14 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20:13:50.01 ID:epHujB7C0
>>10
エイラさんあざーす
俺「ストライクウィッチーズだっていいじゃないカ」 >>617から
~前回までのあらすじ~(BGM:
次回予告のあのラッパのやつ)
ネウロイに急襲され、基地を守るために禁止されていた機能『オーバーブースト』を使用する俺。
ネウロイを圧倒する力を見せるもその負担は大きく気絶し海へ落下してしまう。
使い魔の助言を得て次こそは、と意気込むであったが、エーリカに両機の危険を考えなかったことを指摘される。
苦悩する俺の叫び声が基地に木霊するのであった……。
15 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20:15:47.30 ID:epHujB7C0
ドアの前に立つだけでドキドキしてくる。落ち着かないと。深呼吸をする。
思い切ってドアを開けた。
宮藤「あ、あのっ!俺君!」
俺「ほわあ!?」
俺君がベッドの上で三点倒立をしてた。
宮藤「えっと、あの、また後で来るね……」
俺「待って待って目をそらさないで」
宮藤「えと、何やってたの?」
おそるおそる聞いてみた。
俺「いや、なんか悩んだときは倒立すると閃くよって昔近所のおまわりさんが言ってて……」
俺君がベッドに座って小さくなる。なんだか可愛い。
宮藤「ふふっ」
俺「!?」
16 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20:27:23.80 ID:epHujB7C0
俺「ハナデワラワレタ…」
しまった。
俺君がさらに小さくなった。
何て言って励まそうか考えてると、俺君が呟いた。
俺「それ……」
宮藤「え?」
俺「腕……、折れたのか?」
俺君はうつむいたままだ。
私の腕には、ギプスが付けられていた。
宮藤「あ、うん。でもヒビが入ったくらいだって先生が」
あの時、ネウロイの攻撃で壁が崩れて私とルッキーニちゃんに降り掛かった。
正直、本当に死んでしまうと思ったし普通なら死んでたんだろう。
もし、私達が『ウィッチ』じゃなかったら。
無意識に魔法を使っていたらしく、瓦礫が直撃したけど骨折程度で済んだ。
17 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20:29:52.73 ID:epHujB7C0
宮藤「みんなの治療をしてたら魔力が切れちゃって、えへへ」
負傷者は出たけど、全員大した怪我じゃなくてよかった。
俺「……」
宮藤「俺君?どうしたの、どこか痛むの?」
俺君の肩が震える。
顔を覗き込もうとした瞬間突然俺君が立ち上がり、壁の前に立った。
そして、
俺「ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
叫びながら、壁に思いっきり頭を打ちつけた。
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20:41:36.89 ID:YHp4zo3eP
お、主人公じゃないか久しぶりだ支援
19 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20:45:09.31 ID:epHujB7C0
宮藤「きゃ!」
反動でそのまま床に倒れそうになるのを慌てて抱き止める。
宮藤「お、俺君大丈夫!?」
俺君はフラフラと立ち上がりまた壁に向かう。
宮藤「やめて!!」
俺君の肩がびくっと跳ねる。壁にゆっくり頭をつけると、また体が震えだした。
俺「…う、ぐすっ」
涙をこらえるているんだろう。
いつもよりも、俺君の体がずっと小さく見える。
俺君の背中に、そっと手をあてる。
震えや、熱が直接私に伝わってくる。
20 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 20:48:31.68 ID:epHujB7C0
宮藤「俺君は……みんなを守ってくれたんだよ?俺君がいてくれたから……」
俺「ぐっ、ずず……」
背中に耳をつけてみる。さっきよりも、もっと濃く伝わる熱と震え。
そして、力強い心臓の鼓動。それらをもっと感じたくて、目を閉じる。
宮藤「守ってくれて、ありがとう」
俺「――――――――!!」
21 名前:俺「―――――――ッ!」だとバキっぽいから直前で変更した。いい判断だったと思う。[] 投稿日:2011/02/08(火) 20:51:50.85 ID:epHujB7C0
――俺君の泣き声が部屋に響き渡る。
――それが止むまで、私はずっと俺君の背中に寄り添っていた。
22 名前:主俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21:00:41.42 ID:epHujB7C0
宮藤「ねえ、俺君」
俺「何?」
宮藤「こうしてると、嫌?」
俺「……嫌じゃない」
宮藤「じゃあ、恥ずかしい?」
俺「……少し」
宮藤「そう、じゃあもう離れるね」
俺「……もうちょっとだけこのままがいい」
宮藤「私でいいの?」
俺「宮藤がいい」
宮藤「……俺君の心臓、凄くドキドキしてる」
俺「う……」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/08(火) 21:03:28.34 ID:iRMDdye70
俺の心臓もドキドキしてきた支援
24 名前:主俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21:04:23.59 ID:epHujB7C0
宮藤「あ、そういえば……」
俺「え?」
宮藤「このあいだ、訓練中にシャーリーさんと抱き合ってたよね?」
俺「………」
宮藤「あ、さっきよりもドキドキしてる」
俺「見てたの?アレ。」
宮藤「うん。見ちゃった」
俺「えっと……シャーリーさんフラれちゃったんだってさ」
宮藤「え?」
25 名前:新ジャンル「小悪魔ヨシカ」} どうでしょう 誰か書いてくれ[] 投稿日:2011/02/08(火) 21:08:05.56 ID:epHujB7C0
俺「誰に、とかはちょっと言えないけどさ、それで胸貸してくれって言われて」
宮藤「……」
俺「って、すげえ嘘くさいけどさ。本当なんだ」
宮藤「なーんだ、そうだったんだ」
俺「信じてくれるのか?」
宮藤「うん、俺君のこと信じたいから」
俺「ありがとな……。あ、フラれた事は他の人に内緒にしといてくれよ?」
宮藤「うん、もちろん」
俺「えと、あとさ。」
宮藤「なに?」
俺「冷静になってきてこの状況がだいぶ恥ずかしくなってきた……」
宮藤「え、あっ……」
26 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21:14:54.94 ID:epHujB7C0
宮藤がパッと離れる。
宮藤「あ、あの、今のは、その、ね?えっと」
振り向くと、顔をこれでもかと赤くした宮藤と目が合った。
ほんの一瞬だけ見つめ合って。ハッとして慌てて目を逸らす。
宮藤も同じタイミングで目を逸らした。
俺「うあ、いや、その、うん、わかってる」
何を分かったんだ俺。
宮藤「あ!私ごはんの支度しないと!」
俺「う、うん。そうなんだ。が、がんばってね?」
宮藤「じゃ、じゃあ、またね!」
俺「おっおう!」
28 名前:主人公っぽい俺[] 投稿日:2011/02/08(火) 21:24:37.00 ID:epHujB7C0
よくわからないやり取りの後、宮藤は廊下へ飛び出していった。
体から力が抜け、ベッドに倒れ込んだ。
なんていうか、よくわかんないけど。悩んでたことも吹っ飛んで。
ごちゃごちゃしてた頭の中も真っ白になった。
心に絡まってたあらゆる糸がふっきれたような、そしてそこに温かい風が吹くような心地良さを感じていた。
俺「なんか、いいな……」
ふと、右手が熱くなるのを感じた。
魔力の流れ道が治ってきているのかもしれない。
一番護りたい人を、護りきれなかったこの手。
そのまま拳を握り、天井に向けて腕を伸ばす。
俺「……次こそは、全部護りきってやる」
右手がほんのり青く光った。
298 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 22:40:32.24 ID:i+NwGCKx0
扶桑皇国軍歌「必殺・思い出ダイヤリー言葉攻めのチカラ」}
309 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:00:58.86 ID:nPI5aB/n0
で、ちょくえだちゃんの『必殺・思い出ダイヤリー言葉攻めのチカラ』はいつ発売すんの?
315 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:04:33.05 ID:nPI5aB/n0
ちょっとSW世界のアニメイト行って予約してくる
ちょっと行ってくるわ。
318 名前:>>315 俺のも買っといて[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:07:32.51 ID:6uXFhA9I0
自身の不甲斐なさに憤る俺。
そんな俺を優しく救ったのは、宮藤だった。
宮藤の誤解も解け、急接近する二人の距離。
優しい彼女を護るため、俺は決意を新たにする。
俺「……次こそは、全部護りきってやる」
俺は、彼女たちを守れるのか。
それはまだ、誰にも分からない。
319 名前:渾身のネタが無反応だった時のお腹の痛さは異常 子供でも生むのか俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:12:41.75 ID:6uXFhA9I0
俺が目覚めてから数日後、過度の運動は禁止という条件付きながらも復帰した。
復帰後の初任務はというと、
俺「始末書……ってどうやって書くんすか?」
エーリカ「ふっふっふ、私が教えてあげよーう。私ほどになると好きなお菓子について考えながらでも書けるようになるのだー」
俺「それは……凄いのかダメなのか分かんないっすね」
エーリカ「まあ一度考えてた事をうっかり書いちゃってミーナにめちゃくちゃ怒られたけどね」
俺「出来てないじゃないですか!完全にダメじゃないっすか!」
エーリカさん指導のもと、オーバーブースト無断使用についての反省文やら始末書やらを書いていた。
320 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:14:42.83 ID:Qp2n4IAB0
わかる・・・
支援
321 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:15:59.44 ID:AsWac9bJ0
どんまい
でも分かんないんだ、ごめんな…
支援持ってけって
322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:16:16.81 ID:ph6HuOo90
痛みを快感に変えるトレーニング 毎週火曜13:00~
支援
323 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:17:20.43 ID:nPI5aB/n0
安心しろ俺なんて投下するたびにその痛みを味わってるから
支援
324 名前:俺、強くなるんだ。だだすべりにも負けないくらいに。[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:19:24.70 ID:6uXFhA9I0
学校じゃあ優等生では無かったけどそれなりに真面目で通ってた俺には結構凹む作業だ。
俺「反省文書かされるなんて今まで一度も無かったんだけどなぁ」
エーリカ「ん?そうなの?意外だよ」
俺「そうっすか?禁止されてる事をやろうなんて絶対しなかったっすよ。今も好き好んでしようとは思わないですけど」
エーリカ「ふーん、信じられないなあ。あの戦い方を見ちゃうとなー」
エーリカさんが飛び乗るように俺の机に座る。
俺「ああちょっとー、始末書少し折れ曲がっちゃったじゃないすかー」
俺の苦情を全く気にする様子もない。
325 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:20:16.21 ID:SyZ5xO2rO
俺は変態だから快感だよ
支援
326 名前:おかしい…俺は基本Mだったはずなのに気持ちよくないぞ……[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:23:56.86 ID:6uXFhA9I0
エーリカ「あんな格闘戦、リスクを嫌う人はなかなかやらないね」
俺「そうなんすか?ところで始末書って折れちゃっても大丈夫なんすかコレ」
エーリカ「ダメじゃない?」
あっさりと。
俺「ちょっとおおお!また書き直しじゃないっすかあああ!」
エーリカ「やっぱり俺は戦闘になると熱くなるタイプだねー。たまにいるんだ、そーゆー人」
嘆く俺には目もくれず、エーリカさんは飄々と語る。
俺「もー、これ隊長大目に見てくれないかなぁ……」
エーリカ「諦めて書き直そーよー。私もうお腹ぺこぺこだよー」
俺「誰のせいだと思ってんすか!」
327 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:28:23.41 ID:ASgm7fLP0
一つだけ言っておこう
gdgd言うなら投下してからにしろ
無言で耐えてこそ痛みが血肉の一分となるのだ
328 名前:>>327 教官……![sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:30:47.79 ID:6uXFhA9I0
エーリカ「え、そりゃ命令違反をした人のせいだよ?」
俺「ぐっ、何も言い返せない……」
結局また始めから書き直すことにした。
書き終わった頃には日が傾き始めていた。
俺「終わった……。んじゃコレ隊長によろしくお願いします」
書きあがった始末書をエーリカさんに渡す。
エーリカ「はーい、おっつかれー。どれどれっと……」
エーリカさんがそれを読む。
俺「あ、ちょっとなんで読んでんすか」
エーリカ「いーじゃん別にー。それにしてもなかなかはっちゃけた事書いてるねー」
330 名前:名前欄で遊び過ぎだってお姉ちゃんに怒られた[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:35:48.83 ID:6uXFhA9I0
俺の書いたそれは、始末書というよりも『オーバーブースト』の使用許可嘆願書だった。
俺「えっと、反省してない訳じゃないです。あの行動は正しかったかどうかもやっぱり分からないです」
エーリカ「だけど?」
エーリカさんは笑っている。きっと俺の考えてる事を分かってるんだろう。
俺「あれは、俺の新しい翼になるかもしれないんです」
俺「運が良かった。オーバーブーストを使って周りに被害が及ばず、俺も少しのケガで済んだんですから」
エーリカ「そうだね、テスト機とはいえ未完成品を使ったようなもんだから」
俺「だったら、俺はそれをチャンスと考えることにしたんです。使用しても大丈夫と分かったなら、後は使いこなせれば問題無い。って考えたんです」
331 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:40:35.47 ID:6uXFhA9I0
エーリカ「なるほど、生意気な考えだ!」
俺「うっ、分かってはいますけど……」
エーリカ「なんてねー。私は好きだよ?そういう考え」
エーリカ「でも、本当にできるの?見た感じかなりの量の魔法力を制御しなきゃいけないんじゃない?」
俺「やってやります。器用さには自信がありますから」
エーリカ「ほっほー、言ったなー?じゃあ出来なかったら私にお菓子半年分買うよーに。良いね?」
俺「なっ!?良いわけないじゃないっすか!」
エーリカ「上官命令は絶対だぞー。にゃっははー」
俺「理不尽だー!権力乱用だー!」
既にエーリカさんは部屋から駈け出ていて、俺の抗議が届く事はなかった。
俺「え、駄目だったら本当にお菓子半年分買わなきゃ駄目なのかな……」
窓の向こうでは、ロマーニャの海に太陽が沈み始めていた。
332 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:46:16.86 ID:6uXFhA9I0
~次回予告~
整備俺に泣きつくルッキーニ。
整備俺はネウロイ襲撃以来、
初めてシャーリーと言葉を交わす。
二人の関係はどうなるのか、まったくわからない。
次回「整備俺のヘタレ」}
また明日も見てほしいんダナ
335 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:48:15.80 ID:Czamp4Ev0
乙
そして投下は明日か
早い仕事だな素晴らしい
336 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:48:48.58 ID:ph6HuOo90
乙
明日まで13分弱か……
337 名前:主人公っぽい俺[sage] 投稿日:2011/02/09(水) 23:48:54.34 ID:6uXFhA9I0
今日はここまでです。支援ありがとうございました。
明日も今日と同じくらいに投下しようかなと思ってます。
よかったら見てください。
あとwikiのほうをちょくちょく改編したりしてます。
オーバードライブ→オーバーブーストとか。
最終更新:2013年01月28日 15:43