――――――ある日
ネウロイが出現した。結構数がいるようなので全員で出撃するらしい。

『発進!』ドヒュゥン

12人は、空へ向かっていった。
――――――
キュイイィィィィン・・・

坂本「ネウロイ発見!中型機が1体に、その周囲に小型機が10体。
小型機にコアは見受けられない。中型機の中心にあるのが奴らのコアのようだな」

ルッキ「わっかりやす~い」

シャーリー「全くだな」

ミーナ「中型機に集中攻撃します!攻撃、開始!」

『了解!』


――――
キュイイィィィィン・・・ ビュインッ ビュインッ ビュインッ
ヒュンッ

ゲルト「小型機・・・動きが遅い分、攻撃が激しいな」ガガガガガガガガ

エーリカ「コアに近づけないね」ガガガガガ

坂本「はあぁぁぁ・・・れっっ、ぷうぅぅぅざん!」ドシュンッ

キュイイィィィィン・・・ ビキィン パラパラ・・・

シュゥゥゥゥゥゥン

ペリーヌ「再生してしまいましたわ・・・」

リーネ「・・・っ!」ズギュゥゥン

ビシッ

リーネ「うぅっ、中型に当たったのに・・・」

ゲルト「堅いな!」

ビュインッ

宮藤「っ!」バシュゥゥン

ミーナ「・・・銃撃では埒が開かないわ!俺さん!宮藤さん!」

宮藤「はい!」

俺「なんだ?」

ミーナ「俺さんは魔力を切り替え、中型機に接近しなさい!」

俺「了解」フオオォォォン シャキィン

ミーナ「宮藤さんは、俺さんに隣接し、シールドで守りなさい!」

宮藤「了解です!・・・行きますよ俺さん!」

俺「ああ」

ミーナ「私達は二人の援護を・・・」

サーニャ「・・・!ミーナ中佐、待ってください!」

ミーナ「・・・サーニャさん、どうしましたか!?」

サーニャ「西の方角に中型ネウロイ1体に、小型機が・・・20体の反応を確認しました、こちらに向かってきます!」

エイラ「増援カヨ!」

サーニャ「速度があります・・・このままでは合流されてしまいます」

ゲルト「・・・どうする!?」

ペリーヌ「こちらのネウロイはまだ倒していないのに・・・」

リーネ「でも私達じゃこのネウロイは倒せないですよ」

エイラ「二人に任せるしかナイナ」

坂本「お前たち!二人で戦えるか!?」

俺「当然」

宮藤「はい!」

ミーナ「了解しました!私達10人は増援のネウロイを討ちに先行します!
こちらのネウロイを殲滅したらただちに私達に合流しなさい!」

エーリカ「やられたら許さないよ~?」

俺「やられるかよ・・・!」

サーニャ「芳佳ちゃん、俺さんをお願いね?」

宮藤「任せて!」

エイラ「ヨシ、行くぞサーニャ!」

サーニャ「うん!」


―――――――
キュイイィィィン・・・
中型を守るように、俺達二人の目の前に小型機が群れている。

宮藤「俺さん、作戦はどうしますか?」

俺「・・・中型機と小型機を分断する」

宮藤「どうやって?」

俺「・・・小型の初撃をお前が受け止めたら、二人で群れに突っ込んで、
俺は突撃して小型を処理しながら中型に向かう、お前は小型の攻撃を防御しながら、俺についてくる」

宮藤「でも、小型機は再生しちゃいますよ!挟まれに行くんですか!?」

俺「俺の魔力ならスピードは問題ないし、お前のストライカーも速度出るんだろ。余裕で振り切れる」

宮藤「・・・わかりました!」

キュイイィィィィィィン・・・ビュインッビュインッ

俺「・・・シールド、頼むぞ!」

宮藤「はい!」

バシュウゥゥゥゥン・・・ ドヒュウゥン


―――――
キュイイィィィイン・・・
ビュイィン

坂本「正方形の中型機の中心にコアがある。小型機は・・・コアを持っているのは二体いる。
 ・・・だが、丸かったり角があったりとバラバラで見た目では区別がつかないな」

ペリーヌ「さっきのと同じですの!?」

ゲルト「だが・・・何か妙だな、小型機は攻撃せず、中型機が攻撃するとは」

シャーリー「さっきのとはむしろ真逆だな」

ビュインッ

リーネ「角が射出口なのかな?」

エーリカ「なんか、正面から縦に割れ目みたいなのがあるね」

エイラ「まるで扉ダナ」

サーニャ「・・・」

ルッキ「ネウロイってデザインのセンスないんだね~」

キュイイィィィィン・・・

エーリカ「・・・この際小型機は無視して扉を優先して倒そう」

ゲルト「そうだな!」

 ・・・
 ・・
 ・


―――――数分後
坂本「烈風斬!」ドシュンッ

キュイイィィン・・・ ビシッ

坂本「!?」

ペリーヌ「烈風斬が弾かれるなんて・・・」

シャーリー「どんだけ堅いんだよこいつ!」ガガガガガガ

ビシビシビシッ

ビュインッ

ヒュンッ

ルッキ「うりゃー!」ガガガガガガ

ビュシッビュシッ

ビュインッ ヒュンッ

エーリカ「小型は避けてばっかり・・・本当、なんなんだよ、こいつら!・・・シュトゥルムゥゥゥ!!!」

ズギャアァァ・・・ ヒュンッ

エーリカ「避けられた・・・」

ゲルト「・・・堅い上に早いと来たか」

エイラ「瘴気放ってるから上陸はさせらんねーゾ!」

キュイイィィィン・・・

サーニャ「・・・」(俺さんなら・・・)

「おりゃっ!」
ビュンッ

サーニャ「え!?」(刀が飛んできた?)

ガキャッ ビキィン

坂本「扉の射出口の装甲が・・・」

ペリーヌ「割れましたわ!」

シャーリー「あの刀、紫色に光ってるな」

 ・・・装甲は砕けたが、刀は弾かれたか・・・落ちる刀に向かって、全速力で近づく。

ドヒュンッ ブウゥゥゥン

 ・・・パシッ

俺「刀回収、っと」

宮藤「俺さん・・・刀は投げるものじゃないと思うんですが」

俺「うるせえ」

坂本「・・・宮藤!」

リーネ「芳佳ちゃん!」

サーニャ「俺さん!」

俺「すまん、遅れた」

ゲルト「倒したのか!」

エーリカ「ま、当然だよね」ニヤッ

エイラ「来んのがおせえゾ!」

ミーナ「俺さん!周囲の小型機は攻撃してきませんので、中型の扉のようなネウロイをお願いします!」

俺「了解」

しかし、通信で聞いていたが烈風斬が弾かれるってどんな堅さだよ、ふざけてんのか。

そう思いつつ、扉の下方から接近し刀を向ける。
その時、扉は妙な動きをした。

ミーナ「・・・!?」

正面の縦の黒い線が、左右に扉のように開いて、コアを露出させた。
何を考えてるんだこいつ・・・だが、弱点を向こうから晒してくれるのは好都合だ。

俺「はあああぁぁぁぁぁ・・・!!」

俺は、また刀に紫色の魔力を込めて、思い切り突いた。

ビキイィィィィィィン

 ・・・

ドゴオオオオオオォォォォォォォン

紫色の光に包まれ、中型ネウロイは消滅した。

サーニャ「・・・中型ネウロイの反応、消滅しました」

エーリカ「いつみても、綺麗な光だねぇ」

ペリーヌ「どうして紫色なのでしょうか?」

エイラ「さあナ」


最終更新:2013年01月28日 16:04