最上の空陸両用 7

俺「ストライクウィッチーズですねぇ」 >>903-978
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※途中一度さるってます

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947 名前:最上 ご迷惑のかけどおしですいません、>923から[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:07:43.34
上空、エーリカ対<俺>
………
……

エーリカ「いっくよー、突撃だあ!!」ドドドドッ

俺「ほらさぁ!」ひょい
  「なろ…ッお返しだ!」ガガガガッ

エーリカ「あまいあまーい!
      ちゃんと狙って撃たないと当たらないよーだ」ひょいんひょいん

俺(どうせ当てようとしたってまともには当たらねえんだから同じだよ…!)

エーリカ(撃ってくるときの精度はからっきしだけど、こっちの攻撃を器用に避けるなあ。
      スピードは全然遅いけど、小回りが効くから追いきれないんだよね。
      確かに、トゥルーデには相性の悪い相手かも)

エーリカ「やっぱり面白いね、そのストライカー。
      それに、<俺>もうまく使いこなしてるなあ」

俺「お褒めに預かり光栄…」
  (ちっ、やっぱり向こうのほうが余裕があるか)


949 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:12:04.39
エーリカ「でも、私には通用しないんだな~」どひゅん!

俺「真正面から!?
  突撃すればカモれると思ったら大間違いだぞ…!」ガガガガッ

エーリカ「ひょいっと!」ぎゅん!

俺 (横を抜けられた!?)
  (インメルマンターンで反転して背中を狙う気か…だとしたら甘い!)

俺「おおおりゃっと!」くるんっ

エーリカ「バック転して空中で逆立ちしたあ!?」

俺「これがインバーテッド…Fw61の背面飛行!
  これで天使を…!」



俺「って、あれ、後ろに居るはずのハルトマンさんが、いない…?」

エーリカ「だれが後ろにいるってー?」

俺「…!?
  俺の後ろに来たはずのハルトマンさんの不意を突くために後ろを向いた俺の、その後ろに、なぜ…?」

エーリカ「ええいセリフが長いぞー!
      で、その答えはまたあとでねー、じゃ」ガガガガッ

俺「うげはっ」バチバチバチッ

950 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:12:51.35 ID:ce/rDJ7c0
支援砲撃。     ヤタ!確認したら半分投下してた!

951 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:16:43.31
地上
………
……

ミーナ「あ、<俺>さん撃たれたわね」

坂本「<俺>は、ハルトマンが自分の横を抜けて行った事で、後ろからの反転攻撃を予想したんだろう。
    だが、ハルトマンは宙返りで<俺>の上から逆戻りして、背面飛行に移った<俺>の後ろに付いた。
    <俺>の読み損ない…いや、ハルトマンがひとつ上手だったということか」

ミーナ「それにしても、その場で背面飛行なんて面白いことが出来るのね。
     私たちも、飛行機動の途中で一時的に背面飛行することはあるけど、その場でやって、しかも停止するなんて」

坂本「あのストライカーは、スピードが足りない代わりに小回りが効くな」

ミーナ「一般的には、彼のストライカーみたいにスピードとパワーのない機体は優位を取れないから
     航空戦においては弱機体扱いされることが多いけれど」

坂本「空中戦においては敵よりも高い高度に速く着く…つまり優位を占位するのが基本だからな。
    あの機体では大抵の相手には劣位、つまり敵より低い不利な位置からの戦いを強いられるだろう。
    陸軍が失敗作扱いしたのも理解できない話ではない、か」

ミーナ「でも、やりようによってはそれなりに相手を撹乱できるのね、ああいう戦い方は初めて見るわ」

坂本「ああ、そうだな…。
    だが、やはりある程度技巧でカバーしたところで、負けやすい機体ではやはり負けやすいな」

ミーナ「特に、フラウほどのトップエース相手には、誤魔化しきれない差となって出てくるわね」


953 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:20:57.17
坂本「訓練終了!」
………
……

俺「一周回して勝率2割以下…はっはっは!」

坂本「笑ってごまかすな、<俺>」

俺「すみません」orz

エーリカ「結構いいとこまで行くんだけどねー」

バルクホルン「詰めがあまいんだ、<俺>は。
         だいたいあの弾の撃ち方はなんだ、当てる気がないのか?」

俺「そういうワケではないんですけど…」

ミーナ「でも、せっかくの空戦機動も的確な攻撃ができなければ意味がないわ。
     次の訓練からは、射撃精度を上げるためのメニューを組みましょうか」

坂本「では、訓練終了後のデブリーフィングを行うので、みんなはブリーフィング室に移動しろ」

「了解」「はいはーい」

954 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:25:59.03
坂本少佐のデブリーフィング
………
……

坂本「…以上、これでひと通り見直しは終わったな。
    各人、今日のデブリーフィングの内容をよく復習しておくこと。
    これで本日の課業は終了する」

シャーリー「終わった終わったー!
       メシにしようよ、今日の当番は誰だい?」

ペリーヌ「本日はわたくしがガリア料理をみなさんに振舞って差し上げますわ。
      楽しみにお待ちくださいな」

エイラ「ぺ、ペリーヌ料理なんて出来るのか?」

ペリーヌ「んま、エイラさん失礼な!
      ま、まあ、確かに、昔は基本的に料理は使用人に任せていたりしましたものですから、
      あまり経験はありませんが…ですが、我がクロステルマン家直伝のハーブに纏わる知識を総動員すれば
      それなりのものを拵えるくらいはできますわ…よ?」

エイラ「なんで最後疑問符なんだよ!」

シャーリー「っていうか、一日疲れた後なのに草料理ばっかり食いたくないぞ…」

ペリーヌ「シャーリーさん!草料理、ではなくハーブを活用したヘルシーメニューと仰ってくださいまし」


ミーナ「みんな、ちょっといいかしら。
    晩ご飯の事で盛り上がっているところ悪いけれど、二件ほど連絡事項があるの」

955 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:28:13.04 ID:QGfbrZSQO
ポメラってなんなんだ…

支援


956 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:30:10.74
ミーナ「まず1つ目の連絡事項だけれど…
     先日収容した扶桑の巡洋艦の最上について、予定では来週には修理が完了するはずだったのだけれど
     どうも修理が長引いているみたいで、もうしばらくこちらで預かることになりました」

坂本「ちゃんと直るんだろうな…?」

ミーナ「必要な部品が消耗しているという事だから、部品さえ手配できれば大丈夫という事よ。
     すでに基地の輜重班を経由して部品の手配を開始しているわ」

バルクホルン「この前のオペレーションサラマンドラのようなことはないと思うが、
         やはり有事の際も出航は出来ないのか?」

ミーナ「推進系に問題があるみたいだから、難しいでしょうね」

エーリカ「ま、心配しなくったっていいんじゃない、トゥルーデ。
      あんな事そうそうないし、もし次があったってまた<俺>が吹き飛ばしてくれるっしょ」

俺(…俺の戦車砲はもう海の底だから、次あんな事があったらどうにもできんぞ)

ルッキーニ「あ!それなら、おっちゃんは!?
       おっちゃんもここに残るんだよね?」

ミーナ「その事については特に何も言われていないのよ。
     <俺>さん、何か聞いていないかしら?」

俺(まさか『どっちでもいいですよ』と言われているなんて言えねえ)
 「えーっと、その…特には、なにも」

957 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:36:32.07
シャーリー「はっはは、なんだ、ほっぽかれてるのか。
       なら、このままここにいればいいんじゃないか?」

エーリカ「私もさんせーい」

坂本「こらこら、勝手に決めるな。
    …とは言え、どうせ最上は停泊中だしなあ。
    <俺>さえよければ、最上の修理が完了するまではいて欲しいが、どうだ?」

俺「は…その…」

ルッキーニ「またおっちゃんと海にどぶーんしたい!」

ミーナ「みんな待って。
     <俺>さんだって、命令がないのに勝手に決めることはできないでしょ?
     この件については、後日最上の艦長たちとお話をしますから、
     ひとまずは私にあずけてちょうだい」

バルクホルン「確かにその通りだな。
         ミーナ、頼む」

エーリカ「できればいてくれるようにお願いしてよー?」

ミーナ「はいはい、私としても<俺>さんがいてくれたほうがいいし、頑張るから任せてね」

俺(結局、俺が意見を言うでもなく纏まったみたいだ。
  ま、それで八方丸く収まるんならいいか、艦長たちはどっちでもいいって言ってたから
  多分ミーナ隊長が話せば俺は継続って事になるだろうし、俺もそれでいいかな、って思う)

俺(…しかし、こういう他人任せのやり口って卑怯だわなぁ)


959 名前:最上 火炎系の呪文じゃなかったのか…>ポメラ[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:41:31.83
ミーナ「はい、じゃ一つ目の話は以上で、次は二つ目。
     こっちは純粋にうれしい話になるかしらね。
     オペレーションサラマンドラの作戦前に申請していた増援艦隊が明日の夕刻に到着します」

バルクホルン「ようやくか。
         作戦に間に合わなかったのはともかく、これでA島の安全が確認できれば一安心だな」

エーリカ「うえー、確かに悪いことでもないけど、割とどうでもいいじゃん。
      期待して損したー」

ミーナ「あらあら、話は最後まで聞くものよ、ハルトマン中尉。
     …で、艦隊が展開するにあたって、明後日一日は全休とします」

エーリカ「や、休みだってえ!?」

ミーナ「そうよ。
     電信で艦隊司令と協議したのだけれど、A島の調査のついでに、
     明後日一日は哨戒その他を代行してもらうことにしたので、その日を団の全体休暇として頂戴しました」

ルッキーニ「うひゃー!やったあやったあお休みだあ!」

エイラ「はいはいはーい!
     サーニャ!サーニャの夜間哨戒もお休みなのか!?」

ミーナ「ええ、夜間哨戒についても先方にお願いすることで調整ができました」


961 名前:最上 支援たすかりますのぜ[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:47:12.96
バルクホルン「しかし、ネウロイがやってきた場合の対処はどうなる?」

ミーナ「艦隊所属のウィッチが対応する手はずになっているわ」

バルクホルン「しかし、危急の事態が発生したときもががっ」

シャーリー「そこまでだこのカールスラント軍人め!
       せっかくの休みを潰したいのか!」

バルクホルン「もご…ええい何をするリベリアン!
         非常時の対応について確認するのは当然の事だろう!」

シャーリー「お前は細かいことまで考えすぎなんだよ」

エーリカ「そうだよトゥルーデ。
      みんなで休みなんてめったにないんだからさ、たまには細かいことなんて
      気にしないでたんのーしてもバチあたんないよ」

ミーナ「でも、心配してくれてありがとうね、トゥルーデ」

バルクホルン「…まあ、ミーナが大丈夫だというなら、たまには休みを満喫してもいいか。
         休むときは休む、それも軍人の勤めだからな」

ルッキーニ「つとめー、とか言っちゃってる時点で休めてないんじゃない?」

バルクホルン「うっ…」

エーリカ「あはは、ルッキーニもたまにはいい事言うじゃん」

962 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 02:53:51.90
宮藤「お休みだって、リーネちゃん!
    なにしようか?」

リーネ「そうだね、ちゃんと考えて決めないと」

エイラ「サーニャもお休みでヨカッタな!」

サーニャ「うん。ありがとうエイラ」

  ┌─       あははは
  │ やいのやいの

        きゃいきゃい  │
                  ─┘


坂本「…ごほん!

    分かっていると思うが、休みは明後日で、明日は任務だからな。
    休みを楽しみにするのもいいが、明日の任務で浮ついて失敗なぞしたら
    一日訓練にしてやるぞ」

ルッキーニ「ひえええええ!
        あ、明日はちゃんと頑張るよう!」

坂本「うむ、それなら良い」

ミーナ「伝達事項は以上です。
     それじゃ、ご飯にしましょうか」

969 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:25:11.55 ID:a7rjGA0c0
いいなコレ!

おおきなカッコなら、AA作成用の(´д`)Editが便利です。
この作品もそのエディタで書いていますよー。
AA作成のほか、1レス分の行数を整えるのにも便利なのでございます。オヌヌメ

963 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:00:14.96
ペリーヌ「晩ご飯ですわ!わたくしが腕を振るったガリア料理をご堪能あれ」
………
……

シャーリー「……こ、これは」

ルッキーニ「味がないよー」

エーリカ「ペリーヌ、これ本当に料理かあ?」

ペリーヌ「え、ええハルトマン中尉。
      ガリア伝統のハーブ料理ですわよ?多分…」

宮藤「扶桑の料理も味付けは濃い方ではないですけど…これはちょっと」

バルクホルン「みんな文句が多いぞ、口に入るのならば味は関係ないだろう。不味くないだけマシだ」

リーネ「それもなにげに酷いような…」

坂本「まあ、薬膳だと思えば普通に食えるだろう」

ペリーヌ「少佐…ありがとうございます!」

エイラ「いや、それ褒められてネーから!」

サーニャ(…おいしくない)

俺「…俺は嫌いじゃないかな、っていうか慣れた味だこれ」

ミーナ「おかわりちょうだい♪」

964 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2010/12/23(木) 03:04:50.08 ID:gdQL4naV0
支援!

965 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:07:02.76
そして夜、夜間哨戒担当は滑走路へ
………
……

サーニャ「よろしくおねがいします、<俺>さん。
      今日はエイラがお休みだから、二人だけですけど」

俺「よろしくお願いします、サーニャさん」

俺「…それにしても、2回目なのに相変わらず滑走路の誘導灯が見えにくい」

サーニャ「…やっぱり、まだ夜は怖いですか?」

俺「いやいやそんなまさか、はっはっは。
  …いえ素直にいうとやっぱ怖いです、すいません」

サーニャ「…はい」さっ

俺「…手?」

サーニャ「この前みたいに、手を繋げば少しは怖くない、かなって…」

俺「なるほど。
  ありがとうございます、甘えます」きゅっ

サーニャ「最初は、誰だって怖いですから、大丈夫ですよ。
      それじゃ、行きましょう」

966 名前:最上 支援ありがとです。遅くまですいませんです[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:12:53.32
夜、飛行中
………
……

俺「相変わらず、神秘的で怖い空だなあ。

  それにしても、良かったですね、サーニャさん。
  明後日は丸一日休みだそうですから、久しぶりにゆっくり寝られるのでは?」

サーニャ「ええ…でも、せっかくのお休みだしエイラと買い物にも行きたいな、って思ってるんです。
      もしエイラが一緒に行くって言ってくれれば、ですけど」

俺「お、いいですね。
  エイラさんがサーニャさんの頼みを断るわけがないですし、きっと行けますよ。
  っていうか、多分エイラさん大喜びですって」

サーニャ「ありがとうございます。
      …そうだと、いいな」


サーニャ「…<俺>さん」

俺「はい?」

サーニャ「その、お船が直るまでの事なんですけど…どうするんですか?
      えと…501にいてくれるんですか?」

俺「まぁ、結論はミーナ中佐とうちの艦長たちの間で決められるんだと思います、けど…」

サーニャ「けど?」

967 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:19:32.68
俺「うーん…。
  えと、俺いたほうがいいですか?」

サーニャ「え?」

俺「あ、いやすいません。
  なんか、ハルトマンさんやミーナ中佐も、俺がいたほうがいいって言ってくれてるんですけど
  でも、俺は正直なところ自分の能力に自信がないもんで」

サーニャ「…<俺>さんはもっと自分に自信を持っていいと思います。
      この前の戦いだって、<俺>さんがいてくれたから勝てたんですよ」

俺「まぁ、トドメは確かに俺がやりましたけど…でも、もう戦車砲がないし、武器もたくさん失いました。
  もしまた地上戦になってもあんな活躍は出来ないと思うし、
  そもそも、あんな地上戦がまたあるか、って言ったら、もうないと思うんです。

  たぶん、これ以上ここにいても、多分この前より役に立てることなんてないと思うから…
  だから、船の停泊が伸びるのを理由に、そのままお世話になり続けてるっていうのは
  いいのかな、とかそういう事を考えてるんです」

サーニャ「やっぱり、活躍できないと嫌ですか?」

俺「うぇ!?
  い、いやそういうことじゃなく。

  なんていうか、みんなは俺がちゃんと役に立てることを期待してるんだと思いますけど、
  もう、役に立つことなんてほとんどないなんて事がわかっちゃったら、
  居場所がなくなるんじゃないかな、と…」

968 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:23:11.27 ID:QGfbrZSQO
支援ダナ


970 名前:最上 そうだ、終わったら次スレ立てますね[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:26:23.64
サーニャ「居場所…」

俺「ミーナ中佐は俺を信頼してここに置いてくれました。
  その信頼には、一応この前の戦いでそれなりに応えられたと思います。
  でも、もうあんな事はない…あんな俺向けにあつらえたような舞台は、もうありえないだろうって思う」

サーニャ「……」

俺「それでも、予定通りの2週間だったら問題なく滞在したハズですけど、
  でも、それが伸びるとなったら…俺は、のうのうと居続けていていいのかな…」



サーニャ「<俺>さんは、ここにいたいんですか?」

俺「…?
  いま、答えたと思うけど?」

サーニャ「違う…違うわ!」

俺「サーニャさん…?」

サーニャ「<俺>さんが言っているのは、『ここにいていいのか』っていう都合とか、理屈付けだわ。
      さっきから言っているのは、その理屈が付けられないから、ここにはいられないんじゃないかって事でしょう?
      そうじゃなくて、私が聞きたいのは、<俺>さん自身の気持ちです」

俺「…気持ち、か」
  (また、この単語か)

サーニャ「どう、なんですか…?」

971 名前:最上 >969な、なにが琴線に触れましたか?大きなカッコ?[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:32:28.69
俺「…わからないんだ」

サーニャ「…わからない?」

俺「いや、バカみたいな話だと思うけど、俺には自分の気持ちがわからない」

俺「ずっと、自分の気持ちなんて関係ないんだと思ってた。
  関係ないんだから、考えても意味が無いって思って、いつのまにか考えることもやめてた。
  だから、わからないんだ…」

サーニャ「<俺>さん…」

俺「情けないだろ?
  大人なのにさ、俺には何も分からない、何も決められないんだ」


サーニャ「……あの」

サーニャ「…わたしは。
      わたしは、<俺>さんがいてくれて嬉しいと思っています。
      こんなふうに一緒に飛んでくれて、お話ができると楽しいですし、安心します」

俺「…ん?」

サーニャ「だから、わたしは、これからも<俺>さんと飛びたいです」

サーニャ「わたしだけじゃない…ミーナ隊長が<俺>さんを信頼したのは、きっと力だけじゃない
      もっと別の部分で<俺>さんの事を好きになったからだと思います。
      エイラだって、この前は大嫌いなんてひどい事をいったけど、ホントは<俺>さんの事好きだと思います。
      シャーリーさんやハルトマンさんが<俺>さんにかまうのだって、きっと同じ」

972 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:34:00.71 ID:ce/rDJ7c0
支援!

973 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:39:19.97
俺「あの、何を…?」

サーニャ「<俺>さんはどうですか?
      わたしと一緒に飛ぶのは、楽しいですか?
      わたしがこう思ってるって聞いて、嬉しいですか?」

俺「お、俺は…」

サーニャ「……」

俺「そうだな…サーニャが喜んでくれるなら嬉しいし、話をするのは楽しいよ」

サーニャ「よかった…。
      あの、ならそれはいっしょにいたいって言える理由になると思うんです」

俺「…どういう事だろう?」

サーニャ「だって、嬉しいとか楽しいとかって、気持ちだから…」

俺「……ん」

サーニャ「確かに、私たちは軍人だから、上の命令で嫌なことでもしなきゃいけない時もありますけど…
      でも、やっぱり一番大事なのは、自分の気持ちだって、そう思います」

俺「大事なのは、気持ち、か…」

サーニャ「例えば船の艦長さんたちが命令をしたら、従うのは仕方ないのかも知れないけど…
      でも、それでも自分で自分の気持ちを捨てちゃ、だめです」

俺「自分の気持ちを捨てちゃ、だめ……」

974 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:47:58.89
俺「俺には、やっぱりまだ、自分の気持ちはわからない。
  けど…それならサーニャさんの、みんなの気持ちを理由にしても、いいのかな」

サーニャ「うん」

俺「そうか…なら、俺はまだここにいたいな。
  期待に応えられるかわからない、応えられないかも知れないけど、それでも…
  ここにいるのは気持ちいいし、期待されてるなら応えたいんだ、だから…俺は、ここにいるよ」

サーニャ「はい」

俺「はは、ははは…そうか、きっと、自分の気持ちなんて割合単純なものなんだ。
  俺がいて嬉しいと思ってくれる人がいるなら、俺自身も嬉しくなっちゃうくらいの…はは、そんなものか」

サーニャ「…<俺>さんは、笑っている方がかわいいと思います」

俺「か、かわいい!?」

サーニャ「あ、ごめんなさい…男の人にかわいいなんて言っちゃ、ダメでした」

俺「いや、別にそれはいいんだけど…うはは、笑ってるほうがいい、か」

サーニャ「だって、<俺>さんっていつも困ったような顔をしてるから。
      …ひょっとして、<俺>さんは私たちのこと、嫌いなんじゃないかってちょっとだけ不安だったんです」

俺「そ、そうだったのか…それはごめんなさい、そんな事はないんです。
  でも…はは、そうか、気持ちっていうのは、こうして話してると整理できちゃんだな。
  一人でうんうん唸ってても全然わからなかったのに、まったくしょうがねーよな…はっはっはっは!」

サーニャ「……やっぱり」

975 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:53:34.93




         サーニャ「やっぱり<俺>さんは、笑っている方がかわいいです」






976 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:58:28.30
――――
エイラ「……」Zzz

エイラ「…うぅ、うー…サーニャ、さーにゃあ…」Zzz

エイラ「……ああ、さーにゃあ、だめだあ、だめ…」Zzz

エイラ「…うーん…どさくさにまぎれて呼び捨てダトー…」Zzz

エイラ「…うあー、さーにゃをそんなめでみんなああああ!」がばっ

どすん!

エイラ「あイテ! …チェ、ベッドから落っこちちまったよ。
     しかしヘンな夢だったな…きっと<俺>のせいだナ。
     サーニャにあんなに近づきやがって」

エイラ「チェ…今頃<俺>さんのヤツがサーニャと一緒に飛んでるのか。
     やっぱわたしも一緒に行けばよかったかな。
     昨日は<俺>に任せてても大丈夫だと思ってたけど、やっぱ不安だナ」

エイラ「うん、そうだよナ。サーニャは私が守ってやんなくちゃナ!」うんうん



エイラ「…って、ナニ見てんだよ、今回はこれで終わりだゾ!
    じゃあナ。
    …あと、さるっちゃって悪かったナ」

遅くまで支援ありがとな、それじゃおやすみなんだナ(・×・)

977 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 03:59:53.33 ID:ce/rDJ7c0
乙!
アレ? スレタテ?

978 名前:最上[sage] 投稿日:2010/12/23(木) 04:03:00.37
というわけで今日はおわりです。
今日も長々と…いや、本当に長々と失礼しましたorz

うーん…さるっちゃうっていうのは、結局のところ未熟なんですよね。
ちょっと考えないとなぁ、と思います。

では、失礼しました。
最後にスレ立ててきますね。

ちなみにスレ建てはホスト規制のため失敗しましたorz
スレ建てしてくれた方ありがとうございました。

ここまで。
最終更新:2013年01月30日 14:08