――――翌朝

 ・・・俺は目を覚ました。昨夜は電気を消して目を瞑ったらすぐに寝ちまったようで、
夢を見た記憶はなかった。疲れてたんだな。シャーリーの運転のせいで。

まだもうちょっと眠っていたいが、寝坊するとバルクホルンに怒られるからな・・・
起きなければ。
そう思って目を閉じたまま身体を少し動かしたら、

「ひゃんっ!?」

という可愛らしい声がすぐ近くから聞こえてきた。

俺「ん?」

目を開けたら、俺の目の前には、

サーニャ「・・・///」

顔を赤くして、少し困ったような表情のサーニャがいた。

サーニャ「・・・俺さん///」

俺「・・・サーニャ、おはよう」

サーニャ「おはようございます・・・」

 ・・・あれ?

昨日一緒に寝たっけ?そんなはずない。なんでサーニャがここに?

 ・・・このときは寝ぼけていて正常な考察ができていなかった。
普通ならもっと驚いて叫んだりするはずなのに。

俺「・・・えっと、なんでサーニャがここに?」

サーニャ「あの、その質問に答える前に・・・///」

俺「ん?」

サーニャ「手・・・///」

手?
サーニャの顔から少し視線を動かす。

俺「!?///」

 ・・・妙に温かいと思ったら・・・。

俺「す、すまん!///」バッ

顔が熱くなるのを感じた。

いつのまにかサーニャの胸に手を乗せていたようだ。
温かくて柔らかかった・・・じゃなくて!眠気が全部吹っ飛んだ。

 ・・・サーニャの服装を見てみたら、昨日買った例のパジャマじゃねーか。可愛い。

サーニャ「・・・俺さん、じろじろ見ないでください///」

俺「っ・・・///」

真っ赤な顔のサーニャが言った。

サーニャ「・・・えっち///」

 ・・・冷静に考えたらサーニャが勝手に俺のベッドの中に入ってきたのに、
この言い草は・・・はっきり言って理不尽なのだが、
この時の俺は、

俺「・・・///」

やっべぇ、凄く興奮してきた。
 ・・・そう思った。

 ・・・偶然とはいえ胸を触ってしまった上に、
こんなに可愛い服装を見せてくれて、さらに顔を真っ赤にしながらの今の発言。

下半身に、急激に熱が入ってくるのを感じる。
今までにないくらい硬くなってる気がする。

 ・・・こんなものサーニャに見せられない。

そう思い、サーニャの反対側を向くように身体を回転させたのだが・・・

サーニャ「・・・///」ピトッ

無言で、サーニャが俺の背中に抱きついてきた。

俺「!!??!??!?///」

サーニャ「俺さん・・・どうしてそっち向いちゃうんですか?・・・隠したいものがあるんですか?///」

そう言って、サーニャは俺の・・・例のヤバい部分に右手を伸ばして、俺の下着から取り出して掴んできた。

俺「お、おいサーニャ・・・っ///」

ちょっ・・・握るな!指で押すな!

サーニャ「・・・本当だ、変なの・・・硬くて・・・熱くて、ピクピクしてる・・・///」ハァハァ

 ・・・『本当だ』ってどういうことだ?誰かにそそのかされたのか!?

俺「サーニャ・・・っ!///」

サーニャ「なんです・・・?///」ハァハァ

下半身をもぞもぞさせ、俺のアレをぎこちなく扱きながらサーニャが返す。

俺「誰の入れ知恵だっ・・・!?///」ハァハァ

サーニャ「・・・///」ハァハァ

えぇっスルー!?

俺「うぅっ!?///」

サーニャの手・・・気持ちいい・・・

サーニャ「これが・・・男の人の・・・///」ハァハァ

俺「サー・・・ニャ・・・っ///」ハァハァ

俺の呻きに反応したように、サーニャが俺の耳元で囁いてくる。

サーニャ「俺さん・・・ちょっと、ヌルヌルしてきましたよ?///」ハァハァ

あぁっサーニャの手つきが・・・っつーかいつまでやってんだサーニャ!?
まずい・・・最近してなかったせいかこの時点でちょっと限界を感じてきた!早すぎだろ俺!
こんなことになるんだったら昨夜の時点で自分でやっときゃよかった!
ダメだ、こんなとこに出すわけにはいかない!シーツ汚したらヤバい!バレる!
なんとかしないと・・・そ、そうだ!こんなときこそ冷静に・・・

俺「あ、あのさサーニャ///」ハァハァ

サーニャ「はい?///」ハァハァ

俺「放してくれ!///」

サーニャ「・・・!?あ、す、すみません!///」パッ

放してくれた。
 ・・・ちょっともったいない気がするけど俺の社会的な立場が危うくなるよりはマシだ。

俺「・・・」ハァハァ

サーニャ「・・・」ハァハァ

気まずい・・・

俺「なあサーニャ、なんで・・・その、俺のベッドに?」ハァハァ

呼吸を整えながら尋ねる。

サーニャ(・・・)


―――――サーニャの回想
エーリカ『簡単だよ。あのね、さーにゃん。・・・もっと、俺のこと知りたいでしょ?』

サーニャ『は、はい・・・』

エーリカ『だったら、今から俺の部屋に行って一緒に寝てきなよ!』ニシシ

サーニャ『え・・・えぇ!?///』

エーリカ『そうすりゃ、もっと俺の深ぁ~い部分が知れるはずだよ』ニヤニヤ

サーニャ『・・・そうなんですか?』

エーリカ『私を信じなよ』ニヤニヤ

サーニャ『・・・俺さんと・・・///』

エーリカ『あれ、嫌?』

サーニャ『い、嫌ではありませんけど・・・俺さんに迷惑では・・・///』

エーリカ『俺もさーにゃんのこと好きなんだし、余裕で大丈夫でしょ』

サーニャ『・・・もし、誰かに見つかったら』

エーリカ『見つかっても誰も今更文句なんて言わないよ。ちゅーまでしちゃってたみたいだし』

サーニャ『・・・///』

エーリカ『ほれ、早速行ってこい!』

サーニャ『・・・は、はい///』
――――回想終わり
――――エーリカの本音

エーリカ(これで俺が何か間違いを起こしたら面白いんだけどなー)ニシシ


―――――――

サーニャ「・・・ハルトマンさんに、『一緒に寝てこい』って言われまして・・・」

俺「言うとおりにしちゃったのかよ・・・」

サーニャ「はい。・・・俺さんの深い部分が知れるとかなんとかで・・・」

俺「・・・」

サーニャは事の重大性をわかってないのか?お前の貞操の危機じゃねーか。

俺「・・・もう一つ、質問」

サーニャ「なんです?」

俺「その・・・なんで、俺の、アレを、こう、アレしちまったんだよ?」

そんなことまでハルトマンが指示したとは思えな・・・言うかもしれないな。

サーニャ「えっと・・・その、実際に男の人のを触ったことが無かったので、
なんだか、触ってみたくなって・・・
触ってるうちに、ドキドキしてきて・・・止まらなくなって・・・その、しちゃいました・・・///」

俺「・・・」

サーニャ「以前ハルトマンさんが言ってました・・・
人は、えっちな気分になると、その、下半身に異変が起こるって・・・
男の人は、こうなるんですね・・・///」

以前かよ。昨日とかじゃないのかよ。
ハルトマン・・・医者志望らしいから人体には詳しいんだろうけど何教えてんだ・・・
っていうかそれまでサーニャは知らなかったのか?

サーニャ「・・・俺さん」

俺「なんだ」

サーニャ「私で、えっちな気分になってくれたんですか?」

俺「・・・あー、えぇっと・・・」

言わなくちゃならないのか?

サーニャ「どうなんですか?」

 ・・・

俺「そういう・・・ことに・・・なる・・・な」

ああぁぁっ恥ずかしい。それに今の発言、・・・絶対気持ち悪いって思われた。消えたい。

サーニャ「・・・ありがとうございます」

俺「は?」

サーニャ「嬉しい、です///」

 ・・・

俺「・・・」

サーニャ「・・・」

チュッ

サーニャ「・・・///」

俺「・・・///」

サーニャ「・・・俺さん」

俺「ん?」

サーニャ「これからも・・・たまに、来ていいですか?」

俺「・・・」

 ・・・

俺「・・・ああ」

サーニャ「!」

俺「・・・朝飯食いに行くぞ」

サーニャ「・・・そうですね!」


 ・・・その日一日、ハルトマンがずっとニヤニヤしながらこちらを見ていたのに腹が立った。


最終更新:2013年01月28日 16:04