっほごっほ…げぇーっほ、げふぉげふぉ!?」
その日は俺の容態が急変したため、急遽休みを取り微笑んでいる様な気がする表情のウルスラの看護の元
ずっと俺はオイルの臭いが鼻と喉につき咳き込んだとかなんとか
番外編 オワリ
最終更新:2013年01月28日 14:53