『汚された対決』 その1
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286 :試作な俺-15話 本当に支援ありがとう。マジ励みです[sage]:2011/01/27(木) 21:24:45.84 ID:K0IAXY3t0
――――――――――地下洞窟脱出から一週間後の夜――――――――――
<基地内部・食堂>
ミーナ「それで、調子はどうだったの?」
バルクホルン「まったくもって問題ない。すぐにでも戦線に復帰出来るさ」
坂本「はっはっは!一週間程度のブランクなど、バルクホルンには何とも無かったようだな」
シャーリー「病み上がりなんだから、復帰初日から特訓なんてしない方が良かったんじゃないかー?」
バルクホルン「だからこそだ。皆に遅れを取る訳にはいかないからな」
シャーリー「そんな事言って、俺と一緒に訓練するのが楽しみだったからじゃないのか~?」 ニヤニヤ
バルクホルン「べ、別に俺は関係ない。カールスラント軍人足るもの、日々の鍛錬を怠る訳には────」
シャーリー「昼間食堂であんなにふてくされていたのにかぁ~?」 ニヤニヤ
バルクホルン「シャーリー!わ、私はふてくされてなどいないぞ!」 ドンッ!
シャーリー「うわ~。堅物が怒った~(棒)」
エーリカ「トゥルーデ落ち着いて。机が割れちゃうよ?」
バルクホルン「割るか!」
ミーナ(ふふっ、調子は良さそうね)
287 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:26:05.71 ID:hCkuhTv90
★さる回避代行始めました★
投下したいけど連投規制が怖い、支援したいけど規制されている、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりにキーボード叩いてくれます!
モチロン回線を用意する必要もありません!スタッフが該当スレに無差別に支援と書きまくります!
一レス \0.2~ 24時間営業 年中無休!
∧_∧
( ´・ω・)
_‐'´ \ / `ー、_
/' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ さる回避代行では同時にスタッフも募集しています
{ 、 ノ、 | _,,ム,_ ノl 筋肉に自身のあるそこのアナタ!一緒にお仕事してみませんか?
/\ ̄ ̄ ̄ (;;゚;;) ̄ ̄旦 ̄\ キーボードを打つだけの簡単なお仕事です
/◇◆\_________\
\\◇/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆\
\(ニニニニニニニニニニニニニニ)
288 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:26:51.06 ID:Hj/VcaV00
しえん
289 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:29:03.60 ID:neYxUObL0
支援
290 :-Prototype-試作品-15話-汚された対決[sage]:2011/01/27(木) 21:29:22.50 ID:K0IAXY3t0
ねりねり
俺「納豆ってさー。オイシイけど混ぜるのが面倒だよな」 ねりねり
リーネ「え・・・。私は納豆はちょっと・・・」
俺「あれ。納豆苦手だっけ」
リーネ「はい、この臭いが苦手で・・・」
ペリーヌ「まったくですわ。月に何回も腐った豆を食卓に出されるこちらの気分にもなって下さいまし」
宮藤「発酵食品です!体にいいのに・・・」
リーネ「俺さん、納豆平気なんですね」
俺「まぁね」 ねりねり
ペリーヌ「キノコも食べる事が出来ないのに、腐った豆が食べれるなんておかしいですわね」
俺「イヤイヤ。キノコの方がありえねーから!キノコなんて菌類じゃん。人間の食べる物じゃ───」 ツルッ
俺「あっ」 ガチャン!
俺「あ"あ"ー……。俺の納豆がぁ・・・」 シュン
ペリーヌ「まったく、何をなさっていますの」
俺「って、くさぁっ!食べるとオイシイのにこぼすとくさっ!」
ペリーヌ「本当に何をなさってますの・・・」
291 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:32:17.74 ID:zDMGxbAT0
納豆あげるから泣くな。
支援~
292 :試作な俺-15話 支援感謝ですっ[sage]:2011/01/27(木) 21:32:39.32 ID:K0IAXY3t0
俺「そういや聞きそびれてたんだけどさー」 モッサモッサ
ペリーヌ「話すなら口の中の物を飲み込んでからにして下さいまし」
俺「んっ」 ゴクン
俺「それで気になってたんだけどさ、おまえらあの時あの洞窟で何やってたの?」
ペリーヌ「今更ですの?」
俺「だから聞きそびれてたんだって。まあ一応気になるし」
ペリーヌ「・・・橋の為ですわ」
俺「端?」
宮藤「橋だよ橋。つまり───」
――――――――――説明中――――――――――
俺「祖国の村の子供達の為に・・・か」
ルッキーニ「スゴかったんだよー!大きい石像が『グオォーー!!』って!」
ペリーヌ「結局宝は空振りで、橋は村の人々が自力で架けましたのですけどね」
俺「いや、すげーよ。祖国の村一つのそこまでをやろうと思えるなんてさ」
ペリーヌ「別に、
ガリア貴族として当然の行いをしたまでですわ」
293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:32:54.77 ID:5DhCsTrAI
空知ネタwww牛乳もこぼすと臭いよね
支援
294 :試作な俺-15話 支援感謝ナンダナ[sage]:2011/01/27(木) 21:36:41.16 ID:K0IAXY3t0
俺「ペリーヌは故郷を愛しているんだな」
ペリーヌ「ええ。ガリア復興が、私の目標ですもの」
ルッキーニ「私もロマーニャが大好きー!」
俺「そうなのか?」
ルッキーニ「うんっ!」
俺「ルッキーニは偉いよな~。まだこんなに小さいのに、故郷を守る為に戦ってるんだもんな」 ナデナデ
ルッキーニ「えへへー、もっと誉めてー♪」
ペリーヌ「あなたにだって、守りたい故郷の一つくらいあるのでしょう?」
俺「え・・・・・・」
宮藤「・・・・・」
俺「・・・そうだな。でも俺は故郷よりも、みんなを守りたいかな」
エイラ「私達をカ?」
俺「ああ」 コクリ
サーニャ「・・・一緒じゃないと駄目だよ。一緒に守ろう?ネウロイからみんなを……」
俺「・・・・・・・」
俺「……ホントそうだな」
295 :試作な俺-15話-汚された対決[sage]:2011/01/27(木) 21:39:30.81 ID:K0IAXY3t0
<次の日!・基地内ハンガー>
俺「急に呼び出してどうしたんだ?最大加速実験は午後からの筈だけど」
助手「ふふっ、とりあえずこれを見て下さい」
ガチャッ!ウィ~ンガチャンッ!!
俺「おっ、バスターライフルじゃん。直してくれたのか」
助手「直しただけではありませんよ?このライフルは生まれ変わったんです」
俺「生まれ変わった?」
助手「はい。魔導変換炉の増設、複数同調に成功したんです」
俺「へぇー。つまり?」
助手「これにより従来の魔法力消費量で、破壊力が今までの約1.5倍です!」
俺「お~!そりゃすげぇなっ」
助手「それと、強化ついでに改称する事になりました」
俺「改称って・・・・・名前変えんのか?」
助手「はい、そうです」
助手「今日からこのライフルの正式名称は、『ツインバスターライフル』です」
296 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:42:29.29 ID:hCkuhTv90
支援
297 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:43:17.58 ID:zDMGxbAT0
支援
Wガンダムゼロ、キタコレ!!
298 :試作な俺-15話 支援感謝ッ![sage]:2011/01/27(木) 21:44:39.80 ID:K0IAXY3t0
俺「ツインって……見た目は殆ど何も変わってないじゃん。改称する必要あるのか?」
助手「いやー、前から気になってたんですよ」
俺「何がだよ」
助手「オープンブラストショットの時、このライフルを縦に二分割して2つにするじゃないですか」
助手「だったら、その分けられた状態が『バスターライフル』二丁で、この普段のくっついた状態は『ツインバスターライフル』とでも呼ぶべきじゃないかなーって」
俺「あー・・・。確かにそうかもな」
俺「けどツインって・・・そのまま過ぎじゃね?」
助手「そうですか?一応他にも名前の候補は考えてたんですけどね」
俺「へぇー?どんな」
助手「まず、第二候補が『ドレイクハウリング』ですね」
俺「ふんふん」 (結構カッコイいな)
助手「次に第三候補が『イーゲルシュテルン』」
俺「へぇー」 (なんか微妙だな……)
助手「最後に、第四波動・・・じゃなくて第四候補が『ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲』です」
俺「何があったんだよ」
299 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 21:45:56.30 ID:hCkuhTv90
ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲かよ
完成度たけーなオイ
300 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 21:49:07.40 ID:K0IAXY3t0
俺「・・・あんた疲れてるのか?アームストロング二回言ったぞ」
助手「いえ。ただ最近ちょっと徹夜続きで……」
俺「・・・確かにすげー隈だな」 (だからそんな名前思いついたのか)
俺「わかったわかった。『ツインバスターライフル』でいいよ。ケチつけて悪かったな」
助手「やっぱりそうですよね。でも飽くまで正式名称ですので、呼称は今まで通りバスターライフルでいいと思いますよ」
俺「あ、そうなの」
助手「・・・っと、まだ説明が途中でした。魔導変換炉の増設により、新たな射撃モードが追加されました」
助手「その名も・・・『バーストショット』です」
俺「『バーストショット』・・・。どんなんなんだ?」
助手「より魔法力を収束したモードで、通常ショット・・・つまりはフルブラストの2倍の魔法力消費量で、通常の3倍の破壊力を誇ります」
俺「・・・それ必要なのか?」
助手「えっ・・・、何でですか?」
俺「何でも何も、フルブラストでも大型ネウロイを一殺(イチコロ)で落とせるんだ。余裕でな」
俺「それ以上の破壊力があったって、まず使う機会が無いと思うんだけど」
助手「・・・じゃあいきなり死に設定になりそうですね」
302 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 21:53:57.08 ID:K0IAXY3t0
助手「……そして、次はこれです」 ガチャッ
俺「これMG42か・・・?なんか形がおかしいっていうかデカいっていうか、原型留めてような……」
助手「よくMG42だと分かりましたね。これはMG42をあなた専用に改造した物なんですよ」
俺「俺専用に改造?このサイドグリップは何なんだ」
助手「まあ見てて下さい」 カチャカチャ・・・・・ガチャッ!
ジャキン!
俺「! 銃身がスライドして、中から刃が出て来た・・・」
助手「これはMG42改、『ブレイドライフル』です。」
俺「ブレイド・・・変態神父・・・・剣・・・・・なるほどな」
助手「機関銃と剣を一体化させる事により、射撃格闘どちらもこなせます。接近戦を好むあなたの為に造られた、新装備ですよ」
俺「なるほどねー。これで以前みたいに何回もMG-08改を使い潰す事も無くなるって事か」
助手「流石にバスターライフルやバスターソードには遠く及びませんので、飽くまで基本装備ですね」
俺「取り回し重視って事か。こりゃありがたいな」
助手「ふふっ、気に入ってもらえて良かったです」 ニコッ
助手「では、以上で説明を終了しま───」 クラッ・・・
303 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 21:58:50.34 ID:K0IAXY3t0
俺「お、おい!」 ガシッ
助手「あ・・・・ごめんなさい」
俺「大丈夫か?」
助手「はい・・・。ちょっと目眩がしただけです。大丈夫です……」
俺「あんまり無理すんなよ。あんたまだ若いんだし、そんな頑丈な方じゃないんだからさ」
助手「若いって・・・・私はあなたより七つも年上なんですけど」
俺「あー・・・そうだったな。まあいいや。とにかく少し休んでけって」
助手「でも報告が完了したら、すぐに戻るようにと・・・」
俺「じゃあ、”俺が呼んだのにハンガーに現れなかったので、ずっと基地内を探していました”って事にでもしとけよ」
助手「それではあなたが───」
俺「どうって事ねーよ。どうせあいつらからの俺に対する評価なんて、ずっと最低のままだ。今更気にする事はねぇって」
助手「・・・わかりました。では小一時間程休ませてもらいます。すいません」 ペコリ
テクテクテクテク・・・
俺「そこは”ありがとう”だろうよ……」
一言ボヤくと俺は、助手が去り一人になったハンガーで新たに与えられた新装備を眺める
304 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 21:59:57.70 ID:K0IAXY3t0
俺(『ツインバスターライフル』に『ブレイドライフル』・・・。俺に新しく与えられた力…………『試作品』)
俺(俺とおまえら、一体どっちが”先”なんだろうな・・・?)
俺「改めてよろしくな、バスターライフル。それと…ブレイドライフルもな」
俺は物言わぬ兵器に対し、長く連れ添った親しい友にでも話しかけるかのように語りかけるのだった
――――――――――――――――――――
<数時間後・基地内ハンガー>
研究者B「テウルギスト、装着。」 ガチャン
研究者A「バーニア傾斜、軌道転換装置、共に問題ありません」 ガチャガチャ
俺「・・・・・・・」 (ったく、ぞろぞろと・・・。こんな所見られたく無いんだけどな)
研究者達が俺の体にテウルギストを装着し、最終チェックを行っている
まもなくテウルギストの最大加速実験が始まる
501からは坂本、ミーナ、エーリカ、バルクホルン、シャーリー、そして宮藤の六人が実験に立ち会っている
バルクホルン(最大加速実験か・・・。何事も無ければよいのだが……)
ミーナ「でも、あなた達は無理に立ち会う必要も無いのよ?」
シャーリー「なぁに、テウルギストって超音速を超えるんだろ?推定マッハ2超えってのを、自分の目で見てみたくてね」
宮藤「わ、私もそれが気になってるんです」 (それと俺さんも)
305 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 22:06:22.90 ID:K0IAXY3t0
ダルシム「失敗は出来ません。慎重にお願いしますよ」
坂本「ダルシム大佐」
ダルシム「何ですか?」
坂本「大佐は、私の事を覚えておいでですか?大佐と宮藤博士方の研究チームでテストウィッチをしていた───」
ダルシム「勿論覚えていますよ。あなたも随分と大きくなったものです」
坂本「大佐・・・。この八年の間に、何かあったのですか?以前と比べて、だいぶやつれてしまっておられるような・・・」
ダルシム「あれから八年も経っているのです。私も年ですからね。多少やつれるのは当然の事ですよ」
坂本「いえ……。お身体の事ではなく表情と言いますか、以前と比べて辛労が祟っておられるように見えるのです」
ダルシム「・・・私も人間ですからね。生きていれば、様々な経験をするのは当然ですよ」
ダルシムは一瞬自虐的な笑みを浮かべ、伏し目がちになる
坂本「大佐・・・?」
バルクホルン「大佐」
ダルシム「・・・あなたもですか。何ですか?」
バルクホルン「今回の実験、テストウイッチへの安全性は大丈夫なのですか?」
ダルシム「と、言いますと?」
306 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 22:08:53.11 ID:7l5+Namy0
しえんだ
307 :試作な俺-15話 支援感謝です[sage]:2011/01/27(木) 22:12:00.99 ID:K0IAXY3t0
バルクホルン「私は以前、ジェットストライカーのテストウイッチを務めた事があります」
ダルシム「聞いていますよ。Me262v1でしたか」
バルクホルン「そうです。私はその時、己の力を過信してジェットストライカーに殺されかけました」
ダルシム「・・・・・・・」
バルクホルン「試作機に問題は付き物です。そして、マッハ2という我々ウイッチ達には未知の領域の速度・・・・・・・」
バルクホルン「そこには、我々の想像を超える多大な危険がある筈です。肉体への負担も大きい筈。テストウイッチへの配慮は完璧なのですか?」
ダルシム「当然ですよ。テウルギストには使い手の安全を確保するシステムが搭載されています。以前のような危険性はありませんよ」
ダルシム「それに・・・」
バルクホルン「それに……何ですか?」
ダルシム「彼はあなた達とは『違います』からね……。彼なら乗りこなすのは容易ですよ」 ククク
バルクホルン「・・・・・・・?」
助手「リミットシステム、異常ありません。リミッターは正常に作動中」
研究者A「最終チェック、完了しました。テウルギスト、オールグリーン」
ダルシム「・・・よし、では実験を開始します」
そう言って一同は、滑走路の先に移動した。俺は先に発進して中空で待機する。
その間に501の面々に気づかれないように、γ-グリフェプタンの服用を済ませていた
308 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 22:15:21.08 ID:5DhCsTrAI
おっと、つい読み入って支援忘れてたぜ
支援
309 :試作な俺-15話 この辺俺の無知っぷりが酷いよ![sage]:2011/01/27(木) 22:16:06.69 ID:K0IAXY3t0
俺(・・・さっさと終わらせて、帰りたいとこだけど)
測定器のような巨大な装置が設置されており、ダルシムは俺に通信する
ダルシム「最大加速実験を始める。俺中尉、テウルギストを起動して下さい」
俺『了解』 ゴオォゥッ!!
俺の背中に装着されたテウルギストの両バーニアに火が入り、唸りをあげる
研究者A「テウルギスト、正常に作動。異常ありません」
ダルシム「では中尉。まずはこちらが事前に指定したコースの飛行を」
俺『・・・了解』
短く返答すると俺は、指定されたコースを飛行し始める
度々バーニアの向きを変えて減速・再噴射して方向転換し、ストライカーや戦闘機とは全く異なる軌道の飛行を繰り広げる
滑走路から小さくなった俺を眺めているバルクホルン達にも、俺が異質な飛び方をしているのは確認出来た
坂本「・・・なるほど。確かにストライカーとテウルギストを組み合わせる事により、複雑な軌道の飛行と姿勢制御を可能にしているようだな」
魔眼を使って飛行時の挙動を詳しく見ていた坂本が考察する
ダルシム「その通りですよ。・・・さて、準備運動は終わりです」
ダルシム「俺中尉。最大加速に突入して下さい」
310 :試作な俺-15話 この辺俺の無知っぷりが酷いよ! 支援感謝だよ![sage]:2011/01/27(木) 22:22:31.13 ID:K0IAXY3t0
俺『了解。最大加速のテストを始める。”テウルギスト、リミッター解除”』 ギュイーン・・・・・・ゴオオオオオォッッ!!
助手「速度、急激に上昇中。800……900……1100…………マッハを超えました」
シャーリー「す、すげぇーー・・・。こんなにあっさり……」
助手「1500…………1700…………1900…………時速2000kmに到達。速度、依然上昇中です」
エーリカ「・・・まだ速くなるの?」
ミーナ「一体、どれほどの性能が…………」
助手「2100…………2200…………2300……………………マッハ2に到達しました」
宮藤「す、すごい・・・・・」
助手「推定限界速度に到達しました。テウルギスト、異常な─────!?」
研究者B「これは・・・!」
バルクホルン「どうした!?」
助手「速度、依然上昇中・・・!加速が止まりません!」
バルクホルン「!?」
研究者A「2500………………2600………………」
研究者A「駄目です。これ以上この装置での測定は限界だ。最大飛行速度、測定不能です
311 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 22:26:47.19 ID:K0IAXY3t0
シャーリー「まさか・・・あの時と同じ!?」(※二期四話)
バルクホルン「こちらからテウルギストの停止は出来ないのか!?このままでは俺が───」
ダルシム「素晴らしい・・・!素晴らしいぞ!予測を遥かに超えている!」
坂本「大佐!?」
ミーナ「ダルシム大佐!こちらからテウルギストの暴走を止める事は出来ないのですか!?」
ダルシム「暴走?暴走だと?」
ダルシム「はっはっはっはっはっはっ・・・!何を言っているのですかあなた達は」
宮藤「えっ!?」
ダルシム「これは我々の予測を、彼とテウルギストが超越していただけの事。決して暴走などでは無い!」
バルクホルン「くっ・・・」 (当てにならない!) バッ!
バルクホルンはダルシムが指示を出すのに使っていた通信機を奪い、俺に呼びかける
バルクホルン「俺!応答しろ!俺っ!」
俺『ぅう・・・ぐぁ・・・が……あ"・・・・・っ!』
バルクホルン「!」
だが俺が装着けていたインカムを通してバルクホルンに聴こえたのは、応答ではなく苦痛に悶える呻き声のみだった
バルクホルンの顔が見る間に青ざめていく
312 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 22:31:57.23 ID:K0IAXY3t0
バルクホルン「」 ダッ!
ミーナ「何をする気なのトゥルーデ!?」
バルクホルン「あいつを助けに行く!やっぱり危険だったんだ!このままではあの時の私同様、魔法力を吸い尽くされてしまう!」
バルクホルン「いくら変換能力持ちだからと言って、あんなのを装着けていたら長くは───」
助手「待って下さい!速度が急速に低下していきます・・・!」
バルクホルン「なに・・・!?」
助手「1200…………800……………400…………200………………停止します」
バルクホルン「ま、まさか・・・・・」
バルクホルン(魔法力を吸い尽くされて墜落─────)
俺『ゲホッ・・・ゴホッ。こちら俺、最大加速テストを終了。これより帰投する』
バルクホルンの脳裏に最悪の事態がよぎった所で、通信機から俺の声が聴こえて無事を確認出来た
バルクホルン「俺!大丈夫なのか?飛べるのか?」
俺『へっ?バルクホルン?・・・ああ、大丈夫。何も問題ないけど』
バルクホルン「よ、良かった・・・」 ホッ
俺『……ひょっとして、心配してくれていたのか?』
313 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/27(木) 22:37:17.64 ID:K0IAXY3t0
バルクホルン「当たり前だ!おまえまで、以前の私のようになってしまったのかと思ったぞ……」
俺『・・・ごめん。心配させちゃったな』
俺(くそっ・・・、こんな事でも俺は・・・・・!)
バルクホルン「おまえが無事ならいいさ。良かった・・・」
俺『・・・・・ありがとう。トゥル───────』
ブツン!
突如通信が途絶え、何も聴こえなくなる
バルクホルン「!? 俺、どうした──────ダルシム大佐?」
ダルシムが通信機の電源に手をかけていた。どうやら通信が途絶えたのは、彼が電源を切ったからのようだ
ダルシム「はは、はぁーっはっはっはっはっはっはっは!!」
坂本「た、大佐?」
エーリカ「何事っ?」
助手「・・・・・!」
ダルシム「笑わせてくれますねバルクホルン大尉。あなたは滑稽なお方だ」
バルクホルン「な、なに・・・?」
314 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 22:38:31.97 ID:S8bPDSZVI
支援
315 :試作な俺-15話 支援ありがとう[sage]:2011/01/27(木) 22:41:36.28 ID:K0IAXY3t0
ダルシムは小馬鹿にした口調で話し続ける。
まるで、今の状況が心底おかしかったかの様に
ダルシム「先程仰ったでしょう?暴走ではない。予測以上の結果が出ているだけだと」
バルクホルン「ですが、先程俺は───」
ダルシム「言った筈だ。彼はあなた達とは『違う』。あなたのような無様な事にはなりませんよ」 フッ
バルクホルン「なっ・・・・・!」
シャーリー(こいつ・・・!)
エーリカ「・・・・・」
ダルシム「ふふ、ははは・・・それなのにあなたと来たら、あんな真っ青な顔して『応答しろ』だなんて・・・」 ククク
シャーリー「仲間の心配をしたら悪いってのかよ」
ダルシム「リベリアンの小娘に何がわかるのですか?」
シャーリー「私の事じゃない!今こいつは、真剣に仲間の心配をしていたんだ。それの何がおかしいって言うんだ!」
ダルシム「仲間。仲間ですか・・・ははははははは!くだらないですねぇ!」
ダルシム「”アレ”が仲間とは・・・。あなた方は随分と物好きなようだ。はははははは!」
バルクホルン(この男・・・!もう我慢の限界───)
宮藤「馬鹿にしないで下さい!」
316 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage]:2011/01/27(木) 22:42:16.87 ID:hCkuhTv90
支援
317 :試作な俺-15話-汚された対決[sage]:2011/01/27(木) 22:46:09.04 ID:K0IAXY3t0
ダルシム「ほう・・・・・?」 ピクッ
バルクホルン(宮藤・・・)
宮藤「俺さんは、私達の大切な仲間です!家族です!そんな言い方しないで下さい!」
坂本「よせ宮藤」
宮藤「坂本さん。でも・・・」
ダルシム「・・・まあ、いいでしょう」
ダルシム「それにしても面白い事を言いますね。・・・なら、少し余興を催してみましょうか」
エーリカ「余興・・・?」
ダルシム「ええ、余興です。あなた達にも手伝ってもらいますよ」
宮藤「私達も……?」
ミーナ「ダルシム大佐。何をなさるつもりなのですか?」
ダルシム「それは、中尉が戻って来てから説明しますよ。ふふふ・・・」
シャーリー(どーせ碌でもない事なんだろ・・・)
バルクホルン(俺・・・・・)
401 :試作な俺-15話-汚された対決[sage]:2011/01/28(金) 12:48:34.09 ID:oATZHqL20
――――――――――――――――――――
やがて、俺が基地に帰還した
速度マッハ2超えの超音速飛行を成し遂げたにも関わらず、外傷は全く無し。本人はやや顔に疲れが見えるものの、いたって無問題だった
本当にテウルギストの安全装置のおかげかはわからないが、とにかく無事だ
既に通信で無事は確認出来ていたのだが、それでもバルクホルンや501の面々はホッと安堵の表情を浮かべる
ダルシムや研究者達はさも当然のような顔をし、助手は何やら不安気だ
俺「通信が急に途絶えたんだけどさ、一体どうした───」
俺「って、何かあったのか?」
俺は直ぐに場の空気が不穏な事に気がついた
宮藤「あ、あの・・・」
宮藤が気まずそうな口調で切り出そうとするが、言葉が見つからないようだ。ただただ口籠もっている
俺(・・・こういう時は大抵───)
ダルシム「中尉。戻って来たばかりでしょうが、今から追加実験を受けて貰いますよ」
俺(・・・やっぱりな)
やはりこの男だ
この男とは五年来の付き合いだが、いつも碌な事を言わない。どうせまた自分の研究を見せつけたいだけだろうと、俺は思った
402 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/28(金) 12:50:08.52 ID:oATZHqL20
俺「追加テストォ?何するんすか?」
ダルシム「テウルギストの”対ウィッチ”実戦データ採取ですよ」
俺「! オイまさか・・・」
怪訝そうな顔つきをしていた俺が、ダルシムの言葉を聞いてピシリと表情を凍りつかせる
ダルシム「ええ。みなさんには今から、俺中尉と
模擬戦を行っていただきます」
シャーリー「俺と・・・?」
宮藤「模擬戦……ですか?」
ダルシム「そうです。ネウロイと戦うのとウィッチと戦うのでは訳が違う。実戦データ採取は多いに越したことは無いのですよ」
俺(こじつけを・・・!!)
ダルシム「よろしいですよね?ヴィルケ中佐」
ミーナ「・・・・・俺さんや対戦相手への危険性が無いのなら」
ダルシム「ありがとうございます。助かりますよ、ヴィルケ中佐。問題はありません」 ニヤリ
ダルシムは不適な笑みを浮かべる
ミーナ「では、誰との対戦を─────」
ダルシム「そうですねぇ…………」
ダルシム「ここにいるあなた達、一度に全員というのはどうですか?」
403 :試作な俺-15話[sage]:2011/01/28(金) 12:51:36.73 ID:oATZHqL20
シャーリー「あたしら、全員と?」
宮藤「6対1……って事ですか?」
エーリカ「……………………」
ダルシム「そのつもりで言ったのですがね」
バルクホルン「そんなの、勝負になる訳がない」
ダルシム「ご不安ですか?なんなら、あなた達501全員────つまり、11対1でもよいのですが」
坂本「何を馬鹿げた事を・・・!」
ミーナ「そのような結果が分かり切っている対戦、認める訳には参りません」
ダルシム「分かり切っている・・・・・確かにそうだ」 ククク
坂本(何だ?この男の自身は・・・)
シャーリー(まるで、その条件でも俺が勝つって言いたいみたいだな・・・)
ダルシム「わかりました、11は止めましょう。なら、ヴィルケ中佐、バルクホルン大尉、ハルトマン中尉の御三方とではどうです?ここは同郷繋がりと言うことで」
俺「っ・・・・・!!」
ミーナ「ですが・・・・・」
ダルシム「一対多数の戦闘、特にウィッチのような相手との戦闘データは、研究を進捗させます。ここは俺中尉の為と思って、引き受けてもらえませんかね」
今回出てきた武器の設定置いておきます↓
ツインバスターライフル
オペレーション・ノーティラスにおけるパトゥーリアとの戦闘にて損壊したバスターライフルを修理、強化した物。見た目はほとんど変わってないのだが、この際という事で助手に改名された。
新たな魔道変換炉の同調・増設に成功した事により、従来と同じ魔法力消費量で全射撃モードでの威力が約1.5倍に上昇している。
また、通常ショット(フルブラストショット)の2倍の魔力消費で、通常の3倍の破壊力を誇る「バーストショット」の使用が可能になった。魔力を収束し、より純粋に攻撃力が追及されている。
しかしフルブラストショットでも大型ネウロイを一撃で十二分に葬れるので、過ぎた破壊力を持つこのモードが使用される機会は少ないと思われる。
ブレイドライフル
MG42をもとに造られた新兵器。銃身にスライド式の銃剣である実体剣を仕込んでいる為、銃身部は原型を残さないほど改造されている。
接近戦時は新たに追加された左右のサイドグリップを握って使用する。バスターソードと比べると破壊力と耐久性は大きく劣るが、小型の分取り扱いが容易になっている。
最終更新:2013年01月29日 15:18